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スピーカー 2
最後の方だった気がするんですけど。
ですよね。
初めて泣いたビジネス書というか、ぜひ今日ちょっとそういったあたりも含めてお届けできればという感じですね。
スピーカー 1
この本めちゃくちゃおすすめなんですけれども、今アマゾンに行ってももう売ってないです。
スピーカー 2
そうなんだ。
スピーカー 1
しだらさんに教えてもらって、私が買ったときに残り2冊とかそんな感じだったんですけど、もう今中古品しかなくてですね。
この書籍は日本では2019年に文京社という出版社から出されています。
書籍の正しいタイトルがピクサー世界一のアニメーション企業の今まで語られなかったお金の話っていうのがタイトルです。
ピンク色の表紙の本なんですけども。
これもともとは2016年に出版された、アメリカの方ではですね、出版された書籍で、
これピクサーでほにゃららのお金の話とかっていう感じでちょっと俗っぽいタイトル、サブタイトルついてるんですけども、
現代はTo Pixar and Beyondっていうのが書籍のタイトルで、
これトイストーリーの中に出てくるセリフをちょっともじってるんですけども、
サブタイトルがちょっと長いんですが、
My Unlikely Journey with Steve Jobs to Make Entertainment Historyというものなんですけども、
訳すと、スティーブ・ジョブスと歩んだエンターテインメントの歴史を変えた経緯な旅路っていう感じの。
スティーブ・ジョブスとエンターテインメント世界にエポックメイキングしちゃったよっていう話です。
現代の方がちょっとお金の話より全然かっちょよくていいんじゃないかなというふうに思うんですが、
この本、アメリカで出た時にはですね、アマゾンのベストブックスに2016年選ばれたりですとか、
あとはフォーチュンっていう経済史のですね、
フェイバリットブックオブ2016年っていうのにも選ばれているということで、
いろんなところから評価をされています。
こちらの中はですね、スティーブ・ジョブスと歩んだナンバー2の話というところなんですけども、
これは役をされた方のですね、役者の後書きに書いてある内容として、
側近として一緒に仕事をしていた著者が描くジョブス像は興味深い。電気などで語られるジョブスとかなり違うのだ。
意見は意見としてきちんと聞いて尊重する。
普通に建設的なの。他でお目にかかった記憶のない側面も登場する。
ピクサーについても知ってる。他の本で読んだよという人も騙されたと思って本書を読んでみてほしい。
大丈夫、失敗させないというふうに結構役者の方がですね、力強くめっちゃ面白いよっていうのを後書きに書かれているんですよ。
翻訳された方って当然ご自身の作品でもあるので、押すのは当たり前だと思うんですけども、
これこの役者の方が実はポイントで、猪口浩二さんという方なんですよ。
で、この猪口浩二さん役したのは一番分厚いスティーブ・ジョブスの1巻2巻のウォルター・ザクソンの本ですね。
それからスティーブ・ウォズニアック、今回私も引用させていただいたアップルを作った怪物という本。
それからカーマイン・ガローという人が書いたスティーブ・ジョブス脅威のプレゼン。
これもベストセラーの中の本なんですけども、
スティーブ・ジョブス本をですね、めちゃくちゃ翻訳しまくった、一番スティーブ・ジョブスを翻訳した方なんですよ。
スピーカー 2
日本人でそうですよね。
日本人で。
スピーカー 1
そうなんだ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
この役者の方も調べるとめちゃくちゃ面白いキャリアの人なんで、今回調べちゃったんですが、本筋と違うのでちょっと割愛しますけど、
なので猪口さんが言うんであれば、そりゃ間違いなかろうっていうので読んでも。
なるほど、なるほど。
全然いい、本当に素晴らしい本でしたと。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
