00:04
向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは。遠藤和樹です。 向井蘭の社長は労働法をこう使え。向井先生、本日もよろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日も質問来ておりますので、早速ご紹介したいと思います。
運送業の経営者の方から質問いただいております。
地方で運送業を経営しております。採用について質問です。
ドライバーのみならず、バックヤードの人材についても採用が難しい状況が続いています。
以前、向井先生が番組内で、妥協して採用すると労働問題に発展しやすいということをおっしゃっていましたが、具体的にどういうことでしょうか。
また、地方での採用についてもご助言、ご意見ありましたらお聞かせいただけないでしょうか。
はい、わかりました。
採用か。
私もそんなに人採用を知っているわけではないので、偉そうなことは言えないのですが、労働問題をやっていると採用の話も打ち合わせで聞くので。
ですよね。
採用から発生しているというのは言えなくはないですよね。
はいはい。
だいたいですね、悪い感は当たる。
この人ちょっとおかしいんじゃないかなって感は当たって、すごいなとこの人、うちにぴったりで間違いなく問題なくなれると、うちの会社の稼ぎがし合いになれると思うとだいたいダメだったりね。
それ向井先生の話ですか?
いや違う違う。
一般的に?
一般的に。
悪い感は当たり、良い感は外れるみたいな感じで。
今は母数が集まらないから採用の。
多少引っかかるところがあってもやっとわざるを得ないんですよね。
そうですね。
そうするともうだいたいその予言、感は的中するということが多くて。
地方で人が来なくて採用する場合に何をするかっていうと、給料を上げれないから大幅に。
何をしてるかっていうと、異業種から未経験者募集するっていうのと、他のエリアまで求人広告を出して、他のエリアから来てもらう。
03:10
あとは運転手さんって男性が多いんですけど、別に男女で差別してるわけじゃなくて、女性の人が働きやすい勤務体系にしてあげるとかね。
普通はありえないんだけど、短時間で働くのを認めるとか。
こういうことをやってますよね。
うまく工夫してるところ。
工夫してやらざるを得ないっていうかね。
異業種から来るっていうのは、良い点も悪い点もあって、良い点はその業界の悪い監修に慣れてないっていうかね。
悪いことを覚えてないっていうか、そういう点では良い点ですよね。
良い点は悪い点にもなって、新しい業界、運送業界の監修に馴染めない。
不満が溜まって残業代請求するとか。これもありますよね。
業界の不不朽に合わなくて、結果それが労働問題に行くこともあると。
労働問題に行くこともあると。
それありますか。
ありますよ、もちろん。
企業側とよりも。
やはり拘束時間が長いから、我慢できない人は我慢できなくなってくるし、その分のお金ちゃんと払ってくれっていう話になるし。
残業代請求になりやすいですよ。
なるほど。
業界長ければね、なんていうのかな、今更自分も変えられないから、残業代請求する気にあんまならないんだと思いますね。
なる人もいるけど、未経験者とか赤い人の方が多い気しますよね、最近は。
業界違うところから来た人とか、世代が違う人の方が労働問題に果てしやすい傾向あるんですか、残業代。
馴染めない人はね。
いや、馴染める人はいいんですよ。
馴染める人は素直に受け入れて仕事してくれるから助かりますよね。
前大手タクシー会社出身の個人タクシーの運転手さんから聞いたんですけども、さぞかし大手だからベテランドライバーばっかり雇用すると思ったら、いや、向井さん逆なんだよって言われて。
なんでだったら、経験者一切雇わない。未経験者が条件だと逆に。
生地経験者だと、これは俺のやり方で、例えば人によってバラバラなんですよね。流儀がいろいろあるらしいんですよ。
流しの専門とか羽田空港の一発待ち屋とか言ってたよ。
06:05
面白い。
いやいや、もうすごい奥深くて面白くて毎回聞いてるんだけど。
流し屋とか。
流しも泡張りがあってねって言って、歌舞伎町好きな人と嫌いな人、六本木好きな人嫌いな人とかあったり、
駅待ちのスペシャリスト。
時間対場所で並ぶ、一撮りでだいたいペイできるか決めるとか。
そういうのをいろいろ考えてやるわけですよね。そうすると大手に行くと、大手は管理するから、
いやあなたはねと、こうこうこういうやり方でやってくださいと。
いやダメだとそのやり方じゃと。うちはこう決まってるんだと。ここのエリアはこれが一番合理的なんだと。
例えば僕が聞いたのは、売上げはまず目標にしなくていいと。
回数だと。1日10何時間勤務の中で何回載せれるか。
結構ねシビアなノルマで。回数さえクリアすると自然に売上げは上がるんだよと。
でもそれってやっぱり今までやってきた自信がある人とかは聞けないわけですよ。
それおかしいって。そこで揉めちゃうわけですよ。
はいはい。いかに手が一発取るかがいいなって人もいるし。
だから未経験者なんだって言ってた。
あとは意外かもしれないけども、例えば大手企業経験者だったら大手企業経験者優遇するとかあるんだって言ってて。
なんでですかって言ったら、やっぱり一定程度の常識備えてるっていう前提があって。
お客さんのその対応も常識的で。
だから全然違う業種の大きな会社は辞めて、事情があって運転手ある人なんかを優遇してましたねって。
積極的に取るってことですね。
私も前職ではこれをやってましたって言ってて。
その方も全然違うんですか?
