2023-09-12 36:13

#171 SYSTEM OF A DOWN

洋楽に対して苦手意識というか、歪んだ憧れがある人間なのですが、ちゃんと聞き始めてみても良いかもしれない。そう思える回です。召し上がれ。

ゲスト:Lilicoさん

X:@LifeHintsTalk

Podcast「人生のヒント」:https://open.spotify.com/show/6olzdtBGIsDL10EENQCcil?si=21dbc3ea995f4537

SYSTEM OF A DOWNについて:https://lifehints.notion.site/lifehints/System-Of-A-Down-301dbcad2bd3496298aba94b4bab4ed4


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サマリー

アメリカのロサンゼルスで結成されているヘビーメタルバンド、システムオブアダウンについてお話いたします。このバンドはアルメニアコミュニティの出身メンバーで構成され、社会的および政治的なメッセージを持つ歌を歌っています。私はシステムオブアダウンというバンドに出会い、その音楽から社会問題や政治へのメッセージが込められていることを感じました。システムオブアダウンの真髄は反戦メッセージを伝えることであり、特に「シガロ」という歌は表面的には下ネタのように見えますが、実際には深い意味が隠されています。

00:00
こんにちは、趣味を何でもむしゃむしゃDJいしかわです。むしゃむしゃラジオでは、いろんな方をゲストにお招きして、趣味のお話を聞いています。
その趣味の楽しいところや、始め方など美味しいところを聞いて、新しい趣味を見つけるきっかけにするための番組です。
皆さん、洋楽って聞きますか?僕は学生時代、完全Jポップ、オリコン史上主義と言いますか、洋楽を聞いてこなかったんですよね。
もう、ツンク・コムロ・朝倉大輔みたいな時代ですね。クラスメイトとかで洋楽を聞いてる人もいたと思うんですよ。
ただね、なんかみんなイケてるんですよね。一軍艦みたいなのがあって。だからそういう意味では、洋楽コンプレックスみたいなのがね、やっぱね、多少あるんだと思うんですよ。
社会人になってから海外に興味を持つようになって、まあこしたんたんと海外に行くチャンスがあれば狙っているような人間なんですけれども、
それでもね、結構音楽はJポップの方をたくさん聞くんですね。なんか洋楽に入るタイミングを逃している感じがすごいするんです。
今日はそんな僕のコンプレックスを解消してくれるきっかけをくれるのかもしれません。そんな回になっています。
それでは今日もいただきましょう。DJ HIKARUのむしゃむしゃラジオ。
早速今日のゲストをお呼びしましょう。今回のゲストはこの方です。
こんにちは。りりこです。
りりこさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
いやもうここに来るまでにね、収録をするまでに45分ぐらい2人話してるんですけど。
りりこさんってどんな方ですか?
私どうだろう、どんな方?えっとね、30歳の女性です。日本人女性です。
日本人女性です。はい。で、りりこさんもポッドキャストやってるんですよね?
あ、そうです。人生のヒントっていうポッドキャストをやってます。
じゃあ早速お伺いしたいんですが、今日お話ししてくれるりりこさんの趣味って何ですか?
私の趣味は音楽が昔から大好きなんですけど、今回は一つのバンドにフォーカスを当ててお話しさせていただければなぁと思っております。
バンド名をお伺いしていいですか?
はい、バンド名はシステムオブダウンです。
システムオブダウン?
システムオブアダウン。
すいませんちょっと僕が存じ上げないので、どういうバンドなのかも全く見えてこないんですけれども、
どういう音楽をやられている、どこの国のバンドなんでしょうか?
音楽としてはヘビーメタルとかってよく言われたりするんですけど、
アメリカのロサンゼルスで結成されたバンドで、1995年だったかな?なんですけど、
メンバーの全員がロサンゼルスのアルメニアコミュニティの出身なんですけど、
アルメニアっていう国はご存知ですか?
