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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤克樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え
向井先生、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、今日も行きたいと思いますが
最近いかがでしょうか?
最近はまあだいぶ落ち着きましたよね。
あ、ですか?
仕事もそうですね。
コロナがやっぱり感染者が落ち着いてきて
そんなに激しい労働問題とかの相談も減ってきましたね。
だいぶ変わりましたね。
世の中もお店、飲食店
僕百貨店行かないんで
飲食店とかよく外から見えるじゃないですか。
一番ひどい時の3月とかに比べると
相当戻ってきてるかなっていう
相当つっても100%じゃないけど
どのぐらいですかね
最悪でも半分
繁盛してるお店だとほぼ100%戻ってますね。
ですよね、東京の雰囲気は
テレビ見てると何ですか
全然動きないのかなと出ちゃってますけど
実体は普通にみんな電車乗って
普通に飲んでますよね。
そう、特にね、面白いと思ったのは
ドトールよく行くんですけど
あるお店
オフィス街兼住宅街みたいなところ
土日に行くんですけど
土日は営業マンっていうのかな
相談やってたりするんですけど
お客さん訪問の前のつなぎの時間とか
ノートパソコン開いて準備したりとか
ああいうことやってる人いっぱいいるんですけど
あれがもう
土日になると昔はですね
60代70代以上の年配の方が
同窓会雰囲気で集まる
親戚とかね
旅行がどうしたとかね
確かに都内ドトールあるあるですね
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それで結構繁盛してたんですけど
今でもほんといなくなりましたね
6070以上の人は今でもやっぱり
見かけなくなっちゃって
代わりに
資格試験の勉強なのかな
勉強みたいなする人とか
あと若いカップルとか
そういう人が代わりに
ドトールに来るようになって
面白いですよ
同じ土日でも入れ替わっちゃった人が
感染が減れば減るほど若い人どんどん増えて
年配の人は戻らないですね
なるほどね
向かい現場レポート的な感じですか
あと通勤も満員電車はほぼないですね
確かに乗ってるとはいえど
満員はないか
ちょっと時間ずれると座れるみたいな
昔から信じられないような状況ですね
これはどうなんですかね
これからも続くのかな
仕事もリストラのような相談の仕事は
一段落つきましたね
向かい先生個人のセミナーは
コロナのセミナーも一段落つきましたね
ですか
ドイツ労働ドイツ人員という
日本版のドイツ労働ドイツ人員の
セミナーが入り始めましたね
なるほどね
リモートという形に変えて増え始めてる状況ですかね
増え始めてますね
そのドイツ労働ドイツ人員が始まるのは
この環境が変化してるのがそのままドハマリするからですか
いや元々今年の4月から大企業始まってて
来年の4月から中小企業も始まるんで
元々セミナーとしてはかき入れ時なんですよ
それがコロナで消えちゃってただけで
戻ったってことなんですね
戻りつつありますね
セミナー見てても平常時に戻りつつあるなっていう感じで
やっぱりね僕はちょっと若者と言えないけど
20代30代の人はテレビあんまり見なくなって
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ネット見てるじゃないですか
ネット見ると自分の好きな情報見れますよね調べて
そうすると今のコロナの数字とか
自由にツイッターで検索すると見れるじゃないですか
そんな20代30代なくなったりしてないんですよね
確かにファクトベースの情報を
SNSとかで取ってる層は逆に普通に出歩いて
僕もたまにテレビ見ますけど
テレビ見るとワイドショーのレポーターとかが
大変ですよみたいな
ずっと今でも言ってる感じで落差が激しいですね
なるほどね
それはすごい体感しますね
そうだ世代間の格差ですね
コロナにおけるムカイレポート面白いんですけど
これこのまま一本に切ってあげそうですが
そうですねちょっとそのぐらいにしておきましょう
