1. 二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごも〜
  2. #16 会社の未来は「経費」でわ..
2024-06-19 28:38

#16 会社の未来は「経費」でわかる。No.2視点の経理/会計/財務

▼今回のトーク内容: 
一般的にはCFO=最高財務責任者/決算ではトップと並ぶポスト/経理・財務・会計は微妙に違う/経理は取引記録を取る/財務は資金調達/会計は経理・財務の流れをステークホルダーに説明/トップは数字を信頼するCFOに委任/それすなわち優秀なNo.2/京セラ・稲盛和夫氏は会計を大切にした/トップも会計を勉強すべき/会計は「過去の記録」/でもその会社の未来がわかる/No.2は過去から未来を見据えトップに助言
*番組中、CFOを「Chief Finance(ファイナンス) Officer」と申しておりますが、正しくは「Chief Financial(ファイナンシャル) Officer」です。
お詫びして修正させて頂きます。 ▼番組概要:
COOや副社長などの「組織のNo.2」。その仕事をテーマに、トップのビジョンの実現の仕方や、仕事の面白さ・大変さなど「No.2の悲喜こもごも」を語っていく番組。製造業に特化したコンサルティング企業、オーツー・パートナーズ取締役の勝見靖英と、幻冬舎「あたらしい経済」編集長の設楽悠介がMCを務める。毎週水曜日配信。
▼番組ハッシュタグ:#二番経営
▼番組への感想、MCへのメッセージは以下までお寄せください:
⁠⁠https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfIAssluiJoSAgI6li4Vj1r8mZcoSc3LgdVuNptDV4kkJ5Atg/viewform⁠⁠
オーツー・パートナーズ公式サイト
⁠⁠https://www.o2-inc.com/⁠⁠
▼MC:
勝見 靖英(株式会社オーツー・パートナーズ 取締役)
1971年生。慶應義塾大学文学部卒。ジャパンエナジー(現ENEOS株式会社)、PwC、デロイトトーマツコンサルティング、日本IBMなどを経て、2015年7月よりオーツー・パートナーズに参画、2018年4月より取締役。製造業を対象とした戦略策定、業務改革、ERP/PLM等大規模システム導入等のプロジェクトを多数経験。プロジェクトマネジメント、チェンジマネジメントを得意とし、現在は経営企画/会計/人事総務/組織開発/IT/マーケティング広報等を管掌。HCMIコンソーシアム RX 推進人材・高度ロボットSI エンジニア育成事業技術委員会RX 推進人材育成分科会技術委員。
設楽 悠介(幻冬舎「あたらしい経済」編集長) ⁠https://twitter.com/ysksdr⁠
1979年生。明治学院大学法学部卒。マイナビを経て幻冬舎に。同社でコンテンツビジネス局を立ち上げ。電子書籍、コンテンツマーケティングなど新規事業担当。2018年にブロックチェーン/暗号資産専門メディア「あたらしい経済」を創刊。幻冬舎コミックスの取締役を兼務。「Fukuoka Blockchain Alliance」ボードメンバー。ポッドキャスターとして、Amazon Audible original番組「みんなのメンタールーム」や、SpotifyやAppleにてWeb3専門番組「EXODUS」など配信。著書に『畳み人という選択』(プレジデント社)。
▼ディレクター:
関岡 憲彦
▼プロデューサー:
野村 高文 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://twitter.com/nmrtkfm⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠
▼制作:
Podcast Studio Chronicle ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://chronicle-inc.net/⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠
