1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第541回 【都市伝説!?】年収..
2025-12-19 11:11

第541回 【都市伝説!?】年収2000万円を境に裁判の温度感が変わる・・・

▼番組の概要

高度専門職/年収2000万円の境目/裁判官の価値観変容/クレディスイス事件/ 三菱UFJ事件/労働法の“都市伝説”/高収入層の解雇有効

▼公式サイト:https://www.labor-management.net/

▼公式X:https://x.com/r_mukai

▼コトトコト『中小企業の問題を価値に変えるポッドキャスト編集室』

https://ck-production.com/ckp_mailmag/

▼ご感想・ご質問・お問い合わせはこちら

https://ck-production.com/podcast-contact/?post=pc_mukai

サマリー

年収2000万円以上の裁判官が労働者に対して厳しい判決を下す傾向があるという都市伝説について探求しています。実際の事例として三菱UFJ事件やクレディスイス事件が取り上げられ、それに伴う判決の変化について議論されています。

労働法の新たな視点
こんにちは、遠藤嘉杉です。向井蘭の『社長は労働法をこう使え』、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日も行きたいですけれども、
はい。
これは、向井先生。
はい。
また、非常に素晴らしいランキングを手にしたようで、
ありがとうございます。
ありがとうございます。
はい。
弁護士ランキングですよね。
弁護士ランキング。
弁護士.com。
弁護士と法務部が選ぶベストビジネス弁護士100。
で、人事論部も私は8位でした。
すごいですよね。
パチパチパチパチ。
言うたら、日本の8位ということですよね。
ありがとうございます。
パチパチパチですね。
これ、やっぱ嬉しいんですか?
めちゃくちゃ嬉しいですね。
めちゃくちゃ。あれ、感情あんまり出さないけど。ですよね。あ、よかったよかった。
はい。
めちゃくちゃ嬉しいんだ。
ただ、あんまりめちゃくちゃ嬉しいっていうのもなぁと思って言わないですけど、
まあまあ、ホットキャストでは嬉しいと言います。
いやいや、そうですよね。
そうですね。はい。
これは企業の方々が選んでくれるんですかね?
これ、半分弁護士で半分企業の法務部の方ですね。
半々なんですね。
半々なんですよ。
じゃあ、そういう意味では同業も認めてくれて、かつ支援をしている対象の企業の方々にもっていうことですもんね。
そうですね。同業の方からの投票も結構ありましたね。
いやいやいや、おめでとうございます。
嬉しいです。
ということでね、より一層ご活躍を期待しておりますけれども、
そんな向井先生と、
今日はやっていきたいのは、また新しい労働市場の変化が起きているということで、
ちょっとやっていこうかなと思っております。
よろしくお願いします。
お願いします。
はい。
またXのポストなんですけど、
私何て書いたかって言いますと、
具体的な事例の分析
裁判官は自分より高い年収をもらっている人の解雇を有効にしがちという都市伝説があります。
都市伝説って書き方したんですね。
はい。
はい。
これまあまあ結構ね、バズりまして。
これどういう方向でバズったんですか。
まあ面白い。人間だから。
だから、自分より給料をもらっている人には妬みもあって厳しくなりがちってことでしょうね。
人間らしい話ですよねと。
そうですね。
これはでもなんとなくそう思うってことじゃなくて、
エビデンスという言い方はあるかもしれませんけど、
この話の根拠があるわけですかね。
そうなんですよ。
三菱UFJ事件ってご紹介もした川瀬のスペシャリストの人かな。
縁の金利だったかな。
第518回で三菱UFJ銀行事件の整理解雇有効の衝撃ということでご紹介してますよね。
年収3000万円の社員さんでしたっけ。
そうなんですよ。
これは同じようなものはありまして、他にも既に。
令和5年のクレディスイス事件というのがあって。
令和5年というのは2023年。
23年ですね。
年収この人も3000万で、やっぱり仕事がなくなっちゃったんですね。
クレディスイスって世界的な投資銀行でして、
一人雇用できない大若手なわけもなく、
当然経営は健全、財務も健全でして、
なんだけど仕事がなくなっちゃったんですよね。
この方の仕事が。
日本支社の方ってことですかね。
日本支社の外国籍の方なんですけど。
