1. 向井蘭の『社長は労働法をこう使え!』
  2. 第322回「質問:「性弱説」を..
2021-10-08 18:59

第322回「質問:「性弱説」を前提とした「サービス向上」の仕組み作り」

第322回「質問:「性弱説」を前提とした「サービス向上」の仕組み作り」弁護士の向井蘭が、経営者の立場に立って、労働法の基礎だけでなく、ビジネスに関する法律の問題をわかりやすく解説する番組です。

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向井蘭の社長は労働法をこう使え
法律の下で展開されるビジネスの世界
ポッドキャスト社長は労働法をこう使えは
弁護士の向井蘭が経営者の立場に立って
経営者が知っておくべき労働法の基礎だけでなく
ビジネスに関する法律の問題を分かりやすく解説します。
こんにちは、遠藤和樹です。
向井蘭の社長は労働法をこう使え、向井先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さて、今週もね、いきたいと思いますが
はい。
今回、持ち込みシリーズ、
久々かな、やっていきたいなと思っておるんですけども
久々かな、はい。
ですよね、1回パワハラチェックリストみたいなの
あー、やりましたね。
1ヶ月くらい前にやりましたが、
はい。
今回のテーマですかね、ちょっとご紹介いただけますか。
はい。
性弱説を前提とした経営の仕組みづくりと。
うん。
性弱説ね、性善、性悪説じゃなくて。
性悪でも性善でもなく、性弱説というタイトルです。
はいはいはい。
ということでいきたいと思いますが、
はい。
なんすかそれって、どうからですかね。
なんすかそれなんですね。
あの、よくですね、経営者の方から
俺は向井さん申し訳ないんだけど、
性悪説に立ちたくないんですよ、と。
性善説で経営したいんですよ、と。
よく不祥事あったりすると、
社内不祥事とかあると、
こういうことを言われちゃうんですね、僕らはね。
そういう会話ね、よく聞きますよね。
俺は性悪説で考えて経営してるよ、
みたいな話はよく聞く話ですね。
でもなんかあれそうかなーってずっと思ってて、
それでネタバラシすると、
ちょっと批判も多いんですけど、
キングコングの西野さんっていう
吉本工業を辞めちゃった方いるんですけど、
今はなんか自己啓発芸人みたいな感じですか?
うーん、絵本作家なんですけどね。
うん。
ラジオっていうかな?
ラジオとか私聞いてるんですけど、
それで西野さんもチームを作って
運営してるわけですよね。
プロジェクトごとに外からの人入れたりしてやってるんですけど、
彼も組織を持ってるような感じなのか?
ああ、すごいいくつもありますね。
そうすると当然仕事をサボったりとか、
納期間に合わなかったりとか、
アップを間違ったりすることあるわけですよね。
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そういうトラブル、当然出てくるわけですよ。
で、それは本当、
人間って間違ったりサボったりするから、
静寂して考えないとダメだと。
人間は弱いから、
だからもうその仕組みづくりをして、
誘惑の多い怠けたくなるような環境をなるべく減らすと。
これが大事だと言ってて。
なるほど。
いや、そうだよな、その言葉ちょっといただきますと思いまして。
はい。
静寂説っていう言葉。
出どころが誰なんだか、西野さんなんだかわからないんですけど。
と思って、僕なりに労務問題ではやはり
サボりとか不正が問題になるから、
だからそれを止めるための仕組みづくりですね。
減らすための仕組みづくりをちょっと考えた。
考えたっていうか、実際世の中でやられてるんですけど、
いくつか考えたんで、
ちょっと今回で終わらないかもしれないので、
次回も含めてちょっとお話しさせていただきます。
シリーズものになりそうな量なわけですね。
そうですね。
はいはいはい。
で、静前説。
じゃないや。
静寂説。
静寂説、はい。
静寂説ってググると意外と出てきますね。
島上に上がってくるのが蕎麦さんって方だよね。
元あれですね、リクルートの人事部長の方。
あ、そうなんだ。
言ってる方はちょこちょこ。
でも本当にいろんな人言ってますね。
はぁはぁはぁはぁ。
そうか。
なるほどね。
で、で、で。
はいはい。
いいですね。
で、でですね。
あの、
なんていうのかな。
結局仕組みをどうやって作るかって難しいんですけども、
怠けたり悪いことするっていう前提に立っちゃうんですけど、
例えばですね、分かりやすいのでいくと、
これも、ただ聞いてない方もいると思うんで繰り返しになりますけども、
ちょっと申し上げると、中国のタクシーアプリ。
中国のタクシーアプリ。
DD。
覚えてます?
