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2024-01-22 10:15

《838》徹底解説⁉️日本の透析の現状を熱く語る会

本日のポイント

・透析患者数がはじめて減少 ・死亡者も大きく増加 ・平均年齢は70歳に迫る勢い ・感染症による死亡が増加 ・腎性貧血のコントロールは良好に

資料

https://docs.jsdt.or.jp/overview/index.html


AI要約

毎朝、健康に関する10分間のラジオ番組をやっています。本日のトピックは、日本の慢性透析患者数が初めて減少したデータについてです。

透析学会が発表した報告書によると、2021年の慢性透析患者数は34万7671人でしたが、2022年は34万7474人と微減しました。2000年代以降、透析患者は右肩上がりで増え続けていました。減少の理由は高齢化などが考えられます。

患者の平均年齢は69.87歳と高く、導入時の平均年齢も70歳代です。長期透析患者も増えています。患者の死因でも、感染症による死亡が初めて心不全を上回りました。コロナの影響があると思われます。

貧血管理も進歩していて、治療目標に達している患者が増えています。医療技術の発展が結果に表れていると思います。腹膜透析などのデータもありますが、専門的過ぎます。

YouTubeのライブ配信も告知しました。医学的検討会を行う予定ですが、一般視聴者が参加するとさらに時間がかかりそうです。要約は以上です。健康第一を心がけましょう。

