労働法とダンプ松本の物語
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで、今日も行きたいと思いますけれども。
はい。
明けましておめでとうございます。
おめでとうございます。2025年ですか?
初回の配信でございます。
いやー、もう2025年になっちゃいましたね。
いやー、ほんとですよ。
早いですね。
そんな中でね、いきなりね。
さあ、労働法の話というのもどうなのかだなと思った中でですね。
はい。
今回は向井先生が演誌にふさわしいお話あるんですよ、というふうに言ってくださいましたのでね。
ちょっと今日はね、ゆるやかにいきましょうかと思っております。
そうですね。
まあ、ネトリックス契約してまして。
気づけばヘビーユーザーですよね。
結構スキマ時間見てるんですけど。
はいはいはい。
あのー、極悪女王っていうね。
あー、あのプロレスのやつですか?
そうですね。女子プロです。
見てないんですよね。
あー、見てない。
見てない。ほんとに概要もあんまり知らないぐらい。
いやー、私はね、想像以上によって、ただラストの1時間まだ見てないんですけど。
途中?今?
途中で語るんですけど。
スキマ時間で見てるんですか?
見終わってないですか?
スキマ時間だから。
はいはい。
スキマ時間だからね、あのー、ぶつ切りなんですよ、私の中では。
あれって映画みたいに1本じゃなくて。
あのー、そうです。エピソード。
あ、エピソード。
エピソードになってますね。
はい。
でも簡単に言うとテレビドラマみたいな感じですよね。
全7回とか10回とか。
それで完結するんですけど。
その話がどう労働法と関係あるかはちょっと。
いやー、関係するんですよね。
実は前回大久保先生に寄せられた質問者の人がうちにも質問してくれて。
一度独立しちゃった不義理を重ねて独立をしちゃった人がまた戻ってきたいと言ってるけどどうしたらいいかみたいなね。
そういう質問があって。
で、私の回答は同じことが起きますよと。
悪役への変貌
終わりませんよと。
という話をしたんですけど。
逆でですね。
はい。極悪女王は社員教育を考えさせられる内容だった。
前回の先週の配信ではですよ、向井先生。
ベースはほとんど人は変わりませんっていう話でしたもんね。
その話ですね。
がって話ですね。今回は逆の話をするってこと。
そう。あのですね。
実は私、読んで意外だったのは、ダンプ松本さん、本名松本薫さんはプロレスオタクの女の子だったんですよ。
で、内気でスポーツもあんまり好きじゃないちょっとオタクっぽい女の子だったんですね。
プロレスオタクの女子だったってことですね。
そうなんですよ。意外ですよ。
運動できない側の。
運動できない。
ただ、女子プロレスは当時次のスターを探してて、
ビューティーペアっていう牧井上田とジャッキー佐藤っていう70年代後半で一世風靡したペアが開催しちゃったんですね。
次のスターを探すために、やっぱりいろんなキャラクターの女の子を採用してて、
その一人がダンプ松本で、なんかキャラがいいねみたいな感じで採用されたんですよ。
ところが、バンドしたことないから。ついていくので精一杯なわけですよ。
走れない。
そんなに鈍めの方にいた方?
投げれない。走れない。
プロレスすんなよって話ですね。
いや、殴れないのよ。気が弱くて。
あ、そっち?
うん。殴れないの。かわいそうになっちゃって。
おい松本、そこで殴れよとか蹴れよとか言われるんだけど、殴れないんですよ。蹴れない。
すごいね。
びっくりでしょ。
それで、永代千草とライオネスアスカは同期入社なんですよ。同期生。
仲いいんですよ、2人と。
ところが、その2人は素質があるから。
で、結構見栄えもかわいらしいっていうか、かっこいいというか。
どんどんどんどん人気が出てっちゃったわけですよ。
まさに女子プロの憧れてスターになるものを持ってる2人。
歌も歌ってドラマに出てみたいなね。
じゃあもう半ばタレント女優兼プロレスみたいな感じですね。
そう。
だって今ちょっと調べたら郷力彩美さんが片方演じている。
そう。
もう一つは戸田恵梨香。
戸田恵梨香じゃないですね。
違う、戸田恵梨香じゃない。
はいはい。
戸田恵梨香ではない。
空田恵梨香ですね。
空田恵梨香。
空田恵梨香さんを戸田恵梨香ってだいぶ恥ずかしいですね。
だいぶ違いますね。
だいぶ違いますね。
