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2026-01-08 15:18

ウェルビーイング経営の本質は 「人の脳が“安全」胎内記憶経営とは

今回のテーマは
「成果を出しても、なぜ心は安心できなかったのか?」
約27年間会社員として働き、
KDDIでは3000人中トップ、
PayPayでも何度も表彰されてきた
“トップ営業マン”の告白をもとに、
働き方・パフォーマンス・ウェルビーイング経営の本質を
脳科学の視点から深く掘り下げていきます。
外から見れば、文句なしの成功者。
しかし本人の内側には
「結果を落としたら居場所がなくなる」
「弱さを見せたら終わり」
という消えない不安がありました。
なぜ、成果を出し続けても
脳はまったく安心していなかったのか。
鍵となるのは
「体内的な安全感覚」
そして、脳の警報装置である扁桃体の働きです。
✔ プレッシャーは本当に人を成長させるのか
✔ 主体性がない若手社員は“怠け”なのか
✔ ウェルビーイング経営は優しさなのか、それとも戦略なのか
この放送では、
「安心が先、成果はあと」
という、これまでの常識がひっくり返る視点をお届けします。
成果主義に疲れた方、
頑張っているのに満たされない方、
そして人を育てる立場にあるすべての方へ。
安心はゴールではなく、最高のパフォーマンスを発揮するためのスタートライン。
最後に、あなた自身への問いも投げかけています。
ぜひ、少し立ち止まって聴いてみてください。



目次
営業マンの告白

ウェルビーイング経営の本質

プロセスの重要性

安心の必要性


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#心理的安全性
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#生存本能
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サマリー

ウェルビーイング経営の本質は、脳が安全に感じられる基盤を組織内に構築することです。このエピソードでは、営業職の方の体験を通じて、外面的な成功と内面的な不安とのギャップ、ならびに体内における安全感の重要性が論じられています。また、安心のない成果主義が人を傷つけることや、存在を先に肯定することの重要性も解説されています。

