1. 犬からの伝言
  2. コマンドの出し方を見直す時間
2025-08-01 19:18

コマンドの出し方を見直す時間

「オスワリ」「マテ」「オイデ」——
日々、当たり前のように出しているコマンド。
でも、犬にとってそれは、ちゃんと“意味のある言葉”として届いているでしょうか?

実は、多くの飼い主さんが、知らず知らずのうちに“伝わらないコマンド”を出してしまっていることがあります。
タイミング、声の調子、環境、犬の気持ち——
ちょっとしたズレが、犬を混乱させたり、不安にさせたりしてしまうのです。


今回は「コマンドの出し方」について、
犬に伝わりやすい声かけのポイントと、“伝わる関係”を育てるコツをお話しします。

正しく伝えられると、犬はもっと安心し、自信を持って行動できるようになります。
一緒に「伝わる言葉」を育てていきましょう。

番組の感想や、あなたが感じた“コマンドのズレ”の体験などもぜひお聞かせください。
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サマリー

ポッドキャストでは、犬との指示出しの重要性を探求し、飼い主がコマンドを出す際の誤解や効果的な方法を解説しています。特に、コマンドを適切に活用することで、犬とのより良いコミュニケーションが実現することが伝えられています。犬のトレーニングにおいては、一貫したコマンドとボディーランゲージの活用が重要です。今回のエピソードでは、犬に対する具体的な指示の出し方や注意点について詳しく説明されています。

