1. 二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜
  2. #83 会社の頭脳?司令塔?エリ..
2025-12-03 27:14

#83 会社の頭脳?司令塔?エリート部門の真実「No.2視点の経営企画」

▼今回のトーク内容: 

No.2視点の経営企画/経営企画は何をするセクターなのか/企業の中長期的な経営戦略の構築/実行・運用できるようマネジメント/経営者のビジョンの落とし込み/トップの経営判断に必要な情報を提供/数字で組織を動かす/具体的には/中期経営計画/年度予算/新規事業企画/上場・IPO対応/経営管理と統制/予算管理と分析/経営会議・取締役会議の事務局役/経営基盤の設計・構築/ガバナンス統制/人事・報酬制度の調整/社内向けコミュニケーション/経営理念の浸透/IRなど社外コミュニケーション/オーツーパートナーズの経営企画セクターに聞いてみた/「未来の会社がより良くなるよう誰よりも考える」/経営者の理想をよく理解する/その理想と現場にギャップがある場合/経営者の理想とは常人とは違うことを理解する/トップの目的によって優先順位やバランスが変わる/経営企画部門のこれから/数字をまとめて満足してしまう人も/ここからどうするのか/「データ駆動型経営企画」/ロジカルに未来を示すことが求められる/「本社にいるエリート」というイメージ/現場との軋轢/現場のことも想像・理解する/戦略と実行/経営と現場の橋渡し/コミュニケーションの大切さ/変革の推進・実行者であるべき

▼番組概要:トップを支える立場から組織を動かす力を探るビジネスポッドキャストです。経営実務と理論にとどまらず、歴史的な人物の意思決定をひもときながら、現代の組織課題やリーダーシップの本質に迫ります。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。

▼番組ハッシュタグ:#二番経営

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▼過去配信回をシリーズ別でプレイリスト化しております:⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://t.co/TvbyZaezDD⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼パーソナリティ

勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://linktr.ee/yasuhide.katsumi⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

設楽 悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長)1979年生。明治学院大学法学部卒。マイナビを経て幻冬舎に。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ。電子書籍、コンテンツマーケティングなど新規事業担当。2018年にブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてWeb3専門番組「EXODUS」など配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。

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▼ディレクター:

関岡 憲彦

▼プロデューサー:

野村 高文 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼制作:

Podcast Studio Chronicle ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://chronicle-inc.net/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

▼カバーデザイン:

松嶋 こよみ ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/⁠⁠⁠

サマリー

本エピソードでは、経営企画部門の役割やその重要性が探求されています。特に、中小企業や大企業における経営企画の実務、戦略形成、経営管理、経営基盤の設計に焦点が当てられています。経営企画部門の役割と課題が多角的に考察され、経営者の理想を理解し、過去のデータに基づいて未来の戦略を構築する重要性が強調されています。また、エリート部門としての経営企画の複雑さについても語られます。経営企画は戦略と実行の橋渡しとして重要であり、現場とのコミュニケーションの必要性が指摘されています。さらに、二番手の経営力を高めることで、将来的には全体を見渡すプロジェクトマネージャーとして活躍するキャリアステップの可能性についても触れられています。

