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2016-09-23 12:50

第59回「上海レポ:白タク行為の合法化!中国版Uber「Didi」の普及から読み解く日本の実態」

第59回「上海レポ:白タク行為の合法化!中国版Uber「Didi」の普及から読み解く日本の実態」
弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。
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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは。遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井さん、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日のテーマですが、上海レポということでやっていきたいと思います。テーマのほうをお願いいたします。
テーマは、中国版Uberの解禁。
歯医者アプリですね。
歯医者アプリの公式合法化、適法化と。
中国政府がお墨付きを与えたと。
なるほど、白宅OK。
そう。
もちろんNGだと。
NGじゃなくて、グレーだったんです。ずっとグレーに指して泳がしてたんです。中国政府が。
じゃあ、かなりめちゃくちゃなタクシーというか、白宅もいっぱいいながらみたいな。
要するに白宅って昔から日本でもあるじゃないですか。
問題多いわけですね。
一方で、中国もタクシー業者があるんですけど、態度がすごい悪いと。苦情もいっぱいあるわけですよ。
中国版Uberっていうのはその中間で、白宅なんだけど、普通の自家用車使ってるんだけど、登録制で客が評価できるんで、
ダメな人間はすぐ排除されちゃうんですよ。点数がすぐつきますから。
レビューついちゃいますからね。
ですので、やってみたら面白いんじゃないかってことで、おそらく中国政府はずっと黙認してきたんですよ。
この5年くらいかな。
いろんな業者が乱立していって、最初値引き割引き無料でキャンペーン張りますよね。
いろんな業者が乱立していって、結局資本の力が強くて、大手2社に絞られたんですよ。
それが2年前かな、去年かな、合併したんですよ。
Uberじゃない?
Uberじゃない。
DDっていうアプリが誕生して、中国シェアの9割を占めるようになった。
国益用ではなくて。
だけど国の関与はかなり働いてる。
そりゃそうですね、ここの業界はね。
今回2つニュースがあって、1つはアメリカがやってるUberを買収すると。
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そのDDが。買収されるんじゃなくて、DDが買収すると。
あと中国政府が、この廃車アプリについては、この白宅行為については合法だと。一定の要件で合法だと発表したんですね。
ですからこれから罰金とか気にせずに、白宅登録して使えるわけですね。
ふーんって話じゃないですか。
ひるがえって日本を振り返ると、全然今Uberもできないんですよね。
そうですね。
全く規制があって白宅行為はできないということで。
僕中国で使ってるじゃないですか。
使ってるんですね。
使ってます。
特に空港着いたら、今までタクシー乗るための行列に並んで、
すごく汚い臭いタクシーに乗って、全然荷物も下ろしたりとかしてくれないので。
そういう我慢してたんですけど。
今は自分から選べて、値段も安くてサービスも良いと。
レビューもついたりして安心で。
安心で。何の問題もないんですよ。
むしろ良いことしかない。
良いことしかないんですよ。
今どんどんタクシー業界中国の廃業してる、もう辞めちゃってる人も多くて乗り換えてるんですよね。
中国バンカーに入りに。
入りに乗り換えてる運転手の人も。
日本の場合規制でどうしようもないんですけど。
本当は、例えば今少子高齢化が進んでるじゃないですか。
今すごく補助金たくさん出してバス運行してますよね。地方では。
かなりのお金出してるじゃないですか。
今トックがあるらしいんですけども、まだまだ規制が厳しくてタクシー会社が一社でもあるとできないんですよね。
だからタクシー業界結託して無理矢理タクシー会社作って参入させないようにしてるらしいんですけど。
もうタクシー会社も実は限界でして、僕労働問題やってるからわかるけど、地方の場合最低賃金もドライバーさんに時給当たり払えないんですよ。
それだけ売り上げないってことですか。
ないないない。ないけど利用しないわけですよ、お年寄りの人。高いから。
それこそUberみたいなサービスがよくて、土日は休みの人とかが、もしくはリタイアして年金生活してる人が車を動かして、
そのアプリで近所のお年寄りの人から応援が来たら手頃な値段で、しかも相乗りとか機能ですぐできるわけですよ。
予約、事前予約とか。
そしたら人助けにもなるし、そんな補助金を何億円も使ってバス運行もする必要ないし、天然退職者の人も収入になるし、楽しいじゃないですか。