名前だけ。
その国出身のアルメニア系アメリカ人って言ったらいいのかな?の人たち。
4人メンバーがいるんですけど、全員だから質字が同じというか。
そのバンドが歌詞というか、メッセージ性がかなり強いバンドで、
社会的、政治的にメッセージの強い歌を歌うことで有名なんですよね。
アメリカで暮らしているアルメニア系のアメリカ人だからこその社会メッセージなんですか?
かなりそれはあると思ってて、
アルメニアっていう国自体が、私もまだ勉強中なのであれなんですけど、
かなり複雑な歴史を持っている国で、
移住をアメリカにするっていうことを経て、
アルメニア系アメリカ人になっているわけなんですけども、
やっぱり移住に至るだけの理由がなんとなく理解できるというか。
アルメニアってもともとソ連の参加にいた国なんですよね。
中東ら辺なんですけど、すごいざっくり言うと。
中東ら辺で結構紛争が起きやすいエリアというか、
その土地柄なんですよね。
いろんな国と国境を接していたりだったりとか、
民族間の対立だったりとか、
いろんなことで争いが起きやすい地域っていう認識なんですね、私は。
そんな中で、やっぱりそういう地域にずっと住んでいると、
自分自身の身だったり家族の身が脅かされるとか、
そういった理由から家族で別の国に移住するっていう選択を取るっていう背景があるのかなと、
私は推測しています。
移住と言いつつ、ちょっと亡命に近い感じのことなんですよね。
そうかもしれないですね。
だって本当に内戦とかが起きてたら、生活できないですもんね、正直。
そうですね。家族がいたりとかすると、なおさら守っていかなきゃいけないって考えると。
そういう背景がある方たちのバンドなんですね。
システムオブアダウンのメンバー紹介
そうですね。今からちょっとメンバーの紹介をさせていただきたいかなと思うんですけど、
そのメンバー、4人中3人がアルメニアとか、別のアメリカ以外の国出身で、
幼い頃に両親の判断とかでアメリカに移住しているっていう経緯があるんですけども、
まずメンバー紹介をさせていただきたいかなと思うんですけど、
メンバーさっきも言ったように4人いるんですけど、
まずリードボーカルの方がサージ・タンキアンっていう名前の人で、
この人はレバノン出身なんですけど、幼い頃にアメリカに、カリフォルニアに移住していると。
サージの祖父母はアルメニア虐殺の犠牲者なんですよね。
これはね、ちょっと歴史的な事件というか、
これもちょっと私この間勉強したのに説明できるかちょっと不安なんですけど、
国によっては認めてないぐらい闇の深いことなんですよ。
その虐殺。
その虐殺。虐殺なんてなかったよ。
もう揉み消そうとしているところもあるぐらいってことなんですね。
つまり闇が深いわけですよ。
アルメニアって少数民族とかいっぱいいるところだと思うので、
そういう少数民族ってやっぱ立場が弱いけど、
国、国家っていうパワーを持っているところが、
トップが例えば少数民族を目の敵にしたりしていると、
こいつは消しちゃいたいな。都合悪いし。
っていう思考になってたりするかなと思うんですけど、
それによって秘密裏にどっかに追いやって、
もう民族ごと消しちゃいたいみたいなのを実際にやっちゃうと、
もちろん倫理的にいいわけないんですけど、
それを揉み消すことすらできちゃうと。
国のパワーによっては。
それでまあ認めてないみたいな。
だけど実際それが起きててその子孫がいたとなったら、
まあだって事実だよねっていう感じで、
なんか不審感を抱くと思うんですよ。
まあそんなわけでサージは特になんですけど、
このアルメニア虐殺についての認知、
世間的な認知を広めるのにひと役かかってるかな。
まあ彼だけじゃなくてバンドそのものがなんですけど。
アルメニア虐殺とバンドのメッセージ性
はい。
まあそもそもそのこのバンドに興味持つまで、
アルメニアっていう国はあるんだなぐらいしか、
ちょっと正直私も知らなかったので、
結構この歴史問題とか別の国の歴史問題とかっていうのは、
かなり興味を持つきっかけにもなったバンドっていう感じなんですよね。
世の中にある複雑な問題だったりとか、
人が目を背けてしまうような、
当事者じゃない人が目を背けてしまうような問題っていっぱいあって、
それをストレートに伝えようっていうことは結構多いんですけど、
なんか目を背けたくなるじゃないですか。
それをエンターテイメントとかに消化してというか、
変換して伝えることの素晴らしさというか難しさというかは、
最近すごく感じるようになって僕も。
で、ネットフリックスだったりとか、