ということで、この書籍に基づいた内容を今日共有していきたいと思うんですけれども、
この役者の猪口さんが書かれたように、ピクサーについてもう知ってるよ、他の本で読んだよっていう人も面白いっていうふうに書かれているんですけども、
そもそもピクサーっていう会社についてどんだけ知ってるかっていうところなんですけども、
一般的にピクサーっていう会社はウォルト・ディズニー・カンパニー三家のアニメーションスタジオです。
代表作としてはトイ・ストーリーとかモンスターズ・インク、ファインディング・ミモ、ミスター・インクレディブル、カーズ・インサイドヘッドなどなどですね、
名前聞いただけでもめちゃくちゃ大人気の売れたアニメーション作品をいっぱい作られていて、
アカデミー賞、オスカーも多数受賞している、本当にスーパーエンタメ企業、日本のスタジオジブリがすごいスタジオですけども、
それのワールドクラスと言っていいところだと思います。
そこはなんとなく皆さん、ピクサーの映画見たことあるよって方が多いと思うんですけれども、
そもそも企業としてのピクサーっていうのを考えると、これは私がもともと思い描いていたピクサーっていう会社なんですけども、
スティーブ・ジョブスが創業の時に絡んでいたので、ジョブスのアイデアが注入されていて、
当時のその3Dアニメーションのエリートたちが集まって作っていると、作品作っていると。
トイストーリーはじめとしてさっき紹介したような作品をバンバンヒットされていたので、その勢いで、儲かっているのでIPOをしました。
かつジョブスがなくなっちゃったと。オーナーなくなっちゃったんで、じゃあということでディズニーが受け取る形でディズニーの被害に入ったっていうふうに私は理解していたんです、この企業のこと。
でも全部間違いでしたという感じです。
スピーカー 1
今日の内容にも出てくるんですけれども、
スティーブ・ジョブスっていうのは実はピクサーの中身についてはほとんどノータッチだったんですね。
どっちかっていうとオーナーとして至近面の援助をしていたと。
大きい経営戦略みたいなことは掲げたんですけど、クリエイティブに一切口を出さないっていうのをしっかり守ったというところですね。
あと3Dアニメーションのエリートを集めて最高の作品を作り続けたっていうところ。
確かに3Dアニメーションの世界トップクラスの技術者、クリエイターたちが集っているんですけども、創業の時にはエリートっていうよりも落ちこぼれが集まって作った会社なんですね。
あとそのIPOもトイストーリーバンバン当てたんでIPOと思ったらですね、IPOに申請したのはトイストーリーの公開前だったんですね。
だからなんかもうヒット作1個もないところでナスダックに上場してるっていう、どうやったのっていうところですね。
もう実績がほとんどないところです。
あと最後ジョブズが死んでディズニーが受け取ったというのもですね、ジョブズ健在時にディズニーに女王として。
このピクサーを子会社化したことでですね、当時落ち目になっていた3Dアニメーションっていうのも一気に復活させると。
ディズニーの株価も4倍になっちゃったっていうぐらいすごい。
もうこれだけで企業ストーリーとしてかなり有名のある面白い内容なんですね。
今回のそもそもナンバー2のローレンス・レヴィーっていう人が主人公の話ではあるんですけども、
私はそれも去ることながらこのピクサーのストーリーが面白すぎてですね、最近いろんな人にピクサー自作王だったんだっていう話を。
ずっとしてまたかよっていう顔をされるぐらいですね、今ピクサーにドハマりしてるっていう感じです。
スピーカー 2
アンバサダーみたいになってるんですね。
スピーカー 1
もうなってますね。
スピーカー 2
すごいぞとこの会社はという。
スピーカー 1
ナンバー2の話をする前にですね、まずその会社がどうやって起こってきたのか。
さっきエリートじゃなくて落ちこぼれが作った会社っていう話をしたんですけども、ざくっとですね遠隔を触れたいと思うんですけども、
ピクサーの元になったその組織っていうのが作られたのはもうかなり古いです。
1979年に作られてます。