▼カバーデザイン:
松嶋 こよみ ⁠https://twitter.com/kymmtsm⁠
00:01
スピーカー 2
二番経営 No.2の悲喜こもごも。
この番組では、なかなか表に出ない会社の二番、No.2をテーマに、
トップのビジョンの実現の仕方や、この仕事の面白さ、大変さなど、
No.2の悲喜こもごもをリスナーの皆さんにお届けします。
スピーカー 1
こんにちは、株式会社オーツー・パートナーズ取締役の、
かつみやすいでです。
スピーカー 2
検討者新しい経済編集長の、しだるゆうすけです。
二番経営第16回、今回のテーマは、
No.2視点の経理・会計・財務編です。
重要なところですよね。
スピーカー 1
はい、そうですね。
組織の中心多くというのは、企業・会社が多いと思いますので、
その中の経営の結果、業績を表すのは、やっぱり数字ですよね。
それを扱う経理・会計・財務というのを今回テーマに、
はい。
スピーカー 3
していきたいなと思っています。
スピーカー 1
このテーマで、わかりやすくNo.2と言いますと、
CFOという役職が一番有名だと思うんですけれども、
このCFO、日本語で言うと、最高財務責任者、
チーフ・ファイナンス・オフィシャーと言われますけれども、
よくCEOの相棒で何と言われたりします。
本当にNo.2としてもですね、CFOとよく言われるんですけれども、
No.2、No.2という感じで言っているんですけれども、
トップがですね、会社の未来とかビジョンとかっていうのを語ると、
そのCFOというのは論理的な裏付けだったりとか、
数字としてはこうなってますっていうのをよく説明する。
決算報告会でもトップとCFOが並んで報告されるっていう場面なんかね、
よく多い。
スピーカー 2
はい、そうですね。
スピーカー 1
藤田さん、経営とか会計とか財務とか、
その言葉からイメージされるものって何かあります?
スピーカー 2
そうですね、やっぱり何となくスタートアップとかだと、
結構そのCFOがいかにこう調達してきてとか、
そのまさに会社をどうグロースさせるために動くかみたいなのが、
すごい重要みたいな印象がまずありますし、
それで上々にまで持っていくのかみたいな話ですよね。
なんかそこではすごい重要なイメージはありますね。
スピーカー 1
そうですよね。なんかすごく重要で、今おっしゃったそのスタートアップで、
ファイナンスですね、資金調達をしてっていうのは、
よくスタートアップ界の花話、シリーズAとかラウンドなんとかっていったりとかする、
何億円調達できましたっていうのが結構ポジティブニュースとしてばーっと回る、
よくあると思うんですけども、今回のテーマでファイナンス、
日本語で言うと財務ってことになると思うんですけども、
財務って言葉以外に経理とか会計っていう言葉をあえて使っているんですね。
この経理、会計、財務っていうのはなんとなくごっちゃに使われることがよくあるんですけども、
03:00
スピーカー 1
それぞれ意味することは微妙に違っていて、
どれもその企業の数字を扱うというところでは一緒なんですけれども、
一つ一つの定義っていうのが微妙に違っています。
ちょっと教科書的な定義は皆さんググっていただければ正解があると思うんですけども、
ちょっとこの番組ではということで定義をさせていただきますと、
まず経理なんですけども、これはその企業活動の取引を記録。
取引っていうのは誰々さんと会いましたとかっていうのではなくて、
お金が発生する取引ですよね。そういうのをすべて記録していって、
大きいと言ったりしますけれども、その記録をためていって、
最終的に財務書評ですね、対借対証評BS、損益計算書PL、キャッシュフロー計算書というものを作っていく。
これを一連の流れが経緯。
それから先ほど資金調達の話がありましたけれども、
ファイナンス財務ですけども、こちら資金調達をする。
資金調達をするんですけども、実はその資金調達のやり方っていうのがいくつかあります。
直接資金調達をするっていうのは会社に直接出資をしていただくということで、いわゆるニュースになる。