ディズニープラスだったりとかの映画を見てると、
たまにめちゃくちゃ物語として面白いけれども、
見終わったと自分が知らなかったこんなことが世の中であったんだって、
思える作品に巡り合ったりとかして、
そういうふうにエンターテイメントとしても成立させながら、
伝えたいメッセージを発信できる人たちって、
めちゃくちゃすごいなって思ってたところなので、
まさに今ご紹介いただいてグッと惹かれたところでありますね。
私が言いたいことを言ってくださいました。
その通りでございます。
このバンドに惹かれて、
もともと中毒性が高いとは思うんですけど、
ここまでハマったバンドは久々だったんですよね。
なのでやっぱりそういうところがあるんですよ。
エンタメとしての魅力もものすごく高い。
そしてそのメッセージ性もすごくあって深いものがある。
この2つを兼ね備えてるっていうバンドは、
なかなか見つけるのが難しいかなっていうのが正直なところで。
ヘビーメタルとエンターテイメント
そもそもヘビーメタルとメッセージ性が
結構僕の中でマッチしてないです。
本当ですか?
そんなにヘビーメタル自体は効かないから
余計そうなのかもしれないですけど、
メッセージ性を込めやすいのはバラードだったりとか、
ある種ロックだったりとかのほうが歌詞でメッセージを
伝えやすいイメージが印象があって、
ヘビーメタルってメッセージを伝えるための音楽になり得るんですね
っていうところもすでに僕は発見です。
今日話聞いてて。
ちょっと特殊ではあるんですけどね、このバンド。
メタルとは言うものの、
バンドそのものがジャンルぐらいのレベルで
特殊というかすごく特徴があって、
そして歌物として全然成立するんですよ。
メタルってあんまりギャーって言ってるイメージあるかもしれないですけど。
そうでもなくて、ちゃんとメロディーとして成立するし、
歌詞聞き取れるから、そういう意味では
メタル、多分皆さんが想像するメタルとはちょっと違うかもしれない。
へー、そうか。
メタルっていう印象がある一般的な一番浅い部分のメタルじゃなくて、
もっと広いんですよね、きっとね。
多分何をメタルっぽくさせてるかって言ったらギターなんですよね。
めちゃくちゃ重い音なんですよ。
ズシンとくる音を出すんですけど。
私はそこにやられたっていうのがあるんですけど。
ということで、ちょっと遅くなりましたが、
次がギターボーカルのダロン・マラケンっていう人。
この人はバンド唯一、アメリカで生まれてる人です。
でも変態リフメーカーみたいなことをよく言われてるみたいなんですけど。
私の印象はですよ、目の周りが黒い。
それはメイクでですか?
そう、なんかエジプトっぽいメイクしてるんだっていつも思ってて、個人的には。
MV見てもらったらわかると思うんですけど。
なんかね、それがすごく気になってましたね。
ビジュアル含め気になりますね、既に。
中等感出してるのかなって私勝手に思ってました。
次がシャボ・オダジェン。
この人はベースなんですけど、
もともとシステム・オブ・ダウンを結成する前の全身バンドがあって、
サージとダロンと別のメンバーがやってたバンドなんですけど、
それの元マネージャーでもあって、
システム・オブ・ダウンになってからベースとしてやるようになったって感じだったかな。
おひげが生えてるんですけど、あごひげが。
三つ編みしてるのがアイコンみたいになってるみたいな。
通称ひげみたいな。
私この人めっちゃ三つ編みがツボで好きです。
ビジュアル強いですね。
ビジュアルは強いですね。
ボーカルのサージはクルクルパーマ。
ダロンは髪の毛がライブの時とか散らかって汗でめちゃくちゃ散らかってるイメージ。
ベースのシャボはソ連時代のアルメニア出身で、
この人も幼い頃にアメリカに移住してるっていう経緯がありますね。
最近はDJとかやってるみたいです。
余談ですけど。
最後がジョン・ドームアヤン。
この人はドラムです。
この方はレバノン出身なんですけど、
アルメニア系の人ですけどね。
レバノンの内戦中に家族でアメリカに移住してるみたいですね。
これもまた結構余談であるんですけど、
結婚してるんで奥さんがいるんですけど、
サージの奥さんとジョンの奥さんが姉妹で、
サージと義理の兄弟になってるみたいです。
そういう近さもあるんだ。
多分同じコミュニティ同士でファミリーになりやすいとか
そういうのもあるんじゃないかなと思います。
今ここまでお話を聞いて一番疑問なのが、
ロスで結成されたアルメニア系のヘビーメタルを
知るきっかけってどこにあるんですか?
