1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第123回「質問:弊社の社長は..
2017-12-13 14:17

第123回「質問:弊社の社長は自覚のないままハラスメントを行う傾向があり、新入社員が定着せず、大変困っています・・・」

第123回「質問:弊社の社長は自覚のないままハラスメントを行う傾向があり、新入社員が定着せず、大変困っています・・・」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。 さあ、今日も質問来ております。質問多くていいですね。そうですね。楽しいですね。楽しいです。
というわけで、いきたいと思います。この方、40歳、事務職とあります。 いきますよ。弊社社長についての相談です。
弊社の社長は本人にその自覚がないまま、ハラスメントを行う傾向があり、それを要因として新入社員が定着せず、採用に要する費用も考え、大変困っています。
何度も直接進言はしているのですが、上記の通り自覚のないまま、ハラスメント的発言をするので、全く改善せず。
このような場合の適切な対応方法につき、ご教示をいただきますと、大変懇人に存じております。というわけですね。
はい。生々しい。そうですね。質問ですね。 労働法、ちょっとあんま、だんだん関係なくなってきてるんですけどね。
ギリギリこれは、ハラスメントですからね。 いやー、これはもう簡単でして。簡単ですか。簡単というか方向はね。
あ、そうですか。 まず社長のキャラクターは、社長はいくつかは分からないですが、おそらく少なくとも40、50代以上でしょうね。
そんな感じはね。 20代、30代ではないでしょうね。 40歳の事務職の方が進言をするって表現ですからね。
まあそうですよね。 40代以上な感じしますね。 40代以上でしょうね。
直らないですね。まずこのハラスメント職の強い、侵入社員への指導のやり方が、まず直らないんで言っても、悪いと思ってないから、自分で。
悪いと思ってない。 だから、直らないと思った方がいいですね。
まず大前提は直らない。 直らない。で、悪いと思ってないから、なおさら直らないですよね。
ちょっと言葉あれですが、立ちが悪いと言えば立ちが悪いですね。 もう今、社会で問題になっているパワハラの問題の典型例ですよね。
例えば、あのセクハラあるじゃないですか。 で、セクハラとパワハラを
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どちらも行ってしまう事例って結構あるんですよ。 今まさにこの方、ハラスメントとあるけどどっちかわかんないですねって言おうとしたんですけど。
まあパワハラだと思うんですけど、例えばセクハラをしましたと。 セクハラをして
冷たく拒絶されましたと。 こういうまあいろんなセクハラを冷たく拒絶したら、
腹を立てて感情的な業務指導が増えましたと。 そうするとセクハラがパワハラに途中から変わっていくみたいな、よくあるパターンなんですよ。
よくある。 で、僕としてはその会社側で調査をして証拠を集めて最後に本人にヒアリングしたりするんですけど、
だいたいセクハラは自覚があるんですね。 これは間違いない。 ミカイ先生の感覚的統計上ですか? 感覚的統計上はセクハラを完全否認する男性上司管理職系
まあ経営者はいないけど、ほぼ皆無ですね。 あ、それは言った。
あ、それは行き過ぎだっていうのは知ってます。とか、冗談だけど確かにドギツイですね。とか、こんな感じで認めますね。
家庭内のその夫婦関係聞いたりとか、なんか下着の色とか、そういうのあるじゃないですか。
あんなの覚えてるんですよね。やってる人はね。 そこは自覚あるんですね。 二人きりの時に話したりしてるんですよね。やっぱり悪いと思ってから。
それも分かってやってるっていうのは言ってるんですよね。 自覚も記憶もあると。ところがパワハラ
これはいや絶対違うと。 してないと。これは彼女がこうこうこういうミスしたんで
あの一つの事例として朝礼で取り上げたんだとか。 そんな強く言ってませんとか。真っ向から食い違うんですよ。
だけど確実におそらく一定のその許容範囲を超えているような指導をやってるはずなんですよね。
自覚ないんですよ。悪いと思ってない。最後までだいたいそういう態度なんですよね。
このハラスメントがパワハラであれば。パワハラだと思いますけど。 治らないと思った方がいいですね。
そういう形で実際に聞き取り調査して、セクハラ認めてもパワハラは自覚ない、 認識もないという時にはアプローチどうしてる?
