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こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の『社長は労働法をこう使え』、向井先生、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日もいきたいと思いますが、今日の質問、ベンチャー企業の女性経営者29歳の方からご質問いただいておりますが、結構リアルな質問ですね。いきたいと思います。
いつも速攻性のあるお話をありがとうございます。早速質問をさせてください。
先日資金調達をしたスタートアップベンチャー企業です。
従業員数は、正社員が5名、業務委託が12名、員断線が30名以上います。
先輩経営者から、いい加減君の会社は労務をきちんとした方がいいと言われて、その通りだと反省しております。
とはいえ、経営のリソースも限られており、重大な法令違反として、高官庁から罰則を受ける可能性が高いなど、優先順位をつけて対応したいのですが、何から手をつけるべきでしょうか。
また、労務を整える際は、社長さんに声をかけるべきなのでしょうか。弁護士の先生に相談するべきなのでしょうか。よろしくお願いいたします。
ということで、非常に29歳女性社長、資金調達してるだけあって、論点綺麗に整理されてるような。
試験問題みたいな感じですね。
試験ってこういう感じの。
まあまあ、試験によるけど、資格試験とか記述式論文とかはこんな感じ。
はいはいはい。なるほど。
頭いい方なんでしょうね。そんな中で。
なるほどね。
どこですか、論点整理しながらいきたいんですけど。
いや、論点整理でいくとすごく気になるのが、
正社員5名でしょ。業務委託が12名。
インターンが30名以上いる。
これすごく普通じゃないですよね。
普通じゃない。
ただ、このマーケットの会社ってこんな感じですよね。
IT企業だったらあり得るんだけど、普通じゃなくて。
一番気になるのは、業務委託ですよね。
業務委託っていう名ばかり業務委託じゃないのっていうのは、一番気になりますね。
先輩経営者はローもきちんとした方がいいっていうのは、おそらくそこまで考えてないと思うんですけど、
ぼやっと言ってると思うんですけど、
例えば上場したりとかする際に、
例えばこの業務委託があと一桁増えて、正社員も一桁増えた場合に、
もう収集つかないぐらい、回復できない問題になる可能性があるんですよ。
今さら業務委託やめられないと。
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でも業務委託がほとんど雇用に近いから、上場できないと。
で、いろんな弁護士とかサロン事務所に行っても、適法だっていう意見をくれないと。
これ業務委託の人を雇用にしちゃうと、社会保険料とかいろいろかかって、赤字に転落してしまう。
もしくは、より赤字が深くなってしまって、投資家に説明がつかないとかね。
この業務委託が労働者に代わると、ゼロが100になるみたいなもんですから、
ゼロが10ですかね、ゼロ100の問題なんで、すごく怖いですよね。
おそらくなんとなくあなたは業務委託っていう基準があると思うんですけど、
その基準が正しいかを、きちんと今のうちから専門家の人に見てもらった方が絶対いいですね。
成社員と雇用対象と、業務委託の線引きのところの根拠ある何かをちゃんと立てとかないと、
伸びていった先に大きな問題になって取り返しがつかないと。
インターン生が30名以上っていうのも、これも労働時間長いと社会保険に入れないといけないんですよ。
なるほど。
長い気がするんですよね。
月に20時間、あの辺ですか。
結構働いてると思うんですよ、毎日来て。
インターン生の学生って下手したら成社員より働くぐらい頑張る子いますからね。
そう、文系だと授業出ないで。
しかもやる気あるんで。
家で仕事したりしてやってます。
ネズミみたいな子たちいますからね。
例えば、YouTuberの年収チャンネルって知ってます?
有名な。
有名なチャンネルあって、社長さんは早稲田大学来た時から働いてましたからね。
すげーなと思いましたよ。
昔からホリエモンもそうだけど、働いちゃう人多かったけど。
ちなみにマネトレやってる税理士の大久保先生、年収チャンネル出てましたけどね。
出てましたね。
見ました?
