1. 二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜
  2. 特別編#03:センセーショナル..
2025-06-11 40:30

特別編#03:センセーショナルな復帰劇と復活へ向けた現在地【株式会社オウケイウェイヴ代表取締役社長-杉浦元さん ゲスト回③】

▼今回のトーク内容 [日本初のQ&Aコミュニティサイトを運営する株式会社オウケイウェイヴ社長杉浦元さんのインタビュー最終回]

◆伝説の復帰劇:オウケイウェイヴ退社からの劇的な社長復帰、その裏側にある覚悟と経緯。70億円の事業譲渡後に起きた経営危機と、不祥事による50億円の損失。全株主を巻き込んだプロキシーファイト(委任状争奪戦)と社長就任の真相

◆オウケイウェイヴの現在と未来:Q&Aコミュニティの進化、法人向けサービス、サンクスカード事業の展望。Web4.0構想(温かな感情とテクノロジーを融合させる次世代型インターネットへの挑戦)。社長としての覚悟、経営再建のリアルと、当事者意識の重要性。No.2経験の活き方、社長を支える「右腕」としての振る舞い・育成論


▼ゲストご紹介

株式会社オウケイウェイヴ代表取締役社長 杉浦元:1970年生れ。早稲田大学理工学部卒業、学生起業後、ベンチャーキャピタリストとしてソラシドエア設立、OKWAVE等ベンチャーの創業や上場を実現。コンコードエグゼクティブグループでのキャリアコンサルを経て 経営コンサルティングと組織開発を行うエリオスを創業。2022年8月から現職。

株式会社オウケイウェイヴ

https://www.okwave.co.jp/

杉浦氏Xアカウント

https://x.com/oshiete_sugi


▼番組概要:

COOや副社長などの「組織のNo.2」。その仕事をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、仕事の面白さ・大変さなど「No.2の悲喜こもごも」を語っていく番組。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。

▼番組ハッシュタグ:#二番経営

▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIAssluiJoSAgI6li4Vj1r8mZcoSc3LgdVuNptDV4kkJ5Atg/viewform⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼過去配信回をシリーズ別でプレイリスト化しております:

https://t.co/TvbyZaezDD⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


▼MC:

勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://www.o2-inc.com/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。

勝見Xアカウント

https://x.com/KatsumiYasuhide


サマリー

株式会社オウケイウェイヴの代表取締役社長、杉浦元氏が自身の復帰劇や現在の活動について語ります。彼はOKウェイ部の経営危機を乗り越え、会社の再建を目指して様々なサービスを展開しています。杉浦元社長は、会社の過去の苦境や日本におけるYahoo!との比較を通じて、コミュニティ運営の重要性や「ありがとう」の物語を蓄積する視点について語ります。また、Web 4.0の未来やAI技術の進化、その経済的、感情的な影響についても考えを述べています。杉浦元社長は、組織運営や人材育成について語り、経営者視点の重要性に焦点を当てています。また、理想のチームとしてラグビーチームの構成を挙げ、社員の成長を促す方法についても述べています。