資金調達何億円とかって話ですね。
もう一つ関節金融的に直接出資をしてもらうではなくて、お金を借りるっていうことも資金調達ですよね。
なので関節的に調達をする、融資を借りるっていうのがあります。
この今の直接出資をしてもらう、それからお金を借りるっていうのは、先ほど経緯で作るといった対借対象表BSの右側の部分。
貸し方と言われるところに全部入っています。
対借対象表、ご存じの方はイメージされると右側の上の方には負債が載っています。
そこにはもう借り入れですね。
それから下の方には資本が書いてあります。
それは直接資金調達をした出資をしてもらったっていうことですね。
なので資金調達と借金が右側に載っていて、今度はそれを何に使うのかっていうのはこの左側の借り方に出てきますよね。
要は投資判断というところなんですけども、それが事業そのものになっていくんですけども、何にいくらどれくらい投資していいのかっていうのを判断する。
これも財務の役割になると思います。
それから言葉の定義、最後会計なんですけども、今その経理が取引を記録して財務書表を作り、財務が資金調達をして投資判断をするという話を申し上げたんですけども、
そういった一連の企業活動の結果をですね、ステークホルダーに説明する。
それが会計の記録です。
このステークホルダーっていうのは、社内であれば管理会計といって会食をマネジメントするために使う会計ですし、
06:00
スピーカー 1
証券市場のような外部に発信していくときには財務会計ということでルールに基づいたもので出します。
それからいくら儲かったのでいくら税金を納めますというときには税務会計ということで出していきます。
これよく言われるんですけど会計、英語で言うとアカウンティングになるんですけども、
今企業活動の結果をステークホルダーに説明というふうに言いましたけれども、説明っていう言葉、熟語。
一語で言うと多分Explain、熟語で言うとAccount forって言います。
おー、なるほど。
で、会計がアカウンティング。つまり外部のステークホルダーに説明をするための術、これが会計の語源。
スピーカー 2
はー、なるほど。
スピーカー 1
というのがあったりします。
ちなみに経理って先ほど募金で記録してっていうことを言ったんですけども、経理の語源はですね、これを聞くとグッとまた違う印象になるんですけども、経理って何の略だと思います?
スピーカー 2
確かにそれ考えたこと、え、わかんないですね。
スピーカー 1
僕も考えたことなかったんですけど、
スピーカー 2
考えたことなかったですね。
スピーカー 1
うちの社員に教わっておーっと思ったんですけども、これ経営管理の略だそうです。
スピーカー 2
そこを訳してるんですか。
経管じゃないんですよね。なるほど。
スピーカー 1
お尻を取るんだなーっていうのがありますけども、
なんでその企業活動の何たるかっていうのをずっと記録していくことが経営を管理することに直結するっていうところなんでしょうね、きっとね。
なるほど。
なんでちょっと今、ごちゃごちゃと定義を申し上げたんですけども、いろんな企業活動を数字で落としてですね、それを活用していくっていうのがこの経営・リザイン・会計というところになっています。
行ってみればですね、その会社の企業活動、事業をやっていくっていうところが基本的には前提になりますし、
事業をしていくためにトップがいて、経営者がいるわけですけれども、
その事業活動をしていくためには当然最初の元出っていうのが必要になって、
これを自分で持っていたお金を使って活動を始めるのか、誰かから借りてやっていくのかっていうのが資金調達になっていくし、
その活動をしていくと、当然お金が減ったり増えたりっていうことをしていきます。
それを誰かに報告しなくてはいけないということで、経営・財務・会計が必要になってくるんですけども、
先ほどアカウント法って言葉がありましたけれども、これ誰かに説明しなくて済むんであれば、そんな記録も何もする必要がなくて。
スピーカー 2
なるほど、確かに。
スピーカー 1