このぐらいにしておきますか定期的に
やっぱりあれですねムカイ先生
上海がなくなっても東京にいればいるだけ
レポートありますね
でもみんな気づいてると思いますけどね
やっぱり言語が上手いですし観察力が改めてあるんだな
でも面白いですよこんなに変わるんだなと思いました
ですよね
そんな中で今日は持ち込みを一つ
これは皆さんにお届けしたいという話があるということで
質問が非常に少ないっていうのもあるんですけど
これ質問が少ないのではなくて
サイトから質問フォームが落ちてたの
ちょっと質問ができない時代になってまして
質問できるようにしますので
ぜひ皆様質問をよろしくお願いします
本当にご迷惑おかけしましたという状況になってしまいましたが
ムカイランの柿ツバタ経営法律事務所のサイトの方に
質問できるようにまた再アップということになっているそうですので
ぜひお寄せください
さあというわけで
はい
これ興味ない人も全く興味ないんで大変申し訳ないんですけど
実際うちの事務所の未払い残業代奮走の3分の1は運送業なんですね
運送業が大体3分の1かな
半分は行ってないと思うんですけど
半分近い時期もありますね
実はほとんど過半数までいかないけども
それに近い数が運送業と被告になっている
請求の相手方になっている事案なんですね
うちの事務所も本当に運送業かなり大量に事件とかやってきて
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やっぱ負けちゃうわけですよ
一人当たり何百万取られちゃうわけですよ
多いとやっぱし500万かな
少なくても2、300万は取られちゃうみたいなね
何も対策打ってないとね
定額残業代って制度あるんですよ
給料の中に残業代は込み込みだよみたいな
45時間とか60時間とか
身なし残業代とはちょっと違うんですか
身なし残業代って言葉はいろんな意味で使われてて
身なしとは一部重なりますけど
ちょっと違う概念なんですね
身なしはいろんな言葉で使います
それも負けるんですよ
定額残業代も例えば45時間分だったら
残りの例えば80時間働いたら35時間ですかね
35時間分払ってないと無効になることも結構多いんですよ
なるほど実体払うと
ちゃんと差額払ってないから全部無効だって
言われることもあるんですね
それで負けっぱなしで
残業代の時効が3年に今年の4月から切り替わりまして
そっかそっかもうしれっとその時期入ってたんですね
入ってたんですよ
今ね影響は出ないんですね
今年の4月の給料から3年なんで
まだ影響ないんですよ
影響出るのは2年後以降なんですね
その2年後うちの事務所も相当増えると思って
僕としてはこんなので
はっきり言って運送業やっていけないと
運送業の社長さん結構聞いていただいてるんで
多いですよね
ローム経営者両方
コロンブスの卵って言葉がありますよね
卵は立てられないと
コロンブスが卵を上からガシャっと壊して
立てられるじゃないかと
って言って立てたんですね
卵を潰して下の部分が
コロンブスの卵とはまさしくその通りで
自分がコロンブス的な話ですね
もう完全になりきってます
誰もついてこないですけど
うちの事務所でも誰もついてきませんが
僕は完全にコロンブスの気持ちになってます
伝わりました
完全部合性って言葉なんですよ
完全部合性は聞いたことありますよね
振込
振込ってどうですかイメージ
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ソニー生命プルデンシャルのイメージですか
そっちですか
稼げるけどきついみたいなイメージありますよね
ありますね
ところがプルデンシャル生命とか
法人向けのオーナー経営者向けの生命保険会社以外も
実は昔から運送業は完全部合が結構行われてきたんですよ
そうなんですか
そうなんですよ
それは知らないわ
社長さんの本音としては完全部合やりたいんですよ
稼げる運転手払いたいし
動かない運転手は払いたくないっていうのが本音なんですね
ところが完全部合は違法だっていう話が
どこからともなくやってきて
社長さんはダメだと思い込んだんです
なるほど
一部の社長先生からも聞いたことあるんですよ
ダメだと
しかし私いくら探してもどこを探しても
完全部合性が違法なんていう法律も通達も解説書も
どこも見たことないんですよ
調べたら全然違法じゃないんです
何?噂?