センセーショナルな復帰劇
スピーカー 2
二番経営 〜No.2の悲喜こもごも〜。この番組では、なかなか表に出ない組織の二番、No.2をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、No.2の悲喜こもごもをリスナーの皆さんにお届けします。
こんにちは。株式会社オウケイウェイヴ代表取締役社長杉浦元さんをお招きしたゲストトークの最終回になります。今回は、杉浦元さんが一度退社したオウケイウェイヴ社へのセンセーショナルな復活劇と現在を語っていただきます。それでは早速お聞きください。どうぞ。
スピーカー 1
エリオスになってから、その前からよく相談をさせてもらってたけど、渋谷でシェアオフィスみたいなところで住み込みができるようになりました。
まさにシェアオフィスでもあり、シェアハウスでもあるっていう。
スピーカー 2
そこ行って、もうすぐ50かみたいな40代の完全なジジイ、若手の企業家たちと一緒にシェアハウスで住んでやってるところに行って、なんじゃこりゃっていうのはすごい思ったし、そこで何の手前もなく入ってて、一緒に楽しみながら未来作ってるっていうのは眩しい感じもしましたけどね。
本当はそれで年取って老後に一直線するかと思いきや上場して、2年経って一旦卒業したっていうOKウェイブに社長として帰りされたというところなんですけど、この辺の経緯はみんなネット検索してくれってかな、興味ある人は。
ちょっと本人の立場から言えること言えないこととか、全部言えることはたくさんあると思うんだけど。
スピーカー 1
基本的には全部言えるけどね。
スピーカー 2
そうですよね。ここの部分だけちょっとドラマにできるぐらいのボリューム感がすごいんで、もう2,3時間平気で使うんで、すごく雑に第三者、一ファンというか傍観者というか観客的に見させてもらうところから言うと、経営危機に陥ったOKウェイブという、
かつて創業から上場まで携わった会社に、そこの再建をしたいということで、一株主だった杉浦が手を挙げて、そこでロクシーファイトを戦い、誰が敵ってわけではなかったと思うんだけれども、
そこで他の株主さんの信任を経て、そこに取り締まる役に選出され、代表取り締まる役になって、今3年?
スピーカー 1
もうすぐ3年目。自分が社長になったのが2022年の8月25日なんですけど、今プロシーファイトとかっていうのが出たけど、
OKウェイブを辞めてから、2008年の9月にOKウェイブを辞めてから、さっき話した通り、ただの株主だったんですよ。僕その後、一株も株を売ってなくて、ずっとただの株主として、
当時一緒に創業時、一緒にやっていた、ある意味仲間、友人たちが、まだ会社OK部にいて、創業者の金本さんと、OK部のナンバー2だった、当時ナンバー2だった福田さんと管理部門の責任者でCFOだった野崎さんがいたので、
自分は株を、一株も売らずずっと見守ってたんですよね。ただその途中、金本さんは先に辞めたりとかして、辞めるのは先にではなかったよね。金本さんが辞め、でも福田さんと野崎さんがまだ残ったんで、一株も売らずにとかっていうことになってた時に、
大きな不祥事が2021年から22年にかけて、2つOKウェイブがありまして、投資がありまして、1年で約50億円を、2つの不祥事で失うと。で、残ってた当時事業として残ったのが赤字の事業だけだったので、
そもそもその50億円が何で手元にあったかというと、2021年の6月にOKウェイブはソリューション事業という事業部を、パークシアテクノロジーという会社に上等しています。事業上等ですね。70億円で上等してまして、実はその仲介したの僕なんですけど。
スピーカー 2
話がややこしくなるから。
スピーカー 1
だから僕はOKウェイブ当時、仮想通貨系の事業、フィンテック事業、これはとても大事なことなんで、ここの場で話をしたいんですけど、OKウェイブが仮想通貨暗号試算系の事業に2010年、5、6年くらいから入り始めてるんですけど、
それは必然だと思っているし、当時の選択は間違ってないというふうに僕は今でも思ってるんですよ。確信をしてる。
なぜかというと、そもそもOKウェイブは創業の時から、まだ当時WEB3なんていう言葉もない時代から、それこそブロックチェーンのテクノロジーもないし、シェアリングエコノミーとか、新しい資本主義とか、そういう言葉すらない時からWEB3の思想を持って、
もうOKウェイブのQ&Aのコミュニティは、フラットな関係性の中で、誰一人として中央集権ではない、完全にフラットな仕組みの中で、お互いが自分の得意分野とか知識とか経験をそれぞれ持ち寄って、
