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向井蘭の『社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界』
ポッドキャスト「社長は労働法をこう使え」は、
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
向井蘭の『社長は労働法をこう使え』、向井先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、行きますか。
早速質問に参りたいと思います。よろしくお願いいたします。
今日なんですが、情報がなく質問だけ来た方ですので、
いきなり質問を読みたいと思います。
行きましょう。
奥さんの妊娠を機に、以前の職場より柔軟な休みが欲しいということで、
弊社に入社してきた社員がいます。
社員は、真面目で売り上げにも貢献しており、今後期待できる人材に成長しています。
しかし、奥さんの出産後、事態が急変しました。
出産日含めて1週間の休暇を取得、仕事の状況次第では総体、
ごご出社を認めるなど、なるべく育児を手伝ってあげられるような環境を作りをしてきました。
産後2週間ほどして、奥様から直接会社に電話があり、
育児が大変なため、夫に育児休暇を取得させてほしいと連絡が来ました。
社員に話を聞いてみると、会社にはよく知ってもらっているし、変わらず働きたいと言っていましたが、
奥さんが産後からずっと泣いてヒステリックになり、なかなか話せる状態ではないということです。
それゆえ、家に帰るのも億劫になり、早退した日などはカフェなどで仕事をしていたようです。
家庭内の問題もある中で、会社としてどのように対応したらよいでしょうか。
男性の育児休暇の取得などについても、向井先生のお話を教えてください。
はい。
というわけでございます。
今っぽいですね。
奥さんから来たんですね。
会社に直接電話してくる時点で、精神状態が不安定な感じがしますよね。
そうですよね。
夫婦二人では解決できないでしょうね。
そうですよね。直接会社に旦那さんを飛ばしちゃうわけですからね。
普通に考えれば、育児を認めてあげればいいんじゃないかということで、認めてあげた方がいいと思います。
1年間取れるんですけど、この方は1年も取りたくないって言うと思いますね。
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もともと育児休暇はこの方は取りたくないみたいですからね。
会社にはよくしてもらってるし、このまま働きたい。
むしろ仕事をしたいという。
これじゃあどこから行きます?
育休を取るならって話から行くか、そもそもで行くか。
夫婦で噛み合ってないんですよね。
会社ができることって少ないので、労働的に言えば育休とって一緒に子育てしたら、だいぶ奥さんも負担が軽くなんじゃないのと。
まずそこはありますよね。
じゃあ一旦育児休暇取得の話ちょろっとしてみて、そこからでもそもそもみたいな話に行けばしてみるってどうですか?
そうですね。
どうなんですか?男性の育休と女性の育休ってルール上は?
ルール上はほぼ変わらないですね。
変わらない?
変わらない。当然子供育てるのは男性もできますから、基本的には変わらないですが、お父さんとお母さんの両方が育休を取得した場合は、子供が本来1歳までしか無理なんですけど、1歳2ヶ月まで育休が取れると。
ほうほうほう。
それがあります。
両方育休取るのもいい?
そうなんですね。
ちなみに育休を申請された場合は会社は拒否権はあるんですか?
ない。
基本認めなきゃダメ?
両権揃っていれば認めないとダメです。
その場合のルールって基本的にまず民法上ですか?労働法上?
育児介護休業法という法律ですね。そこに書いてますね。
この辺りは法律の話ですが、概略としては?
概略としては簡単に言うと、1年以上雇用されていて、週3回だったかな。週3回以上勤務しているような方については、子供が生まれてから1歳未満までは育休が取れると。
1歳未満までは。1年ですね。
そうです。
その場合の給付は?
基本的には特に定めがない限り給料は出ないんですけど、雇用保険が制度を設けてまして、育児休業給付金かな?というものがありまして、それでお金がもらえるんですね。
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雇用保険側からなんですね。
育児休業給付金というのがあって、育休開始から6ヶ月は元の給料の67%。3分の2ですね。それ以降は50%ということになっております。
3年間は3分の2、それ以降は半分。
そうですね。
ということで、生活もある程度はゼロになることにはならないということで、国も男性の育休を進めているということになるので、育休を取ったらどうかと進めて、それで育休を取ってもらうのはいいんじゃないかと。
なるほど。まず一つ、王道としてはそこはありますよね。
例えば、仕事がしたいんです。
そうなんですよね、この方は。
リモートワーク。
そうですね。
営業なんですよね。売り上げが立っているっていう。
売り上げにも貢献しなんで。
そうですね。マーケティングとか営業とか。
マーケティングとか営業だから、営業であれば在宅勤務を認めて、日々報告してもらって、自分のペースで仕事をしてもらうというのはできるんじゃないかと思います。
リモートワーク。最近リモートワークって言葉がこの番組でも出るほど品質ワードになってきましたね。後日ですか。
どんどん時代が変わってきた感じですね。
はいはい。
そうなんですよ。なのでリモートワークをして、リモートワークは特に期限ないですからね。
別に会社が認めれば1歳でも2歳でも3歳でもできますから。
それで奥さんと話す時間を作って、なんとか解決できればいいかなと思いますね。
リモートワークね。リモートワークは法整備だったり、一旦実務レベルでも結構進んでいるんですか?
リモートワークは政府としては事業場外見なしという昔ながらの制度があって、会社の外で働く人について、
労働時間把握しづらい方に適応する。それを適応しようとしていて、
もうしばらく数年前からリーフレット作ったり、力入れてますね。あります。
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今のところどうなんですか?リモートワークによる訴訟とか問題って結構起きてきたりっていうのはまだないですか?