噂だったの
都市伝説
監督官も言うのよ
完全部合性は困るんですよねとか言って
あれ嘘なんだよね
監督官ってすごい信用されてて
監督官言うこと絶対だみたいに思うお客さん多いんだけども
監督官も法律の解釈上間違いないっていう時と
相談者がうるさいから
相談者がややこしいから
とりあえずこういう答えしとくかみたいな
何パターンなんですよ答え
聞いてる方がわかんないからニュアンスが
そのまま受け取っちゃうんですけど
監督官から断られたみたいなこと言うんですね
そんな権限ないよと
昔から言ってたんですよ
完全部合違法じゃないよと
ただやっぱり完全部合は違法だって
みんな言うから
僕らも流されてきたんですよね
完全部合をすると
なんと見払い残業代問題はなくなっちゃうんですよほとんど
これは社長の先生も知ってる
知ってるんだけど
なんか知らないけど
マスク論争ってあるじゃないですか
飛行機乗ったらマスクつけなきゃいけない
みんなつけてるからつけるみたいな
科学的に検証したかと言われると
何にもやってないんですね
それと同じで本当に検証したことあるのかと
本当に完全部合違法なのかと言ったら
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誰もやってないんですよそんなの
なんで私がここまで力説するかというと
これは音声メディアだと伝わりづらいんだけど
ある事例を今から言いますね
ノートとかに書き込んでいただければ
わかりやすいと思うんですけど
例えば月給30万固定給の方がいるとします
運転手で
月の所定労働時間150時間
短いんですけどちょっと計算しやすいんで
150時間しますね
残業が80時間
法定休日労働なし
深夜労働なしの80時間
計算すると30万給料もらっても
残業代20万払わないといけないんですよ
50万払わないといけないのよ
やってらんないですよね
仮に同じ人を完全部合制にして
結果として30万になった場合どうなるかというと
完全部合の場合は
月給全部を残業時間も含めて割れるんですよ
後で説明しますけど
30万割る150じゃなくて
30万割る80たす150なんです
230時間なんです
残業も込みで割れるんですね
単価計算で
そうすると1304円なんですよ
これでも安いんだけど
プラス割増値には
0.25をかけるだけでいいんですよ
これに80時間労働をかけると
なんと2.6万円
2万6千円になっちゃうんです
残業代
同じ働き方してるのに
完全部合っていうだけで
残業代がほぼ10分の1なんです
10分の1言い過ぎかな
8分の1
えーって思うじゃないですか
これは完全部合の計算のルールに則ると
同じ現状がこうなるって話なんです
これ全く適用なんです
これも私思い出して考えて
やっぱりなって思うのは
実は完全部合のお客さんが
訴えられたことほとんどないんですよ
偶然とは思えないこの17年間
完全部合のお客さんってたまにいるんですよ
ちっちゃい会社で
うち完全部合で説明してるんで
なぜか残業代は訴えられないのよ
お見出し残業代
ローソの弁護士さんも言ってこないのよ
今まで正直ふーんって感じだったけど
それってたまたまじゃなくて必然なんだと
18:00
完全部合だから
残業代がちょっとしか発生しないから
割に合わないと
こういうことなんですね
こんな簡単なことに
なんで気づかなかったか
情けない
父ちゃん情けない
コロムス
暴れ発着流に言うと古いけど
父ちゃん情けなくて涙出る
これでもですよ
ロジックだけで言ったら
マジですかって話ですけど
これ知ってんのよ
弁護士も社長さんも
老期語勉強したり
実務やってれば
これは必ず勉強する条文なんですよ
条文にあるんですよ
条文にあるんですよ
知識としてはあると
計算も分かってるんですよ
だけど固定観念で
完全部合はできないと思い込んでる
錯覚だ何かの
でですよ
条文にもう1個書いてあって
通常の賃金の6割を保証しなさい
っていう条文があるんですよ
通達かな
詳しく見てないけど
通常の賃金とは何を指すかっていうのは
ちょっと争いがあるんですけども
例えば
平均賃金が平均して考えると
毎月30万稼いでると
7割保証します
21万保証します
21万じゃ少ないから24万保証します
8割ね
8割保証するよと
部合が足りなくてもと言えばOKです
それに残業代払えばいいんですよ
部合の計算でね