私どこから入ったかな?
多分最近バンドサウンドからだいぶ離れてたんですよ。
十何年くらい私メタルだったりロックだったりをめちゃくちゃ聞いてた。
もともとライブキッズみたいな感じだったんですけど、
最近ポップになってたんですが、
システム・オーバー・ダウンの始まり
とあるきっかけでバンド系の音を聞きたくなったんですよ。
楽器とかやろっかなみたいな感じになった時があって。
そっから多分システムオーバーダウンを聞くきっかけがあったんじゃないかと記憶してますが。
なんかいろいろ漁ってる中でお!ってなるものがあったっていう。
そうそうそうそう。
で、もともと実はですね、小学生くらいの時に
活動休止を2006年から2010年までしてたんですけど、システムオーバーダウンは。
その直前にアルバムがリリースされてて2部作で。
ちょうどそのリリースされた年に私聞いてたんですよ、その曲を。
小学生、どのくらい?小6くらいだったかな。
小6でもうそこまで音楽の趣味が行ってるんですね。
それは友達に聞かされたが正しいです。
その時は別にメタルとか興味なかったし、むしろなんか食わず嫌いしてたんですけど。
なんか未だに覚えてる。
Violent Pornographyっていう曲があるんですけど。
その曲を聞かされて、その当時なんか曲名やべえなぐらいしか思ってなかったんですよ。
で、あの曲の意味もそこまで知らなかったけど、すごいキャッチーなんですよね。
いっぱい人気が出る理由もそこにあるとは思うんですけど。
Everybody, everybody, everybody, fucksっていう感じでリズミカルに曲が進んでいくんで。
曲としては好きで、なんか聞いてた記憶があるんですけど。
すみません、話がちょっと長くなっちゃいました。
そこからしばらく経って、私マキシマム・ザ・ホルモンにハマるんですね。
日本のバンドなんですけども。
そのバンドが、音がシステム・オーバーダウンに似てるんですよ結構。
そうなんだ。
というか、モロに影響を受けてて、マキシマム・ザ・ホルモンが。
システム・オーバー・ダウンの音楽性とメッセージ
そうなんだ。
今の聞いてホルモン好き腹ペコって言うんですよね、確かね。
腹ペコの人たちはもう聞きたいって知らなかったらなりますよね。
でも私も多分その口で、なんで今までハマらなかったんだろうって思って。
なんかね、ちょいちょい聞いたことあったんですよ、さっきも言ったように。
システム・オーバーダウンは聞いたことあったけど、全部を聞くほどハマってはなくて。
本当に不思議なんですけど、最近全部聞くようになったっていう経緯があるのでめちゃくちゃ浅いんですけど、正直。
今お話を聞いてて浅さは全く感じないんですけど。
本当ですか。
これは僕が単純に知らないだけなのかもしれないんですけど、システム・オーバーダウンはめちゃくちゃ売れてるバンドなんですね。
そうですよね、この説明が足りてなかったら申し訳ない。めちゃくちゃ売れてます。
めちゃくちゃ売れてる。じゃあもういわゆるその全米ヒットチャートとかではランクインをするのが当たり前ぐらいなバンドなんですね。
そうですね、一番売れたアルバムは300枚ぐらい売れてたはずなんで。
300万枚?