みんなで持ち寄って、その知識とか経験をシェアするというか、お互いにやり取りをすることによって全体を支え合って、みんなで成長するというか、お互いがお互いを助け合うという五条の関係を形成しているんだけど、これも創業の時からそういう思想を持ってやっていて、
そこにあなたの答えで解決しました、ありがとうとか、あなたの本当にアドバイスで助かりました、ありがとうって言って、ありがとうという言葉とともに20ポイントとか10ポイントとかポイントが付与されるとかっていうのを創業の時からやる。
2015、16年くらいの時に、創業者の金本さんと久しぶりに会った時に、杉沢、ビットコイン持ってるとかっていきなり言われて、ようやく創業の時に作りたい未来が作れるかもしれないっていうことを金本さんが目を輝かしながら、そのブロックチェーンのこととビットコインのことを僕に熱く語ってくれたのは今でもすごい記憶に残ってるんですけど、
ビットコインとかブロックチェーンを熱く語ったのは本当に今でも覚えてて、実際それでまさに自分たちの時代が来たよねとかっていうことも思って、その後、暗号資産の交換所の免許取得に動いたりとかも含めてOK部がフィンテック事業ということで滑走通貨系のビジネスに行ったのは必然。
で、その選択間違ってなかった。で、実際今回とてもお世話になっている今GFA株式会社、GFAという上場企業の社長になっている松田源さんをOKウェイ部は当時迎え入れて、金本さん会長、松田さん社長の体制の中でフィンテック事業推進し始めたっていうのはすごくよくわかる。
で、ただそれが時代もあったし、いろんな理由があったと思うんだけど、フィンテック事業が崩壊をして業績不振になり、で、唯一の黒時間をしていた事業である、そのSARSの事業、僕は初代営業部長をやった、そのSARSの事業をパークシアテクノロジーさんに売却をしたその70億円が、
わずかその後の半年でそのお金を全て失うという、当時の経営陣の選択があって、その経営の失敗があって、不祥事があって、それで自分の中ではこれはちょっと耐えられないなと思って、ただの一株主だったんですけど、
お金の後ろ盾とかいなかったんだけど、本当に耐えられなくて、臨時株主総会招集請求というのを出したのが2022年の6月9日ですね。忘れもしない。当時僕1.3%か1.5%ぐらいしか株式持ってなかったんで、
3%持たないと臨時株主総会招集請求できないので、それは株主名簿の上位を当たっていって協力をしてもらって、一緒に共同保有者として3%集めて臨時株主総会招集請求して、そこから先は正直プロチーファイトならないと思ってたんだけど、
株主総会は開かれず、臨時株主総会招集請求を出したものの、株主総会は開かれず、事前に創業時一緒に仕事をしていた福田さんとか野崎さんとミーティングをする場が設定されると思って、公にそういう場を設定するために臨時株主総会招集請求を出したんだけど、
結果その後、そのミーティングの場は開かれず、泥沼のプロチーファイト、委任状争奪戦に突入し、結果的にその当時の友達たちを自分は解任をして社長になった。
スピーカー 2
それをリアルタイムで僕は友人として真横で見てて、SNSで当時、X、Twitterが使い始めて情報発信をしてるっていうのも横で見てて、一番漏れがちだったのはヤフーファイナンス。
スピーカー 1
ヤフーファイナンス掲示板、だからまさに今のXと、あとFacebookと、あとNote、あとヤフーファイナンス掲示板を駆使して、それでZoomの説明会を多分30回ぐらいやって、
あと株主の方全員に、それプラス7500人の株主がいらっしゃるんですけど、7500人の方全員にお手紙を送ってっていうのをやったら、結果8月25日、2022年の8月25日の株主総会当日に83%かな、賛成を。
OKウェイブのサービスと展望
スピーカー 2
結果そこでプロキシファイトで勝って社長になりましたって話ではあるんだけど、後々旧経営人、もともと友人の人たち、松田さんもそうだと思うんだけど、話してみると何のことないコミュニケーションかエラーだったみたいなこととかもきっとあったと思うんで。
当時は全くお互い見えなかった、疑心暗鬼だったり、そういうものが上場企業で繰り広げられているっていう名称の中であったっていうのは、ちょっと見たことない。
スピーカー 1
ないよね。
スピーカー 2
株式市場の中で。これが当初のプライムとか、当時のマザースとかだったら、また注目度が変わったところもあったかもしれないけど、同じ上場のマーケットの中で行われていたっていうのは、かなりびっくりでしたし、すげえ経験してるすぎるっていう感じで。
