休職中の従業員の行動
こんにちは、遠藤嘉杉です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いいたします。
さあ、ということでですね、今日もね、行きたいと思うんですけれども、
今日はですね、20代の方からご質問いただいているんですよね。
はい。
早速、行きますか?何かありますか?
いえいえ、20代の方からもう、聞いていただくなんて、ありがたいですね。
そうなんです。ちょっとですね、やらせの質問なんじゃないか、みたいなぐらいのところがあるんでしょうか。
やらせじゃないですね。やらせで書けないですね。
そっかそっか。びっくりするぐらいの熱烈なことなんですけども。
はい。
向井さん、遠藤さん、いつも勉強になる配信をありがとうございます。
早速の質問で恐縮なのですが、休職中の従業員への対応についてご教示いただきたいです。
ということでいただきました。
はい。
私はロームコンサル会社で働いており、先日クライアントからの相談内容で、
適応障害を理由に休職に入った社員が、休職期間中に旅行や某テーマパークへ行っている。
さらにSNSにも載せていて、SNSを閲覧した同部署の社員から不満の声が上がっている。
どのように対応すればよいかというものがありました。
会社の対応と社内秩序
すごいですね。
あくまであるあるですね。
あるあるですか、これ。
あるある。
この時あるんですねって感じですね。
この時あるの。
いきますね。
休職期間中に遊びに出かけること自体は、療養前の日常生活を遅れるようにリハビリをしているとも考えられるので、
会社が禁止することまではできないような気がしております。
一方で、社員も閲覧できるSNS上にそれらをアップする行為については、極端に言えば、
休職イコール遊びに行ける会社という認識を他の社員が持ってしまう恐れがあり、
真面目に働いている社員の意欲を低下してしまう、
もたらしてしまうという観点からも、
服務規定にある社内秩序の維持違反を理由として、
禁止とすることはできないかと考えています。
常期について誤った認識がございましたら、ご指摘ください。
また、常期対応が難しい場合、
他にどのような対応が考えられるかについても、
ご意見をいただけますと幸いです。
ということで、ご質問いただいております。
そして推進にですね、
ホットキャストはいつも大変勉強になります。
現在は番組を初回から聞き直すこと3週目。
向井先生がお話しくださったトラブル内容のケースごとに、
ワードにまとめてフローを構築させていただきました。
日々の業務でとても助けられております。
すごくないですか。
ちょっとびっくりしましたね。
これやらせじゃないですね。
ねえ、向井先生がこれ読んだときに。
これやらせて思われそうだな。
やらせてこんな人いないだろうって。
すごいです。
突っ込まれるような。
ぜひこのワード欲しいですね。
いやあ、このワード欲しいなあ。
ねえ。
問題事例の考察
ぜひ何かで開放していただいて。
これでセミナーしたい。
皆さんの方喜びそうですね。
ということで質問の方にいきたいと思いますが。
要は給食中の社員。
遊びまくってSNSアップして、
それ社員になっちゃってどうなりすんねんという話ということですね。
あのですね。
昔はね、Facebookにアップする人多くて。
ブログだ。
昔はね、十何年前ブログが多かった。
これありましたよね。
よく。
すっごいありましたよね。
Facebookに変わって10年ぐらい前は。
今はInstagramがXですね。
に上げる。
上げちゃうんだ。
上げるの。
昔なんか声があるからすごいSNSにとにかくアップしないっていうのが、
