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向井蘭の社長は労働法をこう使え 法律のもとで展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、
ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井さん、星野さん、本日もよろしくお願い致します。
よろしくお願いします。
今日は上海レポートの回ということで、向井さんの方から。
はい。
上海のレポート?国際情勢から見たというかね。
国際情…そうですね、国際情勢。
せっかくですね、毎月の月の半分は海外行かれてますので。
はい。
最近なんか発言とかもだいぶ、辛辣ではないですけど、なんか角度があれですよね。昔よりもさらに鋭角になりましたよね。
そうですか。
そんな印象を受けますけど。
そんなつもりはないんですけどね。思っていることは言ってます。
それは昔からなんでしょうけれども。
そうですかね。
やっぱ思っている観点がどんどん広くなっているので。
そう。
次出る本とかもっとすごいの出るのかなと期待もしつつ。
はい。
なんですが、今日テーマは何か?
はい。シャープですね、電気メーカーのシャープを買収した本廃という会社がありますけども、その本廃が今後ですね、シャープどうやって経営するかという話で、リストラするかしないかという問題があって、最終的な合意書、どのような合意になったかわからないですけども、
おそらく相当激しくやるリストラするんじゃないかなと思いますね。
社員が。
どれくらいいるんですか?
シャープの人数ですか?
はい。お話しされようとした話でいいんですが。
何千人人員削減するっていう、3千人か4千人かな、そういう報道がされましたよ最近。
人員削減の数が?
数が。
数が。
シャープって何人いるんですかね?
シャープ何万人?
3、4千人の人員削減が。
すごいですよね。
それ日本の内市だけでやってた経営状態だったら、それ多分成り立ってないですよね。
できないですよね。
できないですよね。
外市入って初めて、有無を擁さず観光って感じですか?
はい。
これについては?
やると思います。
ちなみにどのように御来になられてるんですか?本件は。
まず、徹底した能力主義。
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能力主義というか、ボスがいいと言ったらいい、悪いと言ったら悪い。
物差しいろいろあるんですけど、基本的にそういう社会なので。
ボスが認めない価値観は否定される。
シャープがやってきたことは否定すると思います。
僕シャープのどういう賃金体系かわからないんですけど、おそらくすごく否定してくると思います。
逆に20代30代の方は給料が倍になったりとか、いきなり部門のトップになったりとかあり得ると思いますね。
逆に言うと今まで評価されなかった優秀な方は評価される結果になるかもしれない。
評価されるか逃げちゃうかね。
ちなみに今ウィキペディアで見たんですけど、あくまでウィキペディアということですけど、
シャープの連結の人数4万3千なんで、それだけでは10%10%。
10%10%。
4万人の10%ですからね。
従業員10人の10%と訳が違いますからね。
大変なことですよね。
希望退職もやらないんじゃないかなって聞いたんですけど。
大嫌いですから。外国人は希望退職。
あれって日本特有なんですか?
僕の知る限りやってるのは日本の会社だけだと思う。
希望退職っていついつまでに手を挙げたら普段だったらこうだけど、もうちょっと待遇よく退職できますよってことですよね。
こちらから指名しないで働いてる方から提案があるのを待つってことですね。
一時期パイオニアさんとかもされてますからね。
あれ絶対やらない。絶対はちょっと言えないけど、やらないと思いますね。
シャープのジェンジの方が後輩のトップの方と戦うんでしょうね。
徹底した能力主義だから、本当に僕も中年男性になってるから、
40代50代の方の気持ちもわかるけど、大変なことがあると思いますね。
そのぐらい激しいですよ。
妥協はしないですね。
ちなみにこの話、日本で見るとソヒマンみたいな話ですけど、
中国の方では、特にこれ記事にそんなこと?
なってない。
シャープが買収した。それはなりましたけども、その後はなってない。
なってない。
あまりそういった中国の方々がどういう風に見てるかって、よくわかんないと思うんですね。
中国企業が外資買収するのは日常産地なので、日本もそのうちの一つだから、
別に珍しくもなんともないというか、そんな感じですよね。
価値観は否定されちゃう。別の会社になっちゃいますよね、おそらく。
徹底してやるし、労働裁判も起きると思いますね。
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中国の、いわゆる中国資本の会社が、中国から見た外資とかをMAとかで買収した場合とかって、
労働関係においての取り扱う方向性って何かあるんですか?