ドラマが変わります。
失礼しました。
はい。
だいぶ違いますね。
はい。
ドラマが変わりますね。
本当だね。
ドラマが違うドラマになります。
はい。
それで、自分は何なんだと。
ずっとこうジャージ着て会場整理とかやってるわけですよ。
で、みんなながよちぐさがんばれみたいなのやってるわけですよ。
で、会場超満員。
で、自分何なんだろうってなって、
そこでその全日本女子プロレスの役員の人が
松本だと。
お前さってもう悪役やるしかねえよって。
お前行ける道はもう悪役しかないんだって。
プロレスって悪役と全玉があって。
ベビーフェイスとヒール役。
全玉悪役があって。
お前悪役しかないんだって。
で、悪役の衣装を着せてやらせたんですよ。
松本かおるさんに。
人間を変えようとしたわけだ。
そうそうそう。
ところが優しい性格じゃないですか。
で、悪役やりたいからプロレスやってるわけじゃないから。
やっぱりまた殴れないんですよ。
悪役なのに。
悪役なのに殴れないの。
弁護士なのに校庭に立つのが怖いとか。
そうそう。
お前何やってんだよとか言って。
もういじめられちゃうわけですよ逆に。
悪役になってねえよとか言って。
それでもう私終わりだとか言ってるときに。
実家がちょっと貧しくて。
お父さんがちょっとひもっぽいんですね。
仕事をしたりしなくなったり。
お金を無心にきたり。
他に女性を作って子供を作ったりとか。
結構めちゃくちゃな。
それで困ってきたんですけど。
長寄ち草のサインをお父さんがワンプ松本からもらって。
それを売りさばいてたり。
長寄ち草に合わせてやるって言って。
金を騙し取ったりしてたんです。
有名人知ってる詐欺のやつですね。
よく聞く話ですね。
お父さんが勝手に存在ですよね。
騙し取ってるわけだから。
プロレス団体の役員の人怒っちゃって。
お前さって、親父なんとかしないとお前クビだよってなって。
実家に戻ったら、
お父さんが開き直った態度でまたいるわけですよ。
で、お父さんを突き飛ばして。
そのぐらいは強くなってるんですね。
さすがにもう鍛えてるから。
お父さん年取っちゃって、敵わないわけですよ。
さすがに鍛えまくってますから数年間。
お父さんを投げ飛ばしたんだよね。
お母さんはいわゆる暴力振るわれてるお母さんなんだけど。
よくわかんないんだけど。
ついちゃうわけですよ。また暴力振る男と。
で、お前らどいつもこいつもって。
絶縁だって言って。
で、お父さん投げ飛ばして。
で、お父さんはダンプの運転手だったんですよ。
だからダンプ。
で、そこで大雨がザーザー降ってるんだけど。
私はもう変わるしかないって言って。
ダンプ松本の誕生なんですよ。
視聴率とプロレス
親父への怒りと嫌悪感を全部切るんじゃなくて、
自分にかぶせてかぶっちゃったんですか?
そう。
すごいんですかね。
で、もう私は長与千草と仲良かったのに絶縁するんですよ。
へー。
で、みんなと口聞かなくって。
で、プロレスのリングでも普通にほら手加減するわけですよ。
はいはい。八王朝的な部分も持ちながら本気でやって。
で、手加減しないんですよ。本当にフォークで刺すんですよ。
あれ?
グサグサ。
あの額の有名な?
そう。
お前松本なんでガチでやってんだよとかって言うじゃないですか。
だって痛いからそんなね刺されたり、チェーンで首絞めたりするわけですよ。
お前やりすぎだよとかって言うじゃないですか。
あれ本当にやりすぎなんですか?
本当にガチでやってた。
本当にやりすぎだったの?
本当に首絞めた。
そういう話?
それで、当然だって困るじゃないですか。
プロレス団体も怪我されたら困るし選手が。
相手の選手もそんなんで選手生命絶たれたら困るじゃないですか。
喧嘩になるわけですよ。
お前何やってんだよと。
ところが会場がめちゃくちゃ盛り上がるわけ。
なるほど。今そこで労働法の話くるかと思いきやそっちじゃなくてね。会場はうわっと来ると。
会場はワッと盛り上がって。
要するに、実はダンプ松本って僕知らなかったけど、実は一番視聴率が稼げてるのはダンプ松本だったんですよ。
あ、その頃。
そう。
人間の変化の重要性
プロレスでっていう。
要するに長与千草とライオネースアスカ出ても、実はそこまで数字なかったんですよ。
でもダンプ松本が出るとドーンと跳ね上がるんですよ。視聴率。
ゴールデンになっちゃったんですよ。ゴールデン番組。
当時?そうでしたっけ?
