犬とのコミュニケーション
ポッドキャスト番組犬からの伝言です。 この番組は他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー
ひらたじゅんが犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。
前回はお散歩が楽になる方法みたいなお話をちょっとしたんですけれども まあちょっとテクニック的な部分も多かったので長くなってしまいましたね
次回のテーマいつも発表してるんですけど、長くなりすぎてしまったが故にですね、ちょっとご紹介するのを忘れてしまっておりまして
今回はいただいたコメントにお答えしていこうと思います。 なるべく普段から使うような言葉でイメージしやすいような状況で
っていうのをお話の中に盛り込んでお話ししてるつもりではあるんですけど、なかなか時間の関係であったりとか
あとはもうなんか喋ってるとテンション上がってきちゃって 大事なところ飛ばしちゃったりとかしがちで、やっぱそういうところも気になってお手紙をいただくことも多々ありますし
ご指摘をいただくことも多々あります。少しでもそういったお声に関してもお答えしていければなぁと思ったので
もしかしたら聞いていただいている皆様も新たな発見があるかもしれませんのでぜひお付き合いいただければと思います
またね、こういう動物系の番組ってやっぱりいろんな動物に対する考え方があるんで、なかなか強いメッセージとかも多いんですよ
どういう強さかは言わないんですけど、あまりにもこうメッセージが強すぎるみたいな こういったものに関してはあの変にね急にあの皆さんにご紹介したりとかはしないので
やっぱそういうのは気分悪くなる方もいらっしゃると思うので なので気分が悪くなるような内容っていうのに関しては私の方でしっかりとね
胸の内に秘めておいてこちらでは気になったような内容っていうのをね皆様にご紹介していければなと思っております
ただこの強いメッセージっていうのがやめてねっていう話じゃなくてそれも一つの買い方なので僕は合ってると思いますそれで
ただ全員が全員は一緒じゃないよっていうところだけはね 覚えておいていただけるといいかなと思います
でえっとまぁそんなメッセージもあったりとかするのでちょっとこういうコメントとか に関してはなるべくね基本的にはお知り合いとかで ok もらってるとかっていう場合を除いてはお名前っていうのを
控えてね ご紹介していこうと思います
でえっと今回ですねまず1通目ご紹介するのは楽になるお散歩という前回の回ですね聞いて いただいた方からいただいたメッセージになります
こんにちはいつも楽しく聞いています 楽になるお散歩の会でハーネスはお勧めしない胸の発言があったかと思います
私は現在3歳のトイプードルの愛犬と暮らしています 10ヶ月ぐらいの頃は首輪で散歩をしてたのですがご近所の方から首輪はかわいそうに
この辺の人はみんなハーネスをしていると言われてあまり詳しく調べることもなく ハーネスに変更しました
1歳を超えるあたりで引っ張り癖が気になるようになってきたのですが 年齢のせいかとも思いそのままハーネスを使用し続けていますが
未だに引っ張り癖が収まることなくいつも引っ張り回されてしまうので正直 身体的に疲れている時に散歩に行くことが億劫な日もあります
先日は排泄物を拾っている時に愛犬が急に走り出してしまい 引っ張られて転倒するところでした
ハーネスにするとなぜ引っ張るのかを詳しく教えていただけると幸いです また私は首輪に変えるべきなのでしょうか
ご近所さんにはどう説明したら良いでしょうかというお手紙いただきました まずですねえっとちょっと補足しておこうと思うんですけれども
1歳を超えるあたり引っ張りが気になるようになってきたのですが年齢のせいかと思い っていう文言があったかと思うんですけれども
これはおそらくですよこの方の気持ちを考えるとまあ1歳っていう子政権 子型の犬だと政権って言われるタイミングでまあ反抗期も終わりました
で脳みその中のこの配線というのがいろいろ組み替え直されている時期だから一時的に 見えている現象なのかなっていうふうに思ってたのかなと思います
でその上でこの方のお手紙の内容に答えていくとするのであればですね まずご近所さんの声っていうのはあなたとあなたの3歳のトイプードルちゃんの
関係においては全く関係ない話なので あのご近所さんの声っていうのはもう無視して良いと思います
とはいえコミュニティがあるとは思いますのでそのコミュニティの中に まあ犬自体がもしくはこの投稿していただいた方自体が存在している方がいいのであれば