ずっと見てて、「本当に大丈夫か?」っていう返訳もしたりしたけど。
スピーカー 1
いろんな人に心配が、健康面も含めていろんな心配はされてはいるけど、おかげさまで元気です。
スピーカー 2
週刊誌にあることないことでウェブメディアとか書かれて、それがもうすぐ3年っていうところですよね。
そこで、本当に明日とともに組織のナンバーワンになって、会社の再建、改革っていうところになっているところだと思うんですけども。
ここから、これまでスッと流してきたんですけど、そもそも菅原社長がやってるOKウェブって、何の会社か。
パーク社テクノロジーっていうAIのトップ企業の名前がさっき出てきたりとか、Q&Aのコミュニティの話とか、SaaSとかASPとかっていうのがあったので、
そもそもOKウェブって、今の状態で構わないんですけど、何をやってる会社なのか。
これからどんなことをやろうと思ってるのかっていうところを、ここからの時間に聞いていければなと。
スピーカー 1
OKウェブ、何の会社なんですか。
OKウェブのまず社名の由来を話をすると、OKウェブは、Oは教えて、クエスチョンですね。質問、教えて。
Kは答える。だからアンサーですね。回答。
教えて、答える。OK、解決したよ。ありがとう。というものを世界中に波のように広げていきたいという思いを込めてつけた社名です。
やっているサービス、中心となっているサービスは、恐らく今日のリスナーの皆さんも無意識に1年、2、3年に1度はなんとなくうちのサイトに偶然訪れていることはあるはずなんですけど、
だいたい月間今、ユニークユーザーとかセッションで見ると300万ユニークユーザーぐらいかな。毎月毎月アクセスしてくれる人がいるOKウェイブコミュニティ。
OKウェイブ.jpというドメインで運営されるQ&A形式のコミュニティがあるんですけど、それが創業時から行っているサービスです。
困っている人が誰かが質問すると、そこに対して回答できる人が完全無償で誰かが答えてくれる。
そういう5助の関係で成立しているサービスですね。
そこと合わせてそれをベースにしたQ&Aのコミュニティを法人企業に貸し出しているサービスがあって、OTFプラスというサービスなんですけど、
これは例えばパナソニックさんとかエプソンさんとかブラザーさんとかキャノンさんとか、あとNECさんとか富士通さんとか、
そういうPCメーカーとかプリンターメーカーとか電気メーカーとか多いんですけど、そのカスタマーサポートセンター向けに提供しているんですが、
サポートセンターで使われるSaaSとかのソリューションではなく、それはパーク社に売却しちゃったんですよ。
コンタクトセンター、サポートセンターに問い合わせが寄せられる前に、コミュニティ、ユーザー同士のコミュニティで自己解決してもらって問い合わせを減らしましょうっていう、そういうサービスでして。
なので、例えばブラザーさんとかの場合だと、ブラザーのサポートのページに行くと、あたかもブラザーさんのQ&Aのコミュニティへの動線が張られているんですが、
実はそれは画面はブラザーさんのユーザーコミュニティのようだけれども、後ろでOK部コミュニティと繋がっていて、
要は導入したその時から回答者、参加者の人が最初から存在をしている形でQ&Aのコミュニティを立ち上げられる、サポートコミュニティを立ち上げられるサービスとはOK部プラス。
あともう一つは、生まれるありがとうというところに着目をして、そのありがとうが生まれる背景となる出来事。
僕らは物語っていう言い方をあえてする時があるんですけど、感謝とか賞賛、やったねとかすごいねとか、
なんかそういう賞賛とかお疲れ様とかっていう値段とかの言葉を送り合うだけではなく、そこにカラフルなカードに添えて、
そういうありがとうとか送りことができて、かつそこにそのありがとうが生まれた背景となる出来事、物語を添えて送ることができるサービスとして、
サンクスカードという領域のサービスですけど、グラティカというサービスを提供していて、その3つが今の主なサービスですね。
スピーカー 2
一番創業の時からやってるOKウェイブっていうQ&Aコミュニティ、ユーザーさんというかリスナーさんも多分そこを使われたことがある方もいらっしゃると思うんですけれども、
後発のサービスでみんなが頭に浮かぶのはYahoo!知恵袋とか近い感じかもしれないですね。
スピーカー 1
