1. むらスペ
  2. 自分の強みは当たり前すぎて目..
2022-11-17 13:54

自分の強みは当たり前すぎて目に見えない

本日は行動中心アプローチのコース開発の基本となる、自分の強みの見つけ方が意外と難しいということをお話しました。

--- Send in a voice message: https://podcasters.spotify.com/pod/show/murasupe/message
00:01
はい、録音できました。
今日ご紹介したいのは、自分の強みは当たり前すぎて目に見えないということなんですね。
これを話そうと思ったのは、まさにそういう実例が、僕のやっている行動中心アプローチのコースの中であったからなんですよ。
多分、皆さんもそういうことにあるんじゃないかと思うんですけど、
ちょっと皆さんにお伺いしてみたいんですけど、自分が結構普通にいつもやっていることが、一般人はあまりそれがうまくできないんだとわかってびっくりしたことってありますか?
普通の人ってこんな当たり前のことできないの?ってびっくりしちゃったことっていうのがあったら、ちょっとハートマークいただければと思います。
そういうのは残念ながらないという方は、涙のマークでリアクションいただければと思いますが、いかがでしょうか。
今やっている行動中心アプローチの件なんですけど、それは毎回個人面談というのを行っています。
すみません、インド在住の方限定なんですけど、個人面談をやっているんですね。
涙のマークいただきました。ありがとうございます。
ハートマークの人いないですかね。多分結構皆さんあると思うんですけど、逆に言うと当たり前すぎて見えてないっていうことなのかもしれませんね。
行動中心アプローチでは参加者に個人面談を毎週1回やっているんですけど、それに関してはスマート面談っていう名前で時々ブログに書いたり、
こういうムラスペ音声配信で話したりしたことがあります。
これはいつも最初に個人面談をするときに、その相手の日本語教育に関わる個人情報をいつも伺っています。
もちろん相手が結婚しているかどうかとか、年齢とか収入とか、そういうことは全然聞きませんけど、
日本語をどのぐらい勉強しているのかということと、日本語を教えたことがあるかとか、教えたことがあるとしたらどういうところで教えたのかとか、
教科書というので使っているのかとか、日本に行ったことがあるのかとか、そういうことは個人面談のときに毎回最初に聞くようにしてるんですよ。
それを前提にした上で、今は行動中心アプローチの行動リストを作るっていう宿題を出してもらって、それについて個人面談で話をしていた人なんですね。
03:08
その人は、ちょっともちろん名前は出しませんけど、インドのある都市に住んでいる人の生活が行動リストとして書いてあったんですね。
やっぱりその都市に住んでいる人のっていうふうに限定しているだけあって、乗り物の固有名詞とか、行く場所の名前とかもすごく固有名詞が書いてあって、すごく具体的で、
行動中心アプローチのシラバスにするための行動リストとしてはすごく具体性があってよかったんですね。
だけど、これが日本に住んでいれば、その街で暮らす外国人の行動中心アプローチのシラバスとしてすごくいいものになるだろうと思うんですけど、
これがインドの都市なので、やっぱり日本語のコースにするのがちょっとそのままだと難しいわけなんですよ。
なので、結構インドのすごく人口の多い街なので、日本人もいる、たくさんいる、そういう街なんですね。
その街に来た日本人を手伝ってあげるインド人の行動リストにしてはどうですかっていうことをちょっと提案してみたんですね。
だけど、実際にそういうふうにインド人として暮らすのと、日本人がどういう問題に直面するかっていうのはかなり違う問題ですよね。
なので、ちょっとそれは自信がないっていうことだったんですよ。
日本人の友達もね、オンラインの友達とかオンラインの知り合いとかはいるけど、その街に住んでいる日本人の友達はいないっていうことなんですよね。
かつ、日本に留学したこともないし、インドで日本人の友達をインドに日本人の友達を招待して案内したこともないということなので、
ちょっとそのコースのシラバスを作るのに、要するにネタに困っているっていう感じだったんですね。
それで、この個人面談はいつも記録をつけているので、それでその個人面談の一番最初の日のその人の個人情報を
ちょっと開いてみたら、ちょっとびっくりして、かなり専門性が高い業界なんですよ。
そういう業界で働いていて、インドの会社なんで日系会社じゃないんですけど。
だけど、やっぱり日本と取引をしていて、その仕事で日本語も使っているっていうんですね。
もうこれを見て、本当に僕はちょっとびっくりしてしまって、もうこれこそまさに行動中心アプローチの日本語のコースを開発するための強み
ですよ。なので、なんでそれを作らなかったのかちょっと分からなかったんですけど、
06:00
じゃあこういう仕事をしているみたいだから、これどうですかというふうに提案してみたんですね。
そしたら、後ですごいお礼を言われてしまって、いやそれは思いつきませんでしたっていうお礼のメッセージも来たんですね。
で、もうこれね、ちょっと今回も改めて思うんですけど、でも今回が初めてじゃなくて、
こういうことっていうのは本当にすごくたくさんあるんですよ。
今回も改めて思ったんですけど、やっぱり自分の強みっていうのは、自分にとってはもう当たり前すぎちゃって、
