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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生、本日もよろしくお願い致します。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日も質問来ておりますので早速紹介していきたいと思います。
この方ですね、49歳、スポーツ施設指導員技術職とあります。
はい。
はい、いきますよ。ちょっと長いのでお付き合いください。
会社よりNPO法人の活動に際して処分を言い渡されており、かなり厳しい内容で活動をやめなければ解雇も実さないと申し付けを受けております。
スポーツ関係のNPO法人を立ち上げ、プライベートな時間に今の職場の仲間と活動を行う予定ですが、兼業に当たるとの理由で認めようとしません。
しかし、就業規則には該当する項目は見当たらず、会社に無断で他社に雇いられることは禁止との項目はありますが、NPOは私が立ち上げますので、企業に雇われるわけでもありません。
現在の職場で私は正社員、一緒に活動を行う仲間はアルバイトですが、NPOが正式に活動を始める来年4月以降は、アルバイトの方は来年度末の契約終了をもって退職予定です。
現在の職場も子どもたちが活動を行う営利スポーツ施設で、そこの指導員をやっていますが、立ち上げるNPO法人もスポーツ関係のNPOになりますが、
事業が重ならないように配慮しており、現在の職場の事業を既存するものでもありません。
あくまでも地域公経の立場から活動を行う考えです。また私自身はこのNPOから謝礼を受け取るつもりもありません。
この活動に際し、会社が従業員を処罰することはできるのでしょうか。この点をご相談できればと思います。よろしくお願いいたします。
はい、なるほど。労働者側の立場でNPOを立ち上げようという予定になっていると。
おそらくいろんな観点がありますが、僕は普段は会社側からの質問に答えているので、ちょっとストレートな答えではないかもしれませんが、
この方のおそらく期待されている答えは、法的には解雇できないですよと、あなた活動していいですよということだと思うんですね。
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出就業規則も曖昧だし、本業に影響も与えないし、非営利だし、本業とパッティングすることもないしということですよね。
でも大体はそうやってリズムで反論すると喧嘩になるし、会社のメンツを損ねるので、やめざるを得なくなるんですよね。
会社も引くに引けなくなるので。ですので法的にはおっしゃる通りで解雇は無効なんですが、そうやって反論はしない方がいいですね。
一応じゃあ法的には解雇は無効というのはそうだがということですね。
僕がお勧めする方法は、一応分かりましたってしたがったフリをしてやっちゃうことですね。
NPO立ち上げる?活動しちゃう?
そうすると何だお前と何ヶ月かしたらバレるんでしょうね。
何だお前と違うじゃないかみたいな。そしたらすいませんと、つい立ち上げてしまいましたと言って
私は仕事一生懸命やりますと、ちゃんと仕事でも結果を出しますと。
1年間と言わずに半年猶予をくださいと。半年間で仕事に支障を生じたらクビにしてくださいと。
もしくは責任取りますとか何でもいいと思いますけど、言って、かつその言う相手は僕がお勧めするのは
その施設の施設長ぐらいではなく、もっと上の経営者もしくは最終判断ができる取締役とか
意思決定権者。意思決定権者。この人がいいと言えば会社として良くなるっていう人ですね。
その人に言えば、わかったと。
まあいいとは言えないけど、そこまで言うんだったら、じゃあやってみたらと。
言って、なし崩し的に許可が降りると思います。
要は規制事実を先に作って、後からルールが追いかけてくるぐらい。
これが一番いいですよ。だって現に何も起きてないと。
副業をしたって会社にも迷惑をかけてないと。むしろもっと働いてますと。
ということを証明、現実にしてしまえば、仮にですね会社が解雇しようとする場合は、普通は社会保険労務士か弁護士さんに相談すると思うんですけど
まあ普通の先生だったら、それ無理だよと。
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どう考えても通らないよっていう話になって、規制事実化しますね。
ですので、法的に私が正しいとか言わないで、曖昧に頷いて、黙ってやればいいと思いますよ。
これちょっと批判という意味では全くなくてなんですけど、なんでこの方はお伝えしちゃったんですかね。
多分やるって、やろうと思うんでいいですかみたいな許可をもらおうとするような活動をされたんですよね、きっと。
言われちゃったら上の方立場上、一応ダメとしか言えない感じもする。
いいって言ったら自分の責任になっちゃうから、ダメっていうのが一番安全ですよね、組織上はね。
ですからダメって言わざるを得ないですよね、中途半端な役職の方。
だから、自分が正しいとこの方は思ってるから、真面目に正しいことやってるんでちゃんとしようと思ったんでしょうね。
なるほど、そんな感じしますね。
でもその話も踏まえて改めてそれを考えると、向井先生のおっしゃる通り、やっちゃう。
ダメじゃないですからね、法的には。
だから、クビにしてくれとか、責任取りますって言ったって、まずクビにしないから、クビにしない。
だから開き直って、上手くこう、あまり正面から激突しないで規制事実を作ったらいかがかと思いますね。