300万枚。300万枚ぐらい売れてた。
じゃあ、もしかしたらヒット曲の中の一つとかは聞いたらあーってなる人も結構いるんじゃないかなっていうぐらい?
そうですね、チョップスウィーっていう曲が多分一番有名で、YouTubeで12億回ぐらい再生されてるんですけど、
あの曲は痺れるんで本当に聴いてほしい。
今日帰り道聴こう、絶対。
早口なんですよ、めっちゃ。
そういうの好き。つねこむ系好きですよ、僕結構。
あーじゃあ、ハマってくれそうですね。すっごい早口の多いです。
真似できない。私よく曲聴きながら何か作業してて、歌ったりしてるんですけどね、口が回らないぐらい早い。
そういうの好きです。
すごいんですよ、なんか滑舌も。
お話を聞いてて、バンドの成り立ちだったりとか、その音楽性、もちろん音楽性にひも付いてくるとは思うんですけども、
そのバンドの成り立ちだったり、メンバーがどう成長していったかなんていうところまでご存知だったじゃないですか。
それってシステムオーバーダウンが好きだからそこまで知ってるのか、
それとも結構音楽で他のバンドでもそういう成り立ちだったりとかメンバー構成の中でどういう元マネージャーだったみたいな感じのことだったりとか、
っていうのは他のバンドでも結構興味あって掘ったりする方なんですか?
やっぱり労力がかかることだと思うので、
いっぱい作ってる曲の中で、私の中でのヒット率が高くなければそこまで興味持たないです、正直。
自分の好みの傾向っていうのはある程度把握してるとは思うんですけど、自分で。
その中身が深みがある歌詞を書くっていうアーティストが、多分リグル対象になりやすいかなと思うので。
なんでリグルかっていうと、リグルってあれですね、深掘りするというか。
なんでかっていうと、やっぱりなんでこういう曲を作るに至ったんだろうっていう背景が知りたいからなんですよ。
で、その結果アルメニアの歴史っていうのも勉強するに至ったっていう感じなんですけど。
理想的な知識の得方ですよね。好きな作品からどんどん自分の興味で勉強していこうってなるってね。
興味ないと私勉強しないから、興味ないところに関しての無知具合はやばいと思います。
それが僕は音楽じゃないところでありますけど、バラエティ番組見ててこの番組誰が作ってるんだろう、このプロデューサー他にどんな番組を作ってるんだろうとかから紐解いていって、その人の番組を全部見るみたいな感じになりがちなんですけど。
似たタイプ。
音楽版とバラエティ番組版の違いみたいな感じですね。
たぶんそうですね。やっぱり自分が気に入った人が作ってるものは見たくなるっていうのが心理としては当然というか。
ヒット率高くなりますもんね。自分が好きってなる可能性は高いですもんね。
そうですね。
システム・オーバー・ダウンの代表曲
じゃあそうかこのバンド以外にも気になったらそういったところまではディグって掘って知識をつけてきて、その知識があるからこそまた出会える新しいバンドもあったりとかするわけですね。
きっとそうだと思いますね。今ちょっとそこまで広がってるかっていうとどうだろうと思いますけど、気になった時は多分いろいろ調べると思います。
筋立てて算数ドリルみたいにこう勉強したら効率いいよの勉強の仕方ではなく、自分が好きなものをいろいろつまんでっていく感じになるじゃないですか。こういう興味の持ち方って。
それがどっかでつながった時めっちゃ気持ちいいですよね。
分かる。ていうかたぶん歴史なんかはその極みかなと思ってて。
そうですね。
子供の頃にめちゃくちゃ騒ぎになってたアメリカ同時多発テロの話というか、そういうのに絡めた歌も結構出してるんですけど、システムオーバーダウンで。