経営企画部門の概要
スピーカー 2
二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜。この番組は、トップを支える立場から、組織を動かす力を探るビジネスポッドキャストです。
スピーカー 1
こんにちは。株式会社オーツーパートナーズ取締役の勝宮水礼です。
スピーカー 2
現当社新しい経済編集長のしだれゆうすけです。二番経営第83回。今回のテーマは、No.2視点の経営企画です。
スピーカー 1
会社の部署に。
スピーカー 2
経営企画部ってありますあります。
スピーカー 1
経営企画部とかね、あると思うんですけども、あの経営企画をですね、ちょっと扱おうと思っております。
しだれゆうすけさん、経営企画部とか経営企画室の印象とかイメージって何かあります?
スピーカー 2
そうですね。僕の今いる会社は、過去に上場していたので、なんかその時、今上場配信したんですけれども、
自社株買いして、当時はやっぱりその上場に関する株主総会を仕切っていたり、IR的なことをすべてやっているという印象で、
個人の現場とスタッフとしてのつながりは、なんかその役員会前に資料を提出する相手みたいな感じだったり、
あとなんかホームページにこういう情報を載せる時になんかチェックしてもらうとか、
そこはちょっと広報的な意味もあるかもしれないですけれども、プレスリリースがどうのこうの絡んでくるみたいな、そういう印象がありますね。
だから僕もその職種で働いたことないので、どういうことをやっているのか、いまいち分かんないっちゃ分かんないっていう。
スピーカー 1
分かんないですよね、経営企画何やってるかってね。
スピーカー 2
分かんないですね。いい感じの部署名ですけどね、なんか。
はいはい、そうなんです。
なんか強そうな、偉そうな強そうな印象があるから、なんかそういうイメージがあります。
スピーカー 1
かっこいいですよね、経営企画部ってね。
スピーカー 2
かっこいいんですよ、仕事できそう。
スピーカー 1
これはなんかかっこよくて、で、先ほどね、上場した時のそのIRとか株主総会とかね、取締役とこうやり取りするとかっていうのも、会社の上層部と直接やってるっていう感じでね。
そう、だからなんかこうすごい、なんかすごい人たちがいるんだ感のイメージはありますよね、なんか。
うん。
全く一緒、一緒なんですけれども。
スピーカー 2
一緒。
スピーカー 1
で、その印象というところもそうなんですけど、実はですね、私のキャリアというか、今の会社ね、オーツーパートナーズという、本当は中小企業、ベンチャー企業のコーサル会社なんですけども、ここで私、経営企画部門の鑑賞役員もしていてですね。
スピーカー 2
すごいかっこいいですね。
かっこいいですね。
スピーカー 1
かっこいいですよね。もう一回言ってみよう。経営企画鑑賞の役員をやっております。
スピーカー 2
はい、素晴らしい。いいな。プロフィールに書きたい。
スピーカー 1
実はですね、その経営企画の部門の鑑賞をやっているので、当然メンバーがいて、そこのチームリーダーがいて、みたいな感じでやっているんですけれども、当社がですね、もともとその経営企画部っていうのは、計画室、計画チームがあった会社ではなくてですね、
私が作ったというかですね、組織の立ち上げのところから。なので組織を立ち上げたってことは、組織の前もあるわけですね。経営企画がどんな仕事をやっているのかって話はちょっとこの後触れていきたいと思うんですけども、組織はなくても仕事はあったわけです。
はい、なのでその仕事もずっとやっていてですね。今でも私の一定程度の割合はここに関する仕事になっているので、ちっちゃい会社なので本当に幅広くっていうところがあるので、そこはちょっと今日ご説明できるかなというふうに思っています。
ここでも、ひょっとしたら皆さんに持ってていただけるお話できるような気もするんですけど、もう一個ですね、これはもう私のプチ自慢と言ってもいいかな。前職時代なんですけど、まあまあでっかいグローバル企業に属してまして、そこでコンサルタントやっていたんですけども、その時にですね、私社内留学的にですね、会社の経営企画部門に1年間行ったことがあるんです。
スピーカー 2
そういう制度があるんですね。社内留学で違う部署に行けるっていう感じが。
スピーカー 1
厳密には留学とは言ってなくてですね、普通に移動の、社内の募集があって、そこに自分で応募して、面接とかトイック何点とかそういう試験を受けてクリアするとそこに移動できるみたいな感じ。
