内科医たけおの心身健康ラジオ。皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所、院長内科医たけおと申します。
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ということで、今日9月24日の1週間は、結核呼吸器感染症予防週間ですかね。
はい、ということで、毎週火曜日は興味津々論文をお送りしていますので、
一昨日からですね、ちょっと結核に関する話題をずっと取り上げてるんですけども、
今日は第3日目かな、3日目になりますね。
はい、ということで、なんか結核に関してですね、面白い論文ないかなと思って昨日探してたんですけども、
非常にね、非常に面白い論文がありましたんで、これをご紹介してみたいと思います。
今日は、本当の論文というか、いつも論文なんですけれども、論文で、
日本地域看護学会士の2021年に出た論文で、
結核という病の受け止め過程、回復者の結核の認識と治療に関連する行動に着目して、
というような、そんな論文が、安本先生、こういうところの先生かな、
大阪不立愛の看護学の先生かな、と、関西医科大学の看護学部の先生方が書かれた論文がありました。
これをね、ご紹介していきたいと思います。
はい、で、まず、ちょっと書録の目的の部分だけ読ませていただきますけれども、
結核を持ち生活している人々を支援していくためには、彼らの状況を理解し、
一人ひとりの状況に合わせた支援を展開していくことが求められていると。
本研究の目的は、回復者の結核の認識と結核治療に関連する行動に着目し、
結核という病の受け止め過程を明らかにすることであるということになっていて、
実際にですね、この、ちょっと後からお話しますけれども、
この研究の手法っていろいろあるんですけれども、その中でも、今回は質的研究っていうですね、
実際にこのインタビューをやって、この反構成的面接っていうふうに書いてありますけれども、
反構造化面接とも言いますけれども、実際に質問項目がある程度は決まっていてですね、
もちろんバリエーションもあるんですけれども、そういうのの中から必要な項目を抽出してくるみたいな、
そういう方法を取ったっていうような、そんな形になっています。
はい、で、まずは、なので、ちょっと書録は終了してですね、始めるところに行きたいと思うんですけれども、
我が国では血格はかつて、暴国病と言われるほど大流行し、死因の第一位だったということで、
はい、で、その後、いろいろ法律ができたりとかですね、ワクチンができたりとか、
あと、昨日もご紹介したドッツですね、直接監視化、パンキー、科学療法ですね、
などの、によって、かなり血格の罹患率とかっていうのが減ってきたっていう、
あ、これね、まだ中満円国になってますけれども、これね、多分論文が出た後に低満円国に、
その後、なってるんですけれども、この論文が出た2021年かな、
あ、受付は2019年になってるんで、その時には、2018年のデータになってますね。
はい、では、中満円国になってますけれども、その後もちょっとずつ血格の罹患率が下がっていて、
今は低満円国になってますけれども、それでもね、昨日もお話ししたように、
全然過去の病気ではなくて、まだまだ罹患、血格にかかる方っていうのがいらっしゃるっていう、そんな感じです。
はい、で、血格の治療ってですね、昨日もお話ししたように、ちょっとね、普通の、その、風邪ひいて、
あ、風邪、風邪はダメだ、えっと、肺炎になってですね、抗菌薬を飲むとかっていうのとは全然違うんですよね。
はい、で、それが多剤併用療法っていうもので、肺血格の治療って、この辺が書いてあるように、
基本的には月単位の治療になってくるんですよね。
なので、それをね、しっかり治療しきるっていうために、いろんなサポート体制があったりとかですね、
いうことになっているんですけれども、ただ、これもね、ちょっと僕知らなかったんですけど、
2018年の治療成功率65.6%っていうことになっていて、
だから、3人に2人ぐらいしか、ちゃんと治療できないっていうこともあるんだなというので、はい、なっているみたいです。
はい、で、今までの研究でもですね、このはじめのところに、大体ね、こういう論文の、あの、中では、
あの、先行研究って言ってですね、今までの研究で知られていること、みたいなのが書いてあるんですけれども、
