働く場所の重要性
一生懸命やっているのに、なぜかこう、仕事でエネルギーを使い果たしちゃう、そんな感覚ありませんか?
もしその問題が、あなたの努力不足とか、根性がないとか、そういうことじゃなくて、そもそもいる場所が間違っているだけだとしたら、
今回はですね、村尾雅則さんという方が書いた、ご自身の毒親育ちという経験から見えてきた、
働く場所の重要性についての文章を、あなたと一緒に深く掘り下げていきたいと思います。
なぜある仕事は、すごく活力が湧くのに、ある仕事はただ消耗するだけなのか?
その謎を解く鍵として、彼が提示する能力、才能、フローという3つの概念、
これを解き明かして、あなたにとっての最上の喜びとしての働き方を探っていきましょう。
この文章が非常に興味深いのはですね、単なる精神論で終わってないところなんですよ。
ああ、なるほど。
むしろ、個人のすごく具体的な身体感覚、つまりエネルギーが湧くとか消耗するっていう、このフィジカルな反応を手がかりにしてるんですね。
はいはい。
そこから働くことの本質を捉え直そうとしている。このアプローチは、多くのビジネス書とは一線を隠すと思いますね。
では早速、著者が書かれていた悩みから見ていきましょうか。
大人になっても自分は何がしたいのかがわからない。夢を聞かれても言葉に詰まっちゃうっていう。
これは耳が痛いというか、身に覚えのある人も少なくないかもしれませんね。
そうですよね。
で、彼はその原因を意欲とか能力がないからじゃないって分析してるんです。
ほう、疲労んですか。
そうじゃなくて、感じることよりも周りに合わせることで生きてきたからだと。
ああ、合わせること。
そうなんです。自分の内なる声、つまりこれがしたいとかこれが嫌だっていう感覚を押し殺して、常に周りの期待をスキャンして、それに最適化するっていう、そういう生き方が染み付いてしまっていたんですね。
なるほど。自分の声より周りの期待を優先してきたと。
でもそれ自体って一概に悪いことじゃない気もしますよね。期待に応えたいっていう気持ちはやっぱり仕事のモチベーションにもなりますし、チームで働く上ではむする重要じゃないですか。
なのになぜ著者はそれで消耗しちゃったんでしょうか。
いや素晴らしい問いですね。まさにそこが今回の確信なんです。
はい。
著者は期待に応えたい、誰かの役に立ちたいっていう思いが一一倍強かった。だからこそ頑張れたんです。
でもその頑張りがエネルギーにつながる時と、逆に自分をすり減らすだけの消耗に終わる時があった。
この違いは一体何なんだと。彼がたどり着いた答えが、働き方の問題じゃなくている場所の間違いだったっていう視点なんですよ。
場所ですか。
はい。
同じ人間が同じように期待に応えようって頑張ってるのに、場所が違うだけで結果が全く変わってしまうと。
その通りです。そしてその正しい場所かどうかを判断するセンサーが他ならぬ自分自身の体感覚だった。
なるほど。
能力、才能、フロー
その発見のプロセスが非常に面白いんです。
そのセンサーがどういう仕組みなのかぜひ詳しく聞きたいです。
彼はどうやってそのエネルギーの違いを生む原因を突き止めたんですか。
これも事情の空論じゃなくて、まさにご自身の体感を通して3つの要素が鍵だと見出します。
3つの要素。
はい。まず1つ目が能力。
能力。
これは研修とか実務経験を通じて努力して肯定的に身につけてきたスキルのことですね。
はい。これは分かりやすいです。プログラミングとか語学力とかそういうことですよね。
そうですそうです。そして2つ目が才能。
才能ですか。能力とは違う?
ちょっと違うんですよ。これは本人は特に努力してる感覚がないのになぜか自然にうまくできちゃうこと。
あーなるほど。頑張らなくてもできること。
ええ。先天的な資質と言ってもいいかもしれません。
本人は当たり前だと思ってるから、それが才能だって気づいてないケースも多そうですね。
おっしゃる通りです。そして最後の3つ目がフロー。
フロー?
