発達障害の告白
こんにちは、遠藤克樹です。向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今日もいきましょうかね。
はい。
久々に早速いきますか。
はい。
今日なんですが、今日はですね、ちょっと質問が今までに意外となかった質問をいただいておりまして、
テーマは発達障害ということでいただきました。
はい。
ちょっと質問だけいただいております。
長年働いていた社員から発達障害があると告白がありました。
はい。
発達障害は病気の診断ではないと思いますが、事実を知ってしまった以上、会社としてはどのように扱い対応注意すべきか教えていただきたいと思います。
また、このようなケースの相談やそれをきっかけに起きた事件など問題はあるものでしょうか。
アスペルガー症候群の影響
はい。
ということですね。
そうですね。
実際どうなんですか。発達障害に関する。
増えてると思います。相談増えてると思います。
そうなんですね。
増えてると思いますね。
そもそもこれあれですよね。発達障害ってなんだっけっていうところから一度皆さんと共有しましょうか。
まあ、病気じゃなくて障害の一種で。
うんうん。
で、3種類あって。
3種類でしたっけ。
はい。後半性ASDという後半性発達障害と、
はい。
周囲欠陥多動性障害のADHD。
ADHDね。はい。
はい。と、学習障害のLDがありますね。
ああ、ラーニングディスオーダーってやつか。LDですね。
はい。はい。
大きくASD、ADHD、LDと。
労働問題で問題になるのは、アスペルガーの、アスペルガー症候群。ほとんどですね。
アスペルガー症候群ってどこに入るんですか?今のやつでいうと。
自閉、後半性発達障害、ASDの中ですね。
ASDの中か。
はい。
でも、あれですね。面白いって表現がおかしいですけど、
大体労働法で問題になるのはアスペルガーっていうのがピンポイントなんですね。
そうです。
へえ、そうなんだ。はいはいはい。
なんでかっていうと、他の障害は、ADHDはそうでもないけど、
やっぱり言葉の遅れがあるんですよ。
はいはいはい。
アスペルガーは言語の発達の遅れはない。むしろ優秀だったりする。
法学歴の方で結構印象ありますよね。
そうですね。
国家資格者ですごい人が、普通にアスペルガーではあるとか。
うん。本当かどうかわかんないですけど、その人が自分で言ってるだけで。
はいはい、確かに。
それはわかんないですけど、多いので。
なので、会社に入ってからトラブルが起きる。
診断と合理的配慮の重要性
なるほどね。だからADDとか学習障害とかは、事前にもうお互い同意をできてたりするんで、
後々問題になるみたいなことがあんまりないってことなんですかね。
そうですね。もう言葉とか言語の計算とか遅れてるので、
あんまりそういう問題はもともと起きないんですね。
大企業に働く方の場合はアスペルガー症候群が多い。
なるほど。
具体的にどんな話はできるもんですか。
作業はできるけど、人との交流ができない。
結果これ事件とかにもあるんですか。
あります。事件はありますよ。裁判ではあります。
アスペルガーが原因での事件。
アスペルガーが原因と明確になってるものもあれば、そう書いてないけど、
おそらくそういう内容だなと思わせる裁判ではあります。
そうなんですね。
そんな中で今回、実際にわかったっていう話で、
どう対応しどう注意をしたほうがいいかみたいなところがご質問にありましたが、どうなんですか。
まずは診断を受けてもらって、
医療機関としては2つ以上お願いしたほうがいいですね。
どういうのが。
全然判断が違う、バラバラなんですよ。お医者さんによって。
診断結果がバラバラになるってことですか。
2つもしかないぐらい必要かなと思いますけどね。
なんかそれも踏み落ちないですね。
ちょっとね、範囲なんですよね。
基準がなので、アスペルガー症候群は簡単に診断は出ないです。
なるほど。
まず複数での診断がないと結構扱いにくいと、はっきりしないですね。
その上で、障害があったらそれに応じた仕事をしていただくっていうのは、合理的配慮って言うんですけども。
合理的配慮って言う言葉がありますね。
例えば目が見えないんだったらスロープをつけるとか、
展示のパソコン使える目が見えない人用の拡大鏡とか、そういうものを用意するとか、そういうの言われてるんですけど。
アスペルガーの場合はなかなか難しくって、どこまで配慮するかはっきりわからないんですけど、
やっぱりできるんであれば、なるべく人と接しない、コミュニケーションを要しない仕事っていうことなんですが。
仕事ってそもそもコミュニケーションを要しないとなかなか難しいですよね。
LINEで結局、いろいろやり取りをした結果、解雇有効になった日本電機事件っていうのはあります。
解雇有効になった事件。
そうなんですよ。だからやっぱり現実ですね。
アスペルガーの人がどこまで何をできるかを、きちんと記録にとってテストをして、
配置転換先は探しますけど、
もう全然、たとえば日本電機事件だとブツブツ一人ごと言って止まらないとか、
あと髪の毛がボサボサで直らないとか、ずっとニタニタしてるとか、気の毒なんですけど、本人にとっては。
でも仕事に支障をきたすレベルでってことなんですね。
もうずっと一人ごと言ったりするんですよね。ちょっと周り難しいじゃないですか。
企業はできるんですけど。
いろいろ注意したんですけど、本人は直さない。意味止めなくて。
給所期間満了。ご本人適用障害とか精神疾患もお持ちだったので。
なるほどね。でも合併でそっちにもくっついちゃうんですね。
なので、給所期間満了、退職有効になるということです。
何事件っておっしゃいましたっけ?
日本電機事件。
日本電機事件ですね。ちょっと専門家の方とか気になる方はぜひ調べていただいてっていう感じですかね。
有名ですね。
日本電機事件。
なので、日本電機事件ではやりとりを記録してて、居眠りとかもひどかったんですね。
そういう状態だと、カイプも視野に入れざるを得ないかなって思いますね。
なるほど。
粘り強く対応して、他に行き場所がない場合はですね。
日本電機も大企業なので、行き場所はなくはなかったんだろうけど、総合職で入ってるんですね。
大学院とか入ってる方ですね。技術系の学部の。
なので、開校有効、給所期間満了、退職有効かなと。
そして終わってます。
なるほど。
ということで、何とも言いづらいんですけど、お医者さんに見てもらって、
できること、できないことを確定して、お医者さんに聞きながらですね。
それで配置できる先があるかないか。
ないんだったら、障害者雇用も一つの選択肢で。
今まさにそれをお聞きしようかなと思ったんですけど、
本人の同意があれば、その方向もあるってことですかね。
ありますね。
同意もしないし、行き場所もないし、さっき言った居眠り、独り言、みなりの問題、
そういった基本的な社会人としてのやり取りもできないのであれば、
開校の視野にやらざるを得ないんじゃないか。
なるほど。でもそこまで来たことは、障害者雇用をちゃんと。
という視野と給職、退職。
本人がうんって言わないとできないから、
会社も困ってる事例が多いですね。
なるほど。
最近ね、結構表に出てきてるケースが多いという話でしたのでね。
今日まず大きな大枠の話をさせていただきましたので、
個別具体的に色々とまたありましたら、
ぜひ質問を寄せいただきまして、また一緒に考えていけたらなと思っております。
終わりましょうか。
向井先生ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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