これやっぱり物理的に話しちゃうんですよね。 物理的に話す。また再発しますからね。悪いと思ってないから。
形の上では謝罪してるけど悪いと思ってないですよ。ほとんどの人。
また同じような上下関係になればまた同じこと起きるから。 ある程度の希望であれば距離離しますね。
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話すって物理的な距離感を、関係性を遠のく? 遠のくっていう意味。
話すってスピークっていう。それダメですね。 言っちゃうのかなと思って。
すいません。リリース距離を遠のくですね。
そうすると当たり前ですけど何も起きないんですよね。 ある程度の希望がね。希望があればね。
これわからないんですけど、社長が新入社員の指導まで口出すぐらいですから
結構それじゃ対応できなそうな距離感な感じしますけど。
それで例えば一番いいのは距離を離すっていうことだと思いますけど
社長ちょっと僕に任せてくださいよと。新入社員の教育は私やりますからとか言って
事実上距離離すっていうのはできればいいんですけど、つい口を出してくるので止められないと。
もしくは小規模事業所でちょっとそんなことはできないという場合はですね
例えば社長の奥さん、もしくはベテランの従業員
これを採用に参加させて、社長のパワハラに耐えられそうな若者
これを選ぶ。フィルタリングを。社長が選んでいる場合は自分に合う人を選んでるつもりだと思うんですけども
自分のことわかってないので人間は。だいたいダメなんですよね。 なんでうまく社長を採用から遠ざけて
社長に合う人を採用できるように誘導する。 それが一番事前の策としてはいいんじゃないかと思うんですね
総業、特に社長さんが直接採用するとあんまり良い人が届かない。 良い人ってよりも組織として機能する人が取れにくい結果が非常に多いですよね。
非常に多いですよ。 自分のことはやっぱり自分が一番わからないんですね
気に入れば気に入るほど合わない。 これ例え話で以前ですかどこかで向井先生が
洋服は奥さんに選んでもらった方がいいでしょと同じですよみたいな話をされてたような企画しますけど 自分で気に入ってすごいお金かけてブランド物で
奥様にその予算の何分の一で選んでもらった方が 実は受けがいいと言うのはよくあるある話ですね
わからないんですよ自分のことはわからない 人間は残念ながらわからないですからスタイリストとか有名人でも必ずつきますよね
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有名人の人だったらもういろんな 洋服とか好きだし知ってるじゃないですか自分で選べばいいって思いますよね
でもまずスタイリストついてますよね できないんですよ彼らでも
まして一般人は無理ですよね そういう例えメタファーと同じように社長に直接させないためにそのベテランとかよく社長のことを
知っている古株の方には結構でシビアに あの人ダメ絶対あのすぐぶつかるとかあの人だったらいけるんじゃないかっていうのは
なんとなく意見一致するはずですよ なりますよね
で採用活動には社長さんはいや今回ちょっと採用 家に任せてくださいとうちらにって言って
もう事実上規制事実化してこの人に決まりましたっていうふうに やればいいんじゃないかなぁ
よくあるあるで言うとどうしても社長がこっそり取りたくて普段のルートとは別で取った 定着しないですからねもう多いと思いますね
生きとおぼうしちゃったりね 高い給料約束したりね まあまずダメですよね
ありますよね で不省不省こう社内の意見聞いて雇った方が意外とすんなり仕事をしている場合多いですよね
ね組織の機能する人材と社長が気に入る人材で別の話ですから的な観点で一つやる ことはいいんじゃないかそうですね
あえて言うなのその他でどうですかねありますか そのほか
さっき直接やり取りをさせないみたいな話ありましたっけ おっしゃってましたよねその採用ではなくてもう若い子は
私が育てるからとみたいなことを言う例えば 社長と今新入社員1年目はうつの問題が
すごく起きやすいんですよまあいろいろ ニュースでも出てますよね新入社員多いんですよニュースで出てる事件以外にも新入社員の
1年目ってすごく重要なんですよね うちもまあリスクあるんで1年間は
ちょっと例えば残業禁止で 外部研修受けさせるとかして
うちらに任せてもらえませんかと言ってみるのも手ですよね ああそうか今そうなってんのかと
そうなってんですよちょっとまず 甘いかもしれないけど1年間うちらに任せてもらえますか
でやるといいですよねその時にあどこつつけ加える話としてその方が社長も 上でこう君にして社長としての箔も角もあるじゃないですか
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変にこうし新卒のことを直接やるよりもそうでしょが上でドンとしてくれるといい ざとなったときに
当選は行くのでそうですねちょっとぜひちょっと直接逆に社長のためにも うん
やらないでくださいとで最後の最後にお願いします時はぜひ社長しか言えない感じで やるしかないですね
わかったわかったって意外と素直に言うと思いますよ で今みたいなねうんそんなあの
効果があっている限りは この方がこうやってねどうしたらいいかって悩むぐらいなんで
社長能力的には経営者としては素晴らしい 確か方なんじゃないですかねですから
あのわかるとこはわかると思うんですね言えばきっと今の規模まで持ってきて 営業できたり何かしらの
なんかこう1点抜けたものがきっとこの社長終わりなんでしょうかはい じゃないとなかなか厳しい指導なんかできないですよ
できないですね なるほどですね
まあというわけで確かに回答を聞いていくともはやあの 法律じゃないからに関係ないですね
全然関係ない
解決ってなると法律を超えるというのがね 最近話題にきて面白いですが
というわけでぜひ今日のお話しいただいた社長は基本的に変わらないという前提のもとの ソリューションをやっていただいて
また何か悩むことがありましたらぜひ質問お待ちしておりますのでお寄せください というわけで向井先生本日もありがとうございました
ありがとうございました 本日の番組はいかがでしたか
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