まあまあでっかいグローバル企業の経営企画部門、事業企画ということで、チームウェア、外資系なんで、ストラテジー&プランニングって書いてあった。めちゃくちゃかっこいいですね。
で、そこにも1年間行ったので、大企業の経営企画の全部を知ってるとは申し上げられませんけれども、一部を会員が見たというところもあるので、その視点でも。
大企業目線、中小企業の実務、あとはコンサル担当としてお客様が経営企画部門っていうところもしょっちゅうありますので。
スピーカー 2
でも確かにそうですね、コンサルさんを使う使わないみたいなことも経営企画から話しきますね。
スピーカー 1
その観点でもちょっと今日は経営企画についてお話ししていければなと思います。
まずその経営企画部門とは何ぞやというところなんですけども、ひょっとしたら専門の定義っていうのはあるかもしれないんですけども、あくまでも勝美の作った文章での定義になるんですけども、
経営企画部門っていうのはその企業の中長期的な方向性ですね、戦略と言ってもいいんですけども、それを立案してそれらを実現できるように管理、統制して経営基盤を構築して、ステークホルダーとコミュニケーションを取る。
そんな組織ですと言ってます。戦略を立てますと。戦略を立てるだけじゃなくて、それを実際にこう自己運用できるように、それこそマネジメントしていくっていう言い方かもしれないですけどもやっていきます。
それだけじゃなくて、経営基盤っていうのはそのITも仕組みもルールもあるんですけども、そういうものがなければそれを作っていきますし、先ほど白田さんおっしゃられたように上場時のIRですね、ステークホルダーとやり取りをしていく。そういう窓口にもなると。そんな組織になります。
経営企画の具体的な役割
スピーカー 1
ここは企業の中小企的な方向性、戦略と申し上げたんですけども、経営企画部門で作っていることもあるんですけども、ただ経営企画部員が勝手に作るってことは当然なくてですね、その会社の経営者の思いっていうのを乗っけることになりますので、経営者の指示の下というか経営者の意をですね、いろんなその企業活動に落とし込むっていうのはそんなイメージですね。
経営者の意思決定を支援していくために、中情報を提供するっていう役割があったり。
スピーカー 2
ある意味本当にナンバー2、2番的な。
スピーカー 1
そうですね。もうまさにそこと真ん中に近いんじゃないかなという気はしています。
私がうちのメンバーにも言ってるんですけども、今できるかともかく経営企画部門っていうのは数字で事業部門を動かす、そういうチームにならなきゃいけない。
もう数字で動かす、現場のことは当然知らないわけですね、経営企画って現場にいないので。
でも会社の数字がこうなってる、あるいはこのKPIがこうなってる、だからこうしなきゃいけないっていうことをどんどん出していく。
数字をつかさどるところっていう感じですね。
そういうふうに私は理解しております。
そういう経営者と一緒に戦略作って運用していく、意思決定のための情報を提供する、数字で事業を動かす、そんな経営企画部門なんですけども、
具体的にどんな仕事があるのかというところですが、大きく4つの分類に分けられるかなというふうに思っています。
1つ目がですね、戦略を作っていくというところなんですけど、戦略って言うとちょっとかっちょいいんですけども、
もうちょっと一般的な内容で言うと中期経営計画っていうのをどの会社もですね、作られると思います。
長期ビジョンを作る場合もあると思うんですけども、ルーティンでやるのは中期経営計画ですね。
いわゆる中継を作っていくというところ。
それから中継っていうのは大体3年間とか5年間のスパンで作っていくことが多いので、それを1年ごとに落とし込むということで、1年分というのは予算と言われたりしますね。
年間の予算、年度予算を作っていく。中継作って予算を作るという感じです。
それからその会社が新しい事業を始めるというような新規事業を立ち上げるという場合に、その新規事業の企画を担う場合もあります。
これは必ずってわけじゃなくて、事業部門でやる場合もあるんですけども、経営企画が立つということもあります。
あと会社の経営に戦略上影響するM&Aとか、先ほど白田さん上場ということをおっしゃられましたけども、上場ですねIPOといったりしますけども、それらの対応というのも経営企画でやります。