ええ。これは時間を忘れるほど目の前のことに没頭してけ、思考がクリアになって行動が自然と流れに乗ってるような感覚。
いわゆるゾーンに入る状態ですね。
まさに能力、才能、フロー、この3つなんです。
なるほど。
そして著者の最大の発見は、この3つがパチッと重なった瞬間、自分の中から湧き出てくるエネルギーの質が劇的に変わるっていう体験でした。
ほう。
全く疲れない。むしろやればやるほど活力が湧いてくる。判断とか言葉が考えなくてもスラスラ出てくる。
へえ。
まさに頑張っているんじゃなくて、自分を生きているっていう感覚に満たされると。
面白いですね。働きは最上の喜びって言葉がありますけど、それって根性論で辛くても頑張れじゃなくて、この3つが揃った非常に具体的な状態を指しているのかもしれないと。
まさにそういうことなんです。
ちなみにこのフローっていう概念は心理学者のミハイ・チクセント・ミハイが提唱した概念でして、
あ、学術的な裏付けもあるんですね。
そうなんです。人のスキルレベルと挑戦の難易度が完璧に釣り合った時に生まれる最高の集中状態、最適経験を指すんです。
なるほど。
著者の発見はこの確立された心理学の概念と実体験として見事に符合するわけですね。
失敗から得た教訓
でもここで一つ疑問が湧きます。この能力、才能、フローの3つが常に揃っている仕事なんて現実的にあるんでしょうか。
ああ、はい。
ほとんどの人はどれか一つか二つが当てはまればオンの字みたいな感じで働いている気がします。
でもこの3つの円の重なりを意識することは、自分の仕事をチューニングする上でものすごく従常なんです。
というと?
例えば、能力は高いけど才能が伴わない仕事。これは努力でカバーできるので成果は出せますが、どこかで無理が生じて長期的には燃え尽きやすい。
ああ、わかります。優秀だけどどこか辛そうに仕事をしている人いますよね。
そうなんです。逆に才能もあるけど、それを形にする能力、つまり技術とか知識が不足している場合。
はい。
これは本人にとって非常にもどかしい状況です。アイディアは湧くのに実行できないというフラストレーションですね。
なるほど。
そして、たとえ能力と才能の両方があったとしても、職場の人間関係とか仕事の進め方、つまりフローに乗れない環境だと歯車が噛み合わなくて力を発揮できない。
この3つの輪が重なるスイートスポットをたとえ短時間でも見つけることがエネルギーの源泉になるというのが著者の主張なんです。
なるほどな。3つのうちどれが欠けているのかを自己分析するだけでも、今の仕事の進度者が原因が見えてくるかもしれないですね。
では逆に、そのスイートスポットから完全に外れて、ただの作業になってしまった時の話もかなり生々しく書かれてましたよね。
ええ。才能も能力も使えない、ただ言われたことをこなすだけの作業になった瞬間ですね。彼の身体は驚くほど正直に、そして強烈な拒否反応を示したと。
はい。
具体的に挙げられている身体からの減酷サインは、私たち自身が自分の状態をチェックする上でも非常に参考になります。
どんなサインでしたっけ?
エネルギーが下がり、言葉が出なくなり、判断が鈍り、空気が重く感じる。どうでしょう?あなたも会議中とか特定の業務中に、ふとこんな感覚に襲われた経験ありませんか?