基本的に仕組みは一緒なんですね。Yahoo!知恵袋が多分2004年ぐらいにできてるかな。3年か4年だったかな。
過去の苦境とYahoo!との比較
スピーカー 1
ちなみにYahoo!知恵袋立ち上がる時に、OKウェイに買収出しがありましたよ。
スピーカー 2
やりそう。
スピーカー 1
Yahoo!さんが、自分たちがこれからQ&Aを立ち上げるんだけど、自分たちと戦うか、それかMAされて一緒にやるかどっちか選択して。
当時、僕もちょうどフルタイムになった頃でしたけど、かなり悩んだけど、自分たちが作りたい世界って別にQ&Aのサービスだけをやりたいわけじゃなく、
まさに互助の関係、互い助け合いの互助の関係を世界中に広げていくっていうことを考えた時に、
Yahoo!って、もともとはアメリカとか外資系のサービスでしたけど、日本のYahoo!はYahoo!JAPANじゃないですか。
ソフトバンクグループのYahoo!JAPANで。Yahoo!に買収されると世界進出できないよね。
で、Yahoo!の1サービスはないなということで、お断りをしたというのが。
そういうのも経験してるんで、いろいろあるんですけど、
なんとかうちのサービスを絶やさずやりたいとかっていうふうに心から思ういろんな出来事をずっと蓄積して経験してるんでというのはあるけどね。
スピーカー 2
OKWAVEもたまに拝見するし、Yahoo!知恵袋を。
ダイレクトに見に行くことはあんまないかもしれないんだけれども、見るとOKWAVEのほうが荒れてない印象がある。
ありがとうございます。その通りです。
結構紳士的なユーザーさんが多くて、回答者マウントみたいなのもほとんどないし、
創業の時の精神みたいなのが、こんなに数年じゃなくて、10年20年経ってて、
残るもんかねっていうぐらい、ちゃんとしてる感がすごくありますよね。
ひょっとしたら派手さがないとか地味に見えるかもしれないけど、そこが今のコミュニティのクオリティを保つ印象がありますよね。
スピーカー 1
そう言ってもらえるとすごく嬉しいです。
25年というかもうすぐ26年になるんですけど、いわゆる炎上、一度も起こしたことないんですけど、
もちろんちょっとしたイザコザとかはあったりするんですけど、
場の維持運営のためにサポートの部隊に向いて頑張ってもらっているし、
なので、控除両属に反するとか誹謗中傷のやり取りがあったりすると、
まず機械的なチェックがされたりとかして、あとユーザーから通報もあったりするんですけど、
自動削除的なものもありつつ、最後は人間の目で確認をしていたりとかもまでやってますけど、
見てるポイントは、うちの会社の存在目的、パーパスが、
世界中のありがとうの物語を蓄積し可視化するというのをパーパスに置いてるんですけど、
Q&Aのコミュニティ、OK部のコミュニティの中でも、
その参加者の人たちとかの投稿のやり取りの先に、
このやり取りの先にありがとうが生まれるかなっていう視点で見ています。
そういう形でコミュニティを運営してる会社ってそうないと思う?
スピーカー 2
ないですよね。むしろ逆の方に行っちゃって、
SNSっていう言葉ではOK部は語れないかもしれないけれども、
もちろん誹謗中傷も出てくる。
溜め込んだストレスを吐き出すかのように誰かを攻撃してしまうとか、
知ってる人が偉いんだっていうマウントを取るとかっていうのもあるかもしれないんだけど、
そういうのがないコミュニティとしてやっていると。
そのパーパスとして世界中のありがとうの物語を蓄積し可視化するっていうのをまさに体現しているコミュニティだと思うけど、
多分、杉浦のことを知ってるつもりだから余計思うのかもしれないんだけど、
生前説立ちすぎじゃないっていう感じもしますと。
Web 4.0とAI技術の未来
スピーカー 2
それが実際にこのコミュニティの中でできてるから、それもちょっと不思議なところで、
おそらくさっき言ったみたいな技術的にチェックをする人も入ってチェックをするっていうところがあってできてるところだと思うんだけど、
そういう今SNSを使っている人たちが直面している社会課題として、
そういうのが解決して運営しているメディアというかコミュニティっていう印象がすごい強いんですよね。
こんな切れ事でうまく回るんかいっていう風に誰かが言ってもおかしくないようなことを実際に事業としてやってるっていう。
スピーカー 1
それはでもその通りで、これからの話になっていくかなとは思うんだけれども、
今現状直近足元でおかげさまで上場配信は回避できる見込みが本当この1,2週間で実は経ったんですけど、