今申し上げたのは大体戦略形成というようなカテゴリーで言えるかなと思いますね。
なんでここの部分だけ聞くと、なんかめちゃくちゃかっこいい感じがするんですけど。
スピーカー 2
確かにうちのそういうのやってたなっていうのは思いましたね。
よくM&Aの相談とか受けてましたかね、専門領域だと。
それが経営企画の人だったなっていうのが。
いっぱい来てますよね、M&A会社みたいな。
営業に来るというか、こんな会社あるんでしょうどうするかみたいな話が、ひきりなしに来てる印象がありましたね。
スピーカー 1
いやもう本当おっしゃる通り、今M&Aの業界もすごくブームというかビジネス旺盛なので、毎日のように来ますね。
なんでそういう会社の戦略形成の仕事のカテゴリーが1個あります。
それから2つ目は経営管理と統制と言って、ルーティンワークとしてはすごくこの辺が多いと思うんですけども。
KPIとかKGIと言ったりしますけれども、キーパフォーマンスインジケーター、キーゴールインジケーターという目標値を決めてその通りに進んでいるのかというような感じですね。
そして先ほどの予算を策定すると言いましたけれども、その予算が実際にその計画通りに進んでいるのか、行かなかった場合にはなんで行かなかったのかというような分析ですね。
予算管理、予実の分析とかっていうのもやったりします。
あとそれを分析してずっと自分のデスクで自分のパソコンだけでやるわけじゃなくて、当然それを見る人、見るタイミングがあります。
それが多いのは経営会議と言ったり取締役会と言ったり、マネジメント層の人たちが入るような会議体ですね。
そういう会議の事務局をやったりとか、そこで報告したりとかっていうのをする。この辺が経営管理と統制というところですね。
私が先ほど数字で事業を動かすということを申し上げたのはまさにこの辺りのことを言っています。
3つ目のカテゴリーは経営基盤の設計構築と言ったりしますけども、これは組織をどういうふうにするかとか考えることもあります。
大体の人にとって会社の組織っていうのは既にあるもので、自分がどこに配属されるかって感じだと思うんですけども、
当然新しい事業を始めたら新しい事業部門が立ち上がることもあるでしょうし、会社がですね、いろんな機能ごとに分かれていたのがある日事業部制になりましたとか、
そういうのもあるかもしれないです。そういう組織設計をやっていくところですね。
あとはそれがですね、勝手に誰かが自分でお金使っちゃうとか、好き勝手やるってことが起きないようにガバナンスっていうのは当然、
経営基盤の設計とガバナンス
スピーカー 1
企業求められますので、そのガバナンスの設計ですね、そういうこともなったりします。
あとはその人事部門と連携して人事制度とか報酬制度を作っていく、そういう一種調整をしたりとかっていうのもあります。
この辺は人事部門が通常やることなんですけども、会社の報酬っていうのをいくらぐらいに制度で決めるのか、
どんな人事制度にするのかっていうのは会社の中期経営計画とか予算にも多大な影響を与えますので、
それが経営企画部門と連携してやっていきます。こういうルールとか制度とか組織とかを作っていくっていうのはこの経営基盤の設計というところですね。
最後4番目のカテゴリーとしてはコミュニケーションということで、これも言葉の通りなんですけども、
一つは社内向けのコミュニケーションです。これは社内にいろんなことを告知するっていうような意味合いであるんですけども、
特に経営者が考えている経営理念とかミッションビジョンバリューとかっていうのを会社に浸透させていく、そういう役割を持っていたりします。
これ打ち向きですね。あとは先ほど平田さんおっしゃっていただいたIRですね。
インベスターリレーションズという投資家とのやり取りですね。ステークホルダーとのやり取り、その辺も土口になります。
あとは本当に経営管理と一体なんですけども、経営ダッシュボードっていうのを作ってですね、
いろんな社内のマネジメントが見て、あることは言えるようなものを作ったりとかっていうのもこれもコミュニケーションの一種かなと。
こんな感じですね。こういうのを経営企画部門では仕事としてよくやっていることですね。
経営者の理想とデータ駆動型経営
スピーカー 2
幅広いっちゃ幅広いですけど、やっぱりちょっといいですね。かっこいい仕事ですね。やってみたいなと思いますよね。
きっとやってみたいでやれるような仕事じゃないかもしれないですけど。
スピーカー 1
かっこいいですね。
