AI人事評価の法律的問題
こんにちは、遠藤和彦です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今日も行きたいんですけれども、今日はですね、ついに来た!
そういう感じの質問の切り口がね、来ておりますので、やっていきたいなと思います。
はい。
質問はすごくシンプルですので、読ませていただきます。
最近、AIが人事評価をする会社が話題になっていると思います。
生成AIやアルゴリズムで、昇進、昇給、採用を決めるということは、労働法上問題はないのでしょうか?リスクもないのでしょうか?
説明責任や差別の問題など、法律的にどう考えていけばよいのかと気になっております。
はい。
いやー。
これは確かに、確かにですね。って思いましたね、この質問。
いやー、もう一部やっちゃってますよね、会社によってはね。
なんか、ちょっとあれ、いろいろ出てますけど、ソフトバンクとかは、なんかエントリーシート評価とかはAIちょっと使用してるみたいな話とかね、出てたり。
いやー、あの、遠藤さんもね、人事なさってたから、結構採用って、大企業の採用って、あの、作業が多いんですよね。
ほぼ作業ですよね。
ほぼ、あの、なんか採用っていうと、じっくり読み込んで、みんなで議論してみたいな感じですけど。
いや、じっくりなんて読める量じゃないですからね。
あの、すごいらしいですよね、大企業の。
エントリー量。
エントリー量。
うん。
だから、あれを会社独自の基準で読み込まして、基準でこう、あの、評価決めるって、もうAIにぴったりですよね。
合理的にね、非常に相性の良い作業になっちゃいますよね、そのあたりは。
いやー、でも、もう使ってるでしょうね。言わないだけでね、おそらくね。
いや、でしょうね。あとは個人情報の問題とかもね、とかってなると思いますが、今日はそんな質問でして。
評価の公平性と客観性
はい。
どこから入っていきますか?
まあ、一番わかりやすいのは適法か違法かっていう問題なんですけど。
おお。
これはあの、適法なんですよね。
へえ。
あの、別に、まあAIの通りにうちの会社は評価しますって言っても、法律上は会社が評価してることになるんで。
ああ。
まあ、AIっていう道具を使ってるだけだから、だから別にそれで違法になることはないんですよね。
おお。
うちはもうAIで自動評価して、公平に人事評価、昇進、昇格、消去を決めますと。これは別に。
それOKですか?
あの、適法、違法ではないという。
へえ。
ですね、はい。
でもなんか今言われて思いましたけど、変に人のあまりに主観的すぎるバイアスで評価されるぐらいだったら、
超公開されたオープンにAIに委ねて評価出されたものに基づいた方が納得性が高い可能性がちょっとあったりしますよね。
いやー、あのですね、例えば、
うん。
行動問題で起きるパターンっていくつか当然あるんですけど、今思いついたんですけど、
はいはい。
結構、特定のAさんっていう上司の人が派遣社員の人を気に入ったり、
うん。
パートアルバイトで来た人を気に入って、
はいはいはい。
で、採用して、で、そっからその、例えばA部長の虎の尾を狩る狐みたいになって、
パワハラしまくったりとか、
おー。
そういうこう、職権濫用的なことをやりまくるとか、
あと全然能力がないのに、そのA部長が昇進昇格させ続けるとか、
うんうん、好き嫌いで。
そう、人間の好き嫌いが労働問題を引き起こしてるっていうのは結構あるんですよ。
なるほどね。ありそうですね、これは。
うん。
人間ですからね。
そう、だから例えばうちの事務所もですね、AIは使ってはないんですけど、
はいはい。
適正検査を使ってるんですね。
ほう。
でも、
この番組で皆さんに共有してますよね。
もう15、6、7年使ってるんですけど、
はい。
で、あの、あれ?と。
この人そんなに喋って印象に残んない。
あとはちょっとたどらどしいなとか、大丈夫かなって思うんだけど、
数値が高いって人が出るんですよ。
いるんです。
まあ当然ありますよね。
ある。
うんうん。
ね、すごいなと。なんだこの数字みたいな人がいて。
で、あの、一方で感じがいい。
ハキハキしてる。
うんうんうん。
ね、すごいなんかちゃんと礼儀正しいとか。
はいはい。
人間感覚的には好印象ってことですね。
そう。
心が適正検査あれ?