見ました見ました。
働いてますって。
微妙に噛み合ってなかったですけどね。
これ番組お伝えしておきます。
いやいや、大久保先生カラーが出て。
まさにカラーが出てね。
カラーズですからね。
ちょっと話すのすみません。
すみません。
業務委託って安易に使うんですけど、
本当ね、従業員5人くらいでやってて、仲間持ちでやって、
他人から資本入れないで自己資本でやってるんだったらいいと思うけど、
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他人から資本入れて上場目指してる、もしくはバイアウト目指してるんだったら、
もう専門家の意見今から聞いた方がいいですよね。
インターン生の、インターン生ってただ入れ替わりじゃないですか。
みんな大手に就職したりとか。
だからそんな深刻にならないんだけど、上場する際に必ず問題になりますね。
これなんで社会保険入ってないんだとか。
インターン生。
給料払ってると思うんですけど、おそらく社会保険入れてないと思うんですけど。
入れないといけなくなっちゃうぐらい働いてるかな。
働かしてるってより。
お互い同意のもとというか、暗黙地で働いちゃってるんですよね。
みんな楽しくやってるだけだったらその通りなんだけど。
効率はそうは言わないですね。
労働時間管理も含めていろいろやっぱりやってもらう必要がありますよね。
ここがもう究極の一つの観点ですか。論点と言いますか。
そう。
ここに他にも論点あるんだったらそっち行かなきゃと思いつつ、
ここの論点にもう一つ質問しても大丈夫ですか。
どうぞ。
業務委託と正社員の専門家を入れて、
判断の基準となるものが何なのかをちゃんと作っておいた方がいいというのは、
法的な意味での境目という話なんですか。
それとも会社の行動指針みたいなことをベースにした。
どっちもですね。
法的にもそうです。
法的にも、業務委託と雇用の違いっていうのは、
昭和60年ぐらいに労働省から基準が出てるんですよ。
その基準に従って区別しないといけないんですね。
難しいんですけど、その基準が曖昧なんですけど、
それに従う必要はあるし、
あとはやっぱり業務委託型の人間と正社員型の人間って区別しないと、
混ぜちゃダメなんですよね。
正社員型ってのはどっちかと安定して働いてもらって、
業務委託型はより尖った才能を持ってて、
時間に縛られないで、だしゃっとも駆け持ちしてる技術者とか、
思いっきりボーナスというか報酬をどんどん100万200万払っちゃうとか、
柔軟にできるんだけど縛れないんですよ。
朝何時来いとか会議必ず出ろとか。
そういうちゃんとコース分けを今からしないと、
業務委託の人が正社員になっちゃったり、
正社員っぽい人が業務委託になったりすると、
トラブルになっちゃうから、今からやっといたほうがいいですよね。
非常に納得いたしましたね。
細かく法律守るっていうよりは、コース分けですよね。
それがやっぱり今からやっといたほうがいいですよね。
非常に学びになる質問いただきましたが、
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今日はこのご質問に関してはここですかね。
他にもあったりします。
後は後段のセンターについて相談したらいいかというのは、
これは肩書きとらわれず、スタートアップのベンチャーの支援をやっている事務所の先生だったら、
僕よりも詳しい、実践的なアドバイスをもらえるんじゃないかと。
なるほど。どこに精通しているかですね。
一番確実なのは、友人経営者の紹介とか。
この先生いいよ、この先生詳しいよとか。それが一番確実です。
同じような戦い方をしている経営者からの紹介ということですね。
そう、これが一番確実です。
明確ですね。資格云々とかそういうことではなくて。
資格云々じゃないですね。
正直言いまして。
今のお話もね、向井先生がベンチャーある程度見られたりしているからこそ言える観点だったので、
今みたいな話が法的な動向じゃなくて。
僕もヒテラーっていうベンチャー企業の取締役。
社外ですからね。
会議も出てるんですよ。取締役会議もこれからやるんですけど。
確かに向井先生、最近そうかも。なんかベンチャー感覚裸で持ってるの。
ここ最近強く感じるのは。
それはね、ヒテラーさんの会議でベンチャーキャピターの人が入って。
すごいんですよ。内容は言えないけど。
いろんな意味ですごいんですよ。別世界。
横文字?カタカナ?
そこからね。
聞いてるふりして分かんないから。
Google検索しながら聞いてる。
それ見てるのか分かんないから。
すげー正直に告白しますね。
え?なんだ?
MU?
MU何?
何これ?
APIぐらいは知ってたんですけど。
そんなレベルじゃなくて。
カタカナと英語がいっぱいいて。
わけ分かんない。検索しながら必死についてて。
あれ大変ですね。
当時のね、戦略コンサルティング会社出身の人たちが言ってることが分かんないのに近いぐらいベンチャー界隈の言葉ってちょっと別の村の単語ですから。
いやこれなんで日本語使わないんだろうって思うんだけど。
しょうがない。その業界の用語はあるから。
そこに設立してる社同士の先生だったり弁護士の先生とかローム分かる方に聞くのがいいというところですね。
そうです。はい。
ということでね非常に最後の面白いお話も聞かせていただきつつご回答させてもらいました。
実はこの方ですね、もう一つ質問がありまして。
なので来週連続でやらせていただきたいと思ってます。
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今日のところは一旦終わりたいと思います。
はい。
向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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