1. 犬からの伝言
  2. しつけのタイミングとカーミン..
2025-11-15 19:49

しつけのタイミングとカーミングシグナル

犬と話すことが少しだけ得意なドッグトレーナー「ひらたじゅん」が、犬の気持ちに寄り添って生きるためのヒントをお届け。
今回は、犬が“学びたい”と思うタイミングの見つけ方、性格タイプ別トレーニングのコツ、そして信頼を深める「カーミングシグナル」について解説します。
あなたと愛犬の絆が、今日から少しだけ深まりますように。


📩お便りはこちら → msg.from.dog@gmail.com

📝note:https://note.com/msg_fr_dog🐾X(旧Twitter):@dog_msg🎧Spotifyで聴く → https://open.spotify.com/show/7Fq8YYd5hhQcEMd2GUBEMR

サマリー

犬とのトレーニングでは、そのタイミングや犬の性格に応じた方法が重要です。カーミングシグナルを含め、愛犬がトレーニングに適したサインを示す瞬間やおすすめのトレーニング方法について詳しく解説しています。このエピソードでは、犬のしつけにおけるカーミングシグナルとその重要性について語られています。リスナーは、トレーニング中に犬が示すストレスサインを理解し、効果的なしつけを行うためのタイミングを見極めることが学べます。