いろいろですね。
例えばボルボとか、今中国資本ですけど、
そうなんですよ、ボルボって中国資本になってるんですけど、
技術系ブランドについては維持するっていう方針でやってるから、
そんなに変わらないんじゃないかなと。
任せてるというか、おそらくそういう約束でお金だけ出してもらってるんじゃないかなと思います。
買収の時にそういう約束をしてるはずです。
ちなみにこの本廃のシャープ買収のお話は、
向井さん的に今回この労働法の番組というか、ここで取り上げようと思ったのは、
どういった意図というか、あるんですか?
今後こうなりそうだよって。
要するに外国から見るとですね、異常に映るんですね、日本はね。
おかしいと。生ぬるいと。
4,000人解雇っていうことで言ってること自体が?
おそらくそうだと思います。
生ぬるいし、報道では、なんで赤字の会社がこんな立派なビルにあるんだと。
怒ったって言うんですね、本廃の会長が言ってるように。
徹底したコスト削減するから、中国系企業が。
使うときはすごくお金使いますけど、一般的にすごくコストに厳しいので。
すごく厳しいので、これから人間についても大変なこと起きるなと。
でもそれが普通だよなというのが印象ですよね。
なるほど。
これから増えますよ。中国資本による買収。
確かに確実に増えますよ。
買ってもらえるだけまだマシというか。
すごいあちらの技術は日本に追いついてきていて、
日本人としてなかなか受け入れがたい現実なんですけど、
すごいですよ、進歩。
だから買ってもらえるだけまだマシで、無視されるのかなという気がしますけどね。
買収の対象にもならない。
ならない。今後増えるんじゃないかなという感じがしますよね。
買収されるとしたら二足三門で売却するとか、そういう事例も結構多いんじゃないですかね。
ちなみにこの件に関してだけじゃなくてもいいんですけど、
星野さんの方から、向井さんの方にご質問がありますか。
今のお話を伺っていて、
中国自体で対処買収という考え自体はあるんですか。
ありますよ。あるけどほとんど開口と一緒。
拒否したらすぐ開口。一回だけチャンスを与える。
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ほとんどゲース的な感じ。
ゲースかノーか飽きしてくれと。
ノーだったら開口、ゲースだったらこの文章にサインしてくれと。
中国流の対処買収はこんな感じです。
買収なのかな。
買収強悪なのかな。
今すぐ。時間欲しい?分かった。じゃあ10分あげるとかそんな感じです。
本当にゲースとかノーなんですね。
結構ね、中国の弁護士の先生も、
中国ではそれは仕方がないと言ってますね。
日本ではできないですね。日本でそのやり方はね。
違法になる可能性が高いですね。
このやり方、僕らはちょっとそうやってくださいとはとても言わないですね。
なるほど。
すごい、交渉が全然やり方が違いますから。
強気一変と。
その上の方からの傾斜側が圧倒的。
いやいや、従業員側も強気ですよ。すごく強いですよ。
とんでもないお金要求してきて。
日本の場合ね、お互い現実を見据えて折り合って最後まとめる。
妥協点を見出すというか。
ないです、あっちは。
お互いチキンレース。どっちが最初に崖から降りるかみたいな。
そういう対処買収についても。
対処買収と言われると基本的に労働者が弱者として上の経営の方から突きつけられて
妥協点を探ってたりっていうイメージですけど、あくまで対等みたいな感じなんですか?
それかむしろ労働者の方が強い?
対等というか、いやいや労働者が強いってことはないですよね。
働いてる方はやっぱり弱いですけど、負けてないですよね。
そこに対する交渉する領域が広いわけですね。
気が至るや、立派ですよ皆さん。
立派ですよ。
毎回関心する。これはちょっと勝てないなと。
普通にまともにビジネスやってたら。
ほぉ。
そのぐらい違いますよ。
例えば?
もうめちゃくちゃな金額ずっと言ってきて、
日本のなんとか新聞知り合いだから、
ユーゾーとか、なんとか本社のなんとかにユーゾーとか、
散々脅かしてくるわけですよね。こっちを。
ほうほう。
脅かしてきて。
こっちとしてもちょっとやっぱりことを改めて、
カイコとかあんまりやりたくないから、譲ろうとしちゃうわけですよね。
そこを見透かしてまた強気に同じお金で押してくるわけですよ。
だけど、もう本当こっちが折れないってわかると、
訴訟になっても勝てないとかですね、
いろいろ冷静に考えて、突然金額下げてきます。
こういうやり方ですね。ある日突然。
それまで一切折れない。とんでもないお金要求してきて。
平気で折れる前とかだと、
折れた時の倍以上の請求してくるような世界なんですか?
