1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2021-05-21 16:16

第302回「質問:訪問看護事業で「業務委託契約」にしたいのですが・・・」

第302回「質問:訪問看護事業で「業務委託契約」にしたいのですが・・・」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えば、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今週も行きたいと思いますが、前回、前々回ですかね、2回にわたって、新刊の書籍をベースにですね、お話しさせていただいてきたんですけども、
教養としての労働法入門、雑学も含め、現代、歴史的な話も雑学的にあれば、縦軸横軸でグローバルにもいろいろ国際比較もあったりと。
そうですね。
面白いと思ったけど、そうですよね、タイトルが教養としてのですもんね。
そう、そうなるといいなぁと思ってますけどね。
なかなか2回にわたり、興味深い本だなと思って、先ほどポツッときましたけども。
すいません。すいません、送ったのに。すいません。
そんな中ですが、最近改めて、どうですか、動きはありますか。
最近、やっぱりコロナから回復しているお客さんも増えてきましたよね。飲食、ホテル以外、旅行、ホテル以外はだいぶ回復してきましたよね。
相談の流れの移り変わりみたいなのってどうなんですか、まだ変わらない?
いやいや、やっぱり問題社員、メンタルが不安定な問題社員対応がめちゃめちゃ多いですね。
ああ、やっぱりメンタルの話多いですか。
多いですよ。
メンタルって言っても、それこそ昔みたいに会社員というよりもリモート状態でメンタルみたいな話も出てくるってことですか。
そうですね、リモート勤務でメンタル。
ただ、沈み込むようなメンタルというよりは、周りの人にもちょっと迷惑かけるような、そういうメンタルですね。
なるほどね、抗議の意味でのが増えてきてるんですね。
そのあたりまたどこかで体系的にぜひお話し聞きたいところではありますが、
今日は質問いきましょうかね。
はい。
早速今日の質問いきたいと思います。
今日はですね、経営者の方、47歳の男性の方からご質問いただいておりまして、早速いきたいと思います。
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向井先生、いつもためになる放送をありがとうございます。本日は雇用と業務委託契約についてお伺いさせてください。
当社は訪問での介護とリハビリテーションを提供する会社を経営しております。
全スタッフが看護師かリハビリ関係のプロフェッショナル集団です。
その他の職種のスタッフはおりません。
職員が暮らす地域でその力を発揮し地域に貢献するコンセプトの一つとして、
週休3日、他の施設でダブルワークOKや社用車を貸し出しての自宅から訪問先への直行直棄の時間有効活用の提案など、積極的に取り組みを行ってきました。
現在当社の対象者は介護保険及び医療保険を利用してのサービスになり、厚生労働省の定める訪問介護ステーションの指定基準に合わせての業務内容となっています。
そこで質問です。現在は100%職員を雇用という形態で仕事をしておりますが、雇用ではなく業務委託契約での仕事を導入できないかと考えています。
狙いとしては専門職が自分で仕事を選べて会社とフラットな関係を築くことで、スタッフの賃金格差を大きくできることでサービスの質を担保したい、雇わないことでの当社の金銭的負担を軽減させることを考えていました。
厚生労働省の基準では雇用していることが前提となっているようです。責任所在をはっきりさせるためのようです。
この内容を踏まえ、希望する職員を業務委託に切り替え対応する方法は何かないでしょうか。よろしくお願いいたします。
ということでございますね。
はい、そうですね。難しいですね。
国の認可許可の仕事ですが。
そうですね。国からお金をもらっている場合は、やっぱり国の言うことを聞かないとお金が出なくなっちゃうので、無理でしょうね。
そうですよね。
そうですね。それはちょっとできないですね。
社会保険料の負担を減らすっていうのはちょっと無理ですね。
雇わないことでの当社の金銭的負担を軽減させたいという点ですかね。
これはできない。
一旦結論としてはもうズバリって感じですか。
そうですね。それは国からお金をもらったらしょうがないんですよ。国の言うことを聞くしか。
国からお金をもらわないビジネスをしていただければ、やりようはあるんですけど、できないですね。おそらくお金をもらっている場合ですね。
なるほどですね。
国からお金をもらわない介護の仕事なりをやらないと無理でしょうね。
例えばめちゃくちゃ不郵送に振るとか。
そうですね。めちゃくちゃ不郵送に振るとかですね。実際にいると思うんですよね。
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介護保険、医療保険の縛りじゃないサービスが欲しいと。
歯医者さんとかもそうですよね。他の病院でもそうですけど。
医療保険適用ならないけどもここまでできますよとか。そういうことができるかですね。
それはできないと保険使わないよっていう場合は無理ですね。
なるほど。
そう。
というのが一旦業務委託にできるかどうかという回答としては今のになってしまいますが、
ただこの方としては社会保険を減らすという金銭的負担の軽減というのは今の話で厳しいということです。
もう一つ、専門職が自分で仕事を選べ、会社とフラットな関係を築くことでスタッフの賃金格差を大きくし、
サービスの質を担保したいということも目的にあるんですけれども、
あったりは業務委託以外で何かっていうのはどうなんですかね。
まあ、だから好きなときに働けるようなタイミングみたいなね。
いきなりサービスに行きましたね。
今苦しいんでしょうね、サービスのね。
要するに空きがあったらここで働きたいって自分から手を挙げて、
働いてもらえる人が働けるように外部にオープンにするとかですね。
ちょっと僕わかんないですけど、何らかしら、美容室の美容師さんなんかありますけどね。
ここの場所を借りて自分のお客さん持っていくとか。
だからフラットな関係、保険適用してるからね。
やっぱり個人で仕事できないでしょうからね。
難しいですよね。国のお金もらうとやっぱりできないんですよね。
あとはサービスの質を担保したいっていうのはめちゃめちゃ評判悪くなると思いますけど、
職員からはね。
簡単で、美容者の高齢の人なんであまり認知能力が落ちてる方もいると思うんですけど、
美容者の娘さんとか息子さんとか、あとはご親族の方、同居してる場合多いと思うんですけど、
その人が例えばGoogleフォームとか使ってポチポチポチと指で押せばすぐ結果が出るわけですよね。
09:04
そういうのを使って後で評価してもらう。
顧客満足度の評価基準を持ち込む的な話ですか?