スピーカー 2
かっこいいし、すごく重要じゃないですか。
スピーカー 1
経営に直結してる感じですもんね。
スピーカー 2
会社にとって非常に重要なので、やりがいもありそうだなっていうのはなんか思いましたね。
スピーカー 1
そうなんですよ。かっこいいと思いましたし、会社の経営と直結しているので。
私は前職でコンサルやってたときに、お客さん部門の方たちいるんですけど、
スピーカー 2
なぜか自分の中でやったことがないっていうのがあったので。
スピーカー 1
それでちょっと移動して、実際、中だとどうなのかっていうのを体験させてもらったって感じなんですけども。
これは好き嫌いというか、向き不向きがあると思うんですけど、私には全然向いてなかったので。
そうなんですね。
もう本当に、これはもう純粋に私のパーソナリティーの合う合うないかと思います。
すぐに現場のコンサル担当がやってきて、現場に戻りましたね。
なのでちょっと私は庭科みたいな感じで、大企業のときにはやってたんですけども、
この弊社の場合は中小企業なので、計画部門ができる前に会社の予算を作るとか、中継作るとか、
どういう組織設定にするとかっていうのは、社長と連携しながらずっとやり続けて。
いつかチームを作ることになって、今はメンバーにやってもらうっていう感じになったので。
自分が合わない仕事を渡すことができて、最近は良かったなと思ってますけども。
私はそういう感じで、本当はメインじゃない他の専門性を持って計画に携わったっていうタイプなんですけども、
今の弊社の計画部門があって、そこの現場でリーダーを務めてるメンバーに、計画について持論を教えてくれって言ったら、
スピーカー 2
結構ガバーッと送ってきたので、ちょっとそれを抜粋して共有したいなと思うんですけど。
スピーカー 1
生の声じゃないですか、まさに。
生の声ですね。ちなみに彼はベンチャー企業を中心に、弊社も複数社名ですから。
かなりのベテランなんですけども、50代のベテランなんですけども、いろんな会社の上場を支援してくるっていうこともやりましたし、
経営企画部門を立ち上げて、事業責任者もやっていたり、そんなメンバーです。
経営企画がずっと新卒というか学生終わってから、その世界で生きてきた。
本当ベテラン中のベテランなんですけども、その彼が言う経営企画の仕事は何かっていうと、
未来の会社がより良くなるよう、誰よりも考えて振る舞うことっていうふうに言ってましたね。
誰よりも未来のことを考えて、それを実現させると。
そのために必要なのは、経営者の理想っていうのを誰よりも理解しなきゃいけない。
経営目線を持ち続けなきゃいけないと。
自分が社員であっても管理職であっても経営者と同じものを見なきゃいけないというところですね。
それを理解して行動して、成果を出し続けるという感じですね。
当然経営者の理想と現実のギャップがあるので、今の会社ができないことっていうのがいっぱいあるんですけども、
それをできるようにするっていうのが自分の役割であるっていうふうに、その彼は定義してますね。
スピーカー 2
前回のドラッガーみたいな。
スピーカー 1
いや本当ですよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
すごくないですか、僕の部下なんですけど。
スピーカー 2
さすがです。さすがです。
いやすごいですよね。
スピーカー 1
いやーなんか勉強になるなと思って。
やっぱりベテランだけあってですね、その経営者の理想とか経営目線っていうところでは、
その経営者の理想っていうのはそのままストレートに受け取る前にですね、それを彼なりに分析をしてくれてですね、
経営者の理想っていうのは常人とは違うっていうことを理解しなきゃいけないということを言ってます。
スピーカー 2
めちゃくちゃ共感しますね、これは。
僕も本に書いたことですね、これ。まさに畳という選択に書いたこと。
スピーカー 1
そうですね。やっぱりなんか普通じゃないんですよね、経営者。
スピーカー 2
普通じゃないです。普通じゃない人が多い。
スピーカー 1
そこをこうスタートラインにすると、いやあり得ないですとかじゃなくて、
もうそこの常人じゃない人が見てるものを理解しなきゃいけないっていうところがあります。
その経営者の理想っていうのは人によってお金、名誉、仲間、組織、顧客、事業を作ることとか社会貢献とかいろいろあるんですけども、
得るのはその経営者によってもう全部違うと。