トレーニングのタイミング
ポッドキャスト番組犬からの伝言です。 この番組は、他の人よりも少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー
ひらたじゅんが犬との向き合い方、犬との接し方を犬目線で考えるポッドキャスト番組です。 今回は、トレーニングを始めるタイミング、犬の性格別のおすすめトレーニング
カーミングシグナル、この3点をお話ししていこうかと思います。 前々回のしつけの歴史から始まってですね、前回はしつけにおける4つの鉄則と2つの注意点をお話しさせていただきました。
今回は、その2つのエピソードをもとに、じゃあ実際に家でトレーニングを始める時はどんなタイミングがベストなのか
寝起きなのか、食事前なのか、就寝前なのか、そんな一緒に過ごす時間のトレーニングに適したタイミングっていうのがわかるかと思います。
また犬によって全然性格が違うじゃないですか。 なので犬の性格別のトレーニング方法というところでは、あなたの愛犬にはどんなトレーニング方が向いているのっていうのがわかるようになっています。
最後はトレーニングだけじゃなくて犬と共に過ごす上で最重要なポイントですね。 カーミングシグナルというものについても一緒に考えていきたいと思ってます。
最後まで聞いていただければと思います。 まず一つ目はトレーニングを始めるタイミングですね。
どんなに協力的でトレーニングが大好きな子でも、いつでもトレーニングの準備ができているっていうわけではないんですよ。
トレーニングが準備できてない状態でいきなり勉強しなさいって言われても、なかなかやる気にはならないですし、
こう無理やりねトレーニングに付き合わせてもやっぱり習得度っていうのは下がってしまいます。 まあ人間に置き換えてみてもどんなに勉強が好きでも朝起きて1分で勉強図句へ向かうっていうのはね
なかなか無理があるし、やったとしてもこう実際に身になるかどうかっていうのは疑問じゃないですか。
まあやっぱりね、朝起きて一息ついて、よし勉強するかって気合が入っている時に学んだことの方がより身につくと思うんですよ。
なのでトレーニングを始める時っていうのは、あなたの愛犬が準備万全でやる気満々な時にトレーニングを始めてほしいなと思っています。
まあとはいえですね、どんな時がトレーニングの準備ができているタイミングなのかわからないっていう方もいると思うので、
今回は日常生活から見える愛犬があなたにトレーニング準備OKだよってサインを送っている瞬間というのを4つお伝えします。
まず一つ目は愛犬が自らあなたのそばに来て座っている状態。 これは愛犬からするとあなたからの指示を待っているという状態です。
2つ目が愛犬があなたを見つめていたり耳があなたの方に向いている時。 こちらもいつ指示ができても見逃さないようにあなたに注意を向けている状態になります。
3つ目は口が軽く開いてリラックスしている状態です。 この状態はストレスホルモンが低い状態の時に見られるんですね。
このストレスホルモンが低い状態っていうのは新しいことを学ぶのに最適なタイミングというのでもあります。
そして最後4つ目は尻尾を真ん中くらいの位置でゆったりと振っている時です。 犬好きの皆さんならご存知の通り犬の尻尾が下がっている時は恐怖や不安を感じている時、
逆に高い位置で振っている時っていうのは嬉しい時や遊んでいる時、 リラックスしている時は真ん中で保持してゆったりと振られているのでこのタイミングを逃さないでください。
尻尾を一番最後に持ってきたの意味があって、尻尾を高い位置で保持しているイコールポジティブな感情のみではないからです。
尻尾が高い位置にあるからといってうかついに手を出すと噛まれる可能性っていうのもあります。
また近年ではですね、動物愛護の観点から減ってきてはいるんですけれども、ダンビ、ダンジ、まあダンビですね今は尻尾の話なので。
ダンビっていう生まれてすぐにね尻尾をカットするっていう文化もまだ根強く残ってるんですよ。
まあもちろん犬種とかで特定の犬種とかは特に残ってたりとかするんですけれども、この尻尾の位置での判断が難しい犬種っていうのもあったりとかするので、他の行動とね総合的に判断をしていただけるといいかなと思います。
もう一度繰り返しますね。一つ目は愛犬が自らあなたのそばに来て座っている状態。
二つ目は愛犬があなたを見つめていたり耳があなたの方に向いているとき。
三つ目は口が軽く開いてリラックスしている状態。
四つ目は尻尾を真ん中くらいの位置で保持してゆったりと振っているとき。
一応ですね動物学的に言うとこういう状態の時にトレーニングっていうのを開始するのが効果的というふうに言われています。
この状態の時にトレーニングを開始しましょう。
というのもですねこの4つには動物行動学的な意味合いもあったりとかするんですよ。
こういう今言った4つはエンゲージメントと言ってですね、犬が自ら興味や好奇心を持ってトレーニングに臨もうとしている状態というふうに言われています。
この状態でトレーニングをすると報酬系ホルモンと言われているドーパミンが分泌されやすくてですね、学習効率っていうのが高まるということもわかっています。
またですね犬の需要性というのが高くて集中力も意欲も高いのでより良いトレーニングの効果が望めます。