指示出しの基本
今日も散歩の準備はいいですか? アキレス腱を伸ばして、深呼吸をして、ワンちゃんとの絆を深めましょう。
それでは、ポッドキャスト番組犬からの伝言のスタートです。 この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー
ひらたじゅんが犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。 ビションフリーズのお散歩のお時間くらいお付き合いください。
今回は、指示出しというお話をしていこうと思います。 まあ、コマンドで言われるものですね。
例えば、ワンちゃんにお座りをさせたい時にお座り、伏せをさせたい時に伏せとかね。 みなさんワンちゃんと一緒に生活していればよくやることだと思うんですね。
ちょっと待ってねーとかね。ちょっとここで待ってて、ここで座っててねーとか。 今ご飯買ってくるから、今ご飯用意してあげるからね。
お散歩行こっかーとかね。いろんな会話をみなさんは愛犬としていると思うんですけれども 犬の目線で言うと、これが間違って使っている人というのがとても多いなというのを感じます。
で、早速ダメ出しのような話ですけれども
例えばですね、お座りをさせたい時にお座り、お座り、お座り、 ほら、シェリー、それしないの、お座り
っていう指示を犬に出しているとします。これ今最悪の指示出しの仕方をしています。 はい、あのちょっとあれ私もしかしたらそれやってるかも
って思った方、もしいれば必ず聞いてください最後まで。 はい、こんな話を今回はしていこうと思います。
本日もですね3点を軸にお話をしていこうと思います。 1点目ですね、まずはやったふりをさせないというお話です。
これはうちの姉が飼っているミニチュアシュナウザーの話なんですけれども、うちの姉と僕がドックトレーナーなんでね、どういうふうに犬しつけてんの?みたいな話を僕が聞いたことがあったんですよ。
で、うちの姉の答えなんですけれども、うちはいつもご飯の時間になるとご飯の用意をしますよね、もちろん。
そうすると犬が近寄ってくるんですって。で、そこでいつも桃のところに前足をかけてくるんだと。で、ご飯の用意ができました。じゃあいざご飯をあげますよっていう時にお座りをさせてから食べさせてるよっていうふうに言ってたんですよ。
で、たまたまね姉のところの犬が来る機会があったので、じゃあいつもやってるって言うんだからそれの通りにやってみようって言ってやったことがあったんですね。
で、確かに僕がご飯の準備をしてると、僕に前足をかけてきて、で、ご飯の準備が終わったからって、その犬の方にパッと向き合ったときに、僕が何もしてなくてももうお座りをしてたんですよ。
で、姉にこういう時どうしてんのって言ったら、うんその状態だったらお座りしてるからあげてるって言って、うんっていう話だったんですね。
で、これも非常に多いと思います。お座りっていうコマンドをどっちみちこれからしようと思ってます。
もうパッと見た時にはお座りしてます。じゃあ結局コマンド出してないけどお座りしてるからいいかってあげる人っていうのも一定数いるとは思うんですよ。
ただこれはコマンドを出すで犬がそのコマンドに従うという観点で言えば0点なんですね。
で、なぜかというと飼い主がコマンドを出す前にもう犬が座っちゃってるじゃないですか。
で、これは飼い主のコマンドに従っているわけではなくて犬が日々生活している習慣からご飯の匂いがしました。
飼い主に手をかければ飼い主がご飯を作ってくれます。で、飼い主がこっちに向き直るぐらいの時に地面にお尻をつけていればご飯が出てくるんでしょって思ってるんですよ。
これは決して悪いことではないとは思うんですけれども、これは飼い主がコマンドを出すという視点から立つと飼い主主導ではなくて犬がこうすればご飯が出てくるって学んでるだけのことなんですね。
なので一番近しい環境で言うと、ベルを鳴らすとご飯が出てくることを覚えますっていうパブロフの犬っていう実験があったんですよ。皆様ご存知だと思うんですけれどもね。
これは無条件刺激というのと無条件反射というものによる古典的条件づけという名前がついているんですけれども、とはいえ犬は座ってるしご飯別にあげてもいいとは思うんですけどね。
もちろん自分のところの可愛い愛犬ですからなるべくいいところを見出してあげたいじゃないですか。だからうちの子はちゃんとご飯の前にお座りするんですよって言うんだと思うんですけど、本質的にはコマンドには従ってないのでコマンドっていうトレーニングに関しては全くできてないです。
じゃあこの犬が事前に座るっていうこの古典的条件づけっていうのが悪なのかっていうとそういうことではなくて、古典的条件づけっていうのもトレーニングの場では使えます。これは恐怖心だったりとか不安な気持ちっていうのの克服とかね、まああとはトラウマとかもあるしそうなんですけど、こういうのを上書きしていくにはとても有効な方法なので、古典的条件づけっていうもの自体は使ってはいけません。