いや、私見てないな、たぶん。
僕は小学生だったから田舎のテレビでも映ってて、
あのね、ダンプ松本ってこれ本当に映していいの?って思うくらいすごかったです。
子供だから。
だって覚えてんのが市内振り回すんですけど、実況のアナウンサー殴ってんですよ。
実況できねぇだろって。放送してんだから生放送。
アナウンサー殴ってっから、市内振り回して、
とか、でも本当にフォークで刺してる。
それでね、要するにだんだん盛り上がってきて、視聴率もうなぎの森なわけですよ。
昔と違ってロレスで30%とか出てたの。
30%って3000万人とか。
言ってましたよ、20%30%当たり前ですよ、昔はね。
ゴールデンだから。
だってネットもないし、娯楽もないから、テレビってもう20%とか当たり前ですよ、80年代は。
はいはい。
それで、だんだんクライマックスになっていくんですけど、
私何言いたいかと言うと、
ちなみに岡井先生まだ半分しか見てませんけどね。
そんだけ熱く笑ってるけど。
あと1時間残ってるんですよ、半分じゃなくて。
一応90%くらいは見てます。
シリーズ本の最後だけ見てないってことか。
そうなんですよ。
何を言いたいかというと、
要は人間が変わるってこういうことだなって思いました。
社員教育で。
はいはいはい。どこどこ。
社員教育。
いやだから間違ってるよ。
要は社員教育で人なんか変わんないんですよ。
チャンスを与える。
貝を与える。
気づきを与える。
これできます。
いや子供の教育も同じなんですよ。
子供自体バラバラだから。
勉強する機会、何とかする機会与える。
それはできると思ったけど、
やるのは自分で、変わるのも自分だから。
ダンプ松本は変われなかったんだけど、
要は環境を変えて、人間関係も変えて、
やる仕事も、
もう悪役レスだって全然仕事が違うんですよ。
そうですね、転職ですよね完全にね。
いやだって、何かカッパ橋みたいな、
トンヤ街行って、
狂気探してたからね最初。
何に使っていいか分かんなくて、
おじさんこれ、
狂気に使えますか?
何言ってんの?みたいな。
カッパ橋の金物通りのあそこで。
いやカッパ橋か分かんないけど、
金物通りみたいなとこ行って、
狂気探しに行ってんのよ。
そっか。
だから自分が変われば、
カッパ橋も武器調達場所に見えるんですね。
そうなんだよ、そうなんだよ。
これで、
なるほどね。
そう、それで、
何て言うんですか。
何て言うんですかね。
何て言うんですかね。
社員教育はやっぱりチャンス与えるっていうね、
自己決定の機会
機会与えるっていうのは大事。
いやでも前回のですよ、
綺麗事じゃないんだよ、
K-1っていう話にも繋がるように、
人の教育っていうのは、
ちょっと勉強をするとか、
知らないことを教えるとか、
そういう次元のことじゃないんだよって話でもありますよね。
本当に自ら変わるという、
自己決定を、
させられるかどうかの機会を与えることが大事で、
それをさせようなんていう話じゃないわけですよね。
そう、結局、
ダンプ松本さんは自分で、
もうダメだと、変わんないと、
私のプロレスラー人生終わると、
いろんなものを犠牲にしてでも、
人間関係断ち切ってでも、
やるしかないって思ってから、
変したわけですよね、人生がね。
そういう意味で言うと、
それほどプロレスが好きだったんでしょうね。
大好きだな。
ってことだよね。
プロレス考えてる時が一番幸せみたいな子供時代だと。
いやだから本当に好きを追求すると、
運動全然できなかろうが、
なんだろうが、
そのオタクのプロレスの魂は、
自らの優しい心を悪のヒール代わりにも転じ、
そのプロレスの好きを追求すると、
あそこまで行くってことですよね。
すごい話なんですよね。
いやだから、面白いですよ。
そういう観点で見ると、面白いドラマで。
ただダンプさんって、
僕は楽しみにまだ見てないんですけど、
YouTube今やってて、
いろんな番組出てるんですけど、
今も優しい顔になったよね。
だってもともとそういう人だから。
もう本当にある数年間は無理して、
もう悪役レスラーになりきるために、
回路断ち切ってやってたって感じですね。
なるほどね。
ちょっと待ってください。
完全に見たくなったと同時に、
もう見なくてもいいかなぐらい、
エネルギーを得た気がする。
だからネタバレ注意で、
ちょっとタイトルに書いてほしいですね。
ネタバレ注意入れておきますね。
でもぜひ見てくださいというタイトルにしておきますが、
ということでね、
むかし先生、一言でまとめていただくと、
キーワード何でしょうか。
それはもう人間が、
悪って大変なことなんですよってことですね。
いいですね。
ここで人は変われるんですって来たら、
もう前回との矛盾最高だなと思いましたけど。
ちょっと言いそうになりましたけど、
簡単じゃないですね。
そういうことで、
人材育成教育という観点で、
極悪状をぜひ見ていただけたらと思っておりますが、
ということで、また今年もよろしくお願いします。
ということで終わりたいと思います。
ありがとうございました。
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