ありますね。すごくあります。
急に頭が働かなくなって、当たり障りのないことしか言えなくなるあの感じです。
まさに、そういう時って大抵、ああ疲れてるなとか、集中力が切れたな、自分のせいだって思って、コーヒー飲んで気合を入れ直そうとかしちゃいます。
多くの人がそうだと思います。でも著者はこれを怠けでも甘えでもないと、ここは違うという身体からの警告だったと断言してるんです。ここが非常に重要なポイントですね。
ああ、警告。
私たちはついこういう状態を自分の意欲の低さとか能力不足のせいにしてしまいがちですけど、そうじゃなくて、自分と環境とのミスマッチを知らせるアラームだと捉え直せるわけです。
そのアラームを無視し続けた結果どうなったかっていう過去のエピソードも衝撃的でした。
以前、作業ばかりの職場で働いた時、お金のためだとか我慢すればいいって自分に言い聞かせようとしても、心と体が完全に拒否して、結局2ヶ月で辞めてしまったと。
そうなんです。そして最も辛いのがその時に周囲から浴びせられた言葉ですよね。
続かない人、根性がない、無責任、そして何より彼自身がやっぱり自分が笑いんだ、耐えられない自分が弱いんだってその評価を受け入れてしまった。
それはきついですね。
ええ、この自己否定のループは経験したことがある人にとっては本当に胸が締め付けられる話だと思います。
本当にそうですね。でもここで今回の文章の確信ともいえる問いが生まれますよね。
はい。
この2ヶ月で辞めたという選択は本当にただの逃げだったのかと。
まさに当時の彼とか周りは逃げだと判断した。しかし数々の経験を経て現在の彼が出した結論は全く違うんです。
おお。
あれは才能と能力を使えない場所から自分という存在が壊れるのを防ぐための最も正しく勇気ある判断だったというものです。
すごい視点の転換ですね。根性なしの楽園だった行動が実は最も効果的な自己防衛だったと。
ええ。特に彼の毒親育ちという背景を考えるとこの結論には重みがあります。
彼は理不尽な環境に耐える力、我慢する力だけは人一倍鍛えられていたと自己分析してるんです。
なるほど。
だからこそもしあのまま我慢を続けていたらもっと深く回復が難しいレベルまで心身が壊れていたかもしれないと。
我慢できてしまう人ほどこの身体からのアラームを真剣に受け止める必要があるのかもしれないですね。
ただここで少し意地悪な見方をすると身体が拒否しているっていう感覚を単に困難な仕事から逃げるための言い訳に使ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
ああなるほど。
これは成長痛なんだって踏ん張るべき時とこれはミスマッチのアラームだって反対して離れるべき時、この見極めって非常に難しい気がします。
おっしゃる通りそこは非常にデリケートな問題ですね。
その不快感が成長のための負荷なのか、魂をすり減らすだけの消耗なのか。
はい。
その違いを見極める一つのヒントはやはりエネルギーの増減にあるのかもしれません。
エネルギーの増減。
ええ。困難であっても乗り越えた先に成長が感じられてエネルギーが湧いてくるならそれは成長痛。
一方でやってもやってもエネルギーが奪われる一方で自分が空っぽになっていく感覚があるならそれはアラームだと考えられるかもしれません。
なるほど。エネルギーのベクトルが内向きか外向きかみたいな違いでしょうか。
そしてもう一つこの文章でハッとさせられた指摘がありました。
仕事が作業になってしまった会社で彼自身がその場にマイナスの影響を与えてしまっていたという自己分析です。
ええ。これも重要な洞察です。
エネルギーが下がった状態では本人が良かれと思って何かを発言したり行動したりしてもそれがかえって場の空気を重くしたりすることがある。
ああ。
自分が苦しいだけでなく無意識のうちに周りにもネガティブな影響を及ぼす加害者になっていたという気づきですね。
そう考えると個人が自分の場所を見つけることの重要性って個人の幸福にとどまらない。もっと大きな意味を持ってきますね。