ただまだ赤字で、うち6月決算の会社なんですが、今期進行期の2025年6月期の着地予想でマイナスまだ1億4千万の赤字の着地予想なんで、
だから単純に12で割ると月に1千万ちょっとです。
その赤字なのでまさに生前説という話があったけど、事業としては現状まだ成立してない。
これは会社として僕もいろんなソーシャルビジネスとかソーシャルベンチャーとかも含めて携わってきている中で、
まさにビジネスを通じて社会の課題を解決するっていうことをしないといけないので、
ビジネスとして成立してないんで、要は現状はダメなんですよね。
もっと言うと自分の経営者としての自己採点をすると、
オーケーブの社長になってからの自己採点をすると、経営者のいろんな側面としての中で、
まずCFO的な領域に関しては100点満点以上になっている。
少なくともお金が全くない危機的状況の中で、
なんとかお金をかき集めて、しかも株主の皆さんに多大な協力もしていただいて、
2023年の6月の決算で、うち債務長官になっているんですけど、
9800万円ぐらい、約1億円の債務長官になっているんですけど、
その債務長官の状況下で、7500人の株主の方に声書きをして、
株主割合増収を実施した会社って多分うちしかなくてですね。
日本で過去の多分チェースの中で。
債務長官はありげないですよね。
まさに不祥事を起こして内部管理体制に不備があります。
一応そこで特別注意名柄というのが指定されていて、
一応そのガバナンス体制、内部管理体制の整備中なので、
ギリギリ上場維持は認めますよという、その状態の中で、
で、財務的に債務長官で陥って、
もうだから明日会社が普通に上場廃止どころか潰れるかもしれない。
実際来月の従業員の給料どうしようっていうタイミングが、
今から2年ぐらい前に何回か訪れてるんですけど。
そういう中で株主の皆さんから、
自決権ベースで言うと50%以上の、54%の方に協力いただいて、
7億5000万円か。
7億5000万円の内部管理体制。
資金を調達することができて、債務長官を解消したという。
スピーカー 2
ただの奇跡ですよね。
スピーカー 1
もう本当に。
スピーカー 2
資本主義の社会でのロジックで普通は起きないんですよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。資本主義だから繰り返しですけど、
サービスとしてもそうだし、この経済圏の中でも、
自分が社長になるプロセスもそうだし、
その株主割当助手の時もそうなんですけど。
この3年間は自分の中では、
ウェブ4.0の探求というふうに、
最近言葉を作ったんですけど。
ウェブ3は結構テクノロジーによったりとか、
それこそブロックチェーンのテクノロジーとか、
暗号資産の事業とかっていう、
そんな感じでぼやっとしたんですけど、
自分の中では、さらにそれを進めた先に、
そういう思想も含めて、
いろんな人たちのつながりとかも含めて、
お互いがお互いを助け合うということに、
ちゃんとテクノロジーとかを組み合わせて、
収益化、そういう形で、
寄附的感覚とかという感情とかも、
いろいろあるかもしれないけど、
そういうことが、テクノロジーと人間の感情みたいなのが
融和されていく世界が、
多分もうすぐやってくるんじゃないかと思っていて、
自分が社長にオーディエブを絶対潰しちゃいけないという風に
思った一番の理由は、
さっき勝美が言ってくれたのが本当嬉しかったけど、
まさにヤフーチェ袋と比較するとすごく明らかで、
まさに人間の温かい気持ちとか感情とかというものと、
ウェブ3のテクノロジーとかを融和する、
それこそAIが発達すればするほど正しい回答を得るとか、
アドバイス、その瞬間に役に立つアドバイスをもらうということは、
AIの方が全然得意だと思うんで、
そこの領域だとオーディエブは全く勝ちない。
だけれども、誰かに見守ってもらえてるとか、
自分はこんなに多くの人に支えられてるとか、
応援してもらえてるとかっていう、
そういう温かな見守ってもらえてる感覚、
なんとなくそういう繋がりを感じられるとかっていうのは、
そこの最先端にオーディエブはいると思ってる。
まさにここからは、
そのテクノロジーとそういう感情とか温かさとか、
そういうものを融合したWeb 4.0の探求をしていきたいと。
最初に取り込もうと思ってるのは、
やっぱり人材、キャリア支援系の事業からやっていこうと思ってる。
そこに本当にWeb 3とかを掛け合わせていこうと思ってます。
スピーカー 2
面白いですね。
