1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第383回 「ブラック経営者」に..
2022-12-09 14:16

第383回 「ブラック経営者」に対する対応方法

第383回 「ブラック経営者」に対する対応方法

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
00:03
こんにちは、遠藤克樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということで、今週も行きたいと思いますが、 早速質問に入らせてください。
ちょっと今日長いのでね、行きたいと思います。
はい。
この方ですね、法律事務所の事務職、 39歳の方からご質問いただきました。
はい。
向井先生、遠藤さん、こんにちは。 いつも楽しく拝聴しております。
今回はお二人にご報告とご礼を申し上げたと ご連絡しました。
ということですね。
なんですかね。
私は現在、法律事務所でスタッフとして 勤務しておるのですが、
ポッドキャスト、社長は労働法をこう使え、 をきっかけに労働問題に興味を持ち、
数年前から社路詞の勉強を始めました。
そして、無事、今年の社路詞試験に 合格することができました。
おお。
おめでとうございます。
すごい。
おめでとうございます。
おめでとうございますですよ。
合格まで時間がかかってしまい、ポッドキャストを聞いて 勉強を始めたことをすっかり忘れていました。
労働法という奥深い世界に足を踏み入れるきっかけを 与えてくださったことを心より御礼申し上げます。
さて、今後社路詞として開業するにあたって。
開業するんですね。
向井先生にご質問があります。
それはニチャン創業者であるヒロユキさんの発言についてです。
ということで質問いただきました。
YouTubeに公開されている動画なのですが、
ヒロユキ氏はリスナーからの質問に対して、
経営者はブラックでも訴えられない勤務規定を作る社路詞を求めているんだ、
という趣旨の回答をしていました。
これを聞いて私はモヤモヤとした気持ちになってしまいました。
もちろん社路詞がお金をいただいているのは経営者です。
会社の利益を実現するために、
時には無礼な領域に踏み込むことは必要なことだと思います。
しかし、会社の利益のためにブラックな勤務規定を作り、
従業員の労働力を絞り取ることを是とするような考え方に、
個人的に違和感を感じます。
できれば私は従業員と一緒に会社を良くしたい、
と考えている経営者を自分のお客様にしたいと考えています。
そのためには、同志関係に関する自分なりの価値観を、
経営理念として発信することが重要だと考えています。
しかし、経営はそんなに甘いものではない会社側に立つ社路詞が、
弱ほしな態度でいいのか、という意見もあると思います。
そのような批判に対して正面切って反論できる自信はまだありません。
向井先生は経営者側の弁護士として、
多くの経営者と話し、さまざまな問題社員を目の当たりにしてきたと思います。
ブラックな経営者に対して、向井先生はどのように接してきたのでしょうか。
経営者と従業員の理想的な関係を実現するために、
専門家はどのように会社に関与すべきなのでしょうか。
抽象的な質問で恐縮ではございますが、
向井先生のご意見をいただければ幸いです。
素晴らしいですね。
この番組がきっかけでロトコを興味持って、
社路詞研を勉強して受かっちゃったんですか。
03:01
そして開業まで目指そうとして、
すごい。
ということで、人生変えられております。
一度番組に来てほしいですね。
そういう流れ、いいですね。
そんな人はなかなかお目にかかれないし、
ぜひ宣伝も兼ねて、
せっかくこんな番組で人生変わったんだったら、
我々も責任があるような。
いやそうですよ。
ないような。
ないんですか。
いやいや。
ぜひお寄せしていただければ、
リモートでできますからね。
できますからね。
タイミング、一番いいこの方のタイミングでね。
ぜひぜひ。
コラボできたらと思いますが。