その通りです。個人が自分の才能と能力を使ってフローに乗って働くことは組織全体にとっても計り知れない利益をもたらします。
はい。
著者はこの状態になると生産性は2倍3倍いやそれ以上になると述べています。
そんなにですか。
ええ。しかもそれは無理とか我慢を重ねた結果じゃなくてごく自然な状態で達成される。
そうなれば個人の満足度は上がって結果として離職率は下がる。人が自然と定着していく。
まさにウィンウィンですね。
ええ。個人と組織双方にとって理想的な状態が生まれるわけです。
さてここまで深く掘り下げてきて多くのことが見えてきました。
働くことの本質
もし今あなたがこんなに頑張っているのになぜた苦しいとか日に日にエネルギーが下がっていくと感じているとしたら
それは決してあなたの弱さや甘え根性のなさのせいではないのかもしれない。
ええ。それはあなたのいる場所が今のあなたに合っていないというあなたの心と体からの極めて衝撃で重要なサインかもしれない。
それが今回の文章が私たちに投げかけている中心的なメッセージでしたね。
働くことは自分を押し殺して大忍ぶことでもすり減らすことでもない。
著者は最後にこう結んでいます。
本来は生きている実感が増えていく行為、それが働くということなんだと思う。
この言葉あなたはどう受け止めますか。
本当にじっくりと考えてみる価値のある言葉ですよね。
日々の忙しさの中で私たちはつい働くイコール我慢することって無意識に定義してしまいがちですからね。
最後にあなたに一つ思考の種を。
はい。
著者は馬車の重要性を説いていました。
とはいえ今の仕事とか環境をすぐに変えるのは現実的には難しいかもしれない。
そうですね。
そこで提案です。何かを変えようとする前にまずは観察から始めてみてはどうでしょうか。
観察ですか。
はい。今週一週間自分のエネルギーメーターを意識して過ごしてみるんです。
どんな仕事をしているとき、誰と話しているときにあなたのエネルギーは少し上がりますか。
逆にどんな瞬間にまるでプラグを抜かれたかのようにエネルギーが下がっていくのを感じますか。
なるほど。良い悪いのジャッジをせずにただ自分の内面で起きているエネルギーの変動を客観的に記録していくと。
ええ。その小さな観察の積み重ねがあなたにとっての才能と能力が活躍できるエネルギーが湧き出す場所のヒントを教えてくれるかもしれません。
そのときあなたのエネルギーメーターの針はどう動くでしょうか。ぜひ試してみてください。
一生懸命やっているのになぜかこう仕事でエネルギーを使い果たしちゃうそんな感覚ありませんか。
もしその問題があなたの努力不足とか根性がないとかそういうことじゃなくて、そもそもいる場所が間違っているだけだとしたら。
今回はですね村尾正則さんという方が書いたご自身の毒親育ちという経験から見えてきた働く場所の重要性についての文章をあなたと一緒に深く掘り下げていきたいと思います。
なぜある仕事はすごく活力が湧くのにある仕事はただ消耗するだけなのか。
その謎を解く鍵として彼が提示する能力才能フローという3つの概念これを解き明かしてあなたにとっての最上の喜びとしての働き方を探っていきましょう。
能力、才能、フロー
この文章が非常に興味深いのはですね単なる精神論で終わってないところなんですよ。
むしろ個人のすごく具体的な身体感覚つまりエネルギーが湧くとか消耗するっていうこのフィジカルな反応を手がかりにしてるんですね。
そこから働くことの本質を捉え直そうとしているこのアプローチは多くのビジネス書とは一線を隠すと思いますね。
では早速著者が書かれていた悩みから見ていきましょうか。
大人になっても自分は何がしたいのかがわからない夢を聞かれても言葉に詰まっちゃうっていうこれは耳が痛いというか身に覚えのある人も少なくないかもしれませんね。
そうですよね。
あれはその原因を意欲とか能力がないからじゃないって分析してるんです。
キロンですか?
そうじゃなくて感じることよりも周りに合わせることで生きてきたからだと。
合わせること?