強調路線ですね、やるべきは。
はい、それで上手くいくと思いますね。
あとちょっと気になるのは、この方に大変失礼かもしれませんが、ちょっともしかしたら仕事ぶりではなくて、
もともと感情的に合わない、人間的に合わないとか、なんか別の理由があるんじゃないかなっていう気がしますね。
そこも読み取りますか。あくまで推察の域でありますけどね。
いや、経営者っていい加減で、いい加減なんですよ。自分にとってメリットのある人には甘いから。
修行規則なんか別に関係ないから。自分にとってメリットのある人にはルールは甘く適用するんで、
いきなり仮にですね、これ本当の最終決定権者がこう言ってるとすれば、これ別の理由だと思いますね、実際は。
もともとやめさせたいともしかしたら思ってる可能性もありますね。
極端に言えばってことですね。
極端に言えばね。
行ってないかもしれないけど、あまりいい感情持ってないかもしれないんで、やっぱりそこも挽回しないといけないですよね。
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本業もっと力入れて。
本業で圧倒的なパフォーマンスと結果ですよね。
例えば新入、紹介の新入会員がこの方のおかげで毎月10人、20人増えていくとかですね。
そういう人をクビにしますかね。
1年で150%毎回叩き出すという集客を誇って。
しないよね。
なので自分でコミットメントって目標言って、本業このぐらい頑張りますと、それでダメなら何でもしてくださいと責任取りますと言うと、
150%とか目標によるんでしょうか、目標達成できなくたって何もやらないんですよ。
確かにね。
どうなんですかこれは。どのぐらいの資金が必要な事業を立ち上げようとしているのかわかりませんけど。
同じような領域なのであれば会社のオーナーとか社長さんに掛け合いして、逆に出資してもらって新規事業っていう手だってなくはないんですよね。
なくはないんですよ。
まず既成事実を作ってこういうことをやってますと、全然会社と敵対する気ないんで、お互いメリットあるように何かありませんかと言ってやればいいと思いますよ。
同じような領域なのであればうまくシナジーさえ出してね、先ほど向井先生おっしゃった就極とかにうまく使えて新規会員取れる形になればね、
確かに会社だってむしろやってくれっていう。
例えばそのスポーツジムのチェラシー配るとか、優待価格で入れるよとか全然できますよね。
子ども向けの?
子どもが活動を行う営利スポーツ施設とかですね。
子どもが活動するってことは親が来るから、親ってスポーツクラブに来る有料っていうか見込み顧客でもありますよね。
しかも地域が被るのかな。
そうなんですね。
同じ地域で活動なのかな。
お本業にプラスになると素人ながらに思うので、会社からお金出してもらってスポンサーになってもらってやれば。
それにはやっぱり信用ですよね。日頃の。
社内での圧倒的な結果が。
ちょっとわかりませんかね。私の言い方が大変失礼だったら謝りますが。
こいつが言うんだったら大丈夫なんだろうと思ってもらえれば、首なんかやる系じゃいないですよ。
だって向井さんだって昔社長は労働法をこう使えたホームページを。
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あんなの全部無駄にやってますからね。
当時ね、弁護士の先生がホームページなんか持ってない頃に何でもかんでも勝手にやってたって聞いてますけど。
全部勝手にやってます。
事後報告。
そういえば作りましたとか言うの忘れてましたとか言って。
最初の頃ね、元所長の先生から何か君こんなホームページとかで変な客来て問題起きたらどうすんだって言うから
責任取りますその時はって。
言ったんですね。
言ったんです。
もう首でも何でもしてくださいと。
まさに先ほどの話は自分の話でもあったんですね。
そうなんです。
そうすると、うんわかったって言うんですよ人間ってそこまで言うと。
で、加納先生優しいから首にしないなっていうのもわかってたんですけど。
優しいから。
だから自分の責任でやりますと迷惑かけませんと言ってどんどんある程度結果出してって現在に至ってるんで。
僕は本当副業解禁っていうか関与派なのは私がやってきたから。
だからどんどんやったらいいと思うんですよね。
先ほどの話はロールモデルをご本人だったんですね。
あれ自分の話ですよ。
そうだったんですね。
自信がありますこれ。
その形さえできれば。
自信がある。
すごい良いアドバイスというか法を超えたある種コンサルティングのようなアドバイスだと思いましたので非常に参考になったんじゃないですか。
僕が弁護士チックなアドバイスで終わっちゃうと逆にぶつかっちゃうみたいな感じがしてちょっと心配だったんで余計な話をしましたけど。
ファイティングポーズじゃなくて。
そうですよ。
もっと大きく捉えて。
経営者は儲けるためにやってるから。事業の発展のために。
そういう人材はクビにしませんよ。
そうですね。
今時ね。
そのぐらいの観点でちょっと攻めていただいて。
よろしくお願いします。
是非またその中でショート図だったり何かありましたらお待ちしておりますので是非質問の方を要請ください。
はい。
というわけで向井先生本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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