お小遣い帳、子供がお小遣いもらって、私も毎月自分がいくら使ったか分かんなくなっちゃう時とかあるんですけども、
誰かに報告する義務っていうのがないんで、自分で記録を取ったりとかすることはないです。
給与明細があって、月末に残高が残っててみたいなぐらいしかないかもしれないんですけども、
これを定期的に報告する。誰かのお金であれば必ず報告しなくてはいけない。
誰かのお金であるっていうのが前提なので、この記録活動っていうのはお金の話ができる。
09:05
スピーカー 1
記録活動っていうのは当然お金が動いていく動きなので、その機能っていうのをちゃんと理解しておかないと、
どれぐらいの事業活動をしていいのかどうかっていうのが分かんなくなっちゃう。
スピーカー 2
重要ですよね。
スピーカー 1
とっても重要だと思います。
とっても重要だと思うんですけども、志田さんがこれまで会われてきたスタートアップの経営者だったりとか、
本当に新しいWEB3の世界とかって、本当に心身経営の人が技術力を持って活躍されてると思うんですけども、
その中にめっちゃ会計得意とか経営の処理が得意っていう人ってほぼいなかったんじゃないかなと思うんですけど。
スピーカー 2
そうなんですよ。いない印象が強いですし、
かつみさんに聞きたいなと思ってたのが、
No.1はどこまで知ってるべきなのかとかっていうのは気になりますね。
僕は結構、そこら辺はもうCFOに任せてますみたいな人の方があっていて、
特に奇抜な起業家であればあるほど、結局儲かってんだよね、お金まだ足りるよねぐらいしか気にしてないけど、
ざっくり赤字になったら言ってみたいなぐらいにしか言って、CFOが横にいるみたいなイメージが強いんですよ。
どこまで重要なのかなっていうのが疑問ですね。
スピーカー 1
そうですね。やっぱりCFOはトップの相方みたいな相棒役で、
その人が数字を抑えていればOKっていう世界は確かにあると思います。
で、自分がやりたいのはこういうプロダクトを作って、
世の中に価値を広めたいんだって思って会社の経営される方がほとんどだと思うんで、
それをやるためにいくら使っていくら入ってくるかっていうのを細かく計算するっていうことが、
得意な経営者の方っていうのはほとんどいらっしゃらないんじゃないかなという印象があるんですね。
どんだけ大事かっていうところで言うと、
信頼できるNo.2の人が数字を抑えていれば、
トップの方はそんなに知らなくてもいいっていう考え方もあるかもしれない。
あるかもしれないですけれども、現にそういう経営者の方が多いかもしれないですけども、
たぶん知れば知るほど、そんなの怖くて言ってられないっていう感覚も
なるんじゃないかなって気がします。
これはなんか私の考えだと目を閉じてるだけのような感じがしていて、
開けたら怖いんでとりあえず目閉じてますみたいな。
人のお金を預かってるわけですよね。
確かに。
ほとんどの場合はですね。
自分のなけなしのお金かもしれないです。
自分のお小遣いだけでちょろっとできるっていうことよりも、
もっと大きい規模のことが多いので、
そのときにそのお金をどうやって使って、
どうやったら戻ってくるのか戻ってこないのかっていうところを、
理解できないで突っ走るっていうのは、
リスクがあるのはわかってて、
とりあえず暗闇の中で全力疾走するとしか思えない。
12:00
スピーカー 1
崖があるかもしれないってことですよね、その先にね。
細かいところをどこまで把握するかわからないですけれども、
やっぱ概略は抑えているべきだと思いますし、
ただそれが自分のやりたいことの次、
それを保管するような役割として、
知識としてしっかり持っていくことはとても大事ですし、
会計とかお金の世界ってもうルールとか計算式じゃないですけど、
そういうものはもう明確なので、
そこに独自の理論とか何もいらない。
みんなが同じ基準で評価するためのものが会計なので、
そこで自分なりの、
俺はここを見といてこの数字が3倍になったらOKなんだとかっていうのは、
危険でしかないので、絶対にやめた方がいいと思います。
逆にそこがわかってくると、