そうなんです。自分の内なる声つまりこれがしたいとかこれが嫌だっていう感覚を押し殺して常に周りの期待をスキャンしてそれに最適化するっていうそういう生き方が染み付いてしまっていたんですね。
なるほど。自分の声より周りの期待を優先してきたと。
でもそれ自体って一概に悪いことじゃない気もしますよね。
期待に応えたいっていう気持ちはやっぱり仕事のモチベーションにもなりますし。
チームで働く上ではむしろ重要じゃないですか。なのになぜ著者はそれで消耗しちゃったんでしょうか。
素晴らしい問いですね。まさにそこが今回の確信なんです。
著者は期待に応えたい誰かの役に立ちたいっていう思いが一一倍強かった。だからこそ頑張れたんです。
でもその頑張りがエネルギーにつながる時と逆に自分をすり減らすだけの消耗に終わる時があった。
この違いは一体何なんだと。彼がたどり着いた答えが働き方の問題じゃなくている場所の間違いだったっていう視点なんですよ。
場所ですか。
はい。
同じ人間が同じように期待に応えようって頑張ってるのに場所が違うだけで結果が全く変わってしまうと。
その通りです。そしてその正しい場所かどうかを判断するセンサーが他ならぬ自分自身の体感覚だった。
なるほど。
その発見のプロセスが非常に面白いんです。
そのセンサーがどういう仕組みなのかぜひ詳しく聞きたいです。
彼はどうやってそのエネルギーの違いを生む原因を突き止めたんですか。
これも事情の空論じゃなくてまさにご自身の体感を通して3つの要素が鍵だと見出します。
3つの要素。
はい。まず1つ目が能力。
能力。
これは研修とか実務経験を通じて努力して肯定的に身につけてきたスキルのことですね。
はい。これは分かりやすいです。プログラミングとか語学力とかそういうことですよね。
そうですそうです。そして2つ目が才能。
才能ですか。能力とは違う?
ちょっと違うんですよ。これは本人は特に努力している感覚がないのになぜか自然にうまくできちゃうこと。
あーなるほど。頑張らなくてもできること。
えー。先天的な資質と言ってもいいかもしれません。
本人は当たり前だと思ってるからそれが才能だって気づいてないケースも多そうですね。
おっしゃる通りです。そして最後の3つ目がフロー。
フロー?
ええ。これは時間を忘れるほど目の前のことに没頭してけ思考がクリアになって行動が自然と流れに乗ってるような感覚。
いわゆるゾーンに入る状態ですね。
まさに能力、才能、フローこの3つなんです。
なるほど。
そして著者の最大の発見はこの3つがパチッと重なった瞬間自分の中から湧き出てくるエネルギーの質が劇的に変わるっていう体験でした。
ほう。
全く疲れない。むしろやればやるほど活力が湧いてくる。判断とか言葉が考えなくてもスラスラ出てくる。
へー。
まさに頑張っているんじゃなくて自分を生きているっていう感覚に満たされると。
面白いですね。働きは最上の喜びって言葉がありますけど、それって根性論で辛くても頑張れじゃなくて、この3つが揃った非常に具体的な状態を指しているのかもしれないと。
まさにそういうことなんです。
ちなみにこのフローっていう概念は心理学者のミハイ・チュクセント・ミハイが提唱した概念でして。
あ、学術的な裏付けもあるんですね。
環境と自己判断
そうなんです。人のスキルレベルと挑戦の難易度が完璧に釣り合った時に生まれる最高の集中状態、最適経験を指すんです。
なるほど。
著者の発見はこの確立された心理学の概念と実体験として見事に符号するわけですね。
でもここで一つ疑問が湧きます。この能力、才能、フローの3つが常に揃っている仕事なんて現実的にあるんでしょうか。
あー、はい。
ほとんどの人はどれか一つか二つが当てはまればオンの字みたいな感じで働いている気がします。
でもこの3つの円の重なりを意識することは自分の仕事をチューニングする上でものすごく従常なんです。
というと?