これはですねルーカスフィルムっていうジョージルーカスというスターウォーズの家族さんいらっしゃいますけれども、
彼のスタジオの中のコンピューターアニメーション部門として発足されたのが1979年ですね。
その時のメンバーっていうのは当時コンピューターグラフィックスとかコンピューターを使ったアニメーションっていうのがほぼ地球に存在してない状況でしたので、
コンピューターグラフィックスを作るっていう機械とかマシーンすらないわけですよね。
で誰が作れるかって言ったらもう科学者の人たちなわけですよ。
研究者の人たち。
そういう人たちを集めてルーカスがスターウォーズで当たったものをもとにですね、
その最新の技術をということで作ったチームですと。
ただですね、当然科学者の人たちっていうのは大学で教える研究するっていうことが本業ですし、
みんなそういうキャリアを求めていたので、
この時にその創業メンバーの一人ですね、
エドウィン・キャットムルという方。
この方がこのPIXARを代表していく社長のようなポジションをずっとやっていくんですけども、
スピーカー 1
この方は博士号でコンピューターグラフィックスの研究者でしたと。
ただ大学に教員採用されずに、
でもなんかコンピューターアニメーションこれから来るっていうふうに思ってた人です。
落ちこぼれなんだけどもなんかやりたいって人がいるからって言って連れてきたみたいな感じですね。
でそういうメンバーが同じようにどっかでうまくいかなかった人、
でも3Dアニメーションというかコンピューターグラフィックスですね、
そこに関心のある人たちが何人か作ってこの母体を作ってたと。
そこにAppleを追い出されたジョブズが絡まってきて、
ちょっとしたケミストリーが生まれるっていう感じになるわけですけども、
その中の創業時の重要人物として、
エドウィン・キャットムルっていう社長になった今元博士っていうことを申し上げたんですけども、
もう一人ですね、ジョン・ラセターっていう人が大幹部としています。
ジョン・ラセターっていう人は企業の経営人というよりもですね、
トイ・ストーリーの監督って言った方がいいですね。
トイ・ストーリーとかカーズの監督、
天才クリエイターっていう言い方の方がいいと思います。
このジョン・ラセターっていう人は、
高校時代にアニメーションっていうのが世の中にあると言って、
これを商会の仕事にしたいって、
当時のアニメーション、ディズニーの初期のやつですね。
そういうのを見てディズニー大好きになってですね、
ジャングルクルーズでアルバイトをして、
俺はいつかディズニーで働くんだと思って、
カリフォルニア芸術大学を卒業するんですけども、
ディズニーに夢叶って就職できましたと。
こっからもジョン・ラセターは、
自分の思い描いた人生を歩むんだっていうところでですね、
3Dアニメーションに、
彼は何かそんな技術があるっていうのを出会っちゃったんですね。
これはウォルト・ディズニーが生きてたら絶対にハマると思って、
3Dアニメーションの導入をディズニーの中で格作してですね、
それが大コケしてですね、それでクビになっちゃいます。
ずっと学生時代から憧れていたディズニーに入るけれども、
一つのチョンボでクビになっちゃって、
この先どうしようっていう状況。
それをですね、このエドウィン・キャットムルっていうCGの研究者がですね、
拾い上げるようにして、
ちょっとルーカスフィルムでCGやってるんで、
君来ないって声をかけます。
その時のジョン・ラセターの仕事は、
職業はアニメーターですね。
アニメのクリエイターです。
ところがアニメーターを入れるっていうことは、
ジョージ・ルーカスはおそらく認めないだろうというふうに、
このエドウィン・キャットムルは思ってたんですね。
コンピューターグラフィックスは使うけど、
アニメーションは別物だっていうような位置づけだったんで、
なのでジョージ・ルーカスにバレないようにですね、
アニメーターとして採用じゃなくて、
インターフェイスデザイナー、わけわかんない。
わけわかんない肩書き作って入社させると。
ここでエドウィン・キャットムル、ジョン・ラセターが出会ってですね、