そんな中で、
今日はご質問いただいておりまして。
いや、あの、ひろゆきさんは、
僕は同年代よりもうちょっと僕が年取ってますけど、
2chとかやっぱり有名でしたからね。
ひろゆきさんのほうが年上ですか?
いや年下です。
年下ですか?
42歳。
何歳かなあれ。
いや、あの、
おそらく42歳くらいなんで。
はいはいはい。
まあ、世代的にはそんなに離れてないんですよね。
うんうん。
まあそういう、
45歳だ。
あ、ほぼ変わんないですね。
45歳だ。
一緒くらいじゃないですか。
まあ僕47ですから、
あんま変わんないですね。
同級生ですねほぼ。
いやーでも、
もう適当なこと言ってますね。
いろいろね。
そうですね。
いやでも優秀ですよ。
あのー、
よくあんな知らないのに
しゃべれんなって、
感心しますね。
真に受けちゃダメなんだけど、
もう、
ひろゆきがこう言ってたとか、
真似するからね子供。
例えば、
それはあなたの感想ですよねとか言うからね。
まじですか。
言いますよ。
それはあなたの感想ですよね。
うん。
いやいやいや、
子供が好きだからやっぱり流行ってる。
にーちゃんとかで、
あ、にーちゃんじゃないよ。
YouTubeとかでやられてるんですよ。
それはあなたの感想ですよねって。
はー。
まあまあちょっと、
日本の教育の問題に
つながっちゃいそうなので、
ちょっと話は戻しまして。
はい。
戻しまして。
でも実際質問の端的なところで言うと、
やっぱりブラック企業の経営者に対して。
端的なところで言うと、
半分当たってて半分外れてますね。
で、半分当たってるっていうのは、
まあ一応その例えばルール決めて、
で守れよと言えば、
まあそんなの社員の人は分かんないから
労働法の知識がないから、
まあそういうもんかなって思っちゃいますよね。
うん。
そういう意味では効果はありますね。
例えば、
60日前に言わないと退職できないよと。
06:00
ブラックかな、今時で言ったら。
そういうのは一応、
法的には無効なんだけど、
分かんないからほとんどの人は、
あ、うちのルールはこうなってるから、
しょうがないよねみたいに。
まあはっきり言うと騙されるみたいにね。
そういうことはありえますよね。
昔的な感じで言うと、
情報格差をうまく経営者が利用しているということですね。
残念だけど分かんないからね。
なんだけど、
例えば、
例えば、
停職してきた人が、
いや、こんなのダメだよって、
みんな騙されてるよとか言ったら、
あっという間に魔法が消えますからね。
ああ。
うん、そうっすね。
え、だってネットに書いてるじゃんとかって、
それこそ、
ひろよぎ氏が言ってる発言とかを出して調べたら、
いや、全然60日なんていらないで、
14日あれば誰でも辞めれるよとかね。
そういうのは分かっちゃうんですよね。
うんうん。
ああ。
だから、まあ半分正しくないっていうのは、
いや、それはいずれバレますよって話ですよね。
法的にアウトだった場合はね、そのうちバレますけど、
なんかもうグレーなとこ攻めたときとかはね。
そう、グレーなのはあるんですよ。
例えばね、
さっきのまあ60日ってのはもう明らかに無効ですけど、
グレーでいくとね、
例えばなんだろうな、
ブラックの会社、
罰金とかもアウトだしね。
あれも違法だし。
あ、罰金ね。
罰金ってどんないかなる理由があっても、
制度として成り立たないんですか?
いや、あの、
1日の給料の半分まで制限されてるんですよ。
1回あたり。
うんうん。
だから、
遅刻したら5000円罰金とか、
それがアウトです。
なるほどね。
昔多かったんですよ。
遅刻で給料の半分の罰金を成立するんですか?
いやいや、
懲戒処分をした上で有効だとしても、
1日の給料の半分。
その程度ってことですね。
遅刻したからその半分ってわけじゃないですよ。
はいはいはい。
昔アルバイトの時にやられた気がするな。
遅刻したら半分なしみたいな。
年齢による。
年齢によって全然体験が違うけど、
今はネットがあるから、
すぐ検索して分かるわけですね。
なるほど。
まあ、ですよね。
いくとなかなか成り立たないよね。