例えば、能力は高いけど才能が伴わない仕事。これは努力でカバーできるので成果は出せますが、どこかで無理が生じて長期的には燃え尽きやすい。
あー、わかります。優秀だけどどこか辛そうに仕事をしている人いますよね。
そうなんです。逆に才能もあるけどそれを形にする能力、つまり技術とか知識が不足している場合。
はい。
これは本人にとって非常にもどかしい状況です。アイディアは湧くのに実行できないというフラストレーションですね。
なるほど。
そして、たとえ能力と才能の両方があったとしても、職場の人間関係とか仕事の進め方、つまりフローに乗れない環境だと歯車が噛み合わなくて力を発揮できない。
この3つの輪が重なるスイートスポットをたとえ短時間でも見つけることがエネルギーの源泉になるというのが著者の主張なんです。
なるほどな。3つのうちどれが欠けているのかを自己分析するだけでも、今の仕事の進度者が原因が見えてくるかもしれないですね。
では逆にそのスイートスポットから完全に外れて、ただの作業になってしまった時の話もかなり生々しく書かれていましたよね。
ええ。才能も能力も使えない、ただ言われたことをこなすだけの作業になった瞬間ですね。
彼の身体は驚くほど正直に、そして強烈な拒否反応を示したと。
はい。
具体的に挙げられている身体からの原告サインは、私たち自身が自分の状態をチェックする上でも非常に参考になります。
どんなサインでしたっけ?
エネルギーが下がり、言葉が出なくなり、判断が鈍り、空気が重く感じる。
どうでしょう?あなたも会議中とか特定の業務中に、ふとこんな感覚に襲われた経験ありませんか?
ありますね。すごくあります。
急に頭が働かなくなって、当たり障りのないことしか言えなくなる、あの感じです。
まさにそういう時って、大抵、ああ疲れてるなとか、集中力が切れたな、自分のせいだって思って、コーヒー飲んで気合を入れ直そうとかしちゃいます。
多くの人がそうだと思います。でも著者はこれを怠けでも甘えでもないと、ここは違うという身体からの警告だったと断言してるんです。ここが非常に重要なポイントですね。
あー、警告。
私たちはついこういう状態を自分の意欲の低さとか能力不足のせいにしてしまいがちですけど、そうじゃなくて、自分と環境とのミスマッチを知らせるアラームだと捉え直せるわけです。
そのアラームを無視し続けた結果どうなったかっていう過去のエピソードも衝撃的でした。
以前、作業ばかりの職場で働いたとき、お金のためだとか、我慢すればいいって自分に言い聞かせようとしても、心と体が完全に拒否して、結局2ヶ月で辞めてしまったと。
そうなんです。そして最も辛いのが、その時に周囲から浴びせられた言葉ですよね。
続かない人、根性がない、無責任、そして何より彼自身がやっぱり自分が笑いんだ、耐えられない自分が弱いんだってその評価を受け入れてしまった。
それはきついですね。
えー、この自己否定のループは経験したことがある人にとっては本当に胸が締め付けられる話だと思います。
本当にそうですね。でもここで今回の文章の確信ともいえる問いが生まれますよね。
はい。
2ヶ月で辞めたという選択は本当にただの逃げだったのかと。
まさに当時の彼とか周りは逃げだと判断した。しかし数々の経験を経て現在の彼が出した結論は全く違うんです。
おお。
あれは才能と能力を使えない場所から自分という存在が壊れるのを防ぐための最も正しく勇気ある判断だったというものです。
すごい視点の転換ですね。根性なしの楽園だった行動が実は最も効果的な自己防衛だったと。
ええ。特に彼の毒親育ちという背景を考えるとこの結論には重みがあります。
彼は理不尽な環境に耐える力、我慢する力だけは人一倍鍛えられていたと自己分析してるんです。
なるほど。
だからこそもしあのまま我慢を続けていたらもっと深く回復が難しいレベルまで心身が壊れていたかもしれないと。
我慢できてしまう人ほどこの身体からのアラームを真剣に受け止める必要があるのかもしれないですね。
ただここで少し意地悪な見方をすると身体が拒否しているっていう感覚を単に困難な仕事から逃げるための言い訳に使ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