こちらからおいでと言って愛犬に声をかけて愛犬が来てからトレーニングを開始するのではなくて、あなたの愛犬が自らトレーニングをしたいという意思を見せた時こそ一番学習に向いているタイミングだと思います。
犬の性格別トレーニング
もちろん今言った4つっていうのは典型的な例であって中には全然違う現れ方をしたりとかする子もいたりとかするんですよ。
なのであくまで一つの目安にしていただいて自分の愛犬にやってみたけど全然なんかむしろ嫌そうだなと思ったらすぐにやめてあげてください。
ではですねあなたの愛犬どんなトレーニングが好きなんでしょうか。
まあトレーニングっていうとみんなすぐにねこうトリーツおやつを使いたがるんですけど、トリーツだけっていうのが最善の方法ではないというお話は何度かしたかと思います。
今回はですね4つの性格タイプに分けてみました。
あなたの愛犬はどれに当てはまるかちょっと考えてみてください。
一つ目は社交型。
2つ目は身長型。
3つ目は自立型。
4つ目は依存型。
1つ目は社交型。2つ目は身長型。3つ目は自立型。4つ目は依存型です。
1つ目社交型はですねとにかく人間とかワンちゃんとかが大好きでお散歩中に向こうから向かってくるのを見ると一直線で向かっていくタイプですね。
でドッグランとかでも比較的他のワンちゃんと遊ぶのが得意なタイプこれが社交型。
2つ目の身長型は初めて行く場所ではまずじっくりと観察して匂いを嗅いで安心できるかどうかっていうのを判別するタイプですね。
なので新しいおもちゃとかをあげても急にこうワーッと遊んで大喜びっていうことはなかなか少ないんじゃないかなと思います。
3つ目の自立型は自由な行動っていうのが多くてですね。
ドッグランとかでも他の子と遊ぶよりも一人で走り回ったりとかするのが好きな子。
初めての場所でもこう進んでこう自分からね探検を始めたりとか見慣れないものにもこう結構おじけづかない子が多いです。
4つ目の依存型はもうとにかく飼い主さんが大好き。
もうドッグランでも飼い主さんから離れなかったりとか飼い主が家を出ようとするとソワソワしたりとか泣いてしまうタイプ。
この4つですね。まずは一つ目社交型から向いているトレーニングのお話をしていこうと思いますが、社交型は褒められるのが何よりもご褒美になります。
トレーニングが成功したときはもう満面の笑顔とか大げさな声かけ、あとは声のトーンを上げたりとかわかりやすくリアクションしてあげると学習意欲が高まります。
なので例えばお座りって言ってお座りをしてくれたときにはいよくできたじゃなくて、はいよくできたねすごいねえらいらいっていう風に褒めてあげるとこの社交型は特にこの学習の意欲っていうのも高まるし習得度が上がります。
2つ目の身長型はとにかくまずは安心な環境づくりというのが大切です。
また初めてのことはあんまり得意じゃないんでもうすでにできるお座りとかっていうのを繰り返して自尊心だったりとか自信というのを養ってあげてください。
あとはですね大きな音とか動きっていうのが結構苦手な子も多かったりとかするので褒めるのも落ち着いてゆっくりした動きで制してあげてください。
もうできたからすぐ褒めてあげたくてねサッと動いて頭触ろうとすると結構なんだっていう風にびっくりしちゃう子もいたりとかするので買い主さんが一番落ち着いてできた瞬間にまずは声かけ。
ではいよくできたーって言いながらゆっくり手を動かして頭を撫でてあげる。こういうのが身長型の子には向いているかなと思います。
3つ目自立型はですね犬自身が興味を持つことが一番のコツになります。
探検が好きな子も多いのでまあノーズワークとかっていう遊びだったりとかあとは競争とかをトレーニングに組み込んでみてもいいかなと思います。
例えばボールを投げて飼い主さんとワンちゃんで一緒に走ってってどっちの方が勝てるかなとかでたまにはあの飼い主さんの方にわざと有利になるように投げてたまには飼い主さんが勝ってでもワンちゃんにも肩してあげてっていうのをトレーニングに組み込んでいくと自立型の子はどんどんどんどんトレーニングが好きになっていってくれると思います。
4つ目は依存型ですね依存型は環境とか方法っていうよりも飼い主さんと一緒っていうのが一番のご褒美になります。
なので飼い主さんが触れてくれることがモチベーションになるんですよ。
なので成功した時っていうのは多めにスキンシップをするようにするとさらにモチベーションっていうのが上がってもっと勉強しようもっと勉強したいというふうになってくれるんじゃないかなと思います。
トレーニング方法の工夫
本来はですねもっと詳細に性格を分けていて僕はドックトレーニングをする時に大体16パターンぐらいに分けるんですけれども今回は代表的な大分類的なですね4つのタイプに分けてみました。
あなたの愛犬はどれに当てはまったでしょうか。
もちろんねあの社交型だけど大きいリアクションが苦手みたいな子もいたりとかするのであくまでもですよ大まかな参考にしてみてください。
でえっとトリーツなんですけどとても便利なんですよであくまで最初のきっかけの一つとして使ってあげていただけるといいかなと思います。
このトリーツっていうのに頼りすぎちゃうとご褒美がないとやらないっていう子にもなっちゃいかねないんですね。
でもあなたの声だったりあなたとのスキンシップがご褒美になればそこにこうねまた一生消えない絆と言いますかトリーツがなくてもしっかりと育まれた絆というのが生まれるので