他の人から言われるまでは分からないっていうことがかなりあるんです。
さっきもね、今このスペースに来てらっしゃる方の中にも、強みっていうかね、
自分はできて他の人にはできないっていうことに驚いたことあるかって言ったら涙のマークはあったけど、
ちょっと僕の見た範囲では、そうですっていうハートマークの人はなかったように見えました。
なんですけど、でも多分そういう人も本当はあるんだと思います。
結構あると思うんですけど、でもやっぱりそれが気がつかないことがあるんじゃないかと思うんですね。
それで、一応僕が授業のときに言っているのは、やっぱり仕事の経験っていうのはそういう意味ではすごく大きいですよっていうことは言ってますね。
さっきご紹介したインドの仕事で日本語を使っている人にももちろんこの話はしているんだけど、
でも何かちょっと響かなかったところがあったのかもしれません。
それを考えるときにまず仕事の面では、一つの面ではそれがどういう業界なのかっていうことですよね。
それがサービス業なのか、工業なのか、農業なのか、あるいはITとかね。
ITの場合は僕も仕事の業務編、仕事の日本語IT業務編っていうそういう教科書で、
その当時はまだ行動中心アプローチっていう言葉は使っていませんでしたけど、それに近い教材を作ったこともあります。
あるいは社内の部署として、どんな業務で、どんな会社でも大きい会社だったら人事課とか総務課とか、
営業とかは会社によってはないかもしれないけど、あと会計をやっているところとかそういう部署があると思います。
なのでそういう意味での専門性強みっていうのもありますよね。
あとはその仕事じゃなかったらやっぱり趣味、スポーツとかね。
スポーツは見るだけでも詳しいっていう人もいるし、自分でやるっていう人もいますよね。
あと音楽とかもたくさん聴く人もいれば、自分で演奏する人もいるし。
あとよく驚かれるんですけど、全然一般的には強みとは思われないんだけど、困ったこと、自分が困った経験ね、
09:06
それも行動中心アプローチの世界では結構強みになるんですよね。
自分がマイノリティであることとか、あるいはその病気とか災害の経験とかっていうのも、
それを実際に経験した人じゃないと組み立てられない日本語のコース、
行動中心アプローチだったらそういうのは必ずあります。
例えば僕も4年前に父を亡くしたんですけど、それで初めてやったことっていうのもたくさんあります。
いろんな手続きがありますよね。
しかもそれがアナログで、あんまりITで自動翻訳とか使えないんですよ。すごいアナログなんで。
なのでこういうときに必要な日本語っていうのは、たぶんそういうことを経験していないとわからないと思います。
あとはやっぱり他の人が家族を失ったときに、お悔やみの言葉とかっていうのも、
やっぱり自分が家族を失って初めてわかる言葉、初めて言える言葉っていうようなこともあるんですよね。
なのでそういうのを教えてあげられるのも強みと言えると思います。
なので例えば家族を失うとか、そういうことは一般的には全然強みではないですよね。
だけど行動中心アプローチの世界では強みとして考えられるのではないかと思います。
今日僕が言いたいことはそれだけなんですけど、要するに特に行動中心アプローチでコースを開発するときには、
もう一般的な行動に関しては丸ごととか彩りとかそういう教材が開発されているので、
そこに参入するのはちょっと難しいと思うんですよね。
だけど今回も例えば介護現場の日本語とかいろんなものが出ています。
そういうのはまだまだ開発されてないし足りないですよね。
しかも実際にそれを必要としている人たちがいるわけです。
それに昔だったらそういう人たちに教えることは同じ地域にいないと、
そういう特殊なニーズに教えることはできなかったんですけど、
今はもうインターネットの時代なので、例えばそれが本当に世界の反対側に、
地球の反対側にいるような人でも同じニーズを持っていればオンラインでそういうコースを開発して、
その人のサポートをすることができるようになっていくわけですね。
なのでこれが日本語教育の多様化にもすごく貢献できることだと思っておりますので、
そしてそのためには皆さんがご自身の強みを理解してほしいと思います。
ただそのためにはもちろん自分では気がつかないので、それで今日さっき言ったような項目で、
12:07
例えば仕事とか趣味とかあるいは生活とかそういう面で振り返ってみるのもいいとは思いますけど、
でも振り返っても気がつかないこともあるので、
それで他の人が言ってくれる言葉、そういう言葉にも耳を傾けるといいんじゃないかと思います。
もう自分にとっては本当に当たり前すぎて目に見えないので、
それが他の人がこんなのできるんだありがとうとか言ってくれることに耳を傾けてみると、
それがこのコース、新しい行動中心アプローチのコースを開発するネタになるかもしれませんし、
そしてそれが引いてはもしかしたら世界の反対側にいるかもしれない誰かのために貢献できることになるかもしれませんね。
それでは本日もムラスペにご参加くださいましてありがとうございました。
今日の自分の強みは当たり前すぎて目に見えないという音声配信につきまして、
感想とかコメントがありましたら是非ムラスペのハッシュタグ付きでご共有いただければと思います。
それでは本日も良い1日をお過ごしください。そして冒険は続きます。
13:54

コメント

スクロール