ああなるほど。
これは成長痛なんだって踏ん張るべき時とこれはミスマッチのアラームだって判断して離れるべき時、この見極めって非常に難しい気がします。
おっしゃる通りそこは非常にデリケートな問題ですね。
エネルギーと成長の関係
その不快感が成長のための負荷なのか、魂をすり減らすだけの消耗なのか。
はい。
その違いを見極める一つのヒントはやはりエネルギーの増減にあるのかもしれません。
エネルギーの増減。
ええ。困難であっても乗り越えた先に成長が感じられてエネルギーが湧いてくるならそれは成長痛。
一方でやってもやってもエネルギーが奪われる一方で自分が空っぽになっていく感覚があるならそれはアラームだと考えられるかもしれません。
なるほど。エネルギーのベクトルが内向きか外向きかみたいな違いでしょうか。
そしてもう一つこの文章でハッとさせられた指摘がありました。
仕事が作業になってしまった会社で彼自身がその場にマイナスの影響を与えてしまっていたという自己分析です。
ええ。これも重要な洞察です。
エネルギーが下がった状態では本人が良かれと思って何かを発言したり行動したりしてもそれがかえって場の空気を重くしたりすることがある。
ああ。
自分が苦しいだけでなく無意識のうちに周りにもネガティブな影響を及ぼす加害者になっていたという気づきですね。
そう考えると個人が自分の場所を見つけることの重要性って個人の幸福にとどまらない。もっと大きな意味を持ってきますね。
その通りです。個人が自分の才能と能力を使ってフローに乗って働くことは組織全体にとっても計り知れない利益をもたらします。
はい。
著者はこの状態になると生産性は2倍3倍いやそれ以上になると述べています。
そんなにですか。
ええ。しかもそれは無理とか我慢を重ねた結果じゃなくてごく自然な状態で達成される。
そうなれば個人の満足度は上がって結果として離職率は下がる。人が自然と定着していく。
まさにウィンウィンですね。
ええ。個人と組織双方にとって理想的な状態が生まれるわけです。
さてここまで深く掘り下げてきて多くのことが見えてきました。
もし今あなたがこんなに頑張っているのになぜた苦しいとか日に日にエネルギーが下がっていくと感じているとしたら
それは決してあなたの弱さや甘え根性のなさのせいではないのかもしれない。
ええ。それはあなたのいる場所が今のあなたに合っていないというあなたの心と体からの極めて衝撃で重要なサインかもしれない。
働くことの本質
それが今回の文章が私たちに投げかけている中心的なメッセージでしたね。
働くことは自分を押し殺して耐し延ぶことでもすり減らすことでもない。
著者は最後にこう結んでいます。
本来は生きている実感が増えていく行為それが働くということなんだと思う。
この言葉あなたはどう受け止めますか。
本当にじっくりと考えてみる価値のある言葉ですよね。
日々の忙しさの中で私たちはつい働くイコール我慢することって無意識に定義してしまいがちですからね。
最後にあなたに一つ思考の種を。
はい。
著者は馬車の重要性を説いていました。
とはいえ今の仕事とか環境をすぐに変えるのは現実的には難しいかもしれない。
そうですね。
そこで提案です。何かを変えようとする前にまずは観察から始めてみてはどうでしょうか。
観察ですか。
はい。今週一週間自分のエネルギーメーターを意識して過ごしてみるんです。
どんな仕事をしているとき誰と話しているときにあなたのエネルギーは少し上がりますか。
逆にどんな瞬間にまるでプラグを抜かれたかのようにエネルギーが下がっていくのを感じますか。
なるほど。良い悪いのジャッジをせずにただ自分の内面で起きているエネルギーの変動を客観的に記録していくと。
ええ。その小さな観察の積み重ねがあなたにとっての才能と能力が活躍できるエネルギーが湧き出す場所のヒントを教えてくれるかもしれません。
そのときあなたのエネルギーメーターの針はどう動くでしょうか。ぜひ試してみてください。
エネルギーメーターの針はどう動くでしょうか。ぜひ試してみてください。