営業の人でしたね。
もう滑舌が良くて喋りが面白くてね。今でも覚えてますけど。
ひとりひとりキャラクターあるんですけど、大手自動車出身の人で固まってるんですね、個人タクシーの。
もう個人なん?
個人。卒業して個人になっちゃう。
そこの某大手から抜けて個人になってる?
なってる人の集まりだから。
かなり優秀な方。
優秀優秀。
付属客持ってたりして。
これもあるんですよね、タクシーチケットを無制限に使える会社とか。ありますよね。
その辺の役員とか近いところに支えてたりして。
接待の、必ず何台も使ってくれるお客さんがね。
上手ーぜね。いや、奥深いなと思って。
ちょっとサイヤーの話に目を戻して。
09:00
要は、それはプラスもマイナスもあります、ということですね。
異業種から来る人は、慣れない人は頭にきて恨みに思って、何か辞めるときトラブルになったり残業代請求したりしますと。
なじむ人はむしろ会社の風土も変えてくれるような立派な人になってくれるかもしれない。
あと他の地域まで広げるってのもあるんですよ、エリアを。
いろんなところに支社あるところだったらいいですけど、そうじゃない場合はどういうことですか?
例えば、料を貸しますよとか。
借り上げ料的なものとか。借り上げ料的なものとかね。
そうでもしないと人が来ないっていう、設立な問題があるんです。
これもちょっとやっぱり気をつけないといけないのは、この人手不足自体に、あえてそこまでして他の地域から来るっていうのはどういう人かってことですね。
なるほど。
あえてね。
何かしらの事情を。
そこは理由を聞かないといけないけど、理由が曖昧だったりね。
ちょっと何言ってるのかわかんないなみたいなこと言ってる場合は、気をつけた方が良くって。
これ例えば具体的にって聞きたいところですが、ちょっと言いにくそうですね。
具体例ちょっと言いづらいけど。
やっぱりそういうことですよ。他の地域で何かがあった人ですよね。
その地域に入れない人はあって。
料理人の方とかはね、いろんな地域またがって、いろんな職場で仕事するってこれは普通なんですけど、運送会社で各地転々としてるっていうのはちょっとどうかなっていう気がしますよね。
そこを割引って考えないとびっくりしますよね、雇ってからね。
その殺傷、履歴の殺傷とは言わないかもしれないですけど、結構そういうことにもあるかもしれないですもんね。
その表面的な話だけだと。
ちなみにこの方がご質問されている、妥協して採用すると労働問題に発展しやすいっていう話は、
さっきの業種業界と違うと逆にっていうのはわかるんですけど、採用に妥協することでの労働問題に発展しやすいっていうのは何ですか?どういうロジックですか?