こういう視点で、こういう立場の人がこういう視点で見るとこういうメッセージになるのかとかは結構あったりとかしましたね。
立場が変わると同じ物事を見てても感じ方が違うっていうのって気づけるまでに時間かかりますよね。
本当そうだと思ってて、日本人って特殊というか、日本っていう国が特殊だと思ってるんで。
人種問題だったりとか民族間の紛争なんてのは、どこのエリアでも割と頻繁に起きてることというか。
大陸ではそれがより顕著なんですけど、日本って幸せなことにというか島国なので、そういう影響をあんまり受けないんですよね、どうしても。
だから民族間の対立とかに対して結構無頓着になりやすいと思ってて。
もともと私海外に住んでたこともあるので、そういうのが理解しづらいですよね、そういう環境にいないというのはちょっと思い出しました。
目に見えて海外にいると、いろんな人種の方がいるのが当たり前ですけど、日本だとやっぱり日本人が圧倒的に目につくし、意識するきっかけみたいなものはやっぱり少ないですよね。
そういう意味で、でも日本に行ってもこうやって洋学だったりとかっていうのを聞く自由はあるから、興味を持つと多分世界はすごく広がるかなと思いますね。
またね、そうすると今まで見てきたものもまた違う見え方したりとかしますしね。
本当にそうだと思います。
さっき言ったマキシマ・ザ・ホルモンの音が好きな人、多分システム・オーバー・ダウンはかなりハマる確率が高いと私は思ってるんですが、
結構音とか似てるなって聞いててもやっぱりいつも思うんですけど、それでもやっぱり作ってる人とか背景が全然違うから、
全然違う歌に仕上がってるなっていうのを、今日もマキシマ・ザ・ホルモンとシステム・オーバー・ダウン両方聞いててすごく思ってたんですよね。
共通点もあったりするんですか、音楽以外で。ホルモンもあれですよね、兄弟がいますもんね。
お姉ちゃんと弟でバンドメンバー。
システム・オーバー・ダウンは近しいというか、クローズドなコミュニティの中から生まれてる感みたいなのもちょっとあったりするのが近しいところだったりするんですかね。
どうなんですかね、システム・オーバー・ダウンはアメリカっていう異国の中のアルメニアンコミュニティの人たちっていう意味では、より結束感があるのかもしれないですけど、
マキシマ・ザ・ホルモンはどうでしょうな、八王子コミュニティの結束感とかあるんですかね。
地元ですもんね、地元で一緒だったっていうね。
でも好きなバンドが一緒とか、そういうのあるんじゃないかなと思います。
あとまあ多分、特にそのマキシマ・ザ・ホルモンのボーカルのりょうくんが、そういうメッセージからも影響を受けているのかもわからないですけど、
政治がらみというか、社会問題を歌にしているのとかも結構あったりするので、影響を受けてそうだなとは個人的には思いました。
そうですね、今ホルモンも聞きながら帰りたいなと思ったので、ちょっと両方聞きながら帰ろうと思ってますけど。
今日はハードな夜になりそうですね。
そうですね。土曜日でよかった。
土曜日だからまあ、多少頭振って歩いてでも。
リリコさんに聞きたいんですが、全部聞けよって話だと思うんですが、石川を僕をシステムオーバーダウンにはめるために、この3曲聞けっていう曲をあげるとしたら。
3曲か。
1曲でもいいですし、オーバーしてもいいんですけど、これ聞いてよっていう。
14曲リストアップしてる。やべ。
14曲リストアップしていただいたものはぜひ概要欄とか、伝えたいんですけど、その中からちょっとピックアップしてご紹介してもらってもいいですか?