スピーカー 1
だからAIがよく質問を受けるんですけど、
AI時代でオーディエブには存在価値ないでしょう、みたいなのを言われるんですけど、
僕はむしろ完全に逆を思ってて、
AIはすでに世の中にあるデータしか学習できないんで、
そうではなく、そのAIが学習していくのに、
よりAIがそれこそ人間性的なものを、
どんどん吸収もしていく時代になっていったりとかすると思うんですけど、
そういうことの中で、
そういう新たなデータを、
まさにありがとうの物語なんですけど、
本当に生み出していく会社として、
スピーカー 2
オーディエブは存在していきたいというふうに思ってます。
スピーカー 1
もう一つ2番系的な話をすると、
オーケーウェイブの社長になって、完全にだから、
エリオスはなんだかんだ言っても、
個人事業に近いような形の中で社長やって、
ただやっぱり社長としての、
コンコードのナベさんと分かり合えたのは、
自分が本当に自ら、
完全に自ら作った社長としての会社があって、
社長の気持ちも分かってとかっていうのはあるんだけど、
オーケーウェイブの社長になって、
それはもっとより鮮明になったけれども、
もう一つ言えるのは、
さっきも名前に出た当事者意識ってやつなんだけど、
当事者意識っていうのは、その当事者にならないと、
本当に当事者意識は芽生えなくて。
僕は今、うちの会社で、
これはコンコードでのナンバー2の経験が本当に大きいんですけど、
社長を経験して初めて、
しかも雇われ社長とかではなく、
本気である意味創業者に近い、
本気でこのうちの会社を何とかしたい、
何とかこのサービスを世に広めたい、残したいとかっていう、
そういう気持ちの中でやっている社長の気持ちって、
まあ分からない。その当事者にならないと。
なので、今すごく自分が2022年の8月になってからなんですけど、
社員に常に言っているのは、
当事者意識を持ってというような、
当事者意識を持ってということをストレートには言わないんですけど、
ニュアンス的に、本当に自分たちも当事者の一員で、
フィールドのプレイヤーとして苦しい状況の中なんだから、
全力でやれと。
僕は能力的に足りないとか、
そういうのは全然全くノープロボルトなんですけど、
全力でないということに対して、
全力というかベストを尽くしてないことに対しては、
とことんダメ。
とにかく感覚的には、
うちの会社の状況ってまさに再生をしていく中で、
草サッカーとか草野球チームレベルではなく、
まさに何だかよく分からないけど、
いきなりワールドカップの日本代表に選ばれちゃって、
全力で戦いに行かないといけないということを、
前経営人の不祥事の結果、
いきなり日本代表が全員ある意味怪我をして、
不祥事の結果、その時の日本代表が全員飛ばされて、
急遽自分たちが2軍とか3軍とかだったかもしれないけど、
国を背負って戦わないといけないという状況に追い込まれた、
ある意味、社員も被害者って被害者なんですけど、
でもとはいえ、OKMの一員じゃないですか、社員。
なので、自分たちの会社なんだからベストを尽くせと。
そうじゃない、そこはすごく自分は厳しいという話はよくするんですけど、
その中で、まさにその時にベストを尽くせるかどうかの中で、
当事者意識をその個々の社員が持ってるかっていうのはすごく見てる。
すごくコンコード時代の経験が役立ってるのが、
やっぱり社長の立場っていうのは社長にならないと本当に分からないし、
経営者の立場って本当そうなんで、
なので自分は経営者目線を持ってとか、
経営者視点の重要性
スピーカー 1
経営者視点を持ってということは一度も言ったことない。
それは言うだけ無理というか、経営者にならないと、
社長の視点とかって社長にならないと分からない。
だけど、やっぱりフィールドプレイヤーとしてフィールドに立ってリングに上がって、
自分もその一員として戦わないといけないんだっていう意識は求めるし、
そこの中で自分の決められた役割ポジションをちゃんと担いつつ、
かつでも困っている人がいたら、
僕はサッカーよりもラグビーの方が本当好きなんですけど、
スピーカー 1
一応ポジションで、例えばスタンドオフとかっていうポジションで仮にいたとしても、
誰か向こうでタックルを受けて突破されそうな時には、
自分の役割を離れてでもそこに行くとかフォローしに行くとか、
ボールが回ってきたらとにかく前を向いて全力で走るとかっていうのは、
ポジションに関係なく求められることで、
そこはすごく社員にも求めてるし、