より効率的にお金を活用することができたりですとか、
あるいは自分がやりたいと思ってちょっと遠慮していたことの
チャレンジができるかもしれない。
なのでそこをしっかり抑えるっていうのは、
CFOの方がいたとしてもとても大事だというふうに思います。
そこの重要性をずっと訴えられていたのは、
稲森和夫さんという名計者ですね。
稲森和夫さんは、
教セラの創業者で、
今のAUですね、KBDIを作り、
JALの経営再建もして、
それ以外にも山ほどあると思いますし、
稲森さんの経営学というか、
独自の理論というのはファンの方も非常に多いです。
その勉強会というのも盛んだと思うんですけども、
かなり会計の本とかも書かれてるんですね。
ずっと商業とか経理とかを勉強されてきたってわけではないんですけども、
経営者視点で何が大事なのかっていうことはすごく訴えられていらっしゃる方です。
経営者たるものはこれぐらい当たり前だよねっていうことで広めていく。
そういうことをしっかりされていらっしゃったので、
そこは勉強していいところじゃないかなというふうに思います。
スピーカー 2
確かに社員の視点からしても、ちょっとそっちの方が安心ですね。
もちろんちゃんとしたNo.2がいるっていうのは重要なんですけれども、
それについて他のCOも他の役員も一定の理解があるっていうのは、
安心度につながるかもしれないですね。
だって黒字倒産とかってだから起こるわけじゃないですか、まさに。
スピーカー 1
おっしゃる通りですね。
スピーカー 2
そういうことにならないためにも確かにそれは重要なんだなっていうのはね。
でも僕も正直他の会社で役員とかもやってるんですけど、
今任せちゃってる感はなかなかないので反省してますね、そこは。
スピーカー 1
これ複雑でわからないとか、数字ごちゃごちゃしてわからないっていうものじゃないですか。
でも実際一行一行に意味があったりしますし、
一つ細かく見なかったとしても全体で抑えるっていうところができるといいですし、
実はその財務諸表を作る前に取引一つ一つ、
15:00
スピーカー 1
勘定科目で仕分けを切っていく世界があるんですけども、
その勘定科目一つ一つだったり、仕分け一つ一つに必ず意味があるんですね。
おそらく経理の方たちはそういうのを見ながら、
経理の上位職の方たちはそういうのを見てると思うんですけども、
例えば細かい話なんですけども、
私よく経費のチェックをする。
それは内部統制上ですね、誰かが申請したものを
スピーカー 2
冗長が反抗したりとかありますよね。
スピーカー 1
いいのかどうかっていうのを反抗するみたいなのがありますよね。
その時に、例えばこの経費っていうのは何のために使ってるのかっていうのが、
これ使っちゃダメだから罰とかって言うんではなくて、
やっぱり意味があるわけですよね、必ず。
それと合いましたと。
食事をしましたかもしれないし、何かを買いましたかもしれない。
その活動が次の会社の企業活動につながっていくわけですね。
その営業の接待もそうですし、
そうじゃなくて社員が自分で何か勉強するために本を買ったかもしれない。
そういう無意味なことっていうのは何もないし、
っていうふうに考えると、
本当に企業活動をすべて記録するのがボキなので、
そこにずっと埋まってるんですよね。
たまにでもそれを見ると、
なんとなくその会社の活動っていうのが、
実際に会える人は少ないかもしれないですけども、
数字上ではそこではすべての動きっていうのが把握されているので、
それでなんとなくわかることっていうのもだいぶあります。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
あとその会計っていうのは実績がベースなので、
すべて過去のこと。
ここでいくらのお金を使いましたとかっていうのが多いので、
過去の話なんですけども数字は。
ただその数字を経費でも何でもいいんですけども、
何かを費やしたっていう過去のことが、
必ず未来につながっている。
そこの実績、過去のことなんだけど、
これは未来につながってるなっていうのを想像しながら見ると、