言葉と環境の重要性
次に行くんですけど、ご飯をあげる前に座るっていうのをコマンドも出さずに座っちゃってるっていうのに関してはあまりよろしくない。ちょっと話がそれちゃったんですけれども、ご飯をあげるっていうことはその場でご褒美がもらえてるじゃないですか。
飼い主がコマンド出してないのにどうせ座ればいいんでしょって言って、飼い主がコマンド出す前に座るんですよ。それに対してご褒美をあげてしまっている。これを続けた場合どうなるかお分かりでしょうか。
そうですね。当たり前のようにコマンドに従わなくてもご褒美がもらえるっていうふうに教え込んでいる状態なんですね。なのでコマンドに従わなくてもいいんだっていう犬の思考っていうのに餌をあげてる状態になります。
じゃあどうすればいいかっていう話じゃないですか。どうすればいいかに関しては簡単です。こっちがコマンドを出しないのに犬は勝手に座りました。あげなければいいんです。いつもはお座りすればもらえるはずなのに、あれなんで今日はお座りしてるのにもらえないの。あれご飯の匂いしてるよ。早くちょうだい早くちょうだい。なんでくれないのなんでくれないのって犬が考えるようになります。
で、この状態で30秒から1分ぐらい待っていると、このあなたの愛犬は立ち上がってその場をくるくる回ったりとかしてちょっと考え出します。あれなんでもらえないんだろう。どうしたらもらえるんだろう。早く食べたいのに何をすればもらえるんだって考え始めるんですね。
飼い主の指示が欲しいからどうしたらいいのっていう感じで上目遣いで可愛い上目遣いであなたのこと見てくるんですよ。そしたらその時にお座りっていう指示を与えます。
そこで座ることができれば飼い主の指示に従ったからもらえたんだっていう行動そして感情を変化させることができます。
なのでこのやったフリこれ意外と多いです。お座りだったりとか伏せだったりとか待てもそうですし、褒めるべきタイミングっていうのはあるので褒めるべきタイミングでしっかりと褒めて褒めないべきタイミングでご褒美をあげないっていう見極めをすることが大事です。
こちらが1点目ですね。やったフリをさせない。そして2点目ですけれども言葉だけじゃなくて動きも大事なんだよということです。
犬は日本語を理解してません。 もちろん英語も理解してません。
死因は聞き取ることが苦手っていうふうに言われてるんですね。特に家業、作業、他業、この辺に関しては聞き取ることが苦手って言われてるんですよ。
これに関しては一線語以上の言葉を聞き分ける犬っていうのもいるんですね。
で、家業、作業、他業っていうのもなんかちょっと日本語的すぎちゃってるし、ソース元とかもなんかふわっとしてるんで、ちょっと僕自身は怪異的ではあります。これに関しては。
ただ、言葉を聞き取ることが苦手というところはあるんだろうなというのと、言語が理解できないということは間違いないことだと思うので、
まあちょっとここの前提で話をしていくんですけれども、じゃあ言語が理解できないからって言葉をおろそかにしていいかというと、そういうことではもちろんないんです。
例えばお座り、犬風に言うとおうわいって聞こえるそうなんですけれども、おうわいって言われたら座ればいいんでしょ。
お散歩行くよ、おあんおって聞こえてるらしいんですけど、おあんおって聞こえたら、お散歩行く時間なんだ。この音が聞こえたらこの反応、この音が聞こえたらこの行動っていうのを理解している、認識しているんですね。
コマンドからの行動っていうのはすべてが確率です。
おうわいって言ったときにお座りをしてくれる。この確率が10%なのか90%なのか、これの違いでお座りができるできないが決まってきます。
なので確率を高めてあげるっていうのが飼い主の役割です。 例えば気が散るような環境の中で、おうわいおうわいおうわいって言ってたってずっとお座りできるわけないんですよ。気が散っちゃうんで。
だったら気が散らない環境でトレーニングをしてあげるっていうのは飼い主の役割です。 顔が近すぎちゃったり犬が恐怖で怯えている状態におうわいおうわいってでかい声で言いつけたって、できる確率は上がっていかないんです。
なのでできる確率っていう環境を作ってあげましょう。 この後に出てくる一貫したコマンドっていうのとともにこのハンドサイン、ボディーランゲージっていう動きも大事になってくるんですよということです。
今出てきたハンドサイン、ボディーランゲージっていう単語なんですけれども、 ハンドサインとかボディーランゲージに関してはこれは正解はないです。
トレーニングの基本
犬同士だったらボディーランゲージに正解はあるんですよ。 こういう時は遊びたがっている、こういう時は怖がっている、こういう時はワクワクしてるとかね、こういう時はお腹空いてるとかいろんなボディーランゲージがワンちゃん出してるんですけれども、ただ人間は犬と形状が違うので、