そのままコミュニティのルールっていうのを受け入れることも大事だと思いますし そのコミュニティに存在していなくても良いのであれば別にそのコミュニティのルールには従わ
なくて良いと思うんですよ これはあの群れも一緒です
動物の群れも一緒でそのコミュニティに所属するということはあなたの生存確率が上がるから そのコミュニティに生存をするという選択をしてるんです
これは誰に強制されたものでもなく この投稿していただいた方自身が選ぶことなので
ご近所さんの声がどうこうというよりは あなたないしはあなたの愛犬3歳のトイプードルくんかなちゃんかながそのコミュニティにいた方が
幸せなのかどうなのかっていうのを一つの判断基準にしてもらって コミュニティの方にハーネスじゃないのかわいそうって言われたら
あこの子は今どうしても引っ張っちゃう癖があるんで首輪で引っ張りのトレーニングをしてるところなんです っていうふうに説明ができればいいと思います
でえっと3歳っていう年齢だと皆さんはどう思うんでしょうか やっぱりよく聞くのは1歳までの頃にトレーニングしておけば良かったわーみたいな声って
すごくよく聞くんですよ で人間と一緒で政権になるとこう学ばなくなっちゃうんでしょって脳みそ固くなっちゃうからもう
学べないのよねーみたいな声もよく聞くんですけど 全然違いますそれは
これはもう本当に大声で言わせてください犬は何歳になっても学び続けます これはもう本当に人間も見習いましょう
ここ 本当に何歳になってもそのコミュニティのルールっていうのをしっかりと理解してそれをちゃんと実行して
ハーネスのメリットとデメリット
くれるのが犬たちなんですよ なので年齢は関係ないです3歳なんて全然遅くないのでこれからトレーニングは全然間に合います
ねもう一つ気になったのは散歩が奥であるっていう胸があったんですけれども これに関しては
散歩が奥になるのであればあなたとあなたの愛犬の関係のどこかに歪みがあると思うんですよ この場合は引っ張り癖っていう歪みでこの歪みっていうのを容認しながら生きているから
散歩っていうものが奥になると思うんですよ でこれは不健全だと思うので解消した方がいいと思います
で8 この引っ張りっていうもの自体ですねこれはもう本当に統計とかを見ていただくと分かるんですけど
日本だけじゃなくて世界中の愛犬家の中でも起こりがちなトピック まあ語られがちなトピックではあるんですよ引っ張りがもう治んないとか
引っ張られちゃって転んじゃってみたいな問題っていうのは世界中どこ色もしてます でえっとこの引っ張りとハーネスの関係性という話をするとまず
ハーネスにおいての事実っていうのをお話しさせていただきたいと思いますが ハーネスというものはまあ基本的には大きく分けて2種類あります
これはバッククリップって言われる背中側でリードとかちゃっと止めるものと フロントクリップって言われるもの
胸の方でカチャッと止めるものですねっていう2種類があります このバッククリップとフロントクリップは何が違うのかっていうのはまた後ほどちょっと話して
いきますね ハーネスイコール引っ張りが強化される道具ではないということを覚えておいて
ください これを前回僕も聞き返してちょっと言い方が良くなかったなってすごく反省した
ところではあるんですけれども ハーネスをつけると引っ張りが強化されるわけではないんですよ
ただ引っ張るという行動が出やすくなる道具ではあります これどういうことかというと犬の気持ちを考えてください
ハーネスを使っている時に何かの行動を起こしました そしたらそれが自分が思い描いてた理想の形に結びついたという経験があります
なのでハーネスをつけている子は引っ張る子が増えるんです じゃあですよこのハーネスを使っているワンちゃんたちは何の行動を起こしたのか
で何が成功したのか考え飼い主さんが考えなきゃいけないのはここです ハーネスをつけました何か普段と首輪の時と違う行動を起こしました
そしたら何かが成功したと感じました 何の行動を起こしましたか何が成功したんですかこれをしっかりと見極めてあげましょう
あとはもう一つこの前の話にちょっとひも付くんですが反対運動反射というものがあります この反対運動反射というものまあどちらかというと行動学の部分なんですけれども
犬っていうのは本能的に体を後ろに惹かれると逆に前に押し出す力っていうのを使おうとします まあ簡単に言うと後ろに引っ張られたら前に行こうとするんですね
