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2022-11-18 12:39

私は男でフェミニストです

チェ・スンボムさんの「私は男でフェミニストです」という本をご紹介しました。僕のような、「極端なセクシストでもないが熱心なフィミニストでもない」普通のおじさんには、すごく読みやすい本でした。


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はい、録音を始めました。
今日お話したいのは、「私は男でフェミニストです。」ということですね。
実はこれを話そうと思っているのは、今月の日本語教師ブッククラブの本が、フェミニズムの本なんですよね。
太田恵さんのこれからの男の子たちへという本です。
今いらしている方は、そんなにたくさんいらっしゃらないけど、少なくとも日本語教師ブッククラブで発言もされているので、間違いなく読んでいらっしゃると思いますね。
今、リスナーで録音で聞いている方も、もし日本語教師ブッククラブの本を読んでいるかどうか、ちょっと思い出してほしいんですが、
今月は太田恵子さんのこれからの男の子たちへという本を読んでいますね。
でもね、まずちょっといきなりネタバレをしてしまうと、僕はですね、実はすみません。
男ではありますけど、そんなにフェミニストとは辞任していないんですよ。
このね、これからの男の子たちへという本に書いてあった通りの、僕も子供の頃スカートめくりしている男子とか同級生にいました。
僕自身はもちろんそういうことはしていなかったんですけど、でもそれをあえて、そいつと喧嘩してまで辞めさせようとするほどフェミニストではなかった。
そうですね、はい、のは事実ですね。
例えばね、今国際交流基金の専門家の割合がね、今どっちが多いかわからないんですけど、
でもジェンダーのバランスをとって50-50にしようと言うんだったら、それぐらいは受け入れられますけど、
でも、男性であるという属性をね、それ自体を批判されたら、それはちょっと受け入れられないぐらい。
受け入れられるほどフェミニストではない、そのぐらいですね。
というのもね、やっぱりスカートめくりをしている男子を止めなかったじゃないかと言われたらね、
それについては反省はできますよ、実際それは悪かったなと思いますし、
今ね、今目の前でスカートをめくりするような男子もいないと思いますけど、
彼にそういうのがいたらそれは性犯罪だからやめろとそのぐらいは言えるとは思います。
あとフェミニズムについてもっと勉強しろと言われれば、それも自分で努力はできますけど、
自分の年齢とか性別とかの属性というのは変えようがないので、
それを批判されるとちょっとそれもはいそうですねと言えるほどフェミニストではないなという感じですね。
やっぱりそういう問題っていうのはそういう属性にあるんじゃなくて、
その行為とか考え方とかそういうところにあるというふうに僕は思っているので。
とは言ってもですね、だけどやっぱり子供たちにはジェンダーロールとかにはあまり縛られてほしくないとは思っているので、
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特に僕は娘も息子もいるので、両方ともね、家事は女がやるものというふうには思ってほしくないので、
今僕は単身不妊なんですけど、一時帰国とかしているときとかは皿洗いとかは基本的に毎日自分がやっているし、
あと仕事をしていても週に一回ぐらいは晩御飯を自分で作ったりもしていました。
それからもちろん言うまでもないことですけど、妻とか娘に大罰とか手を挙げたことは一度もないし、
というかもう考えたこともないですよね、そういうことは。
その程度の要するにですね、特にセクシストでもないけど、極端なセクシストでもないけど極端なフェミニストでもないというね、
要するに言ってみると普通のおじさんだと思っています、僕は自分のことをね。
これを言い換えてみると、フェミニズムに関心がないわけではないけど、男であるということだけを特に女性から批判されたらムカつく程度にはセクシストではあると思います。
だけど同じことを男性から言われたら、そうなのかな反省しようかなという気にもなるぐらいにはフェミニズムには関心があるというぐらいですね。
そういう人にとてもおすすめな本を見つけたので、それを今日はご紹介したいと思うんです。
その本が今日のタイトルになっている、私は男でフェミニストですという本ですね。
これもとても有名な本らしいので、フェミニズムの世界ではね、特に読んだという方もいらっしゃるかもしれません。
著者の方はチェスンボムさんですね。韓国の方ですね。
キンドル版僕は読んでるんですけど、五つ星のうちの4.4ですね。
43個の評価があって、五つ星の4.4です。
キンドル版は1683円ですね。紙の本ももちろん出ています。紙の本はもうちょっと高かったんじゃないかな。
その本の長さは169ページで、日本語の翻訳は2021年の11月30日ですね。
ちょうど1年前ぐらいに出ている本です。
ここに書いてあることが結構ね、今月の日本語教師ブッククラブのこれからの男の子たちへですね。
それに共通するものが結構あります。ちょっと以下引用してみますね。
フェミニズムは男性にも有効である。力と勇気、意思と節制に代表される。
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固くて狭い枠に囚われた男性性から救い出してくれる。
泣く男、喋る男、力のない男でも大丈夫だと勇気づけてくれる。