そういう方々のね、
常識だと思ってましたけど。
なんかね、
自分をこう、
なんかオープンにしたいっていうか、
公開したい願望が強いんですよね。
やっぱそうなんですね。
そして同僚はすごく知ってますね。
見てるんだ。
みんな見てますね。
本当にあるあるなんですね。
あるある。
もうあっという間に噂が広まる。
これ中国でもあるから。
宇宙問わず。
関係ない。
人間の本質ですね。
そうですね。
いろんなパターンありましたよ。
新婚旅行に行ってる人いましたよね。
海外に。
給食中。
給食中に。
微妙ですね。
給食中に新婚旅行行くのはまあよくねえかみたいな気もしますけど。
でも会社の文化によってはダメなんですよ。
そうか。
あとは飲み会。
会社じゃない。
あとはなんかねえ、
ダンスをしてますみたいな。
ヒップホップダンス。
めっちゃ元気じゃんみたいな。
最高みたいな。
いやいやいやいや。
元気じゃんっていう。
いやいやいやいや。
これありかみたいな。
全部あれですね。
まさにおっしゃられた。
いやいやいやいやってなっちゃう。
神秘ですね。
ちょっと何ですかこれみたいな。
面白いって言っちゃわからないですけど。
でも面白いですね。
そんなに出てきますか。
でもまたね楽しそうなんですよ。
あとね、おしかつの人もいた。
おしかつ。
アイドルの。
なるほど。
アイドルの。
地方に行ったりどうですか。
女性が男性アイドルを追っかけるっていうのもあったけど、
中高年男性が若い女性、ちょっとマイナーなアイドル。
昔でいう地下アイドル的な。
地下アイドル的な人を、
おしかつやってんのをXにアップしてて、
社内で問題になってますっていうのはあります。
本名でやっちゃってるんですか。
もう自分の顔写っちゃってる。
本名は書いてないけど自分の顔写ってるから。
顔写っちゃってる。
もう写ってる。
でも皆さんよく見つけますね。
そうですね。
もうなんかね。
というような、この件のような事例はいっぱいありますよというね。
それってさ、どうなの。
これ意外とですよ。
今までもう何回しましたか。
500強で32回目ですけど、
この切り口やってないですね。
やってないですね。
さすが3週聴いてくださってる方だけあって、
すごいとこついてきましたね。
ちょうど隙間を埋めてくれたんですね。
ぜひ他にもいただきたいですよ。
これどうなの。
めちゃくちゃ面白いですね。
これ、まずアウトは何かっていうのは、
例えばさっきダンスを、
ダンス最高みたいな女性がいたんですけど、
ダンススクールをやってたら、
アウトですね。
え、なんでなんでなんで。どういうことですか。
要はね、働けるか働けないかっていう。
基準は、線はそこですね。
線があって、旅行はそれは、
労働じゃないじゃないですか。
でもダンススクールを開いて、
インストラクターやってますは、
レッスン、生徒じゃないの?
そうそう。
教えちゃってるの?
教えちゃってる。
そっちか。
その事例は教えてないんですよ。
教えないんだけど、
もしね、教えてますみたいなのがあったら、
アウトなんです。
なるほどね。
要は働けてんじゃんってなっちゃう。
働けてる。
ダンスはできるけど仕事はできないみたいなのは、
さすがに通用しない。
ダンススクールで経営、労働、レッスンをして、
お金もらってるけど、
働けませんっていうのは通用しないんですよ。
なるほど、もう納得しますね。
これは通用しないんだけど、
グレーなものばっかりなんですよ。
元気そうなんだけど仕事じゃないよねみたいな。
まさにレッスン受けてる側だったらね、
ダンスは微妙ですよね。
微妙なんですよ。
これで唯一問題になった判例があって、
唯一しかないんですか?