まだ訴訟はないです。
今後いろいろ出てきそうですね。
出てくるでしょうね。特に問題になっているのは働かせすぎ。
リモートワークはサボっちゃうんじゃないかって言われてたんですけど、
現実は仕事をしすぎてしまう。長時間労働になりがちっていうふうにネットでは言われてます。
どういうロジックなんですか?
仕事に集中しすぎてしまう。
そこだけ言ったらポジティブな話に聞こえますけど。
僕も何が悪いんだろうと思うんですけど、止まらないらしくて。
やる気あるじゃないですか。
僕は分からないんですけどね。そういうこと書いてあるんですよ。
深夜まで仕事してしまうみたいな。生活が不規則になるとか。
あと孤独に陥りやすいとか。
残業代が出しづらいんですよ。
リモートワークってどこまでが仕事でどこまでが日常生活か把握ができないですから。
分かんないですからね。
全然。たとえ昼寝してももう分かんないから。
パソコンのログインログオフでタイムカード取るわけにいかないですもんね。
パソコンの稼働時間で。でも稼働も動いてなければね。仕事してるとは限らないしね。
ログインしておいて寝ることもできますしね。
寝ることもできますしね。
だから結局残業時間、残業代も払ってないんじゃないかな。みんな指摘をして。
事業外なんですか。
うちでやる場合は一応デジタルタイムカードは付けてもらおうかなと思ってますけどね。
このあたりあれですね。今のところもう試行錯誤でいろんな方々がして、いろんな企業がしてるんで。
一概にこれって答えはないですが、大きな枠組みでリモートワークで対応していくっていうのが一つあるだろうと。
あと育児休暇の取得は普通に考えてあると。
そんな感じですかね。
そんな感じですね。あとは奥様との関係についてはちょっと心配ですけどね。
日本って夫婦カウンセリングみたいな制度はないんですか。
どうなんですか。聞いたことないですね。よくアメリカとかで聞いてますね。
アメリカはよく聞いてるんですけど。探したらあると思うんですよ。
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あるでしょうね。コーチングみたいなことをされてる方でそういうサービスやってそうですよね。
まあいろんなものあるからね。国家資格とかでもないし、いろんなものあるけど、
間に誰か入って話を聞いてもらうだけでもいいんじゃないかって僕は思ってて。
確かに。
難しいかな。なかなかちょっとこうなんだろうな。
あんまり日本人苦手ですよね。こういうのにお金払うってね。
そうですね。そういうフードないですよね。
ないんだけど、本当はあってもいい。探してあってもいいんじゃないかなと思いますけどね。
いやでも子育て大変ですからね。
子育ての悩み聞いてもいいと思うし、どうなんでしょう。ネットで意外とないですね。
けどそういった方々、まず奥さんもそうですけど、ネットとかそうやってググったりしますよね。
そうすると助けてもらえそうなことはないですね。
臨床心理師とかそういう方がやってますね。
よく育児するためのアドバイスを受ける夫婦のちょっとした勉強会サロンみたいなのは
いろいろコミュニティセンターみたいなところとかでやったりしてるみたいですよね。
いやでもこれそうですよね。なんか社会問題に近いような話でもありますね。
すごいなぁ。まだありますね。いろいろネットで調べるとね。
例えば?
夫婦カウンセリング。グーグル口コミみたいなのが書いてある。
夫婦カウンセリングですか。
だがもう両極端ですね。1か5か。
1か5か両極端だね。大変だこれやる人もね。
でもこれあくまでも解決するのは自分ですもんね。
そうですよね。
臨床心理師っていうそういう資格があるみたいですね。
臨床心理師行っちゃうともう基本治療みたいな前提になっちゃいますよね。
いやーでも僕はおすすめですけどね。
相性とかあるしいろんな人いると思うけど特に奥さんは話聞いてもらってそしたらいいかも。
悪くなったらちょっと責任は持てます。
けどなんかその世の中の仕組みとして利用できるよねそういった。
役所はやってないですねさすがにね。
夫婦カウンセリングで検索すると自殺相談というのが厚労省の方がトップに行くんだけどこれどういうことなんだろうな。
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なんで?
夫婦カウンセリングでグーグルで検索したんですけど自殺の相談が上がってくる。
電話相談自殺対策っていうのは厚労省で出てくる。
よくわかんない。
あるんですねSEOで引っかかっちゃってますね。
まあ役所はない。
するとまず会社で制度上分けられることと社会的なインフラとして使えるもので考えていくと一つは法的に育児給ができます。
うまく企業が取り入れられるのであればリモートワークとか働き方の工夫によって子育てを三角に切るような体制を取ると。
ということとは別にソフトみたいな面で夫婦のカウンセリングとか利用したりっていうぐらいしか今のところ回答があって感じですかね。
こうやって思うとリモートワークの社会の流れ、傾斜サイドは大前提に入れとかないと。
それこそ採用とかに迷居しそうな時代が来そうですよね。
そうですね。リモートワークの体制はどうなってますか。
聞かれそう。
聞かれそうですね。
聞かれそうですね。
ちょっとリモートワークはしばらく情報を。
最近だと今クリエさんとかキャスターさんとか結構今広がってるのがあるんですね会社。
というわけで今日はこの辺りで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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