この3年間とか2年半で、本当時間はかかるけれどもすごく成長してる。
理想のチームは本当ラグビーチームですよね、理想の組織は自分の中で。
スピーカー 2
当事者意識って本人持ってるようで持てないっていうのもそうだし、
上の人がもう一個上のしざを持てとか、
なんかそういう話ってよくあって、
経営者まで見れれば一番いいけどそれはなかなか難しいっていうのはわかってるので、
似たような立場とは言わないけれども、
比較的経営で下にいるメンバーの方が多くなってると、
みんなに期待してばっかだなっていう気もするんですよね。
それぞれの目線ってあって、
みんな自分の目線だけで話してる人とちょっと背伸びしてるのと、
背伸びのやり方もわかんないっていう人もいると思うので、
そこをうまくチューニングして、
杉浦のようなトップがみんなにこれを求めてるっていうのを
アジャストしていくのがたぶんNo.2の役割だなっていうふうに思って。
No.2も本当のトップの目線は持てないかもしれないけど、
いかにそこに近づけるようにみんなこうだよって言って、
スピーカー 1
下に台を置くでもなんでもいいんだけど、やっていく立場かなっていうね。
本当に求めるNo.2ぞ、たぶん最初の、
僕もコンコードに2020年にまた復帰しましたけど、
最初、たもとをわかった時に、
なべさんが自分に求めたりとかするのは、そういう視点で。
やっぱり社長からいろいろ厳しいことを言ったりとかすると、
いろいろ組織の中で、組織にとって良くないことっていうとあれですけど、
やっぱり社長が怖い立場になったりとか。
もちろんそういうマネジメントするやり方もあるかもしれないけど、
それって完全に一社長とそこに怯えてる社員たちみたいな、
そんな組織しかできないんで、
一体感あるそういう組織を作ろうとすると、
やっぱり社長も人間なんで、厳しいことを言うこととか、
時には鼓舞をしたりとか励ましたりとか、
そういうのを一人で全部こなせたら大変で。
だから社長の意を汲んで、
時には、渡辺さんはこういう意図を持って、
あなたにこういうことを言ってるんだから、もっとやらないとダメだよ。
絶対に渡辺さんの言葉を誤解してると思うよとか、
っていうことを時には言ったりとか、
時にはフォローして飲みに行くとか、
そういうことも含めて、
そういう視点が自分にはかけた。
むしろ、なんでこいつにこんなこと言われなきゃいけないんだとか、
って思っちゃったりとかしてくらいなんで。
なんですけど、さっき言ったように、経営視点は経営者にならないとならない。
なのですごく今、組織運営で意識をしてるのは、
とにかくそのポジションというか、
彼女のさらに上のレイヤーの視点を持ってもらうために、
そこのポジションにして、
それを失敗してもいいからやってごらんというような感じで、
まずやらせてみたりとか、そのポジションに置いたりとかっていうのを先にするような意識はしてます。
結構多くの会社の中で、僕も自分も見てきた会社の中で、
社長は、うちの会社の社員は全然経営視点を持てなくてとかって言っている会社さんの多くは、
そこの会社自体が、その社員の人たちをそういうポジションに置くっていうことをしてない、信じてないので、
まず先にポジションを置かない、そこに引き上げてあげて、経験させて、
だけど失敗した時はその個人のせいにするんではなく、
自分が責任を負うか、もしくはその仕組みの責任にして、全体で責任を負うっていう感じで、
仕組みをちゃんと変えたりとかっていうふうにしないと、多分育たないですよね。
理想の組織とは
スピーカー 2
その失敗の許容度をどんだけ持てるかっていうのが、言うとしたら器かもしれないですよね。
ちょっと最後の方は、組織運営とか人材育成の話もしてもらったんですけど、
ここはまた別の機会でゆっくり、組織開発もずっとやられてきた杉浦さんに話をしたいと思います。
今回のこの集録は何回分になったかわかんないですけども、なるべく削らず皆さんにお届けできればと思います。
2番KNo.2の引き込むごも、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
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ここまでのお相手は、オーツパートナーズ 勝宮すいでと、
スピーカー 1
OKWAVEの杉浦はじめでした。
ありがとうございました。
40:30

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