営業マンの告白
こんにちは、ザ・ディープダイブへようこそ。今回はですね、あなたが共有してくださった、あるトップ営業マンの告白。これをもとに、私たちの働き方、そしてパフォーマンスの厳正について、深く掘り下げていきたいなと思います。
この資料の筆者の方、すごい経歴なんですよね。約27年間会社員として勤務されて、KDDIでは3000人中トップ。
ペイペイでも何度も表彰されるっていう、まさに輝かしいキャリアの持ち主で。普通に考えれば、これ以上ない成功者ですよね。
でも、ご本人はこう語ってるんです。結果を出してもホッとするのは一瞬だけとか、常に不安で自分を動かしていたって。
この外から見える輝かしい成果と、内側で感じていた消えない不安。この大きなギャップって、一体どこから生まれていたんでしょうか。早速、その確信に迫っていきましょう。
これは非常に示唆に伴う話ですよね。単にプレッシャーに弱い人だったっていう、個人の性格の話で片付けてしまうと、本質を見やまるかなと。
むしろこれは、私たちの脳が本来持っている仕組みと、現代の多くの組織が採用している当たり前。この間に深刻なズレが生じていることを教えてくれる貴重なケーススタディなんだと思います。
ズレですか。
そしてそのズレを理解する鍵が、筆者の方が言う体内的な安全感覚。
体内的な安全感覚。
はい。一見ちょっと不思議な言葉ですけど、これが今回の議論のど真ん中にありますね。
なるほど。ではまず、その不安の正体から探っていきましょうか。資料には当時の心境がかなりリアルに綴られていますよね。
結果を落としたら、このチームでの自分の居場所がなくなる気がするとか、自分の弱さを見せたらもう終わりだとか。
うーん、これは。
程度の差こそあれ、こういう感覚ってあなたもどこかで感じたことがあるかもしれません。
多くの人は、成果を出すためには苦しかったり不安だったりするのは当たり前だって、まあ自分に言い聞かせてきたと思うんですよね。
そうですよね。
でも筆者の方は、脳科学などを学んだ今、その当たり前が間違っていたとはっきり言っています。
その、成果は出ていても脳は全く安心していなかったっていう一文、これがもう全てを物語っていますよね。
脳は安心していなかった。
はい。私たちの脳の中心部近くに、変動体っていうアーモンド型の小さな器官があるんです。
変動体。
これは言わば、脳の警報装置なんですよ。
で、この変動体の面白いところは、その情報は正しいかとか合理的かみたいな理屈ぽい判断より先に、たった一つのことを最優先でチェックするんです。
最優先で。
それは、これは自分にとって安全か、それとも危険かっていう、ただそれだけです。
なるほど。まず生存が第一だから、安全かどうかが最優先事項なんですね。
まさにその通りです。
そして脳がここは安全だと判断して初めて、思考とか想像性を担当する脳の司令塔、前頭前夜が伸び伸びと働き始めることができるんです。
はいはいはい。
逆に変動体が危険だって判断すると、前頭前夜の働きはもう抑制されちゃうんですよ。
あーなるほど。
それは面白いですね。でも、何ていうか、多くのマネージャーとかリーダーは、適度なプレッシャーこそが人を成長させるんだって信じてるじゃないですか。
ええ。
その考え方と今の脳科学の話って、どう整理すればいいんでしょうか。
はい。
ほう。
これ、脳にとってはもう命の危機に等しいスレッド、つまり脅威なんです
命の危機?
ええ、この状態だとストレスホルモンのコルチゾールが過剰に分泌され続けて
脳、特に前頭・前夜はもうどんどん疲弊していくんです
うわあ、そのアクセルを全力で踏み続けているのに
サイドブレーキも強くかかっている状態っていう資料の表現、すごくよくわかります
わかりますよね
これ、経験がある人も多いんじゃないでしょうか
頭はフル回転しているつもりなのに、なんか新しいアイディアが全く出てこなかったり
人に相談できなくなったりする時って
そうそう
まさに脳が疲弊しているサインだったんですね
その通りです
資料にある余白がないとか、休んでも回復しないっていう症状は
典型的な前頭・前夜の機能不全のサインですから
これでは持続的に高いパフォーマンスを出すなんて到底不可能です
そしてこの安心できないっていう感覚の根源を説明するために
筆者の方は少し意外な言葉を持ち出してきます
それがさっきも出た体内記憶ですね
正直その言葉だけ聞くとちょっとスピリチュアルな世界の話に聞こえちゃうんですけど
資料ではどういう文脈で使われているんでしょう
そこは誤解しやすいポイントなので、はっきりさせておきましょう
資料でも強調されてますけど
これは生まれる前の記憶が本当にあるかっていう
その科学的に証明されていない話ではないんです
あ、違うんですね
あくまで人が人生で最初に体験する完全な安全状態を言い表すための
非常に秀逸なメタファー、つまり象徴なんです
なるほど、メタファーですか
具体的にはどういう状態を指してるんでしょう
資料では体内の状態が4つ挙げられてますね
比較されない、評価されない、役割を求められない
そして存在しているだけで守られている
こうして並べてみると、現代の職場環境とはもう真逆ですね
まさに真逆です
でも重要なのは、私たちの脳はこの現体験を安全の基準
いわばデフォルト設定としてインプットするっていうことなんです
デフォルト設定
私たちは皆、ただ存在するだけで100%OKっていう状態から
人生をスタートしてるわけですよ
ところが社会に出た途端、役に立たなければ価値がないとか
成果を出さなければ認められないっていう真逆の価値観にさらされるわけです
そのギャップが問題なんですね
生まれ持った安全の基準と社会で求められる条件付きの価値との間に
大きな隔たりがあって
そうなんです
そのズレが脳にずっと危険信号を送り続けていたと
お見事です、まさにその通り
筆者の方が社会に出てからこの体内的な安心の感覚を
一度も持てていなかったと告白しているのは
このギャップの苦しみを表現してるんですよね
なるほど
常に何かを達成しなければここにいてはいけない
という条件付きの環境に身を置いてきた
これでは変動体が静まる瞬間はなかったでしょうね
そういう視点で見てみると
これはもう個人の気合とか根性の問題じゃないですね
全然ないですね
話は組織のあり方の問題へと自然につながっていきます
最近多くの企業で
最近の若者は主体性がないとか
死時待ちで動かないなんて声が聞かれますけど
よく聞きますね
これももしかしたら個人の能力の問題じゃなくて
脳の生存本能が働いている結果なのかもしれないと
筆者の方はそう指摘していますね
脳科学的に見ればこれは極めて論理的な規決なんです
と言いますと
発言を否定されるかもしれない
