1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第423回 西武そごうのスト通告..
2023-09-15 11:48

第423回 西武そごうのスト通告の意味とは!?

第423回 西武そごうのスト通告の意味とは!?

弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/mukai/q/
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こんにちは、遠藤嘉祐です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今回も行きたいと思いますが、もう時事問題、労働法、凄まじく留まることを知らないんですけれども、
最近はやっぱり、西武そごうのスト通告、やったほうがいいんじゃないですか?
そうですね。ちょうど今収録が8月30日で、8月31日にストライキー実施すると予告しているので、
ちょうどですね、予想が当たるかどうかを検証していただいて、
最高裁判決はちょっと外した。
まあ半分は当たった。
でも結論はね、当たってましたからね。
結論はね、柱本氏は当たってたんですけど、ちょっと内容外れたって。
今回は僕の予想はギリギリ、要するにストー開始のギリギリになって回避かなと。
回避というのは?
回避というのはストアはしない。
そうですか。
ちょっとね、今回のこの件を少し整理しながらいきたいなと思うんですけど、
もともとセブン&ワイフォーディングスが今保有をしていて、参加にいると。
それを外資ファンドに一旦売却。
一旦売却して、そこから転売されるんじゃないかと噂されています。
そうですね、転売するんじゃないかという外資ファンド会社が手数料目的かどうかは分かりませんけど、
一旦かまして、どっかにまた。
だから基本的には売り先は決まっている前提で動いているんじゃなかろうかということですかね。
そうですね。
ですので非常に結論は予想しづらいんですけど、
僕としては結局外資のファンドが新しい経営陣を派遣するようになるんで、
今の経営陣にストライクつけもどうしようもないので、
だからストライクは回避するんじゃないかなと思います。
一方で、それも分かった上で我々はやってるんだよと。
要するに抗議を込めて西部百貨店を好き勝手にさせないぞということで、
抗議を込めてやってるんだぞと。
そういう可能性もあるので、その場合ストライクはやるでしょうね。
なるほど。
今の日本人の感覚から言うと、ストライクしてみんなが賛成するかは相当限りなくて、
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やっぱり西部百貨店に行くのやめようとか、
イメージ悪くなったねとかって可能性もあります。
確かに。
今回ストライクの方向としては、
要は一旦外資ファンド、今ググったんですけど、
フォートレスインベストメントグループですね。
フォートレスインベストメントグループ。
そのファンドの方の売却した場合にどうなるかが分からないんで、
まず雇用の維持がされないんじゃないか。
賃下げとかもいろいろあるんじゃないかとかっていうあたりの、
労働者の今の現状をちゃんと担保してくれよという形でのストライク。
言われてるんですけど、
外資が次のオーナーになることがほぼ決まってる中で、
雇用は100%賃金も確保しますなんて言えないんで、
一回ストライクやると止められなくなるんですよね。
そうなんですか?
いや、だって自分の要求が完結できるまでやり続けますから。
あー、止められなくなるね。
止められなくなると、西武池袋への客離れが本当に影響。
で、本当に西武池袋デパートが赤字になったりしたら、
なおさらリストラの必要性が高まる。
逆効果になりかねないですと。
と言われております。
という状況なわけですね。
あとはですね、これツイッターに書いたんですけど、
あ、そうでしたね。ツイッター出てましたね。
結構反響あったんじゃないですか?
はい。テナントが入ってるじゃないですか、デパートって。
テナントの店員さんって西武デパートが雇用してるわけじゃなくて、
テナントのブランドなりが雇用してるわけですね。
ですから、そのブランドが雇用してる店員さんの給料をどうするかっていう問題があります。
各出店ブランドの社員さんたちってことですね。
そうです。
ストライクしてる西武デパートの社員は積み立てしてるんですね、何十年間。
積み立てから給料出るんですよ、組合の。
おそらく。
別に生活にはすぐ困らないんですけど、
非常にテナントの店員さんはちょっと不安定で、
休業手当をテナントのブランドからもらえるかっていうと、
実は最高裁判例があってもらえないんですね。
無給になっちゃう。
今の条件ですか。
テナントとして出店しているところの社員さんの店舗が一旦なくなったときの
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休業保証は払わないっていう。
払わなくていいっていうのが最高裁判決なんですね。
ですから、西武のストライクすることでブランドショップとかお店とか、
あとは清掃したり、
いろんな働いている方、西武とは契約していない働いている方は
無給になっちゃうんですね。
無給になっちゃうけど、おそらく気の毒なんで
所属企業を補填してくれると思うけど、
その所属企業の補填するお金は売上げないですから、
もう全部お店なり会社持ちなんですよね。
ストライクの結果、会社にシワ寄せが来るっていう構造なんで、
必ずストライクやると、
例えばブランドショップに入ってたAさんの声みたいなのが出て、
いや私給料出ないんですよとか言って、
それで、結構賛否両論ワーッとワイドショップで出るんじゃないかな。
そこまで予想できるんですか。
いや今ね、そこまでおかしい、議論がそこまで煮詰まってないんですよね。
でもだんだん現実的になると、ストライクで困っちゃう人もいっぱい出てきて、
僕はそれで西部の労働組合は耐えられないんじゃないかなという気がします。
これそうすると、出店ブランド側というのは、
ちなみに出店ブランド側の方々がテナントがなくなった場合に、
休業補償しなくていいっていうのは、
それ根拠的には最高裁だと思うんですけど、
どういう理屈なんですか。
要はですね、そこの会社からしたら、そこの会社と関係ない出来事で、
お店が開けなくなったと。
不可抗力みたいな。
天才的な意味合いになるんですか。
そう。
ビルなくなっちゃったんだから、仕方がないよねっていう解釈なんですね。
ですので、非常に問題、かわいそうだという声が出て問題になるんじゃないかなという気がします。
なるほど。
一方で、今回という西部総合側の社員さんたちに関しては、
積み立ての?
積み立てのものからお金が出ると思います。
ちなみにどのくらいの期間保証されるっていうことなんですか。
積み立て金ってストライキ何十年やってないんで、すごい溜まってるから、
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下手したら半年とか1年くらい働かなくても、それは言い過ぎか。
1、2ヶ月は余裕だと思います。
ストップしたものは急遽保証で、積み立てから出るってことですね。
積み立てから会社じゃなくて、労働組合がお金を。
という構造なんですね。
で、最終的にいろいろ可能性の話を広げていきましたけども、
明日か。
これ放送されてるときには、皆さん外れたな、当たったな。
分かんないと思うんですけど。
深井先生的には、スッとやられた。
いいですか。
要するに、我々は徹底構成しますよっていう新しいオーナーにアピールするっていうことで、
もう終わりにするんじゃないかな。
なるほどですね。
ここからは、向井先生の予想はしなくてもいい気もしますが、
そうすると回避になった場合に、
じゃあ実際に、外資ファンドへの売却からその後の動きどうなるか。
そうですね。
ということですね。
その動きがあれば、またその後の労働問題確実に上がってくると思いますので、
次はまた随時、次々ネタとしてやっていきましょうか。
そんなこんなでありますが、今日はここで終わりたいと思うんですけども、
引き続き次々ネタ多くてですね、
万博問題もね、いろいろ、
労働時間どう済んだ問題、2024年問題も絡むのかなみたいな話もあったり、
あと最近だとIKEAもあったりとあるんでね、
ちょっと次回はIKEAの話、整理したいなと思いますので。
そうですね。
楽しみにしていただけたらと思います。
ということで終わりましょう。向井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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