そうですね。はい。
まずさっき言ったCHOP3はやっぱりもう代表曲だと思うので入れたいんですけど、
曲もそうだし、展開も堂々だし、PVも込みで、PVじゃない、MVね。MVも込みで見て欲しくて。
また曲名がね、たぶん、何これって感じだと思うんですけど、これCHOP3ってアメリカ式の中華料理の一種なんだそうで、実は私も別にアメリカ行ったことはないので知らなかったんですけど、
なんでこんなタイトルなのって話。だって内容はすごくシリアスなんですよ。もう端的に言うと自殺の歌なんですね。
で、タイトルがもともとは歌詞の一部にあるself-righteous suicide、だから自己偽善というか言えばいいかな、自己偽善の自殺みたいな意味かな。
だったんですけど、たぶんレコード会社からそれはさすがにみたいなストップがかかったらしくて、で、righteous suicideの発音がちょっと難しいですけど、その真ん中らへんがCHOP3っていう感じの発音に聞こえるってことでそこから取ったみたいです。
まあ一説ですけど。で、シリアスなのに早口だったりとかサビのところがちょっとスローダウンするんですよ。そこがすっごい重いんですね。もう感情を吐き立たせるんですよ。
次はね、もう一個はね、prison songかな、やっぱり。あの、さっき一番売れた300万枚売れたToxicityっていうアルバムがセカンドアルバムなんですけど、これ一曲目なんですけど、もうイントロが重いギターの音でダンって始まって、重いギターで始まるんですけど、
これはね、アメリカの社会の闇を表した曲で、they try to build a prisonつって、刑務所?どんどん人を、アメリカの国民をprisonに突っ込もうとしているという歌らしくて。説明が難しいんですけど、このマッチポンプ的なのが描かれてるんですよ。歌詞全部読むとなんとなく見えてくると思う。わからなかったら和訳で見てほしいんですけど。
もう本当にね、アメリカの、アメリカって言っちゃった。アメリカのシステム、作られたシステムの闇というか、包囲網みたいな感じに私は感じたんですけど、そういうのも本当に的確に言語化してるのと、あと、これも、チョップスイート一緒でめちゃくちゃ早口なんですよ。
システム・オブ・アダウンのメッセージ
なので、好きな人は好きかなと思うんですけど。で、最後はね、これだな。シガロ。これはね、シガロってハマキ?あの、シガーなんですけど本当は。多分なんかちょっとシステムオーバーダウンっぽさを出したのかな。で、非常に下品な歌なんですよ、端的に言うと。私の一物はお前のよりでかいみたいな。
- いきなり一発目、一行目からそう書いてありますよね。歌詞を見ながら。
- ありがとうございます。 My cock is much bigger than yours. My cock can walk right through the door. ドアをぶち抜けるぜ、みたいな。どんな歌だよって感じなんですけど、これは私ね、最近までちゃんと理解してなかったんですよ。ただの男同士のマウントトリーの歌だって勘違いしちゃってたんですけど。だから武器のメタファーなんですよ。
- 戦車って細長い、大砲って言えばいいの?弾が出てくる、細長いところあるじゃないですか。それの隠喩ってことで、要はアメリカとか当時ソ連がいがみ合ってた時の感じとかをイメージしてんじゃないかなって。それだけじゃないと思いますけど、戦争って基本的にどっちが強いかっていうので勝ち負け決まるじゃないですか。
- そういうことで、パワーの見せ合いみたいなのを言ってるんじゃないかと思うんですけど。ここがもう本当に私はシステム・オブ・アダウンの真髄だと思ったんですよ。パッと見下ネタじゃないですか。なんですけど、すごく裏に深い意味が隠されてて。
- なのにポップでエンタメ感があるじゃないですか。ちょっと面白く聞こえちゃうというか。こういうところがもう最高に好きなんです。
- これはでも、最初にリリコさんにこのバンドの紹介を聞いてなかったら多分、まっすぐ受け止めちゃう気がするんですけど。
- 絞れた。
- うん、絞れたなと受け止めちゃうと思うんですけど。だけどそうやってお話聞いて、しかもソ連だったりとかね、アルメニアの国の女性の話とかも聞くと、受け取り方が全然変わりますね。
- そうですね、最初私も音の重さがすごく好きでハマったっていうのがあるんですけど、聞けば聞くほど、本当にシステム・オブ・アダウンの根幹ってのは反戦なんですよ。
- もともと戦争でいろんな被害をこむってきてる歴史があるというか、ファミリーだったりとか、そういう背景があるからそういうメッセージを出してるわけなんですけど、やっぱりそういうのを知るきっかけになったというか、想像以上に人間の汚さをこのバンドを通して、良くも悪くも知ることができたっていうのがいいきっかけにはなりましたね。
- 今紹介いただいたものは必ず聞きます。で、ハマってどんどん他の曲も聞けたらいいなと思います。でも僕ホルモン好きなんで、多分ハマるんだろうなって思ってます。
- 正直なんか全曲聞いてほしいけど。
- 14曲のリストはぜひください。
- あ、本当ですか。じゃあぜひ送らせてください。一言コメントとかも入れたんで。
- それ今回の紹介するところで、ツイッターとかでご紹介してもいいですか?