発症前の血格に関する知識や経験、血格への偏見ですね、
あと、診断や治療に関する不信感、診断に関わった医療関係者の影響など、
血格という病への誤った認識が、治療の受け入れを妨げることが報告されているっていうこととか、
あとは、仕事や経済的な問題ですね、あと、先行不安など治療中の生活が副薬中断につながると言われているっていうことで、
まあ、これは本当にね、その通りだなというふうに思いますね。
まあ、ちょっとね、実は明日紹介する書籍にも書いてありますけれども、やっぱりね、血格って診断されると生活一変しますし、
まず、肺血格の場合には基本的には血格病棟っていうところに入院していただいて、
そこで血格菌が出なくなるまで治療をするっていうことになっていくんで、
だからそこでね、今までの生活とからっと変わってしまったりとかっていうことで、
精神的にもいろんな負担があるっていうような、そんな病気の一つかなというふうに思います。
で、研究方法のとこに行っていただくと、血格の回復者はいいですね。
研究デザインは先ほどお話したように、質的記述研究を実施したっていうことで、
ここに説明書いてありましたね、質的記述研究は明らかにしようとしている現象がほとんどわかっていない時に用いて、
その現象が意味することを理解することを目的とするということで、
実際この研究では血格の回復者が血格という病をどういうふうに受け止めて、
治療に関連してどう行動したのかっていうことを理解するためにこういう手法を取りましたっていう感じになってます。
はい、ということで、もうちょっとその後の研究協力者とかですね、
データ収集機関とか収集方法とか、分析とか、この辺はちょっと省略させていただいて、
実際の3ページ目かな、PDFの表1をご覧いただけたらと思うんですけれども、
実際に研究対象になった方が5人からいらっしゃって、50代から、上は80歳代までいらっしゃって、
男性が4人、女性が1人という感じですかね。
結構これ発見方法はですね、意外と職場の検診とかですね、検診で見つかった方が2人と、
あと医療機関を受診していて、ただ他の病気で医療機関を受診していたという方が3人という感じになっていてですね、
あとは、結核の罹患歴がある方も2人いらっしゃったりとか、
あと職業についておられる方もいらっしゃいますし、職業なしの方もいらっしゃるという感じになっていて、
結核のイメージですね、一番右側、結核のイメージって書いてありますけれども、
この一番上の方とかね、昔の病気だけど今もあるっていうふうに新たな認識されていて、
大抵の人は治るっていう、この方は非常にリテラシー高い方だと思いますけれども、
一方で、やっぱり昔の病気とかですね、あと不治の病とかですね、
いうふうに思ってられる方もいらっしゃるっていう感じでした、はい。
で、結果のところに行きますけれども、
まあまあ、というかもう結果に行ってしまってますけれども、
この出席研究っていうのは、カテゴリーを分けていくっていうことで、
認識として6カテゴリー、23のサブカテゴリーが抽出されたっていうことで、
それが表の2と表の3かな、4ページ目ですね、に書いてあります。
で、これちょっと全部は読めないですけれども、
まず表の2のところですね、結果の認識っていうところで、
やっぱりね、先ほども言ったように突然診断を受けたりするんで、
まあこれがんも似たようなところあるかもしれないですけれども、
予想外の診断に困惑したりとかですね、
あとは診断に対する怒りとかですね、そういうのもあったりしますし、
あと治療に関しても、治療が思うように進まない焦りとかですね、
あと、結核を抱えた生活への緊張とかですね、
そういうのが出てきたりするっていうのが表の2に書いてあります。
あとは行動に関しては、大きなカテゴリーでいくと、
やっぱり生活の段取りですね、
特に仕事をしている方は仕事の段取りをするとかっていうのは非常に重要ですし、
あとは、先ほど言ったように配給金を出している状態の時にはですね、
入院しておかないといけないんで、
その確立中の時間が有効になるようにするとかっていうことで、
いろんな工夫がサブカテゴリーとして書いてあったりしますね。
あとは、保険さんですね、これは保険さんに非常に重要な役割を果たすんですけど、
明日もちょっと出てきますけれども、