同じ人でも去年はこうだったけど今はこうだっていうふうにどんどんどんどんそのバランスも優先順位も変わる。
スピーカー 2
分かるなこれもう。
スピーカー 1
ここはなんかさすがだと思いますね。
なのでそのお金が目的で経営する人はっていうのは意外とやっぱり少なくてですね、
経営目線を語る上で業績にだけ上げていくっていうことを言っていると、
それだと足りないっていう話になると経営者目線で考えるとですね。
なのでそこをしっかりと情報提供もそうだし進めていくってことが重要だっていうことを言ってくれましたね。
確かにそういう振る舞いをしてくれてますね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
すごく頼りになるんでありがたいですけど。
スピーカー 2
ドラッガーなんじゃないかっていうぐらい前回の方聞くと皆さん分かると思うんですけど、
なんか近いものがありますね言ってることが本当に。
スピーカー 1
やっぱり経営企画でしかもベンチャー企業で幅広くやってるっていう人って意外と少ないんですよね。
複数社でしかもやってるっていうのは。
大企業だとやっぱり私がいたときは予算と競合他社へのビートアクションというか競合対策みたいなプロジェクトをちょっとやったりとかしてたんですけど、
やっぱり部分なんですよね。
スピーカー 2
そうなりますよね。
それを全部やってて上場まで経験させるっていうのを複数社経験してるんでやっぱり経験値がダントツに違うんですよ。
スピーカー 1
すごく貴重な人材ですけどね。
スピーカー 2
それを勝美さんがマネジメントしてるってことですよね。
スピーカー 1
マネジメントしないことがマネジメントかもしれないですけど。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そういう生の声も普及させていただいたんですけども、一方その経営企画部門のこれからというか課題とか方向性みたいなのがあって、
もちろん会社によってその会社で持たれてるその経営企画部門の課題っていうのはそれぞれ違うと思うんですけども、
あるあるも含めて、私の特にお客さんとかですかね、そういう感じで見ていくとですね、
まずその経営企画って私数字で事業を動かすみたいなことを申し上げたんですけども、
数字をまとめるわけですね。
まとめていく上にですね、そのまとめる数字ってほぼ過去の数字ばっかりなんですね、会計のデータとか。
それをまとめて見やすくするんですけども、そこで満足しちゃってる人結構多くて、経営企画って。
なのでもう数字のまとめ屋なんですよね。
で、もちろんBSPLっていうその会計情報っていうのは過去の方だったっていうことの成績表なのでそれは重要ですし、
それはIRでどんどん出していくことも重要なんですけども、本当に大事なのはそこからどうしていくのかっていうところになるので、
この過去の数字だけだとやっぱり動きようがないっていう感じなんですよね。
なのでただ数字をまとめるだけではなくて、次に求められるのはそのデータ駆動型経営企画という言葉があるんですけども、
データに基づいて次これをやらなきゃいけないっていうのをどんどんどんどん出していく。
今までは財務分析して将来の需要動向を見て、こうなりそうだからこうですっていう感じなんですけども、
今はそのAIもそうですし、ビジネスインテリジェンスっていう形でいろんなダッシュボードで出していくと、
もう大概こうデータでわかることっていうのが多いので、経営者の感動、経験と度胸じゃなくて、経営企画っていうのはそのロジカルデータで示して未来を示すっていうことが求められている。
これが未来です。データ駆動型経営企画というものですね。
あともう一個その経営企画部門のあるあるの課題としては、やっぱりこう本社にいるエリートみたいな感じなんですよね、経営企画部門って。
で、社内でどう見られるかって言うと、あいつら本社やるけど現場わかってねえじゃんみたいな感じですよね。
スピーカー 2
そう思ってますね。なんかフロアも上の方にあってねみたいななんか印象がありますよね。
スピーカー 1
なので現場わからない系の経営企画がすごくあるあるです。
これはどっちが誰が悪いって話じゃないんですけど、役割分担で、もちろん現場から経営企画部門に移動されるっていうケースもあると。
その逆もしっかりなんですけども、やっぱりですね、会社の経営とか戦略立てたって完璧な戦略を作っても実行されないと全く意味がないわけですから、