あれれれ?っていう事例もあったんですよ。
なるほど。
これはまあ弁護士事務局問わず、
まあ誰とは、誰かとはちょっと言えないんですけど。
うんうん。
まああったんですけど。
人間評価と適正が、
良くも悪くも起きる両パターンがあるってことですね。
で、結果はどうなったかっていうと、
やっぱりですね、数字が高い人の方が、
うちに長く働いてくれたり活躍したり。
本当ですか?
して、でその。
マジ?
いや、悪い人じゃないんですよ。
だけど感じのいい人は、
まあ、やめちゃったり。
あ、だからその適正の方へ評価がちょっと、
っていうのがあった場合。
そうですね。
意外と。
意外と伸び悩んだりとか。
あるんですよ。
なるほど。
あって、だから僕は、
人間の感覚はやっぱり、
うちは相当気をつけてるんですよ。
相当気をつけてもそれだから、
ただ人間の感覚ぐらい危ないもんないなって思ってますね。
そうなってくると、
ちょっとなんか評価。
そう、それでね。
評価って一体なんだって話になってきますね。
だから僕は、
なんでそういう不公平な評価が出るかって言って、
やっぱり人間の感情とか感覚が邪魔しちゃうんですよね。
やっぱりえり好みとか偏りとかが出るんで、
私はなるべく客観的な数字データを出して、
人間の感情と経営
例えば協調性とかチームへの貢献とか、
あるじゃないですか。
そういう訂正評価とか。
リーダーシップとか。
リーダーシップ。
でもあれだって、
実は僕事務所やってるって分かりますけど、
数字に出るんですよ。
要するに司会をやったり、
取りまとめをやったり。
なるほど。
誰が決めてるわけじゃなくて、
自然にそうなっちゃったりするんですよ。
だから数字に出ないかって言ったら、
出るんですね。
だからAIデータがおかしいかっていうと、
私は逆で、
むしろ公平公正な評価ができると思ってます。
マジか。
人間としての感覚がついていかないですね。
すごく反対する方、
リスナーの方多いと思うんですけど、
そのぐらい人間の感情感覚って、
経営には邪魔なんですよ。
投資にも邪魔なんです。
私投資は20年ぐらいやってるんです。
もう20年近くやってるんですね。
ずっと株式投資やってて。
リスナー長く聞いてくださる方。
簡単で、
毎月機械的に自動的に積み立てして、
世界分散株式を買ってるだけなんですよ。
ノー感情。
本当につまんないんですよ。
何にも考えないから。
天引き給与で貯金してる感じで入れてるだけってことですね。
暴落しようが暴投しようが、
もう設定しちゃってるから、
変わらないでコツコツ買ってるだけなんですね。
だけど、
はっきり言って、
AIによる人事評価の重要性
私のこの20年近くの投資のパフォーマンス、
この前計算したら、
年率10%超えんですよ。
マジ?
本当ですか?