グレーのやつでいくと、
例えばなんだろうな。
何がありますかね。
でもそんなブラックな就業規則なんて今のときないですけどね。
なんでしょうね。
グレー。
09:00
グレーね。
例えば社内不倫は解雇とか?
それグレーっていうか、
なんか違う観点な。
ちなみに興味深いですね。
社内不倫は?
それグレーですかね。
社内不倫に頭が引っ張られすぎて。
でもね、そういう質問は昔から受けたんですよ。
社内不倫が大手になった場合は解雇無効?
これがグレーで、有効になるときと無効になるときがあるんですよ。
相手が未成年で、
結婚者の男性が妊娠中絶させてみたいな。
そういう事例の場合は解雇有効な事例もあるんですよ。
なるほど。
普通の成人の男女だったら解雇は無効ですね。
あくまでそれは社内でっていう場合?
そう、社内でっていうね。
あとあれか、タバコ吸ったら解雇とか?
それは未成年云々ではなくて。
社長がタバコ嫌いで。
ありますよね、いまだにそういう会社ね。
それは無効ですよ。
仕事上吸っちゃいけないところで、時間、場所で吸ったらアウトですけど。
それでもいきなり解雇無効ですからね。
意外とブラックな規定ってグレーな規定もそんなにないんですよ。
微妙なやつばっかりですから。
就業規則に経営者の人は幻想を抱いてるんですけど、
あんまりそんなに有利にならないんですよ。
ないと困るけど、あってもすごく有利になるわけじゃないと。
就業規則のレベルを下回っちゃいますかもしれないですけど、
昔大企業に入った時の1年目の、ちょっとキラキラした女の子たちが
ヒールをちょっと高めのやつを履いてた。
おつぼみの様方に会議室に入社早々、数ヶ月で呼び出しを喰らい、
こっぴどく半分パワハラのような説教を受け、
かつ靴についての指導を受け、新しいのを買わされっていうのがありました。
含む規定に。
含む規定に書いてあるんですか?
書いてないのを、いやいや、書いてないんですけど、
でもねっていう説明を持って。
いや、本当大変失礼かもしれんけど、くだらないですね。
本当にね。
ありましたよ。
中学校の部活動みたいな感じですね。
経理部で起きてたのも見ましたけど。
ああ、もう。
見てほしいですね。
それは?
いや、それは当然。
12:00
そりゃあそんなものはあれですよ。
昼はどうのこうのなんていうのは、もうゴーですよ。
そうですね、黙文でした。
そういう修行規則作ったってね。
いや、もうあれですよ。
もうなんか10センチぐらいで、
もうなんかフラフラ歩いて念座しまくってるとかね。
そういうめちゃくちゃなものを書いてんだったら、
怪我するよっていう意味でやめさせるのはいいんですけど。
念座しまくってるようはないでしょ。
いや、だってあれ念座するでしょ、あんなの。
本当不思議なんだけどな。
番組の趣旨がおかしな方向にいってきた。
志村けんのコントじゃないけど、
もう本当フラフラでしょ、あんなヒール。
よくわかんないんだよな、あれ。
何があるのか。
グッと労働法の幹に戻しまして。
危ない危ない。
最後、ギュッと締めていただく上で。
それらを踏まえた上で大事な話は、
ブラックな経営者の方?
自分の好きなように経営したいから、
これ入れとけ、あれ入れとけみたいなのやっても、
いずれバレるし、心ある社員は離れますよっていう意味で、
私はそのご質問者の意見に賛成ですね。
短期的には意味あるかもしれない。
ということで、
今日は枝端の方に行きがちな会議になりましたけども、
ぜひ活かしていただけたらと思っております。
というわけで終わりましょう。
ぜひ連絡いただいて、何かありましたら、
応援しておりますので。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか?
本番組では、向井蘭への質問を受け付けております。
ウェブ検索で、向井ロームネットと入力し、
検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから、
質問フォームにご入力ください。
たくさんのご応募、お待ちしております。
14:16

コメント

スクロール