1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
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2021-09-17 11:53

第319回「質問:若年性アルツハイマーと診断。会社とどう話し合うべきか?」

第319回「質問:若年性アルツハイマーと診断。会社とどう話し合うべきか?」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

番組への質問はこちら↓↓

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向井蘭の『社長は労働法をこう使え、法律の下で展開されるビジネスの世界』
ポッドキャスト『社長は労働法をこう使え』は、弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って、
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。向井蘭の『社長は労働法をこう使え』、向井先生よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今週も行きたいと思いますが、今日は質問がちょっと長めなので、早速行かせてください。
今日は看護・医療の事務職の方からご質問いただいております。
向井先生、遠藤さん、いつも人事という立場上、参考にさせていただいております。
今回は企業側及び企業側の顧問弁護士として、どういった見解であるかをお聞きしたく質問させていただきました。
私の友人ですが、現在大手有名企業に勤めております。
営業職として勤務して、これまで10年以上労働時間も多く、自宅でも行い身をこにして働いてきました。
もちろん大手有名企業なので、時間管理や就業規則の規制なども行っており、
表向きの労働時間と実労働時間に大きく乖離はありますが、今さら証明はできていません。
数ヶ月前から物忘れがひどくなり、以前普通にできていたことができなく、
上司や衆院も気がつき、病院では若年性アルサハイマーと診断されたようです。
会社としても協力的に働きかけてくれていましたが、体制が変わり、半年後には身の振り方を考えるように言われたようです。
この話し合いには配偶者も呼ばれて話をされています。
これまでコロナ禍もあり、在宅ワークもありましたが、現在は会社にも出社していますが、
仕事を課せられるわけではなく、やることを自分で見つけるような体制で半年期限までこの状況が続くと思われます。
おそらくある程度の期間を設けて自主退職を促しているようです。
そこで相談ですが、治療に専念するということで、主治医に相談して給食に入り、
症病手当金をもらい、その間に治療薬の承認を待つなど、会社の席を残したままで今後の治療の可能性を探る期間と、
再就職するにも有意な立場を作りたいと思っておりますが、向井先生の見解をお聞きしたいと思います。
ちなみに私は学生からの友人で、仕事に関しては分かりませんが、会話に関しては違和感なく普段と変わらない印象です。
事実上はかなりの業務量で、帰宅後でもかなりの時間で仕事を行い、うつに近い状況もあり、無意識のストレスを抱えていたと、
主治医は見ていることは間違いないと思われます。よろしくお願いいたします。
深刻な内容ですね。
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ということで、ちょっと丁寧に見ていきたいと思います。
どこから行きましょうかね。
まず、おそらくあまり社内で問題になっていないと思うんですね。
人事総務部も知らないんじゃないかなと。
この件を。
というのは、普通は診断名がついて、診断書が出れば、給食の話になると思うんですね。
血菌して給食して治療するっていう。
もちろん治る病気じゃないと思うんですけど、進行を止めるっていうかな。
あとは治療薬が開発される可能性もあるんで。
進行を止める薬は出てるって聞いたけどな。
だから給食制度は使えると思うんですよ。
で、その問題意識が会社に大手企業なのにないってことは、総務部に伝わってなくて、
営業部限りでうまくやめさせようとしてる感じですね。
なるほど。営業部か自分部門で留まっちゃってる状態の可能性がある。
総務部門に診断書、就業規則見せてもらって、見れると思いますけど。
就業規則見て診断書を総務部門に出して、
こういう体調なんで給食制度利用したいって言えば、
そうですね、検討しますって言ってくれると思います。
この方のおっしゃっている、給食をとって消費用手当金を受けてという、
在籍してっていうのはできるはず?
できます。できます。できます。