会社の動きっていうのがだんだん手に取るように分かってくるんですよね。
そうすると、
ただの死んだ数字の羅列っていうのが、
会社の未来を占ってるような数字に見えてくる瞬間があって、
めちゃくちゃ面白くなってくるんですよ。
スピーカー 2
そうですよね、まさに。
企業ごとにやっぱり特色はあるし、
なぜこの会社がこんなに今好き成長してるのかっていうのも分かるし、
傾向が見えるっていうとこありますよね。
スピーカー 1
はい、そうですね。そのなんか傾向をつかむ。
で、だんだんその傾向から過去のことこうだったから、
反省しますっていうところもあるし、
よかったねっていうのもあると思うんですけど、
そこからだんだん将来を予測していくっていうことができるようになってくると、
ナンバー2としては最高だと思うんですよね。
で、トップにこうだったので次はこうだと思いますっていうような、
適切な意見を出していくこともできると思うので、
トップが抑えておく会計の世界と、
ナンバー2、それがCIOじゃなくてもいいと思うんです。
CIOでもCMOでも、あるいは司庫役員でもそうなんですけども、
その会計の知識を抑えて、
18:01
スピーカー 1
自分の会社が今どういう状況にあって、
これからどこに向かおうとしてるのかっていうのは、
どんな職種の人も持っていると必ず役に立つ、
そんな知識じゃないかなというふうに思いますね。
スピーカー 2
それは本当に思いますね。
特にそのナンバー2、
ナンバー2も2つあると思ってて、
ずっとナンバー2のプロフェッショナルになるパターンと、
先々ナンバー1をなるためのナンバー2もあるわけじゃないですか。
その両軸の話、どちらにおいても、
やっぱりここらへんのバランスシートを読めたりする、
会社の健康診断書みたいなものですから、
それを理解できるかどうかっていうのは、
確かにトップは理解する必要があるものの、
それ以外に奇抜性とか求められることも多いわけじゃないですか。
トップがずっとバランスシートを見てると、
それはそれでダメなわけで、
だからナンバー2としてのポジションを取りに行くにも、
会計知識っていうのはめちゃくちゃ重要だし、
もうちょっと現場レベルの話をすると、
バランスシートとか会社全体の数字まで行かなくても、
プロジェクトベースの収支とか、
そういうのをちゃんとまず計算できて、
グループ長なり、課長なりに、
ちゃんとコミュニケーションできるみたいな、
ところから培っていくのが重要かなと思いますね。
数字を読めるようになるっていうか。
スピーカー 1
身近なところからやっていくっていうのはすごい価値ありますよね。
スピーカー 2
そうなんですよ。
僕もいろんな会社と共同プロジェクトやったりとか、
いろんな人と組んで、
これまで様々なプロジェクトやってきましたけど、
意外に驚くのが、
あんまりお金の計算ちゃんとせず、
いろんなことが動き出すなってことがある。
スピーカー 1
ありますね、それ。
スピーカー 2
ありますよね。
スピーカー 1
ありますあります。
スピーカー 2
10人くらい集まって会議してやろうってなったんだけど、
誰もちゃんとお金の計算してなかったんじゃないかなみたいな。
スピーカー 1
ありますね。
スピーカー 2
そういうことがあるので、そこら辺が腕の見せどころっていうか。
そういう時ってリーダーはまずビジョンとか戦略を立てるんですけど、
ちょっとそれお金足んないですよとか、
逆にもっと踏み込みますよみたいなことを言える立場っていうのが、
会社経営だとCFOだし、
チームレベルでもすごい重要かもしれない。
難しいことじゃないですよね。
勝水さんが言ったように、
ルールが決まってることですから。
スピーカー 1
その通りですね。
何でもそうなんですけど、
人もの金って言いますけれども、
そこを抑えていくっていうのは、
どんな単位であってもすごく有効だと思いますし、
前回採用とか人材開発の話をして、
そこを人扱って、
今回お金っていうところをテーマにお話ししているんですけれども、
どれも等しく重要なことだと思うんですよね。
それを自分が例えば経理の経験者、人事の経験者というか、