あんまり、とりあえず妥協して取っちゃった。
はい。妥協して取っちゃった、結局会社に会わない。
で、辞めてほしい、辞めたくない。で、いきなりうつ病の診断書が出てきたとかね。
あとは労基証に駆け込んだとか、弁護士さんから内容署名届いたとか、そういうことですね。
あとは他の従業員と一緒に団結して残業代を請求してきたとか、そういう感じですね。
という感じで、悪い予感は結構当たるから、なかなかなるべく妥協しないでね、やってほしいんですね。
12:10
求人ってお金かかるじゃないですか。またやり直すと何十万でもかかるから。
そうですね。広報経営のやり方だと、最大5、60万ぐらいがまず1、2ヶ月計算。1ヶ月ぐらいですよね、今。
60日マックスぐらいですか?
でも、それだけの価値ありますよ。やり直すだけの価値は。
ここで妥協すると、やっぱり労働問題起きますね。
これも私、ポッドキャストでよく言ってて、身も蓋もないんだけど、人間って変わらないと。
人間ってなかなか変わらないと。
それは経営者だったら知ってると思いますけど、あえて言うとね。
変わりにくい。
変わりにくいですよね。大前健一さんが言ってましたけども、変われるのは3つだけ。
住む場所を変える。付き合う人を変える。時間配分を変える。
時間配分を変えるって言ったら仕事を変えるって意味かなと思いますけど、
この3つ揃って揃ったら変わる可能性あると。
環境を変える?
環境っていうか住む場所を変える。付き合う人を変える。
あと時間配分を変える。仕事を変えたり学校を変えたりっていうことだと思うんですけどね。
この3つだったら変わる。だけどその3つ以外は、この3つが同じであればまず変わらないと。
逆に同じ会社で働いている以上、環境変わってないから今の条件クリアしにくいですしね。
ただね、大企業は転勤があるじゃないですか。
移動。あれは賛否両論ありますけど、日本型雇用はね。
でも良い制度の側面、素晴らしいなって思う側面もあって変わりますからね。
良い上司に当たるとかすれば変わりますよね。
住む場所も必然的に変わって。
必然的に変わってっていうか、うまく利用してる人は成長して自分も変えれるっていうか。
受け身でやってると変わらないでしょうね。
これチャンスだと思えば変わりますよね。
何が酷いかっていうと採用から労働問題始まってるからほとんどの場合。
何か会社が落ち度があったとかじゃないんですよ。
採用の時点で雇ってはいけない人を雇ってしまった。
ただそれだけなんです。
そこに徹底的に時間とお金を費やすのが一番良くて、弁護士いらなくなっちゃう。
そうすれば訴訟とかもないし問題も起きない。
私、失業しますよね。
間違いなく失業する。
失業するぐらいでちょうどいいですよ。
失業するぐらいのアドバイスができないと意味ないですよね。
15:00
労働問題でどう解決するかじゃなく採用に時間とお金を注いでほしいと。
歯が痛いのを直してるだけだから私。
また生活習慣が変わらないと虫鼻あったり腫瘤になりますよね。
入り口からも変えないとダメですよね。
なるほどね。
ということで採用セミナーも最近やり始めていまして。
噂によると今日午後からちょうど採用のセミナーされると聞きましたけど。
第一回を記念すべきですね。やるんですけども。
そうしないと本当に役に立てないというかね。
お役に立てないなという気がします。
ちょっと採用の話は向井先生もね。
電波というかこういう場所だと言葉をそーっと選ばなきゃいけないと困って歯がゆいんだろうなと思うんでね。
もし生々しい話聞きたいときはぜひ公演とかに行って。
多分公演でしかクローズでしか言えない話っていうのはこの分野は特にあると思いますよね。
皆さんもし注視していただいて。
柿つ畑法律事務所のサイトとかにも上がったりするんですかね。
あ、出てますね。やった公演はオープンのものは。
終わった公演は全部載せてますので。
やる公演とかは知るためにはメルマガとかですか?
メルマガですね。
じゃあそっち登録すれば。
メルマガ登録していただければそこに予定公演が出てくるので応募ができます。
ぜひそういうところに増し運んでいただくとプラスした話聞けると思いますので
ぜひ聞かせていただきたいなと思います。
というわけで向井先生本日もありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では向井蘭への質問を受け付けております。
ウェブ検索で向井ロームネットと入力し検索結果に出てくるオフィシャルウェブサイトにアクセス。
その中のポッドキャストのバナーから質問フォームにご入力ください。
たくさんのご応募お待ちしております。