1個しかない。
質問者の方もご存知かもしれないけど、
マガジンハウス事件って言って、
マガジンハウスってどこだったかな、文芸春系の。
マガジンハウスってカーサとか出してる、ブルタス。
カーサとブルタス、あとナンバーとか。
休職中の行動とトラブル
違うかな。
ブルタス。
ターザン。
出してるところなんですけど、
そこの専属カメラマンだった人が会社と揉めて、
うつ病、メンタル、僧侶性障害かなんかで給食したんですよね。
そんな事件もあるんですね。
そしたら会社を批判するブログをいっぱい書いて、
自分の性的趣味のブログも書いて、
行動組合と一緒に凱旋活動会社の周りやって、
あと飲み会だったかな、あとバイクのツーリングだったかな。
ちょっと挑発してたんですよね、会社。
それで会社は最終的に解雇したんですけど、
給食中の行動について問題になったんですよ。
なるほど。
問題になったんだけど、そこは会社ほとんど負けまして、
要は必ずしもバイクに乗るとか飲食するっていうのが、
病気療養とは矛盾しないとなりまして。
バイクを乗ることで心を癒す。ありそうですしね。
唯一会社が勝ったのが、主治医と面談したのかな、
凱旋活動とかああいう過激な活動はやめてください、制限しますって書いてあったんですよ。
主治医が。
主治医が。
なるほどね。
で、それに違反してたんですね。
はいはい。
こういう凱旋活動とかやって。
なるほど。医者の言うことを聞いてなかった。
で、それを理由にした懲戒は有効だっていう判例が唯一あるんですよ。
なるほど複雑ですね。
主治医が制限している行為をやった場合は、これは懲戒していいけど、
それ以外のグレーはすぐ懲戒はできないよっていう判決なんですよね。
そうかそうか。
その鬱病とかっていう形で休んでいる根拠が主治医の診断のはずなのに、
その診断を飛び越えて言うこと聞かない行為ができてるんだったら、
それはおかしいよねとなる。
そう。
面白い。そういうことか。
ここまでは判例の話で。
で、実務上の対応を申し上げると。
実務上の対応
実務違うんですね。
いや結構簡単なんですよ。
簡単で面談をしてちょっと呼び出して。
久しぶりにちょっと会社に来てもらえますか?みたいに呼び出して。
でもあなたのこのSNSの画像はみんな知ってますと。
はいはいはい。
で、まあ懲戒処分できるかはちょっと弁護士さんに確認しないとわからないけど、
ちょっとうちとして難しいですねと。
あー。
ちょっとみんなも噂になってて。
なるほど。
これどうなってんですかって複数の人から問い合わせもあって、
ちょっとうちで働くの難しいですねって言うと、みんな辞めた。
あー。
でしょうね。そうでしょうね。
なんでかって言うと、まずもう気持ちが切れてるんですよ。
大体の事例で。会社に対して。
こういう行動してアップしてる時点で。
だからもう辞める覚悟ができてる人はほとんどで。
全然開き直るとかはなかったですよね。
先ほどおっしゃられていた事例とかも全部同じケースで。
全部辞めたの。
結果気になってましたけど、そうなんですね。
そう。もう会社に対する気持ちが切れてる人ばっかりでした。
新婚旅行の人も大問題になったけど、あっさり辞めた。
あーそうなんだ。
辞めた。みんな辞めた。すぐ。
これだからまさに実務とおっしゃってくださいましたけど、
法律はそうだけど、今のお話したら普通に。
その方のためでもありますよね。
そうなんですよ。もうお互いのために自由に活動するのはいいんだけど、
他の会社とか会う会社で働きながらなさるのはいいんじゃないですかみたいな。
うちでは難しいと思いますよって。
そうですよね。だって心理的にも。
で、あとね、SNSにアップするってのは生きがいになってるんですよ。
あーそこを立つのは無理なわけだ。
そう。要するに隠して行動することになるじゃないですか。
会社からこう言われたら。
それ耐えられないんですよ。
あーなるほど。
もう自己表現。
なるほど。
自己実現というか自己表現の世界に入ってて、
僕はちょっとわかんないんだけど、すごく苦痛なんですよね。
なるほどね。
SNS非公開に。
非公開もバレちゃうんですよね。
やっぱり非公開でもなんかわかんないけど、バレちゃうことが多くて、
もうSNSやらないしか選択肢ないんだけど、それはありえないらしい。
そうか、表現の場がなくなってしまって、
内的なエネルギーの発動の場所がなくなるっていうのはしんどいですもんね。
結局SNSだけの友達とか知り合いっていっぱいいて、
むしろそこの関係性大事ですもんね。
なくなっちゃうんですよね。
だからSNS切られるっていうのは耐えがたいらしくて、
あっさりやめるんだもん。
なるほど。
これが予想外で、最初が十何年前の新婚旅行の事案だったんですけど、最初の事案、相談受けたのは。
それはもうすごい歴史のある伝統的な大企業で、大問題だったんだけど、
あっさり辞めて表紙抜けした記憶があります。
なるほどね。
ということでお時間も来ましたが、非常に面白い質問という角度でしたね。
ぜひこの方、我々が扱っていないところに光を照らしてくださりそうなので、
ぜひまた何かありましたら教えていただきたいなと思っております。
ということで今日のところ終わりたいと思います。
岡井先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
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