- もちろんです、もちろんです。
- 14曲を聞きたい方はこちらでちゃんとツイッターXでご紹介します。
- Xで。
- いやー面白かった。
- ちょっとだいぶ長くなっちゃって本当に申し訳ないです。
- いいえ、とんでもないです。最後にりりこさんの番組の紹介をぜひお願いします。
- ありがとうございます。私は普段人生のヒントっていうポッドキャスト番組をやってるんですけども、
のぞみさんという方と2人でやってて、人生のヒントっていうタイトルだとちょっとすごく抽象的ではあるんですけど、
今現代の社会で生きていく日本人のため、日本の方のためにこういう考え方があるんだとか、こういうライフハックがあるんだみたいな、
抽象的から具体的な部分までいろんなトピックを取り上げて紹介するっていうような内容なんですけども、
もし興味があったらぜひ聞いてみてもらえればと思います。
- りりこさんが詐欺にあった話がしますので。
- あれはマジで笑えない話なので。
- りりこさん今日はありがとうございました。
- ありがとうございました。
聞きましたよ。システムオーバーダウン。かっこいいですね。MVもかっこいい。
そしてやっぱ詰め込む系好きだなと思ってて、なんで詰め込む系好きなのかなと思ったら、冒頭で僕洋楽聞かないって言ってたんですけど、
僕アークティックモンキーズ好きで、アークティックモンキーズは聞いてたんですよ。
ちょこちょこそういう聞いてたみたいなのはあって、それを思い出しましたね。
マキシマムザホルモンも好きだし、マキシマムザホルモンのファンの方も腹ペコだし、
ムシャラジオを聞いてくれる方も腹ペコっていう相性なので、なんか勝手に親近感感じてますし、
なのでシステムオーバーダウン、今後聞いていきたいなと思いました。
そしてりりこさんが言っていたおすすめの曲、このリストをですね、ムシャラジのX、あと概要欄の方にもリンク貼っておきますので、
よかったらそちらもご覧ください。お気に入りの1曲があればまた教えてください。
というわけで、いつもの趣味潜流。
メッセージ、エンタメ消化芸術に。
冒頭の方でお話ししてますけれども、受け取り手としては単純にエンターテインメントを楽しむぞ。
もともとハードルがある感じを一切せずに、そのエンターテインメントを摂取して、
摂取し終わった後に何か考えたいなとか、知識を深めたいなって思うような作品ってたまにあるじゃないですか。
あれってすごいことなんだなっていうのは、年を重ねるごとに思います。
最近ディズニープラスで季節のない街というドラマを見て、
それもね、本当エンターテインメントに消化しているんだけれども、知らなきゃいけないことなんじゃないかなっていうものをね、気づかされた気がしました。
そういうエンタメをもっと見つけていきたいなと思います。
そして願わくば、ムシラジもそういう存在になれたらなと思います。
というわけで、いつものゲスト募集です。
どんな趣味でも構いません。番組に出演してみませんか?
あなたの好きなものの話を聞かせてください。
ムシラジに出演してみてもいいよという方、Xでムシラジを検索していただき、固定しているツイートにいいね、そしてアカウントのフォローをお願いします。
僕の方からDMを送りします。
Xやっていないよという方、メールアドレスもご用意しております。
メールアドレスは、
皆様からのいいね、フォロー、DM、メールお待ちしております。
最後にムシラジは、
内容はどれも同じなので、使いやすいものでお楽しみください。
その際、番組フォローやコメント、評価を何卒よろしくお願いします。
それでは、今回はシステムオブアタウンをいただきました。
ごちそうさまでした。
お相手は石川でした。バイバイ。
36:13

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