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内科医たけおの心身健康ラジオ、みなさんおはようございます。
たけお内科クリニックからの心の診療所、院長、内科医たけおと申します。
この放送では、医療にまつわる、ちょっと役に立つ小話を、
毎朝5時50分、20分程度で配信しています。
また、毎朝5時半からライブをやっていて、公開のまっしゅう録画をみなさん、
今日のご質問やリクエストに直接お答えしたりしています。
アフタートークも人気です。ぜひご参加ください。
ということで、今日はですね、ちょっと腎臓内科っぽい話をしていこうと思うんですけれども、
実はですね、これ多分ね、腎臓内科医と陶石に関わる医療者しかほとんど知らないデータだと思うんですけれども、
陶石医学会からですね、毎年、日本のですね、陶石をやっておられる方のデータみたいなのがね、
毎年毎年出てるんです、この時期に。
で、つい先日ですね、学会誌が送られてきて、そのやつが出ていて、
で、PDFのネットにもですね、これネットにも公表されるんですけど、
ネットにも先週、先々週ぐらいだったかなに公開されましたので、
それをちょっと今日は紐解いていこうかなというふうに思います。
はい、ということで、資料をご覧いただけたらと思うんですけれども、
タイトルが我が国の慢性陶石療法の現況ということで、
2022年12月31日現在ということで、これおととし末のデータっていうことになります。
はい、ということで、一緒にちょっと見ていきたいと思います。
この用紙のところをまずご覧いただけたらと思うんですけれども、
この対象施設の分は書いてあります。
まあまあいいとして、てかこれでもね、回収率すごいんですよ。
98.7%とかですね、患者調査票も94.6%っていうすごい回答ですね。
例年そうなんですけれども、だからほぼこの日本の陶石の現況を反映しているデータと言っても間違いないだろうっていう感じ。
で、一番ですね、今回ちょっとこれ多分音声配信で初めて取り上げるんですけれども、
取り上げようと思った理由がですね、陶石患者さんが初めて減ったっていうことですね。
日本の陶石患者さんっておおよそ34万人、35万人近くいらっしゃったんですけれども、
それがですね、この資料の図1をご覧いただけたらと思うんですけれども、
えーと、慢性陶石患者さんと有病率の推移っていうので書いてありますけれども、
それでいくと、おととしですね、2021年が34万7671人だったんですけれども、
去年が34万7474人ということで、これグラフ見ていただけたら分かるんですけども、
それまではね、ずっと右肩外に上がってきてたんですね。
まあそれこそ、この20年ぐらいで、例えば2000年とかでいくと、
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そのとき陶石患者さんってまだ20万人ちょっとぐらいしかいなかった、
今の半分までいかないか、6割とかそれぐらいしかいらっしゃなかったんですけれども、
そっからまたさらに増え続けてっていう状態だったんですけれども、
今回の調査ですね、おととし末の時点で初めて頭打ちというか、
やや減ったっていうような、そんな現状になっています。
その原因はですね、いろいろあるんですけれども、
一つはやっぱり高齢化っていう問題もあるでしょうし、
あとは保存的腎臓療法といってですね、この放送の中では何回か取り上げましたけれども、
大体療法に至らない、特に高齢認知症の患者さんが増えてきてるっていう問題もあると思いますし、
あとはちょっと後からお話しますけれども、
やっぱり死亡が多かったっていう、亡くなられた方が非常に多かったっていうところもあるかなというふうに思います。
ちょっと話戻りますけれども、
透析の原因ですね、何が理由で透析になってるかっていうのがデータが、
どこだ、その前にです。その前に年齢の話が出てきますね。
図5に、図4とか図5が年齢、性別、平均年齢の推移っていうので、
図6が年齢別になってるんですけれども、これもご覧いただけたらわかるように、これはですね、もうずっと右肩上がりになっていて、
今年70歳超えるんじゃないかなと個人的には思ってましたけれども、
まだギリギリ70歳超えない69.87歳っていうことで、透析患者さん非常に高齢化しております。
この傾向は今後も続くかなっていうふうに思いますね。
ちなみに2000年の時は61歳ぐらいだったんで、これも20年の間で10歳ぐらい高齢化が済んだっていう、そんな感じになってますね。
ちなみに導入の患者はもうすでに70歳超えてるんですね。
新たに透析始める方の平均年齢は71歳か72歳ぐらいなんですけれども、っていう感じになってます。
あとは、長期透析患者さんも非常に増えてますよね。
図7とか図8とかもそうですけれども、もちろん5年未満の方は非常に多いんですけれども、
40年以上っていう方もですね、男性712人、女性740人っていうかなという感じで、非常に長期の方も当然いらっしゃいますね。
それと、平均の透析年数が7.47歳、年っていうことになってますね、という感じです。
で、原疾患ですね、なんで透析になったかっていう理由が図9とか図10に書いてあるんですけれども、
やっぱりね、もう相変わらず糖尿病性人症が一番多くて、これが39.5%を占めるっていうことで、
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第2位が、昨日もちょっと言いましたけど、慢性子球体人炎ですね。
ほとんどIGA人症だろうと思うんですけれども、それが24.0%。
第3位が人口過剰ですね。これが徐々に少しずつ増えてきていって、今第3位で13.4%っていうことになっていたりします。
だからこの辺も非常に高齢化とか生活習慣病に関連する影響をもろに受けてるなっていう、そんな感じですよね。
っていう感じで、続いてが、その透析患者で大亡くなる死因の統計が11中に与えられてますけれども、
これはですね、かつてはというかずっとですね、もう長年、透析患者さんの死亡の原因っていうのは心不全だったんですね。
一般の方はね、がんで亡くなる方って多いじゃないですか。
なんですけれども、やっぱりね、透析患者さんはね、ずっと心不全がね、第1位で、もうここ20年、違う、20年どこ、騒ぎじゃないな。
もう40年ぐらい生きてたんですけれども、今回初めてですね、感染症による死亡が心不全による死亡を超えたっていうことで、
感染症でお亡くなりだった方がね、非常に多いっていうことに、今回の統計ではなっています。
で、これの背景は当然ね、皆さんお分かりだと思いますけれども、やっぱりコロナの影響がね、あって、
まあこれ、今回ね、コロナのデータもね、すごいいっぱい出してるんですけれども、
やっぱりコロナに関連する死亡っていうのも一定増えていてっていうところが、このデータにも色濃く反映されているかなという感じで思います。
はい、そんな感じですかね。
で、あとは、あ、なので、まあ今回ね、ちょっと死亡率もね、増えてしまってるっていう部分もありますね。
はい、っていうところですかね。
で、あとはね、ちょっとマニアックな話になるんですけれども、ちょっとその新規の統計導入の方のお話はちょっと飛ばしてですね、
この今回ね、貧血のデータがね、非常に詳細に出ていた、あ、この第6章が新型コロナウイルスの1章分丸々とられていて、
まあコロナに関連するデータが色々出てたんですけれども、これちょっと飛ばさせていただいて、
で、貧血のデータですね、えっとどこだったかな、ちょっとお待ち下さいね、貧血、貧血、あ、これですね。
あ、えっと第5章ですね、ちょっと行き過ぎてしまってました。えっと第5章が貧血に関するデータっていうことになっていて、人生貧血っていうことですね。
で、まあこれもいつもお話ししているように腎臓悪くなるとですね、その腎臓から血を作るホルモンですね、ヘルシロポエジンっていうのが出にくくなるんで、
貧血が進んでくるっていうのがあるんですね。で、それに対して従来は注射の薬ですね、ああいうのを使っていることが多かったんですけれども、
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飲み薬で新しい飲み薬が出てきたこともあって、貧血の治療がね、非常にやりやすくなったっていうか、まあそれで恩恵を受ける方が一定出てきたんですよね。
で、まあやっぱりその影響化、この図、33っていう慢性透析患者、ヘモニョビンチの推移っていうのを見ていただくと、これ2010年から2022を見てるんですけれども、
やっぱりね、その基準値範囲内ぐらいに、要は貧血が放置されていることが少ないなっていう、そんな印象ですね。
だから、まあ主的なヘモニョビンチに入っている方がね、非常に多くなっていて、まあこれはね、いいことかなというふうに思いましたね。
はい。っていう、そんな感じですかね。
まああとは、それ以外はね、本当に複幕透析のデータとか、あとは人員職に関連するデータとかも出ていたりするんですけど、
これはちょっとね、だいぶマニアックな話になるんで、また興味がある方はご覧いただけたらなというふうに思います。
はい。ということで、今日も幸せな一日でありますように。
お会いではないか、犬竹代でした。興味津々。
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