10%って、
18年間私は10%超えてますって言ったら、
どうですか?私、
プロのファンドマネージャー、トレーダーですかって、
おそらく、おそらくですよ。
知らない人聞いたら、
向井さんそっちで食べれるんじゃない?って言われますよね。
10%。
いや、私のお金はあなたに預けますとか、
なりそうですよね。
いや、そうじゃないんですよ。
全く何も考えてないんですよ。
要するに人間って、
やっちゃいけないことをやっちゃうんですよね。
暴落したら売り、
上がったら買う、
逆、本当は暴落したら買って、
上がったら売るとか、
逆なんですよね、どっちかって言ったらね。
でもできないんですよね。
逆の行動をやっちゃう恐怖とか焦りとか不安が、
邪魔しちゃうんですよね。
でも私全く、
というか、そもそも興味がないから、
残高見るのもたまにしか見ないぐらいなんですけど、
自分でやってみて、
本当に人間の感情って邪魔だな。
だけど、逆に何が言えるかというと、
そういうのつまんないんですよ。
自分の気に入っている人は雇えない。
気に入った株式買えない。
人間としてのやる、
人間いらないですね。
つまんない。
AIで決める、適正検査で決める、
それつまんないんですよ。
私はこんな会社経営したくない。
その通りなんですよ。
その通りなんだけど、
つまんないことちゃんとやればやるほど
うまくいくんですよ。
ゴルフもね、今思いついたけど、
ゴルフも同じなのよ。
ゴルフって飛ばしたい。
いいとこ見せたい。
池を越えたい。
うまくバンカーから出したい。
林の隙間からタイガー打つみたいに出したいってやると、
最悪、絶望的な、
家に帰りたくなるみたいなことが起きるんですよ。
スコア出るのは簡単で、
力を抜いて、
7分、8分くらいの軽く振るっていう。
冒険をしないっていうのが一番スコア出る。
つまんないじゃないですか、そんなゴルフ。
そういうゴルフすると、
一緒に回る人によるけど、
つまんないゴルフしてるねって遠回しに言われます。
逆にね、ぶっ飛ばすと、
岡井さん、これこそゴルフだよねって褒められる。
なんかあれですね、
一体何がいいか悪いか別にしても。
楽しくゴルフするのとスコア出すって違うわけですよ。
で、アマチュアだからどうでもいいわけですよ。
人に迷惑かけなければ楽しくやろうがね、
スコア出ようが。
だけどやっぱり経営は、
本当迷惑かけちゃうから、自分以外にも。
雇用してる人とかお客さんに。
だからつまんないのがいいんだと、
僕は自分に自分言い聞かせてやってるんですよ。
淡々とね。
淡々とやってるんです。
で、AIなんかまさにそうで、
何回か前に日本をAIで
自分なんか添削してみたみたいな回があったと思うんですけど。
527回上司を育てるAIですね。
画面、
ホットキャストだから画面を見せられないのが残念なんですけど、
もうすごいんですよ。
理想の上司としてのコメント。
コメントがね、アドバイスが。
だから、なんだろうな。
私はもうやっぱりAIを評価、
人事評価、昇格、昇級。
あと広角ですよね。
広角も人間の感情が邪魔するじゃないですか。
野球とかサッカーでさえそうですよね。
やっぱり昔からずっといるベテランとか、
昔の名選手とか。
難しいじゃないですか、どう処遇するかって。
だから本当は私で、
おそらくメジャーリーグAI使ってるはずなんですよ。
この選手外せとか。
絶対やってると思う。
やってると思うけど、
日本ってまだそこまで行ってないですよね。
でもそういう意味で言うと、
本当に意思決定の最後のとこだけ責任持つが、
大型プロセスを本当にAIに委ねる。
つまんないって言われたらそうなんだけど、
でも結果は出るんだよなっていうのが、
私の本音ですね。
ということで、この辺の議論は今後、
本当に盛んに行われていきたいですね。
法的な側面と今後の議論
あるタイミングで、
いや俺の評価納得いかないですよ。
AIがそう言ったんだからって言われたら、
じゃあしょうがないですねってなる日が来るのかな。
そこはさすがにね。
AIの答えはこうで、
それを参考に自分はこう考えたってさすがに言うけど、
でも実質はAIが決めちゃってるっていうのは、
本音のとこっすよね。
ということで、今日は答えのない回ですけども、
法的には違法ではないという一つの回答をもとに、
展開していきましたので、
ぜひ皆さまとも一緒に考えていきたいテーマでもありますので、
また何か質問がありましたらお寄せいただけたらと思います。
ありがとうございました。