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そうです。すごいお金です。
交渉という感覚が違うんでしょうね。
全然違いますね。
全然違うから、なかなかビジネスでも大変だなと。
中国人の方と競争してくったらちょっとお手本じゃないけど、
いいんじゃないかと。
そうやって向井さんの発言がどんどん真夏になってるのは、
中国で磨きがかかってるわけですね。
中国っていうか欧米人もそうですよ。
すごいケチですよ。ケチなところは。
見た目はすごいフランクでね、皆さん。
ビジネスになるとすごいシビア。
日本人は一番お金に応用というか、
オーラ化というか応用。
この間元YQ部の安田さんがいらっしゃったんですけど、
日本人はそういうところで勝負するのは無理だと話されてました。
いや正しいと思います。職人効果で。
職人とって言いましょうね。
職人効果でガラパゴスでいいのかなというふうに思いますけどね。
もう無理ですからね。
そのくらいすごいですよ。
自動車産業のおかげで日本はすごく発展したところがあって、
自動車は職人の世界が生きるんですけど、
これから電気自動車とかになっていくとあんまり関係ないですよね。
確かにね。
あれ怖いですよ。
確かに。
本当商売の感覚とかスピードとか、
マーケティングの考えとかいるから苦手じゃないですか。
技術で言ったらiPhone作れるはずですよ絶対。
日系企業でも。
でもできなかった。
トータルで売れない、作れないんですよね。
世界観作るのは苦手ですからね。
そうですよね。
だから一つ一つ部品はおそらくiPhone今でも何割か日本製です。
日本製とか中国製とかもかなりあるでしょうね。
だけど全体にはできないですよね。
それをすごい心配というか、
職人国家でやっていくしかないのかなと。
でも部品メーカーは強いですよ、日系は。
特殊な技術いっぱいありますよ、まだまだ。
だけどそれがいつまで持つかなとちょっと心配というか。
今日の話は今後どうしようみたいな。
だんだんラジオの方向が曲がってきちゃったよな。
今後どうして日本に行くのかみたいな話になってきましたけど。
いや心配しますよ本当に。
でもそのくらいやっぱり中国に行かれて弁護士としてやっていくと、
そのくらい危機意識が高まっていくんですね。
いやこれ本当大丈夫かと思いますね。
多くの日本人、僕がFacebookで書くと結構反応ないんですよ、中国の人とか。
わかるんですよ、あんまり興味ないというか。
裸感というかね、現実にも捉えられない。
捉えたくないし捉えられないというか、興味もないんだと思うんですけど。
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労働の書き込みとかの方が全然反応があって。
だけど飛行機で2時間とか2時間半くらいで着いちゃうような国で、アメリカ。
今日だってこれから上海飛ぶので後ほど収録よろしくお願いしますってメール来た時、
すごいどこにいられそうになりましたけど。
で、世界一のGDPの国にあと何年後かなるわけだから。
何もしないというのはどうかなと思うんだけど、しょうがないのかな。
そういう意味でその危機意識の中で今回本廃、社部買収、今後こういうの加速していくよね。
その中で日本人の日本の社会の中で、
労働法あだこだ言ってるっていう。
そうそうそう、そうなんですよ。
変わらないとちょっと飲み込まれない。
前もお話しされてましたけども、やっぱり戦争が起きるとか、
別のそもそもの価値観がポンポン的に覆るように国際が崩落するみたいな話がない限り、
なかなか危機意識が持てないものですけれども、
とはいっても今のお話を向井さんみたいな最前線で突破していろいろ開拓しているような方が持ってくる感覚って、
多分本当に起きたりするでしょうし、
そもそもの危機感をこういうところで聞いて、それをどう活かすかどうやっていくかは。
なかなか普通の業務では関係ないでしょうけど、
今20代30代の方は現実的に。
でも私もそういう意味で言うと大企業を辞めた理由ってその危機意識ですからね。
この競争の中で勝っていったところで、
どう考えても勝てる勝負にならない時代が来るよなと思ったら、
怖くて辞めちゃったみたいな感じが一番強くて。
そういう意味で言うともっとスケールのでかい観点の危機意識を向井さんにお話をしてください。
なんか褒められてすいません。
褒めてるっていうか、いかに貴重な話かという感じがします。
ありがとうございます。
そんなところでいろいろさんも今後の活躍が期待されると思うんですけど、
今日は世界から見た労働法の危機意識という話でしたけど、
非常に面白い話でした。
ありがとうございました。
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