その技術者、博士とそれから優秀なアニメーターが揃っている状況。
これが1983年だったんですね。
才能と才能が出会ったんですけども、
そこで短編のアニメーションを作ってですね、
アカデミー賞の賞をもらうとかっていうのも、
その後ちょこちょこあるんですけども、
そんなに泣かず飛ばずでしたと。
ルーカスフィルムの中でですね。
スピーカー 1
その時にですね、1986年になるんですけども、
当時ですね、ジョージ・ルーカスが離婚問題でお金が必要になりましたと。
自分の持ってる会社を何とか切り振りしてですね、
離婚の費用に当てなきゃいけないっていうことで、
その時にちょうどAppleを放逐されたスティーブ・ジョブスが、
なんかコンピューターグラフィックス面白そうだねと。
そのマシンを俺も作りたい売りたいって言うんで、
ジョージ・ルーカスにゴリゴリっとこう言ってですね、
500万ドルに値切って買収をしたと。
これが1986年なんですね。
なんでルーカスはもう本当は1000万ドルっていう声もあったんですけども、
約5億円強とかですかね。
それでスティーブ・ジョブスに売りましたと。
で、売ったのは離婚の費用が欲しかったからということだそうです。
切羽詰まってたってことなんですね。
切羽詰まってたって感じですね。
スピーカー 2
安いですよね、今考えるとね。
スピーカー 1
今考えるともうありえない企画だと思います。
スピーカー 2
ありえない企画ですよね。
スピーカー 1
で、その時にですね、スティーブ・ジョブスっていうのは、
Appleでコンピューターを作ってましたと。
で、そこで出されて新たにNEXTっていうコンピューターの会社を作っていたんですけれども、
コンピューターグラフィックスとかハイエンドの画像処理をできるようなコンピューターを開発しているぞとこの会社と。
だからそこも買って新たなその画像処理っていうことができるコンピューターを世に出していこうということで、
ハードウェアの会社を買ったつもりだったんですね、スティーブ・ジョブスは。
ところが蓋を開けてみるとハードウェアの研究もしてるんですけども、
どっちかというとそれを使って作品を作りたがっている人もいると。
あるいはソフトウェアを作りたがっている人もいるということで、
ハードウェアを買ったつもりだったんだけどそれ以外がなんかあるなと思ったらハードウェアのは全然売れなくてですね、
結局買収した5年後にハードウェア部門というのが閉鎖されます。
そうすると残っているのはソフトウェアとアニメーターたちということになるわけですね。
1991年に自分が思い入れていたハードウェア部門というのがなくなっちゃったので、
でもスティーブ・ジョブスはお金を出資しています。
かつ全然儲かんない会社だったんですね当時のピクサーは。
なので日々運転資金というのを都度都度スティーブ・ジョブスがお金を払いながらですね、
経営というか何とか回してたというところです。
その時に1991年なんですがディズニーがこのピクサーに白羽の家を建てます。
ディズニーもアニメーションを作っている会社なんですけども、
このピクサーの技術っていうのを活用して新たな長編の映画、アニメーション映画を作れないかと。
それをピクサー作ってくれよということで出資の契約をすることになります。
ピクサーとしては全然商売できなかったので渡りにふねという感じ。
スティーブ・ジョブスもちょっとこれ以上俺もお金出せないというところで、
外からお金が入ってものを作れるということで契約をしたんですけれども、
その中身がですね今で不平等契約というかですね。
そこで儲かってもほとんどディズニーが持っていくと。
ピクサーっていうのは純粋に作って納品しておしまい。
しかもその3作品納品しなきゃいけないっていう契約だったので、
当時一つのアニメーションの長編作品を作るのに4年間かかっていたので、
3作品だと12年間、12年間この利益あんまり生み出せない契約に縛られるんだっていうところで、
かなり切羽詰まっていたという状況ですと。
スピーカー 1
そういう状況の中で1995年の2月にですね、