人間がやるボディーランゲージっていうものに関しては正解はないです。 その家族ごとに決められたハンドサインとボディーランゲージっていうのを一貫して行っていくことが大事です。
例えば僕がトレーニングをする時っていうのはですね、褒めるっていうのが瞬時にできない時があるんで、まずは褒めるっていう行動を教えるために良いことをした時にはサムズアップをします。
サムズアップっていうのと褒めるっていう行動をまず一致させます。 犬の中で。
悪いことをした時はなるべく僕の声で怒りたくないんですよ。 僕の声で怒ると僕の声イコール怖い人っていうふうに思っちゃうんで、悪いことをした時は特定の音を鳴らします。
まあクリッカートレーニングに近い感じですね。 お座り、待て、伏せ、あとはおもちゃ加えてきて目の前でポッて落としてくださいというドロップっていういろんなね
コマンドはあるんですけれどもハンドサインはすべて違います。 このハンドサインを出すとき基本的には片手で指示を出すのでもう片方の手っていうのは僕は
体の後ろに組んでます。 背筋を伸ばして前のめりにもならないし後ろにのけぞったりもせずに背筋をしっかりと伸ばして
声とともにハンドサインを出します。 決まった位置決まった高さ決まったスピードで出します。
この位置だったりとかスピードだったりとか形 あとは姿勢だったりとかこれ一つだけでも失敗する可能性っていうのが出てきてしまいます。
なので毎回同じ位置でしっかりと出してあげてください。 もう一つ僕が気をつけていることとしてはなるべく
形状変化させないって言うとちょっと言葉が難しいんですけど 例えばね
帽子ってあるじゃないですか 帽子って犬からするとびっくりするんですよ
人間の頭ってまあ比較的丸い形をしてるはずじゃないですか なのにハットとか被ってると横に頭の形が横にみょーんって伸びた
形形状なんですよそうするとそれだけでも犬っていうのは気が散ってあれ なんでこの人間は変形したんだ
なんだこいつはいつも僕が見てる人間じゃないのか 警戒すべきなのか
それとも遊んでくれる相手のかそれだけでわかんなくなっちゃうんですよ なんで僕はいつも一貫してトレーニングする時っていうのは僕の場合は常に帽子を
かぶってます いつも決まった帽子っていうのを常にかぶってもなのでこの帽子の形状を含めて僕
なんだよっていうことを教えてます なので日によって猫コート着てたりダウン着てたり
夏場になってみると t シャツ着たりタンクトップ着てたりそれ一つだけでも犬から すると
おやなんだって気が散ってる可能性もありますよというところもちょっと覚えておいて いただいてまぁなるべく失敗する可能性っていうのを与えないように人間側が気をつけて
あげましょうということですね でこちら最後になりますコマンドに一貫性を持たしてあげましょう
一貫性の重要性
もうこれはお分かりだと思うんですけどね最初に話したようなお話です 例えばお座りを指したいです
自分の愛犬に向かって シェリー
お座り 多数割違う
お座り 多数割
これ犬からすると全部違うコマンドに聞こえてるんですよ
ねっ お座りと多数割
お座り っていうのは全部違うんです
でもう一つ注意しなきゃいけないのはイライラした声を出すと声を出した側にもストレス は溜まるんですよ
でそのストレスが自分でも気づかないうちに自分の中に蓄積をしてって教えるということ を放棄する人が多いです
でタッチの悪い人になってくると いやもううちの頭が悪いからもうお座りなんて言ったってできねーんだよ
で犬のせいにするんですよ それは全部あなたの責任です
まず犬が理解できる方法というのを実践してください それでもできなければ原因を特定しましょう
可能性を高めていくのがトレーニングなので トレーニングは犬だけじゃなくて人間も成長しなければいけないんです
犬に教えてるっていうマインドの人があまりにも多いですけどあなたも学ばなきゃ いけないのが犬のトレーニングです
お座り っていうんだったら何回言ってもお座り
お座り お座り
1回でできなければ少し間を置いてまぁ2秒以上ですね 2秒から3秒以上間を開けてもう1回同じトーンでお座り
っていう風に同じトーンで同じスピードで同じ声の高さで指示を出してあげてください 今回の話をまとめましょう
犬の目線で言うとやったフリをさせない 言葉だけじゃなくて動きも大事
コマンドに一貫性を持たせましょう ようやくドックトレーニングらしくなってきましたけど
ドックトレーニングらしくなってきた時の方が辛辣になってる気もしますけどね なるべくね皆さんがトレーニング嫌にならないように続けていこうと思いますので
次回はですね今すぐやめようというお話をさせていただきたいと思います それではお散歩お疲れ様でした気をつけてお帰りください
少しだけ犬と話すことが得意なドックトレーナー平田順でした ポッドキャスト番組犬からの伝言はリッスン
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