その職務をずっとやってきた方に限らず、
他の仕事をやっていたとしても、
絶対に知識として持っていくと有効ですし、
21:02
スピーカー 1
それを活かせればっていうのは、
いろんなところにあるので、
スピーカー 3
それをやられるのはお勧めですね。
スピーカー 2
あとちょっと話がずれちゃいますが、
思ったのが、
本当にキャリア採用転職の時とかって、
一番見るべきところかなと思うものの、
就職サイトとかには、
自分で探せばもちろんたどり着くんですけど、
特に上場企業だったら見れるわけじゃないですか。
なんですけど、
転職の時に見ている人に、
どれだけいいのかなって気はするのが、
思うところですね。
スピーカー 1
本当そうなんですよね。
有価証券報告書もそうですし、
スピーカー 2
上場会社だったら決算報告書って必ず、
スピーカー 1
分かりやすい資料で出ているので、
めちゃめちゃ面白いんですよ。
スピーカー 2
面白いし、リアルじゃないですか。
かっこいい採用ホームページに出ている、
こんな写真と、
ポエムはある意味、
作られたものかもしれないですけど。
メッセージとかじゃなくて、
実際数字ですからね。
スピーカー 1
そうですね。
そこで、
初めて気づくこともあると思いますし、
その数字が悪いから、
その会社に行かない方がいいとか、
というわけではないかもしれないですけど、
ただ、
今働いている職場を辞めて、
っていう人生の、
5キロのタイミングで、
調べられることを調べないって、
もったいないですし、
よく採用の面接をするときに、
弊社はコンサル会社なんで、
いろんなコンサル会社を受ける、
候補者の方とかいらっしゃるんですけど、
皆さんに言うのは、
コンサル会社で公開企業って少ないんですけども、
徹底的に調べたほうがいい。
今、5社閉館しているのであれば、
5社死ぬほど調べてください。
決算情報が手に入ったら、
それを踏まなく見るもそうですし、
いろんな発信している情報とかがあったら、
それもウェブサイトの情報でも、
何でもいいからとにかく読むと。
1社の月も何十時間使ってもいいです。
その準備ができたタイミングで、
採用面接に行くようにしてください。
必ず言うんですよ。
弊社のことに限らず。
そんな面倒くさいことしたくないですよって、
思われてるんですけども、
分かりますよ。
それの気持ちも。
スピーカー 2
皆さんね、
スピーカー 1
現業があると忙しいって分かるんですけども、
ここから人生変わるかもしれないという時に、
いくら時間を費やしてもいいと思いますし、
5社調べて、
そのうちの1社しか行かない。
4社無駄になるって思っちゃってるんですけど、
全然そんなことなくて、
5社中そのうちの1社行って、
残りの4社も調べてるわけですよね。
もうライバルの分析完了ですよ、
入社した時点で。
そういうことですよね。
これがいかに自分の財産になるか。
スピーカー 2
まあ確かに。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
調べた5社じゃなくて、
スピーカー 1
別の6社目7社目に行ったっていいんですよ。
確かに確かに。
でも調べたのは自分だけの財産。
業界知識が入ってるってことですよね。
そうです。
スピーカー 2
同じようなものを作ってる、
スピーカー 1
同じようなサービス提供してるから、
24:01
スピーカー 1
似たような感じかなと思って、
みんな同じ志望動機で、
面接に向かうんですけど、
全部の会社は全部違うので、
確かに。
そこらへん、
読み解けるとすごくいいですし、
そういう段が会計の情報にも現れて、
そこまで読み込めると、
即採用ですよね。
経理部員じゃなかったりしても。
逆に採用したいですよね。
スピーカー 2
採用する側もね。
今の話面白いですね。
よく僕も転職の相談を受けたりするんですけど、
みんな結構言うのが、
内定して、
入社決めた後に、
入社まで何すればいいですかっていう、
悩み相談が起きるんですよ。
これ多いんですけど、
それは別に悪い相談じゃないんですけど、