今回の主役であるティブ・ジョブズのNo.2ローレンス・レビーっていうのが入社をしてきます。
ここがポイントです。
95年の2月にローレンス・レビーが入社しました。
そこから8ヶ月後、1995年10月にSEC、アメリカ証券取引委員会に上場申請をします。
その翌月にトイ・ストーリーが公開されるという感じです。
このピクサーっていう書籍はローレンス・レビーが入社する前、
ティブ・ジョブズから電話がかかってくるところからスタートするんですけども、
この書籍のほとんどがですね、上場する時のストーリーなんですね。
これ1年にも満たないところが本の8割ぐらいを占めてるっていう内容なんですね。
それぐらい1995年っていうのはピクサー存亡の危機であり、最大の埋めれ変わるチャンスでしたと。
実際に結果が出てきます。
トイ・ストーリーっていう長編の3Dアニメーションっていうのが世界で初めて公開されて、本当に大ヒットでした。
当時アメリカのアニメの映画のトップっていうのはアラジン、ディズニーのアラジン、それからライオン・キングだったんですけども、
それに続く史上3位。
3位かって思うかもしれないですけど、今まで長編アニメーションを作ったことのない、
全然実績のないところがいきなりトップ3の作品を世に放っていけたっていうことのすごさですね。
工業収入っていうのも本当にすごくなりました。
それを結果というか中間のように見ながらですね、上場申請が通ってナスタックに上場しますと。
この上場も大成功をするという形になっていきます。
ちなみにですね、このピクサーという会社、上場申請をしたとき、95年に上場申請したわけですけど、その前の年の売り上げだかいくらだったか。
日本円で5億7千万円です。
5億7千万の売り上げですよ。
全然上場する。
スピーカー 2
あれじゃないですよ。
ありえないですよね。
今の基準だとおそらくないですよね。
スピーカー 1
もちろん1994年と時代がもう30年以上前の話ですけれども、それにしても規模は小さいと思います。
従業員100名です。
本当にスタートアップちょっと頑張って踏ん張ったらここまでっていう会社は日本でも多いんじゃないかなと思います。
それから95年度ですね。
トイストーリーを公開した年ですけども11月に公開してますので、11月と12月この2ヶ月しかないです。
それで売り上げだかっていうのが前年が5億7千万でした。
で翌年の95年は11億円倍になりました。
しかも2ヶ月しか映画のヒットっていうのは関係してないところですね。
この時でもまだ従業員125名しかいないんですよ。
いかに小さい小さい会社が上場したかというところなんですけれども、この上場っていうのは大成功してですね。
上場した時には1億5千万ドルの企業価値、まあ調達をすることができる。
141億円の調達ができて時価総額っていうのが1373億円という感じです。
この1995年っていうのは当時ネットスケープっていう会社がインターネットのブラウザーの会社だったんですけどもそこが上場したのが一番大きかったんですけど、
それをスコーンと抜いていったピクサーの大型上場をしましたというところですね。
上場した後もですねピクサーはバグズライフっていう昆虫たちが主人公のアニメでこれも大ヒットします。
それからトイストーリー2これが1999年これもヒットとにかく連発していきます。
スピーカー 1
ここが一緒になろうということで、
ディズニーより子会社化というかM&Aが成立します。
要はあそこの会社に買われたんだと、子会社になったんだねってことで、
通常は軍門に下るっていう感じになると思います。
M&Aのイメージとして。
ところがですね、このときの買収総額っていうのが74億ドル、
8606億円という金額でしたと。
スティーブ・ジョブズがこのピクサーの株式のほとんどを持っていたんですけれども、
ジョブズの持ち分40億ドル分ありました。
日本円で4652億円分だったそうです。
それをディズニー社の株式と交換する形でM&Aを成立させました。
つまりですね、子会社になりました。
M&Aされましたと思ったら、
そのピクサーのオーナーだったスティーブ・ジョブズが
買われたはずのディズニーの筆頭株主にこのときになっちゃったってことなんですよね。