はい、DD、はい。
当時いっぱいあったんですけど、
はいはいはい。
みんな同じ仕組み使ってて、
で、僕ね、これも喋ったかな。
喋ってないと思うけど、
中国行ってびっくりしたのは、
やっぱりズルズル運転手の人、一定数いるんですよ。
遠回りしたり、
あぁ。
うん。
あとは、
まぁ、
中国の地方行くとメーターを下ろさない。
はいはいはい。
外国人だと分かると。
で、お金吹っかけてくるとか。
まぁ、あるあるじゃないですか。
タクシートラブル。
世界のタクシートラブルあるあるじゃないですか。
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ですね。
外国舐められてね。
うん。
そう。
で、言葉も通じないから、
こう、いいようにやられちゃうみたいな。
ありますね。
バングラディして10分行くと、
1時間かけられたことある。
ははは。
怖くて喧嘩もできないみたいな。
それすごいなぁ。
いや、でもそんなもんですよね。
ですね。
世界の治安ってそんなもんで。
はいはいはい。
でね、
まぁ、頭にくるけど、
僕の中国語の能力も当然、
当時なんか今よりももっとひどかったから、
全然、
もう悔しい思いして、
こう、まぁしょうがないかと思って、
我慢してたんですけど。
うん。
で、その中国の役所に電話はできるんですよ。
タクシー管轄、タクシー管轄してるそのなんか、
上海市の役所あるんですけど、
めちゃめちゃ不親切で、
もう中国人でももう待たされて、
で、やっと電話出てももう不親切で、
そんな感じなんですよね。
はいはいはい。
まぁ、泣き寝しちゃうんですね。
まぁ、多くの中国人もそうなんだけど。
うん。
で、タクシーアプリ出てから無くなったんですよ。
それが。
その不正が、不正っていうかその、
陰月かな。
あるある、あるあるの。
そう、あるは遠回りとか、
メーター下ろさないとか、
訳わかんないお金請求されるとか。
はいはいはい。
で、何でかって言うと、
別に運転手さんが変わったわけじゃなくて、
仕組みが変わったんですね。
はい。
タクシーアプリで、
こう、タクシー呼び出すと、
最後に採点票と、
クレーム受付窓口みたいな、
アプリに表示されるんですよ。
ほうほう。
そう。
だから、例えば、
遠回りされたら、
遠回りされたって書いて、
星を1とかやすんですね。
5段階評価。
そうすると、彼らは、
タクシーアプリから呼び出される回数が、
罰金で減らされちゃうんですよ。
その会社から。
なるほど。
売り上げ減っちゃうんですね。
うんうんうん。
だから、必死で、
5つ星つけてよとか、
お願いし始めてきてて、
遠回りとか悪いことしちゃったら、
書かれちゃうから。
ああ。
だから、
すごく態度良くなったんですよ。
ああ。
タクシーアプリ使うとね。
タクシーアプリ使わないと、
昔のまんまなのよ。
アプリ使うと、
マシになった。
あとは、
遠回りも、
前、要するに揉めるわけですね。
俺は遠回りなんかしてねえとか、
はいはいはい。
これが一番近いなとか言うんだけど、
今のGPSで、
地図上に痕跡が残るから、
うんうんうん。
もう、
簡単に計算できるんですよ。
このルートだと10キロなのに、
このルートだと12キロとか。
簡単に検証できて、
遠回りしてる証明できるから、
遠回りもなくなったんですよ。
遠回りもなくなった。
仕組みでね。
そう。
っていうことがあって、
はいはい。
賢いなあと思ってですね。
09:01
で、似たようではないかって、
今思い出してみるとありまして、
例えば、
ゴルフ、
遠藤さん、
しませんよね。
ゴルフしないんですよね。
一切。
そう。
今もうセルフが増えましたけど、
キャディさんお願いするとき、
はいはいはい。
今もあるんですね。
うんうんうん。
そうすると、
今どうかなあ。
半分から3分の2のゴルフ場が、
アンケートを取るんですよ。
キャディさんの勤務態度について、
簡単な。
終わった後。
終わった後。
うん。
で、あれはね、