ああいう投資会社金融系で働いてる外資日本社員の方は3000万円とかもらうんですね。
そうなんですよ。
そんなにもらってるんですね。
そのぐらいの人結構いるんですよね、東京からね、特にね。
それで仕事なくなっちゃって、
配置転換ってプロ中のプロですから、お金を提示しますと。
お金がですね、5000万か4000万提示したんですよ、退職金。
なかなかじゃないですか。
この人9000万近く要求したんですよ。
物分かれに終わっちゃったんですよ。
物分かれに終わっちゃって、解雇しちゃったんですよ。
普通に辞めればですね、4000万ぐらいもらえてたわけなんですよ。
ところが9000万要求して物分かれに終わって、
それで解雇されちゃったんですね。
どうなるんですかね。
どうなったかっていうとですね、
この裁判官の判決がめちゃくちゃ冷たくて、
もうここまで会社がやってるんだからお前首当たりめえだろっていう感じで
あっという間に終わっちゃったって感じですね。
冷たい感じの判決。
当然だろみたいな感じなんですね。
当然だろっていう、もうポジションがないし、
プロの世界だから全く経験のない仕事やらせても意味がないし、
探したけどなかったんだよって。
確かにクレディフ・ツイストはそんな系不信とか大赤字とかじゃないけど、
やっぱり仕事なくなった以上しょうがないし、
クレディフ・ツイストとしても4000万提示してるわけですよ。
4000万提示して、それを9000万よこせって断ったって言うけど、
4000万っておかしくないよねってなって解雇有効です。
これって結局その方はあれなんですか?
その退職金で提示してくれた4000万とかも手にすることなく終わっちゃったんですか?
うん。終わっちゃった。
それはいろいろまた思っちゃうことも多そうですね。
でもこれって今の金額観で言うとプロ野球選手が、
来年じゃあもう解雇っていうかね、契約再構成しませんとなった場合に、
退職金を球団が提示してくれて、それに対してそんなことありえないけども、
さらにもっとよこせって言って揉めた件みたいなのに近いんで、
それはないでしょっていうちょっと人間っぽい、
一般の感覚からするとすごい当たり前の話ですけど。
いや今までこれでも会社負けてたんですよ。
こんなお金もらってこんなお金提示してるのに負けてたんですよ。
なるほどね。
心が流れが変わってきてこの2,3年で、
いやいや、あんただいぶもらってるでしょと、プロ中のプロでしょと。
いやもう会社も仕事を探したけど、
いやそれはね、プロとして仕事はね、探せばあるんだろうけど、
プロとしてできる仕事は限られてるから、
年収3,000万とかに見合うね。
だし、だからしょうがないよねっていう判決が増えつつあるんですよ。
価値観の変化反映
そういうことね、あれ三菱UFJ事件だけじゃないんですね。
そう。
クレディスイス事件。
クレディスイス。
だからクレディスイスはあんまりニュースになってない。
全然今ググってみましたけど出てこない。
ちょっと記事を載っけてくれてる先生がいるってことですね。
やっぱね、特殊な世界の特殊な判決だってことで着目されてなかったんだけど、
三菱東京はネーム倍率でかいじゃないですか。
原告もおそらく日本人の人だと思うんだよな。
でもこれ面白いですね。
表にあまり報道されませんけど、この実態が揃っていくと、
あれこれってすごく放送界の判断の価値観が変わってきてるよねっていうところの方が重要じゃないですか。
そうなんですよ。本当に変わってきてて、
この日経新聞の特集というか記事は三菱銀行しか取り上げてないけど、
他でもちょくちょく活用になってきて、
外国籍厳しいとか言うけど、外資の何千万もらってる人にはめちゃくちゃ緩いんですよ。
ドライなんですね。
ドライなの。自分より給料もらってるからとは思わないけど、冗談とはいえ、
やっぱり2000万もらえる裁判官はかなりベテランの地位が高くないともらえないんですよね。
2000万超えると途端に労働者に厳しくなるっていうのは当たらず。
そして伝説的にありますよね。
そうですね。
というわけで向井先生がこうやってこの切り口からあえて光を当ててくれないと見えない事件で、
そもそも大手に上がってこないんでね、知ることがない話をしてくださるので大変勉強になります。
というわけで前回のおややも結構衝撃的な話でしたけど、
いろいろ本当に変化ですね。
そうですね。
というわけで今日のところ終わりたいと思います。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
11:11

コメント

スクロール