じゃあハーネスの時に前に引っ張っちゃいました 飼い主さんがこれを引っ張り返しますそうすると犬はもっともっと前に前に前にっていう動きを
するんですけどこれは犬が意地悪をしているわけでもなくて 性格が悪いわけでも何でもなくてこの反対運動反射という働きによるものなんです
でハーネスっていうのは体を大きく覆ってますからこの引っ張ってる力っていうのが大きく 伝わるんですね犬になんでこの反射運動っていうのが大きく出やすい
というところがまずこのハーネスの事実としてお伝えさせていただきます
じゃあここからはハーネスのメリットデメリットみたいな話をしていこうと思うんですけれども まずはデメリットからお話をしていこうと思います
まず一つ目としては首への負担が少ないんですよ これはメリットのようにも聞こえるかもしれないんですけれどもこれはデメリットです
引っ張っても苦しくないです でどんどんどんどん引っ張ることができちゃいます
そうすると好きな匂いを嗅ぎに行ったりとか電柱のところに匂いを嗅ぎに行ったりとか 大好きなワンちゃんにご挨拶しに行ったりとか好き勝手できるようになっちゃったっていう
成功体験っていうのを学習します これは以前もちょっと出てきたオペラント条件付けっていうものになります
このオペラント条件付けいつかはしっかりとお話ししますけど 簡単に言うと何かの行動をする
そうすると報酬がもらえるイコール強化という行動になります 行動をして罰が与えられる
そうするとその行動が消えていくこれを弱化って言います まあ性の強化性の弱化負の強化負の弱化っていうのもまたあるんですけれども
何か行動をして報酬がもらえるとその行動が増えていく で何かの行動をして罰が与えられるとその行動がなくなっていく大きく言うとこの2つ
このオペラント条件付けによる強化という行動を誘発することが多いです
で先ほど言いました ハーネスにはフロントクリップバッククリップという2種類のタイプが大きく分けてあるんですけれども
バッククリップの方が引っ張りが強く出る傾向があります これはそれぞれの力の加わり方の話になるんですけれども
フロントクリップっていうこの胸の方でカチャッとリードをつけるタイプ これは飼い主が食って引っ張った時に横の方向に力がかかるんですね
なので犬の進行方向に対して横に引っ張られる 内視は回転をするような力がかかるので引っ張りに対して抑止ができる
ただえっとバッククリップ背中側でカチャッとリードとつけるもの これに関しては犬の進行方向と真逆に力がかかりやすいです
そうするとさらに前にさらに前にっていう風に進んでいくことが多いです
で次のデメリット3つ目は接触面が多いということですね でこの接触面が多いということはある種ハーネスなので当たり前ではあるんですけれども
ハーネスのデメリットとフィッティングの重要性
接触面が多い上にまあ群れであったりとかもう群れちゃってねあの湿気の湿気がすごい日 内緒雨上がりの時とかは群れちゃったりとかすることがあるので
この長時間の着用っていうのにはやっぱり向かないです であとは骨格にあったものまあ体型にあったもの研修にあったもの
こういったものを選ばないと脇の部分とかっていうのに擦れっていうのが出てまぁ シアの皮膚病みたいな
ものを誘発することもありますのであのしっかりとそのハーネスが自分の犬に合っている ものなのかどうなのかっていうのをしっかりと見極めてあげてください
でこれは次のデメリット4つ目のデメリットにもつながっていきます フィッティングを間違うと脱走の恐れがあります
なのでハーネスをつけた時は必ず緩め具合であったりとか締まり具合 こういったものが適正なのかどうかっていうのを判断できる
あの知識が必要になりますまあ俗に言う 指が2本入る程度とかって言ったりとかするんですけどそれが本当にきつすぎないのか
どうなのか あとは猛漁の多い子だとそれだけでは満足ではない場合もあります
なのでこのフィッティングの知識っていうのもないと脱走の恐れがあります ハーネスのデメリットっていうのはまあこんなところにはなってくるかなと思います
ねハーネスのメリットに関してですね こちらももちろんあるのでご紹介しておきます
まずはハーネスのメリット一つ目としては力が分散されるということです 首輪だとどうしても引っ張った時衝撃を与える時指示を出す
時コマンドを出す時首1点に力が加わりやすいです これはどういうことかというと力の加減を間違えると機関にダメージがあります
ない種はケイツイなどあとは筋肉もそうですね この辺にどうしてもダメージっていうのが加わります
これは力加減を間違えた時ですよ でえっと