部合給として何らかの基準を作って
このお金は保証するよって言えばOKです
例えば1日来たら必ず1万円は払う
部合給として1万払うよと
部合の残業代がだいたい1000円とか2000円付くから
そのぐらいは払うよと
部合給保証して最低部合給保証して
それの残業代もちゃんと払うよと言えばOKです
こんな簡単なことに
もう情けない
何で気づかなかったか
本当に最近気づいたんですか
というのは何で気づいたかというと
ある国際自動車っていう大手タクシー会社
遠藤さんも乗ったことあると思うんですけど
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東京住んでると大手4社のうちの1社なんですけど
国際自動車が訴えられて最高裁まで行って
負けちゃったんですよ
タクシー会社ってほとんど完全部合なんですよ
なんだけど
完全部合でやればいいのにタクシー会社も
都市伝説に負けちゃったんでしょうね
国際自動車といえどもね
完全部合は悪だと思い込んじゃって
完全部合じゃないように見せてたんですよ
実際は完全部合なんだよ
実質は
実質完全部合
みんな認めてる実際
残業代固定給に振り分けて払うような形を
取ってたんですよ
やり方はいくつかあるんですけど
国際自動車の場合は残業代を部合給から引く
っていうアクロバティックなことをやって
それで総予算に収まるようにしてたんです
それ負けちゃったのね
運送会社もいろんなことやってるんですけど
部合給を残業代として払うとかね
やってきたのよ
それも負けつつあるのよ
おそらく負けると思います
もう完全部合しかないと
あるときやっと気づきました
いやー
なんで十何年かもかかんすかね
これあれですか
私ド素人なんであれですけど業界の方からしたら
はーって感じですか今
今じゃあ相当な人たちが興奮状態にいると
僕はこんなアドバイスははっきり言って
大した価値なくて
実行しないと意味ないから
正直ね
例えば給料6に払ってない事案とかは
仕方ないと思うけど
運送会社も目一杯運転手さんに給料払ってんのよ
払い方は分かんないわけですよ
割増賃金あるから
訳分からずとは言わないけど
いろんな方法試して
僕らの責任でもあるんですけど専門家の
で負け続けてるわけね
なんでこんな簡単な事で気づかなかったか
いやー
部合に突破口ありなんですね
完全部合に突破口ありですよ
自転車の生命もソニー生命も
未払い残業代請求する営業職員の人いないでしょ
いないでしょ
払ってるのは多いけど
完全部合って実は労働問題起きづらいのよ
僕ね中国の
面白かったんですけど
中国の営業マンと話し聞いて
24:00
驚いたんですよ
中国の営業マンって最低賃金プラス部合なんですよほとんど
ほぼフルコミッション
教育ゼロ
話し替え何もない
ただここを営業して回ってこいと
リストラとか
する必要ないですよ
自然と辞めてくから
生活できなくなる
残る人だけ
どんどん給料上げていく
在宅勤務ですよ
中国の営業マンって
オフィスに来ないもんね
それは極端だとして
完全部合の労働問題は起きないんですよ
そういうことですか
これはセミナーやりますんで
これ聞いてる時もやっちゃってるかもしれないですけど
運送会社の人以外は興味ないんだけど
社長室の先生はみんな興味あると思う
知っておいた方がいいです
独自主催するんですか
セミナー会社とタイアップと
無料セミナーも企画してます
導入部分は無料セミナーしようと思います
いやいやこれは
マニアックなんでしょうね
全然僕だけね
事務所のみんなもね
全然冷めたもんでね
私だけ興奮してね
コロンブスによろしく
リスナーの人は分かってもらえると思いますね
こういうことでした
1回にわたって引き伸ばしてやりたいくらい濃い内容でしたね
そうなんですよ
喋ると1回以上必要なんで
興味ない人は一切興味ないんで
このぐらいにしておきます
これは濃い内容ですぜひ興味ある方は
向井先生のメルマガとかで
情報が入るんですかね
登録していただいている方は
メルマガで告知が行くと思います
よろしくお願いします
ご参加いただければと思います
それではコロンブス先生ありがとうございました
本日の番組はいかがでしたか
番組では向井蘭への質問を受け付けております
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