そう。俺は反対起きると思うけど、
でもお年寄り相手だと手抜きとか暴言虐待とかわかんないから。
不満を持ってるってのはわかんないから。
利用者もびっくりするような内容が出てくるかなって気がするんですね。
この場合の評価制度というか、給与制度も含めてか。
例えば一部具合にするとかですね。
これも反対でると思いますけど、
サービス格差は大きく出ると思いますね。
これ私の給料に直結するんでよく書いてねーなんてお願いしてもバレますから。
こういう圧力かけられましたとか言って。
だからめちゃめちゃ効果あると思います。
私なんでそう思ったかっていうと、
中国で白宅DDタクシーっていう世界的に有名なアプリがあって、
中国版Uberで。
態度は良くなったんですね。
運転手の。
なんでかっていうと遠回りとかもしなくなったり。
なんでかって言ったら、こっちが評価できるんですよアプリで。
5段階評価。
あと苦情かけるんですね。
苦情5段階評価の評価下がると、
敗者頻度が減るんですよ。
稼げなくなる。
なるほど。
だから、あとチップもあげるんです。
チップもその場でね、デジタルマネーであげるんです。
だから頑張るんですね。
なんで態度良くなりましたけど、
介護も同じような仕組みを、
やってる会社あると思うんですよね。
そういうシステム提供してる会社。
簡単ですから。
だから、
そういうものを導入して、
評価基準に入れたり、
12:02
部合にしたりして、
その部合給を払うと。
なるほど。
減らす、増える。
すごい嫌がると思うけど、
だけど、
やってもやらなくても同じだってやらないですから普通は。
今ね、例えばベンチャー企業と、
私サービス受けるじゃないですか。
IT企業を。
そうすると、
カスタマーサポートの人みたいな方が、
ズームで教えてくれるんですね。
終わるじゃないですか。
終わると画面がパッて切り替わって、
今回のサービスいかがでしたかって言って、
アンケート書くのがあるんですよ。
ありますね。
それを書かないと終わらないんですよ。
それを選んで終わりなんだけど、
これ常に評価されるわけだよね。
カスタマーサポートの方。
すごく丁寧です。
カスタマーサポートの人。
何か問題起こしたらすぐバレますしね。
サービスの質担保を市場原理に任せて、
顧客満足度からの、
組織マネジメントに委ねないってことですね。
そう。
それが普通になると思うんで、
虐待、介護事故とかもすぐ分かりますし、
すごい半端使うと思うけどね。
でもサービスの質担保するんだったら、
それしかないと思うけどな。
一つ大きな視点として、
確かにその方向はありそうですし、
この方、いろいろトライされてるじゃないですか。
週休3日やってみたり。
ダブルワークもOK。
社用車の貸し出しでの自宅からの直行直棄などもされてる。
評価良ければ給料上がるよと、悪ければ下がるよと。
悪い人はやめてもらわざるを得ないんですよね。
こういうサービス業はね。
そうなると部合を導入するっていうのは、
お客様から評価してもらって、
お客様の評価で給料を連動すると。
そんな難しくないと思いますね。
やろうと思えばね。
なるほど。
やってる会社少ないじゃないですか。
まだまだどうなんだろう。
確かに業界的にどうなんですかね。
その辺りこの方の方がお詳しそうですからね。
そこから比較して。
なので、1、顧客からの評価を前提とした
完全ないし一部の部合みたいなものを
制度として取り入れていく。
そういうのが業務委託ではない形での
一つの方法ではないかということですかね。
そうですね。
ぜひこの話を受けて、また何か質問ありましたら
なかなか業務委託は難しいと思うんですけど、
サービスの質については仕組みでやらないと
他店舗展開も難しいですよね。
そうですよね。
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再構築補助金とか使って、
もう部合ができるような
富裕層側のビジネスに切り替える
みたいな感じもあるかもしれません。
切り替えるとか、なかなか難しいでしょうけど、
結構空いてると思うんですよね。
不満に思っているお金持ち。
だってもうすごい持ってる人持ってますから、
地方でも。
見た目からわかんないんですよね。
確かにね。
地方の国の方々いっぱいいますからね。
不満を持っていると思いますよ。
同じだもん。
というわけで、
今日のところ終わりたいと思いますが、
ぜひまたご質問お待ちしております。
ありがとうございました。
失礼します。
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