そういうことなんですよね。
なんでもう子供が親食っちゃったみたいな感じですと。
スピーカー 2
いや本当にそういうことですよね。
スピーカー 1
これはオーナーのスティーブ・ジョブズ、
お金持ちがお金持ちになっただけっていうふうに一般市民は思うんですけれども、
一方でこのピクサーで数々の作品をヒットさせてきた
クリエイティブのリーダーだったジョン・ラセターという、
先ほど学生時代から憧れたディズニーに行って
クビになっちゃったっていうこの監督はですね、
ピクサーアニメーションという元々あったスタジオと、
ディズニーアニメーションというディズニー側でアニメを作ってた
スタジオのクリエイティブ部門のトップになります。
つまり自分をクビにした組織のトップに
後から凱旋してなったっていう感じです。
スピーカー 2
すごいですよね。
スピーカー 1
このピクサーを率いていたエド・キャット・ムルっていう
CTO、社長のようなポジションをやってたんですけれども、
このピクサーアニメーションだけじゃなくて
ディズニーアニメーションもひっくるめた社長になるということで、
買収したはずの子会社の社長が親会社の社長になっちゃったみたいな感じですね。
それぐらいですね、
素晴らしい作品を出し続けたこの2人というところで、
このディズニーのアニメーションもどんどんクオリティが高くなって、
それ以外の領域にもいい影響を与えてですね、
このM&Aっていうのが東大有数の大成功M&Aと言われていて、
数年後ディズニーの会社の株価が4倍になったので、
ピクサーの株主さんたちも恩恵を預かることができたと。
ジョブズが持ってた株式の価値っていうのも130億ドル、
一応5000億を超えるということになりました。
ジョン・ラセター、それからエド・キャットムルが率いるディズニーアニメーションのほうも
どんどんどんどん良くなってですね、
それが2013年のアナと雪の女王のヒットリーまで続くという感じになります。
このジョン・ラセターとエド・キャットムルの経営に参画したのが2018年までだったので、
その間に出した他の作品も含めてですね、すごい成果を出し続けたということになります。
というのがピクサー社の遠隔ですね。
スピーカー 2
いやーでもすごいですね。改めてこの企業の成り立ち、
だからちょっと今日はその二番Kという視線というよりは、
このピクサーという会社のすごさが、
あとスティーブ・ジョークスが関わってた事業として、
どちらかと言えばアップルを追放されているに近い時にやってたことなんですけれども、
そこでまたこういうことが起こっているというのもすごいですけれども、
あれですよね、よく考えると今だともうトイストーリーとかアナ雪とかあるから普通なんですけど、
初めの頃はやっぱりコンピューターグラフィックス、
CGアニメって邪道みたいなことだったんですよね、時代的に。
なので初めはそういうことなんですけど、
やっぱりそこの先見の目を見出した人たちみたいなところが、
やっぱりこのテック業界で横につながってって動いたというのは、
なかなかやっぱりすごい話だなと。
ちょっと多分次回ローレンス・レビィの話を勝美さんにしていただく時に出てくるかもしれないですけど、
このディズニーとの交渉というか、
さっき不平等に初めは出師を受けたみたいな話がありましたけど、
それが最後こうなるところのストーリーもまたこれすごいものがあるじゃないですか。
スピーカー 1
ですね。
スピーカー 2
だからちょっとその辺り、続編、次回にまた解説いただこうと思います。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
ということで2番K組織を支えるナンバー2の引きこもごも、
ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
気に入っていただけましたら番組のフォロー、五つ星評価をお願いします。
Xやお便りサイトでも関数をお待ちしております。
ここまでのお相手は、しだれゆうすけと
スピーカー 1
勝美安裕でした。
ありがとうございました。