その戦略と実行の橋渡し役っていうのをしっかりやっていくと。
経営企画部門の課題
スピーカー 1
自分に現場の経験がなかったら現場をちゃんと理解できる、理解をする、想像していくような形でですね、その橋渡しをしていくと。
ここはなんかまあいろんな経営のツールがあると思います。
ドラッガーの時に目標管理っていう言葉が出てきたと思うんですけど、最近はそれもちょっと進めてOKRっていう書があったりしますけれども、
全レイヤーにですね目標を作っていくっていうような仕様で、OKRでリスナーの方ググっていただければ目標管理の最新の手法であるんですけれども、
あとはバランススコアカードとかそういう経営管理というか経営企画のツールみたいなのもありますんで、
それとITを使いながらですね現場に落とし込んでいくものがあります。
ただまあそういうツールとかシステムはまあ所詮形でしかないので、そこでも人がどんだけリーチしていくのかということに尽きると思いますんで、
現場知らなかったらやっぱり現場行かなきゃいけないし、その人とも徹底的にコミュニケーションを取っていくということはもう避けられないことだろうなとは思いますけどね。
そこの橋渡し、戦略と実行、現場と経営の橋渡しですね。
それからもう一個課題的にはやっぱり経営企画の人なんか頭いい経営者と一緒に何かやってるみたいな感じなので、
頭でっかちの経営企画っていう感じですね。
なのでなんか理論はそうかもしれない、データはそうかもしれない、でも現実違うんだと、さっきの現場がわからないに通じるんですけども、
いろんな情報を高度に分析して三方的にですね、あるべきです、こうすべきですということをべき論として言い続けるっていう、
これももちろん大事ではあるんですけども、べきだけじゃなくてこうする、こう変えていこう、こう変えるんだっていうふうに変革の実行者として、変革の推進者として立ち振る舞うということもすごく大事です。
なので頭でっかちからもう実際にこう動いていくっていうところですね。
その動きの数っていうのがその会社の計画の業務の実現化っていうところに浮いていくという感じですね。
なので二番経営がどこまで参考になるかわからないですけども、実行されてきた先人のいろんな営みっていうのも共有してきたと思いますね。
スピーカー 2
でもなんか本当に二番経営力、二番手力を極めた先の一個のなんか目指すべきポジションかもしれないですね。
今現場で働いてる人たちが将来どういうふうにキャリアステップその会社の中でしていくのかっていうのはありますけれども、なんかもしかしたらそういう二番経営的な思想とかが向いてるっていう人はおすすめの人一つかもしれないななんて思いましたね、今日聞いてて。
キャリアステップの可能性
スピーカー 1
そうですね。
言い訳が始まった頃にどういうキャリアの人が二番手力できますかみたいな話とかもやったじゃないですか。
あのときに私、なるべく全体が見れるようになって、プロジェクトマネージャーとかいいですよみたいな話を申し上げたんですけども、会社の規模にはもちろんよるんですけども、経営企画って会社の上から下まで全部見る。
見て説明できなきゃいけなかったです。
スピーカー 2
確かにそうですよね。
スピーカー 1
だからその組織で見ると、あの組織もあるこっちもあるって感じなんですけども、財務書評の総益計算書ですね、PLの上から下までを全部説明できなきゃいけないっていう仕事なんですね。
スピーカー 2
そこちょっとわかんないですけど言えないですね。
スピーカー 1
この売上がなんでこうなったかとか、この原価がどうだとか、この半間費がどうだとか、採用費、公熱費とかっていうのも全部説明できるっていう必要があるので、それも会社全部理解するっていうことにもなりますよね。
なのでそのあたりもぜひ参考になるかもしれないですね。
スピーカー 2
ありがとうございます。
はい、ということで今回は経営企画について話していただきました。
2番K組織を支えるNo.2の引き今後も、ここまでお聞きいただきありがとうございました。
気に入っていただけましたら番組のフォロー、5つ星評価をお願いします。
Xやお便りサイトでの感想もお待ちしております。
ここまでのお相手は、しだれゆうすけと
スピーカー 1
勝宮スイレンでした。ありがとうございました。
27:14

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