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確かに。
で、病院から帰るときは病院の周りの登録してるドライバーの人にアプリで連絡すれば送ってくれるから。
今ある資金をそのまま最適化するだけで、いらないお金も使わなくていいし、雇用ももらえるし。
本当ですよね。
タクシー会社の人ももちろん今まですごい規制の下で競争してきたから、不公平だったらわかるんで、
タクシー会社の人にもメリットがあるような、そういう仕組みにして早くやったほうがいいですね。
確かにね、既得権益的なところを一旦土返しできるのであれば。
既得権益にも配慮する仕組みをおそらく考えてると思うんですけど、
中国なんか既得権益なんか関係ないもんね。
一回流れが決まったらもう終わりですから。
政治の駆け引きやったと思うんですけど、タクシー業界負けちゃったんですよね、おそらく。
まあそうでしょうね。
もう全然関係ないですよ。
国民から苦情が来るのが一番怖いので、中国政府も。
だから踏み切ったんですね。
日本は何とも遅いし、国民のことを何にもちょっと考えてないなって。
なかなか辛辣なところに。
だってタクシー業界って地方にいっぱいあるから、結構地元の有力者の方が多いわけですよ。
配慮しないといけない政治的にわかるんだけど、でももう経営すごく厳しいんですよ、本当にタクシー業界。
ドライバーの人も集まらないし。
だからもう早く踏み切って移動した方が。
僕の田舎なんかバス停見たんですけど、この前。
山形。
山形。
あのね、どこのバス停見たかな。
1日3本しか走ってないんですよ。
ありがちな絵ですけど。
走らせる必要はあるんだろうけど、いっそのことをウーバーみたいな仕組みにして、好きなときに予約して好きなときにできるようにした方がいいですよね。
結構税金使ってますよ。
まあそうでしょうね。
バス会社の人は大変かもしれないけど、もう補助金とか頼りにして長続きしないですよね。
なるほどね。
本当気の毒ですよね。
介護の送迎もあれ今すごく大変なんですよ。
介護の送迎の人を確保するのは、介護事業者の人の悩みなんですよね。
その訪問介護とかってことですか。
すごいこまめにやらないといけないじゃないですか。
あれも懐中化してウーバーの人とかやってもらえばいいじゃないですか。
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なるほど、そこまで見るわけだ。
中国とかどうなんですか今。そういった介護とかにもウーバー使われたりし始めてたりするんですか。
ないです。国が発端するから介護とかにお金使わない。
そもそもそちら。
ないない。日本みたいなこんな莫大なお金は使わない。絶対発端するから。
すごい冷たいですよ。
労働問題もそうまた無理矢理戻しますけども、規制化はすると、例えば介護規制なんかは働いてる人に不利なように見えるけど、実はそうでもないじゃないですか。
逆に新しい仕事が生まれる可能性がある。
なんだけど、やっぱり現状維持になっちゃうんですよね。
タクシー会社の人も優先的にウーバーの運営会社になれる権利とかつけてやればいいのにね。
日本交通今全国タクシーみたいな会社アプリ作ってやってるけど、本質的にちょっと違うからね。規制の上でやってるからちょっと違うよなっていう感じなんですよね。
日本交通もそうだと思いますけど、実は車余ってるんですよ。人がいなくて。
運転手の人が足りなくて、常時人手不足で、これからもっと人手不足になるじゃないですか。いずれ厳しくなるんですよ。
日本交通とか大手は大丈夫だと思いますけど、東京だって都心部はいいけど、23区以外になるとなかなかタクシーが捕まらないとか。
そういう意味で言うと需要はあるけど、供給の方が労働者が確保って意味でもない。
東京だって高齢化になるじゃないですか。超高齢化。その時に全然交通手段意外となかったりとかありますよね。
なるほどですね。こればっかりはウーバーから見て労働法をこうしろというところまではいかないでしょうけど。
いかないけどとにかく買えないっていう、その日本のやり方はすごくガラパゴスにどんどんなっていって、国民全体の利益にならないなという感じしますね。
なるほどですね。という捉え方をされているというのも一つの見方ですので、それを見ながら何に生かすかはそれぞれに考えていただくしかありませんけども。
すみません。全然関係ないことです。
関係はないんじゃないですか。大きく法律を捉えているわけですから。労働法を超えた弁護士としての見方としてウーバーを見ていると。
それも中国と日本を見ているからこそのお話じゃないですか。
12:01
そうですね。
非常に勉強になりましたし、また上海の話、改めて面白いなと思うのでまた面白いネタお待ちしております。
はい。ありがとうございました。
本日もありがとうございました。
はい。失礼します。
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