ハーネスの場合はこの機関へのダメージが少ないっていうのが一つのメリットです でえっと
特に言うのであれば担当犬って言われるまあパグとかああいう花が短い研修 ああいう子たちは呼吸危機にリスクを抱えている子っていうのが多いのでまあこういった
子たちの健康面から考えてもやっぱりのどの一点が特に期間ですね 呼吸危機にリスクがない道具というのがこのハーネスになります
まあこういった安全性の面から英国動物虐待防止協会 っていうところだったりとかあとはアメリカ日本車多くけねるクラブというところであったり
とかっていうのはやっぱり安全性の面からしても このハーネスっていうものの使用っていうのを推奨していたりはしますね
まああとはおしゃれなファッションまあファブリック布が布面積が増えるので ファッション性が上がったりとか
あとは車のバックシートのところに固定できますよっていう機能性でもんだったりとか こういうところもメリットになってくるのかなと思います
でえっと この首輪に変えるべきか変えないべきかというご相談だったのでようやくお答えさせていただくんですけれども
首輪がすべていいわけではないんですよ 首輪にすればすべてが解決するわけではないんですよ
これはちょっと表現としては難しいんですけれども ハーネスも首輪もどちらも道具でしかないんですね
でハーネスに変えたら引っ張りが出てしまったというこの投稿者さんの愛犬ちゃんとのお散歩の事例っていうのは事実ではあります
なので引っ張りが出ない道具っていうのを選びたいというのが今起きている問題だと思います
ということはですよその中の一つの選択肢としてよく見る首輪とリードっていうのを使ってみるっていうのはありだと思います
まずはお家の中でもいいですしお散歩の途中どっか広めの公園とかがあるのであればそういう公園とかでちょっと練習の時間として
首輪で歩く時間というのを5分ぐらい作ってみてあげてください
それで愛犬の様子っていうのをくまなくチェックしてあげます
怯えていないかとかあとは痛がってる様子がないかとか慣れない子だとちょっと嫌がっちゃうかもしれないので
なるべく最初のうちはそんなに時間を取らずに短い時間最初は30秒1分ぐらいでいいです
それを今日は2分にしてみて次の日3分にしてみて次の日5分にしてみてちょっとずつ伸ばしていってあげてください
それで首輪で歩くようになった時に引っ張りという行動が出るのか
また飼い主さんが引っ張り直した時に引っ張りという行動が起きなくなるのかどうか
この犬の行動っていうのを見て何の道具が一番その子にとっての適切な道具なのかっていうのを見極めていってあげてください
もう一度言いますけど何かを変えれば愛犬が変わるんじゃなくてあなたも一緒に何かを変えなきゃいけないんです
今の場合でいうと見る視点を変えないと愛犬の行動っていうのは変わりません
なのでもう一度答えを言います
首輪というのも引っ張らない選択肢の一つです
この選択肢が正しいのかどうかは実際に首輪をしてみて
引っ張りという行動が引き続き起こるのか起こらないかっていうのをまず観察してください
引っ張りという行動が現れると思うのでそれに対して飼い主さんが引っ張り直した時
引っ張らないよってグッて指示を与えた時に愛犬が引っ張りをやめるかどうかっていうのを見てください
それを見て引っ張りの行動が出なくなるようなのであれば首輪にしてみてもいいかもしれないです
もしくはコミュニティっていうお話もあったのでコミュニティの目があるのであれば
最初はダブルリードとかっていうのでもいいと思うんですよね
で今ちょっとトレーニング中だからダブルリードにしてるんだよねって言っといて
引っ張り癖っていうのをどんどん首輪でなくしてってあげて引っ張り癖がなくなったら
腫れてハーネスだけにしてあげるっていう方があなたの愛犬にとってはストレスが少ないんじゃないでしょうか
本当はねもう一通お手紙を紹介するつもりであったんですけれども
ちょっと長くなってしまったのでもう一通はまた来週ご紹介させていただきたいと思います
今回のまとめを犬目線でなく私目線でいきたいと思います
ハーネスはただの道具でしかありません
犬のことを知らないと不必要か必要かは分かりません
トレーニングは犬だけでなく飼い主も変わらなければいけません
次回はですね引き続きいただきましたお手紙にお返しさせていただこうと思います
それではお散歩お疲れ様でした気をつけてお帰りください
少しだけ犬と話すことが得意なドックトレーナーひらたじゅんでした
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