長いんで、大手企業の給食は。
おそらく10年以上働いてたら、2年ぐらい休めんじゃないかな。
その間休んで、いろいろ訓練したり、薬飲んでやってみるかですね。
しかしどのぐらいひどいんですかね。
でも今の状態だと会話に関しては違和感なく普段と変わらないとおっしゃっているんですけど、
一方であれですよね。なんか業務量がすごくて、うつに近い状況もある。
無意識のストレスを抱えていたというのがあるので、
この抱えられているお病気とはまた別の部分も出ちゃっている。
精神科に行けばうつの診断書も出るかもしれませんね。
だから、その辺は自己判断に任せますけども、
診断書を出して血筋給食の過程を経て休みたいんですって言えば、
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休ませてもらえますよ。大手企業であれば。
そういう意味で言うと、うつの方の診断もあるじゃないですか。
別の今回、疾患を抱えてしまった病気の方の診断書もある。
どっちを出すって言うと変ですけど。
私は本当にうつ症状があるんだったら、うつの診断書も出した方がいいと思いますけどね。
両方出すぐらい?
両方出して。
あと、労災の申請するかなんですけどね。
そこはどうなんですか?
労働時間が証明できるかですよね。
できないでしょうね。家で仕事してた時間とかね。
その感じは今更証明はできないと書いてありますね。
ちなみに労災の申請するかの話、申請?申請って言わないですか。
要は会社と揉めるっていうことになるってことですか?
なりますね。会社としては認めないって言われるから、
弁護士さん頼まないとちょっとできないかもしれないですね。
そっちもやりつつ、逆に給食しながら在籍してというと、
埋めながら残してもらってたと思うと、関係性がぐちゃぐちゃになっちゃいそうな感じがしますよね。
そうなんですね。そこまでやるかですね。
あとは、弱電性アルザイマーで障害者雇用という点もあります。
そうなんですか。
障害者扱いって言うんですか?できるんですか?
全然分かりません、私は。
障害者雇用に入るのかな。
今のところ調べても該当はしていないです。
ちょっと分からない。
若年性認知症の就労支援という厚生労働省のパンフレットがありまして、
すごく詳しいやつがあるんで、タイトル正確なやつ言うと、
若年性認知症発症した人の就労継続のためにというタイトルで検索していただいて、
ズバリそのものが出まして、
Googleって優秀ですよね。すぐ出してくれるんで。
障害者雇用ができるかは書いてない。
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障害者雇用か分からないけど、介護分野に再就職した例とか、
農業分野に再就職した例とか、そういう内容が書いてますね。
会話ができるから、仕事によっては続けられるんじゃないかなっていう気はします。
障害者雇用はちょっと分からないな。
もう一度タイトル教えてください。
若年性認知症発症した人の就労継続のためにというのがあるようですよね。
この方ね、人事でもあるんですよね。
お詳しいでしょうし、そのためにお友達ですよね。
友人のことをわざわざこうやってご質問いただいておるようですので、
その辺も目を通していただいて。
いやー、人事じゃないですよね。
もう打ち合わせのない、打ち合わせがあったこととか、
打ち合わせの内容とか全部忘れちゃうんですかね。
どうなんですかね、今そこまでは。会話はちゃんと普通に。
会話は。
っていうのはありましたけどね。
現状仕事への影響が。
50代ですかね。
この方がそうですので、多分そうなんでしょうね。
友人ですからね。
そうですね、若年性でしょうね。
いやー、大変だ。
ですね。
はい。
ですね。
というわけで、今日のところはこの辺りで終わりたいと思うんですけれども。
そうですね、はい。
この方がおっしゃってくださった通り、ちゃんと会社の方に掛け合っていくと、
この方がおっしゃっている症病手当や給食という形は取れるだろうということだという回答だと思いますので、
ぜひその辺は友人の方にご支援していただいてサポートしていただきたいなと思います。
また何かありましたらぜひ質問いただけたらと思います。
向井先生、ありがとうございました。
ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
番組では、向井蘭への質問を受け付けております。
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たくさんのご応募お待ちしております。
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