トリーツを使うしつけっていうのを否定するわけではないんですけれどもまずは愛犬の性質、質、特性だったりとか性格っていうのを理解してトレーニングに取り組んでみてください。
さあいよいよ犬と一緒に暮らす上で最重要なポイントカーミングシグナルに行きましょう。
わかりやすいところだと飼い主が怒っているときに目をそらしたりあくびをしたりとかちゃんと聞いてるって思っちゃうような行動がよく本にも書いてあると思うんですよ。
これっていうのもカーミングシグナルの一つでこれは今いる状況は怒られている状況ですね。
怒られている状況に恐怖や不安ストレスを感じていて自分を安心させたりとか相手を落ち着かせるためにとっている行動になります。
このカーミングシグナルは複数のパターンがあって厳密な数はまだわかっていないそうなんですけれどもおよそ30程度と言われています。
カーミングシグナルを最初に体系立てたのはノルウェーのドックトレーナーのトゥーリットルーガスさんという方と言われています。
犬って基本的に平和主義で喧嘩とか争いを避けることに関してはもうプロフェッショナルなんですよ。
この喧嘩とか争いが始まりそうだなって緊張度が高まった時にもこのカーミングシグナルっていうのが現れます。
先ほど言った飼い主に怒られている時に目を背けてあくびをする。この場合は目を避けることであなたからの威圧を避けているんですね。
あなたの威圧を避けてあくびをすることであなたを落ち着けようとしているというような意味があります。
こういうふうにですね目を避けるとあくびをするっていう複数の行動が組み合わさって現れることもあります。
今回はしつけのトレーニング中に現れる4つをご紹介します。 1つ目は視線を外す。
視線を外してあなたを直視しないのはあなたの圧が強すぎているためにストレスを感じているよというサインです。
例えばコマンドを出しているのであればお座りっていうふうに強い誤調になってないか。
ワンちゃんにとって大きすぎるボリュームになっていないか。 あとはですねコマンドを出すときにあなたの姿勢が前のめりになっていないかというのを確認しましょう。
2つ目はあくびです。 自分自身が置かれている環境にストレスを感じているというサインになります。
この場合はトレーニングを継続することが難しくなってきたかなというサインです。
少しだけ、もうちょっとだけ様子を見てカーミングシグナルが出続けるようであればトレーニングというのを一度中断してあげましょう。
3つ目は自分の口元をなめるです。 これも飼い主さんが緊張していたりとか愛犬自身が圧を感じていたりとか
環境にストレスを感じて自分自身を落ち着けようとするサインです。 この場合も少し様子を見てカーミングシグナルが続くのであればトレーニングを中断しましょう。
4つ目は後ろ足で耳をかくです。 これは求められている行動が理解できなくてもう何したらいいかわかんないよっていう風にパニックになってたりとか
トレーニングはもっとしたいんだけど飼い主さんが怖いっていう時なんかにも見られます このような行動が出たらいつも以上に愛犬の行動を慎重に観察しましょう
特に後ろ足で耳をかいている場合はストレス度合いが結構上がっている場合が多いので この場合は注意をしてあげてください
他にもねカーミングシグナルっていうのはいっぱいあるんですけれどももしご希望があればね ノートか何かでいつでも見れるようにしたいと思いますので知りたいという方はぜひコメントをお願いします
トレーニングのタイミング
それでは今回のまとめです
一つ目 トレーニングを始めるタイミングやめるタイミングを見極める
二つ目 犬の性格によって楽しいトレーニングの概念は違う
三つ目カーミングシグナルが出たら慎重に観察 次回はですねシーズン2の振り返りをしたいと思います
全然改善回と合わせてこう3本立てですねしつけについてお話をさせていただきました もちろん全然語り切れてないこともいっぱいあるんですけれども
まあもしねこの段階で少しでもわからないっていうことがあったり 実践してみたんだけどどうもうまくいかないんだよねといったことがあればぜひ教えてください
犬はもう一生学び続ける動物なんですよ 1歳超えちゃったからもう無理かなもううちの子6歳だから7歳だからっていう方もいらっしゃるんですけど
もう一生学び続ける動物です トレーニングを諦めて失敗に終わらせるかどうかっていうのは飼い主さん次第なんですよ
もちろんトレーニングは1日でできるもんではないんですけれども 愛犬とともにもっともっと喜びにあふれた生活っていうのがね待ってると思いますので
諦めずに一緒に頑張りましょう 今日のお話がうちの子にももしかしたら当てはまるかもと思ったらぜひ誰かと共有してみてください
それではお散歩お疲れ様でした気をつけてお帰りください 少しだけ犬と話すことが得意なドッグトレーナー平田順でした
ポッドキャスト番組犬からの伝言はリッスン spotify youtube などで配信しています
皆さんの聞きやすい環境で登録をお願いします ノートではポッドキャストの文字起こしを投稿しています
説明欄の url からアクセスしてください x では犬に関することをポストしていますのでぜひフォローをよろしくお願いします
x のアカウントはアットマーク d o g アンダーバー msg アットマーク d o g アンダーバー msg
または犬からの伝言で検索してください皆さんからのコメントやリクエストもお待ちしております
19:49

コメント

スクロール