昔よりもどんどん増えてきてて、
はいはい。
僕が思うに、やっぱりクレームとか、
あとはその態度の悪い人とかが、
バレちゃうから、
ああ。
効果があると思うんですね。
サービス向上って。
はいはい。
誰がダメかの前に、
あるだけで。
あるだけで。
あるだけで抑止効果になるんですよ。
ああ。
あとは、
私あの、
ある仕組みを使ってるんですけど、
ネットサービスで、
うちの事務所で。
おお。
自分たちの話。
自分たちの話。
書き詰まったの。
これから自分たちの話すると、
導入したんですね。
おお。
そうすると、
大体こう、
こうなんだ。
教えてくれるインストラクター役の方がいらっしゃって、
その時は女性だったんですけど、
若い女性の方だと思いますけど、
親切に、
マニュアルがあると思うんですけど、
教えてくれたんですよ。
はいはいはい。
で、
よく分かりましたって言って終わったんですけど、
Zoomでやってまして、
Zoomが終わった後ね、
アンケートが画面に出てきたんですよ。
うん。
今回のインストラクターは、
どうでしたか?みたいな。
これを伝えてましたか?って。
普通、
よかったですか?ぐらいしかアンケートってないのに、
これを教えてましたか?
これを伝えてましたか?
これについて理解できましたか?とか、
具体的なサービスの名前、
項目、
そうですよね。
細かくアンケートあって、
何個あったかな?
20個ぐらいあったかな?
長いと思いつつ、
しょうがないかと思って付けましたけど、
あれで、
おそらくボーナスとか、
昇給とか、
あと、
契約更新とか、
もしかしたら期間超えだったら、
決まっちゃうんですよね。
なので、
偉い丁寧なんですね。
対応が、受付対応。
逆に不自然なぐらい丁寧でした。
それなんかマイナスになったと思うんですけど。
マイナスじゃないんですけど、
こんなに丁寧で、
大丈夫なの?疲れないの?って思うぐらい、
なんでかなと思ったら、
仕組みで動かしてんですね。
頭いい。
頭いいって言われてみれば、
当たり前なんですけど、
これはね、
私びっくりして、
次回にします。
12:00
この後。
まだ、
もうちょっと喋ります。
もうちょっといけますけど。
もうちょっといけます。
うちの事務所で、
実はね、
ちょっとやってんですよ。
知らないですね。
その話してないと言います。
隠してないんですけど、
実は今、
うちの事務所はですね、
外線電話、
代表電話は、
外注してるんですね。
そうなんですね。
そう。
なんでかと言うと、
コロナになって、
在宅勤務をやるようになってから、
電話出れないんですよ。
なるほど。
転送できるんですけど、
1人の事務局に集中したんですね。
どうしようかってなって、
思い切って外注にしようって言って、
外注にしてるんですよ。
なので、
大手の会社にお願いしてるんですけど、
受付をした方が、
メールに書いて、
10分後に、
うちの事務所に、
メールで届くんですよ。
全弁護士、
全事務職が見るんですね。
電話の内容。
なるほどね。
そうすると、
お客さんって、
まさかこれ全部、
これ言っちゃったらダメなのかもしれないけど、
まさかこれ、
全部事務所に見られてると思ってないから、
お客さんによっては、
ちょっと文句言ったり、
不満言ったりする方がいいんですよ。
受付の事務の方、
事務だから、
ちょっと本音を言うんですね。
ちょっとあの先生遅いとか、
もうちょっと早くしてほしいとか、
メール送っても返事来ないとか、
言うわけですよ。
それは、
本当に申し訳ない話で。
でも前提としてあるのはですね、
弁護士事務所って結構、
受付にそういう情報も結構来るんですね。
いや、僕知らなかったんですけど、
来てるんですね。
やっぱ知らないですよね。
要するに、
直接言いづらいから、
そうは言っても関係壊したくないから、
ちょっと事務局の方から、
いや終わり言ってよっていうことか、
分かんないけど、
あとは不満。
本人に言えないから秘書に言うパターンと一緒ですね。