軍隊に行けと借り立て、デート費用やマイホーム購入の負担を考え、
低身長や小さいペニスが悪いと自信を失わせる主体が気持ち女ではなく、
過不調性だったことを知るようになる。その事実を理解すれば男性の人生も自由になる。
という風に言ってますね。これも本当にこれからの男の子たちへで大田恵子さんが言っていることにすごい近いですよね。
あとまた似ているところが全然違うページなんですけど、またあったのでちょっと別のところを引用してみたいと思います。
フェミニズムは女性だけのための運動ではない。
狭く固い殻に閉じ込められた男性の呼吸をも楽にさせてくれる。
男たちはどうしてお酒に酔わないと本音が吐き出せないのか。
大変な状況でも一人で耐え抜くこと。悲しいことがあっても泣かないことがどうして男の美徳になったのか。
感情をぐっと抑えつけて暮らしているから女性より寿命が短いのではないだろうか。
というようなことが書いてありますね。
この辺は大田恵子さんの本にすごく共通することですね。
フェミニズムが男性も解放してくれるということですね。
あとやっぱり男性からの書いてあることとして、
普段男性と付き合いがあるのは男性の方が多いということですよね。
当たり前ですけどね。
それについてもそこでこそフェミニズムを考えるべきだということがよく書いてあるのでそこもすごく納得するところです。
ちょっと以下のところも引用しておきたいと思いますね。
男性フェミニストとして機能したいなら日常の最前線に立ち男と対話しよう。
自分の価値はそこで輝く。
もどかしいことだが男は男の言うことをよく聞く。
はい、これ引用終わりですけども。
これまさに本当にそうなんですよ。
本当にフェミニストの男性だったら女性の言うこともちゃんと訳隔てなく聞くことはできるだろうと思うんですけど、
僕みたいな普通のおじさんにとってはやっぱり男性の方が聞きやすい。
特にこういうフェミニズムみたいな問題については男であること自体が悪いというふうに女性から言われちゃうと、
それはなかなか受け入れられないところがあるんですよ。
だけどそれを男性から言われるんだったらそうか聞いてみようかなというふうになる。
それがいいことだとは思いませんけど、
だけど現実としてそういう現実はあるんじゃないかと思います。
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この作者自身もそのことはよく認識しているみたいで、
それも以下のように書いていますね。
以下引用です。
恥ずかしながら私もその恩恵を受けている。
私の口は男の体についているので、より多くの耳から選ばれる。
私の文章も男の手から出てきたおかげでより多く読まれる。
私が女だったらこの程度の経歴と筆の力で本を出すなどできなかったはずだ。
私はどんなに騒いでもキムチ女という落言を押されなかった。
むしろあいつなんであんなこと言うのという好奇心を引き出した。
ここで引用終わりですけど、
本当に多分僕が実はこの本を読んだ理由も実際そうですよね。
タイトルがまさにそうですけど、
男性がフェミニズムについて体験を語っているというところがあったので、
そういうことを読んだというのは実際あります。
この本を選んでダウンロードしたというのがありますね。
もう一回最初の有害な男性性ということに戻るんですけど、
この作者がこういうふうに言っています。
我々は潔白だとしても男性が加害者側となり、
女性を苦しめることがよくあるということ。
女性の立場では顔だけを見て誰が加害者なのかわからないから、
全ての男性を警戒するようになるのは仕方がないということ。
だから自分も同じ男だと責められても、
女性に向かってではなく、そういう男たちに向かって怒ろうかな。
それが倫理的で正義なのだということ。
そういう話を何度でも伝えようと思う。
ここまででいいようですね。
最初に僕が話しましたように、
僕は今まだ男性であるという属性だけで批判されると、
それってもう変えようがないんだからしょうがないじゃんというふうに、
納得できないところはまだあるんですよね。
完全に納得しているわけではないんですけど、
でもそういう見方もあるんだということはですね、
やっぱり男性から言われるとそんなに反発しないというのは実際あるんですよ。
もちろんそれが正にショービズムというかね、
セクシスト的な認知の方法になってしまうんだろうとは思いますけど、
でも現実として僕はまだそういう認知をしているわけなので、
そういう意味でもね、
この私は男でフェミニストですという本はとても僕にとっては勉強になりました。
やっぱり今の男性がみんなフェミニストというわけではないので、
僕ぐらいの普通のおじさんというのは正直いっぱいいるわけですよ。
そういう人にとってはこの本ね、
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私は男でフェミニストですという本は非常に役に立つ本なんじゃないかなと思いますので、
僕からはお勧めしてみたいと思います。
それでは本日もムラスペにご参加くださいまして、ありがとうございました。
今日の私は男でフェミニストですという音声配信につきまして、
ご感想とかコメントなどがありましたら、
ぜひムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い一日をお過ごしください。
そして冒険は続きます。
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