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2024-01-21 08:24

《837》医師国家試験クイズ☝️慢性腎臓病のリスクファクターはどれ?

本日の問題はこちら

https://twitter.com/NaikaiTakeo/status/1748692486334386395

要約

慢性腎臓病の原因は糖尿病・高血圧症などの生活習慣病

加齢・喫煙もリスクに

運動は腎臓には良い方向に働く!


#医療 #健康 #慢性腎臓病

00:02
内科医たけおの心身健康ラジオ 皆さんおはようございます。
たけお内科クリニックからだと心の診療所 院長内科医たけおと申します。
この放送では医療にまつわるちょっと役に立つ小話を 毎朝5時50分20分程度で配信しています。
また毎朝5時半からライブやっていて 公開生収録や皆さんからのご質問やリクエストに
直接お題したりしています。
アフタートークも人気です。 ぜひご参加ください。
ということで久々2週間ぶりかなに 医師国家試験クイズの通常版というか
普通の医師国家試験クイズを やっていこうと思います。
ちょっと数回ですね 非常に難しい問題とか
物議をかもす問題が続きましたので 今日はシンプルな問題を選んできました。
今日取り上げる問題は第114回の 医師国家試験のB問題の16っていう問題ですね。
これBゾーンは必修っていうので 以前にも何回か取り上げたことありますけれども
ここで8割点数取らないと 医者になれないっていう
他どんだけいい点数取っても 医者になれないっていうですね
医者としての常識を問われる ゾーンなんですけれども
そこから問題をチョイスしてきました。
ちなみに今日の問題の医学生の 正答率は96、7%だったかな
ぐらいらしいんで今回は比較的 優しい問題かなというふうに思います。
ということで 問題
成人において慢性腎臓病の発症の ディスクファクターとならないのはどれか
注意してください。ならないのですからね。
A 年齢の過励ですね。
B 喫煙。
C 糖尿病。
D 運動習慣。
E 高血圧症。
ということで いかがでしょうか。
もう1回問題いきます。
成人において慢性腎臓病の発症の ディスクファクターとならないのはどれか
A 過励。
B 喫煙。
C 糖尿病。
D 運動習慣。
E 高血圧症。
ということで 答えて考えてみましょう。
スペースのほうから見ますが
スペースは
で ですよね。
はい。
はい。
えーっと。
はい。
で ですよね。
で かな。
で。
かっこしんしん。そうですね。
しんしんマークと似てますけど。
みなさんで、で 以外の選択肢の方いらっしゃいませんかね。
はい。
えーっと 迷いつ。で。なるほど。
はい。ありがとうございます。
はい。正解は。
はい。これは で ですね。
03:04
はい。運動習慣ということで。
はい。おめでとうございます。
はい。そうですね。はい。
これは みなさん ほぼ正解されたんじゃないですかね。
はい。ということで みなさん おめでとうございます。
これはですね。
私の周りの放送を
配信を聞いていただいている方も
よくよくご存知だと思いますし
そうじゃなくても 一般の方でも
わかるんじゃないかなという気もしますけれども。
はい。
専門医による解説を
やってみたいと思いますけれども。
まずはですね。CとEですね。
この糖尿病と高血圧症ですね。
これは非常に有名な話で
これちょっとまた今週ぐらい
お話ししようかなと思っているんですけれども。
今、日本で糖石に至る原因の第一位は糖尿病なんですね。
糖尿病性腎症。
かつては慢性腎炎というので
そのほとんどはIGA腎症だと思われているんですけれども。
はい。それが多かったんですけれども。
それはもう徐々に減ってきて
糖尿病がずっと右肩上がりに
ここ十数年ですね。
上がっているという。
そんな感じで糖尿病第一位。
あとは高齢化とかですね。生活習慣病背景として
高血圧に伴う人工花症というですね。
高血圧からも腎臓が悪くなるので
それも少しずつですけれども
増えてきていて
今、第3位かなということになっています。
なので、CとEは
糖石導入の原因から見ても
もう明らかという感じですよね。
はい。
あとは過齢ですね。
過齢はちょっと迷った方もいるかもしれないですけれども
これは別に腎臓に限らずですけれども
年齢でいくと
それは臓器の機能が落ちてくるよね
ということで
まあ
慢性腎臓病
CKDのリスクファクターになります。
一応ね、成人の場合には
年率1%くらいですね
EGFRという
推定子球体度過量というのが落ちてくる
という風に言われているので
過齢は
CKDの発症のリスクファクターとして
あるということですね。
むしろね、迷われるのが
このB迷われるかなと思ったんですけど
Bは常識的に考えて
ただ選ばないというか
リスクになると思うよね
という感じだろうと思うんですけれども
実際に喫煙はね
CKD、慢性腎臓病のリスクになりますね。
これいろんな統計があるんですけれども
一説には
喫煙している方は
タバコ吸わない方に
比べて2倍くらい
慢性腎臓病の発症が多いんじゃないか
というのもあったりするので
これBは
リスクファクターになる
ということで
間違いということで
Dが正解ということですね。
運動習慣に関しては
なんで必修で出たかというと
多分ね、腎臓リハビリテーションを
かなり意識した問題なんだろう
というふうに思います。
腎臓リハビリテーションは
まだ取り上げたことないんじゃないかな
と思うんで、またいずれ取り上げようと
思うんですけれども
06:00
最近非常に学会もできて
注目されておりまして
昔はですね
腎臓病
腎臓病にかけ出すかな
病気したらね、運動とか
もってのほか、むしろ休んでおきなさい
みたいな感じで
いわゆる時代もあったと思うんですけれども
むしろ今はね、どの領域に関しても
リハビリテーションですね
むしろ運動することが良いということが
かなり大きなエビデンスとして
明らかになりつつありますね。
これは、例えば
心臓に関しても、心臓リハビリテーションというのもありますし
呼吸器疾患ですね
肺の病気に関しても
呼吸器リハビリテーションというのもあったりしますし
あとは、肝臓に関しても
最近、肝臓リハビリテーション
これを私、最近知ったんですけれども
肝臓リハビリテーションというのもあるぐらいで
腎臓に関しても、動かないよりは
動いた方がいいというのが
最近のトレンドなんで
運動習慣は、むしろ発症の
リスクファクターではなくて
発症に抑制的に働くという風に
言われています。
まあ、腎臓リハビリテーションもですね
もともとというかね
以前はね、この透析患者さんに対しての
エビデンス
運動する
透析患者さんが
運動すると
余が良くなるとかですね
良くまで言ってないかな
いいエビデンスが出てたんですけれども
そうじゃなくて、保存期というですね
腎代替療法に至る前の方
に関しても
運動した方が
腎機能が悪くなるのを
進行の抑制に働くということが
最近明らかになってきているので
そういうことも含めて
問題に出たんじゃないかなという風に
思います。
ということで、運動しましょう
これ常識的に考えたら
でを選ぶかなという感じでも
あるんですけれども、でも明らかに
いろんな研究で
明らかになってきているエビデンスを
もとに作られた問題という
感じがしました。
ということで、正解の皆さんおめでとうございます。
はい、ということで
毎週日曜日はこんな感じで
医師国家試験クイズの中から
医師国家試験の中からですね
クイズ形式で
皆さんのお役に立つ情報を
ピックアップしてやってますので
もしよろしければまた来週
お付き合いいただけたらと思います。
では、今日も幸せな配信してありますように
お会いではないかいのたけでした。
興味津々。
08:24

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