あと不満ですね。
ついちょっと言葉に出ちゃう。
事務局だと。
それが出るようになって、
僕も含めて、
緊張感が出るようになりました。
公開されるわけですね、その対応が。
まだ折り返しの電話が来ないんだけどとか、
Zoom会議に丸々先生が出てこないんですけどとか、
わ、やば。
なるほど。
どうなってんだ、みたいになるじゃないですか。
ものすごい緊張感。
ものすごいは言い過ぎか。
緊張感出ますよね。
そういうことね。
なんかその、よくテレアポとかの、
自社のテレアポの人たちの履歴を残すために音声とかそれを文字起こしされて、
どんな風にやってるかを、
ある種監視するみたいな仕組みって結構あるじゃないですか。
じゃなくて、ただ、
外中の電話受付で、
それが結果文字起こしで情報が来るので、
そこに内容が意外とクレーム的なものとか、
15:01
マイナス要因が書いてあったりすることがあるんで、
結果論として抑止効果になると。
そう。
そう。
細かい。
細かい。
それは思いもよらぬ効果ですね。
いや、全然想定してなかった。
いやー。
面白いですね。
あとはですね、
解約されちゃうこと、
当然うちの事務所もありまして、
訪問契約、解約ですね。
解約というか期間満了で更新しないも含めてですね。
そのお客さんってどういう不満を持ってやめたかっていうのを、
知ろうと思って。
これはビジネスにおいてやりたくないけど超大事な。
やりたくないけどね。
ところがそれを、
じゃあ僕できるかったらできないし、
じゃあ事務局の人がやるって言ったら、
ちょっとやっぱりできないんですよね。
しかも代表から直接電話来たら言えないですよね。
で、
そういうのを引き受けてくれる会社があるんですよ。
で、その会社に該注してお願いしてて。
解約調査。
そう。
で、それがね、
生々しい。
いやでしょうね。
まあ本当僕も読むとき緊張して。
で、それをね、全部の弁護士に一斉に送ると、
ちょっとそれこそパワー払いになりかねないから。
僕らまずパートナー弁護士3人だけ読んで、
必要があったらちょっと話し合って、
その不満がある弁護士に対して。
僕はね、
不満はまだ言われてないな。
まだ言われてないな。
効果としてはどうなんですか?
いや緊張感生まれてると思いますよ、僕は。
えーってびっくりします。
そんなこと思ってたんだ、
そんな風に思われてたんだってなるから。
で、課題が見えるんですね、うちの事務所の。
内容はちょっと言いづらいんですけど。
課題がいくつか見えて。
いやでも社内のね、向き合わなきゃいけない現実的な課題感が出て。
経営の基本ですよね。
お客さんの話聞くっていうのはね。
で、当然そんな気遣ってね、
あっても言わないから、いいお客さんであればあるけど、
開薬してくれたお客さんが本音を喋ってくれることもあるんで。
もうね、全然電話出てくれない人もいるんですよ、開薬したら。
何回電話しても出てくれないとか。
それはもう諦めちゃってるんですけど、
あの言ってくれる人。
ここだけの話だから言うけどとか。
これはまあ緊張感が走りますね。
なるほどですね。
これ今回静善、静善じゃない静寂説ですね。
はい、という風にやってます。
経営の仕組みを作ろうということでやってまいりましたが、
ちょっとこれは今回はあれですよね。
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どちらかというとサービス向上とか。
そうですね、サービス向上。
次回ちょっとローム的なものをお伝えしたいと思います。
ロームを、静寂説を前提に対応するための仕組みの話ですね。
はい。
という形でいきたいと思いますので、
次回もお楽しみにしていてください。
向井先生ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
本日の番組はいかがでしたか。
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