不透明な基準で評価されるかもしれない
常に誰かと比較されている
こうした環境って脳にとってはもう猛獣がいるサバナみたいなものなんですよ
サバナですか
ええ
そんな危険な場所でわざわざ目立ったり
新しいことに挑戦したりするでしょうか
いやしないですね
まずは身を隠してじっと嵐が過ぎ去るのを待つのが賢い選択です
そうなんです
つまり主体性がないように見える行動は
怠けとか甘えじゃなくて
その環境で生き延びるための脳の極めて合理的な生存戦略なんです
生存戦略
はい
本人が意識していなくても脳が自動的に思考とか行動にブレーキをかけている
なるほど脳が生存本能で思考を止めてしまう
そうすると個人のやる気に火をつけようと研修をしたり
劇を飛ばしたりするだけでは根本的な解決にはなりませんよね
なりません
ウェルビーイング経営の本質
最近よく聞くウェルビーイング経営っていうのは
まさにこの組織側の問題に取り組むための考え方っていうことなんでしょうか
その通りです
ただそのウェルビーイング経営という言葉も
少しふわっとしたイメージで捉えられがちですよね
確かに
福利構成を良くしたり社内イベントを増やしたりすることだと誤解されやすい
この資料ではそれはウェルビーイング経営ではない
優しさでもないとかなり強く断言しています
では本質は何なんでしょうか
本質は脳が安全だと感じられる土台を
組織として仕組みとして作ることと定義されています
土台を仕組みとして
これは非常に重要なポイントです
表面的な優しさとか一時的なイベントじゃなくて
日々のコミュニケーションや評価会議の進め方といった
そのOSそのものに心理的安全性を組み込むということです
なるほど
じゃあ具体的に組織の中で安心を仕組みとして作るには
どんなことができるんでしょうか
何かヒントはありますか
資料ではいくつか具体的なヒントが示されていますね
プロセスの重要性
例えば結果の前にプロセスを扱う
結果の前にプロセスを
ええ
何かうまくいかなかったとき
結果だけを見てなぜできなかったんだって質問するんじゃなくて
そこに至るまでにどんな困難があったとか
どこでつまづいたって一緒にプロセスを振り返る
ああそれだけで全然違いますね
結果だけだと無能のレッテルを張られる恐怖がありますけど
プロセスを見てくれるなら
自分の頑張りや葛藤は理解してもらえているって感じられます
ええ
次にミスを切り取らず背景を聞く
背景を聞く
ミスした本人を責めるのは簡単ですけど
なぜそのミスが起きたのか
個人の能力不足として片付けずに
構造的な問題
例えば情報共有が不足してなかったかとか
無理なスケジュールじゃなかったかとか
そういった背景を理解しようと努める姿勢ですね
そして最も根幹にあるのが
人を成果物ではなく存在として扱うという考え方です
人を何かを生み出すための機能とかリソースとして見るんじゃなくて
一人の人間としてその存在自体をまず肯定するということですね
そうです
これらはすべて競争が前提の社会という環境の中で
あの体内的な安心感のエッセンスを
意図的にそして構造的に再現しようとする所見だと言えるでしょう
なるほど
比較されない評価だけで判断されない
役割の前に存在が認められる
この感覚を組織文化の中にどれだけ根付かせられるかが
本質的なウェルビーイング経営の鍵なんです
安心の必要性
そうか
ここまで話を伺って今回の探求の革新がはっきりと見えてきました
筆者の方は成果を出すこととか高い目標を掲げること自体を
否定しているわけじゃないんですよね
ええそうですね
ただ絶対に譲れない順番があると
そしてこれが今回の最も重要なメッセージだと思います
安心のない成果主義は人を壊す
まさにその一言につきますね
多くの組織では成果を出せば
安心できる地位や報酬が手に入るという順番で考えがちです
はいそう考えますね
でも脳の仕組みから見るとそれは全くの逆なんです
逆ですか
はい
安心という揺るぎない土台があって初めて
その上に自発性とか創造性他者への貢献意欲
そして健全な責任感といったものが
無理なく自然に立ち上がってくる
なるほどな
不安や恐怖で人を動かせば
短期的には成果が出るかもしれません
でもそれはエンジンのオーバーヒートを無視して
アクセルを踏み続けるようなもの
やらて必ず人も組織も燃え尽きてしまいます
つまり私たちは成功すれば安心できると信じて
必死に自分を追い立ててきたけど
実はスタートラインに立つための安心こそが
何よりも先に必要だったということなんですね
そういうことです
これは多くの人にとって
価値観が根底からひっくり返るような話じゃないでしょうか
そう思います
安心はぬるま湯のような快適なゴールじゃなくて
最高のパフォーマンスを発揮するためのスタートラインであり
必要不可欠なインフラなんです
インフラ
トップアスリートが怪我の心配なく練習に打ち込める環境とか
信頼できるコーチ
最新の栄養学といった土台を徹底的に整えるのと同じです
ビジネスパーソンにとっても
心理的な安全性が確保された環境こそが
最高のパフォーマンスを発揮するための基盤となる
極めて合理的で戦略的な考え方なんです
一人のトップ営業マンの魂の告白から始まった今回の探究でしたけど
見えてきたのは人のパフォーマンスは
安心という土台の上でこそ本来の輝きを放つという
極めて普遍的で脳科学に基づいた事実でした
ウェルビング経営という言葉は
どこか理想論のように聞こえることもありますが
こうして見てくると
人が持つ力を最大に引き出すための
最も合理的なOSの設計思想なのかもしれませんね
最後にですね
このテーマをご自身のことに引き寄せて考えていただくために
一つ問いを投げかけさせてください
資料の最後にこうありました
人は社会に出て
いつの間にか役に立たなければ価値がないと思い込んでいく
あなたにとってその考えが自分の中に根付き始めたのは
いつ頃のどんな経験からだったでしょうか
少し思い出してみてください
そしてもし今日あなたが働く職場や所属するチームに
ほんの少しだけ体内的な安心感をエッセンスをもたらすとしたら
どんな小さな一歩から始められるでしょうか
小さな一歩
それは同僚の出した結果だけでなく
そこに至るまでの頑張りをねぎらう一言かもしれません
あるいは誰かがミスをした時に
すぐに責めるんじゃなくて何か困ってたと
背景を尋ねる優しい問いかけかもしれません
その小さな一歩が誰かの脳の警報を
少しだけ静かにしてくれるかもしれない
今回はそんなことを考えさせられる非常に深い資料でした
お聞きいただきありがとうございました
15:18

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