ただ今話してて本当に思ったのが、
多分、
勝美さんの言うような就職、
転職活動していたら、
その質問は出ないというか、
先にやっちゃってるし、
それを見てたら多分何すべきか分かるし、
っていう、
何もしなくてもいける状況になってるかもしれないし、
と思いました。
スピーカー 1
そうなんですよね。
本当に先日も、
どんな勉強したらいいでしょうか、
とかって言われるんですけど、
まずその質問自体がどういうものか、
スピーカー 2
って思いました。
言わないですけど、
スピーカー 1
言わないけど、そんな気がしますよね。
どんな勉強してもいいと思いますよ、
って感じなんですけども、
言ってみれば、
スピーカー 2
何だって勉強だし、
スピーカー 1
豊臣秀永の勉強したっていいと思うんですよ。
哲学書を読んだって。
で、
現実的なアドバイスとして、
内定をした方ですね、
弊社のキャリアサインをして、
内定した方に、ちょっとまだ入社まで2ヶ月あるんで、
その間、
できればもうフルスロットで働けるように
準備したいんですけど、
何したらいいですかってことをよく聞かれることがあるんですね。
そういう時に、
企業調査をしてくださいとか
っていうんじゃなくて、
毎回言うのは、
今いる会社でお世話になった人に、
全員にお礼をしまくってください。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、
送別会を5回以上やってもらわなかったら、
内定取り消します。
スピーカー 2
なるほど。
小規模でもいいからね。
全体とか部署でとか、仲いい同期でとか。
スピーカー 1
はい。
多分何年か、
20代の方か30代の方かわからないですけども、
5年でも10年でも仕事したところをやめる
っていうことは、
それだけお世話になった方たちがたくさんいらっしゃるので、
徹底的にお礼をして、
お世話になりました。ありがとうございます。
自分は次こういうチャレンジをしたいと思うので、
っていうのを、
もう本当に背中押してもらえる、
また戻っておいでって言われるぐらい
じゃなきゃダメなので、
徹底的にそこのリレーションを今まで以上に
丁寧にしてください。
それがこの2ヶ月間で
あなたができる唯一絶対のことです。
2ヶ月後にそれできなくなっちゃって、
今お世話になっている会社に、
今と同じ立場で
入ることは一生ないんです。
うん、確かに確かに。
27:01
スピーカー 1
今できることに集中してくださいってことは
よく申し上げますね。
スピーカー 2
素晴らしい。だから、もうある意味
内定取る前に
徹底的な企業研究をして、
取った後は
それに時間を費やすっていうのが
ちょっと理想的かもしれないですね。
スピーカー 1
そうですね。
今日のテーマの会計の勉強とか、
定職したってやればいいんですよ。いくらだって。
わざわざその大事な2ヶ月で使う必要ない。
スピーカー 2
なるほど。
ありがとうございます。
お話がどんどん広がって
いきましたが、ただいずれにしても
定職とかにとっても
重要だし、僕としても
やっぱりNo.2として
あいつできるのはそばに置いておきたいなと
いろんな節目に思われるためにも
やっぱりここの、ざっくりとお金の計算できる
お金の話できるっていうのは重要だと思うので
今日のお話
ぜひともご参考になればと思います。
それではそろそろお時間です。
2番経営No.2の引きこもごも
ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
番組への感想は
ハッシュタグで2番経営
すべて漢字でXにポストいただければ嬉しいです。
お便り本もご用意しております。
番組の概要欄に記載がありますので
ぜひ質問・感想など
お聞かせください。
この番組は週1回
水曜日に配信されます。
気に入ったらぜひフォローをお願いいたします。
それではここまでのお相手は
勝宮すいでと
しだるゆうすけでした。ありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
28:38

コメント

スクロール