-
-
スピーカー 1
二番経営 〜組織を支えるNo.2の悲喜こもごもこの番組は、トップを支える立場から組織を動かす力を探るビジネスポッドキャストです。
経営実務と理論に留まらず、歴史的な人物の意思決定を紐解きながら、現代の組織課題やリーダーシップの本質に迫ります。
スピーカー 2
こんにちは、株式会社オーツーパートナーズ取締役の勝宮すいでです。
スピーカー 1
検討者新しい経済編集長のしだれゆうすけです。
二番経営第66回、今回からは新テーマ。前回の放送でも予告させていただきました。
Appleスティーブ・ジョブズとNo.2です。
スピーカー 2
はい、いよいよ来ましたという感じですね。
初めての日本企業ではないところで、ある意味世界一の会社です。
スティーブ・ジョブズさんは世界で一番有名な経営者とも言えると思うんですけど、
シェラーさんはどんなイメージとか好き嫌いもあるかもしれないですし、いかがですか?
スピーカー 1
もともと僕本当に新卒で入った会社はマックファンというマックの雑誌を出している毎日コミュニケーションズ。
現マイナビという会社ですけど、会社だったんですよね。
それでそもそも僕が18歳の頃かな、アップルのカラフルなiMacが出た頃で、
その前はバイト先で4GとかG4かな、そういうカラフルになる前も使ってたりして、
喫水のマック好きだったので、アップルは大好きです。
なんですけど、ただですね、それでスティーブ・ジョブズの自伝が出たり映画になったりしてるじゃないですか。
ただそれは見たことがないんですよ。
単純にプロダクトが好きなんで、すごい変わった人とか、ある意味今で言うとイーロン・マスクのように尖りすぎてて、
みんな周りがついていけない経営者みたいな、現実を歪めるみたいな話はよく聞くんですけど、
なんかですね、そこに特段理由はないんですけど触れてこなかったので、実は僕も市市長として今回楽しみにしてるっていう。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
そういう変わった印象があるんですけれども、実際のところどうなんだろうなみたいな、そういう印象です。
スピーカー 2
スティーブ・ジョブズさんが亡くなってからすぐに出た自伝というか、表紙に顔写真が出ているのでひらずみになって、めちゃくちゃ売れた本があって、
私も出てすぐKindleで買って、この数ヶ月前まで全然読んでなかった。
スピーカー 1
そうなんですね。僕も持ってる可能性はある、確かに。
そうだ。
スピーカー 2
なので、ちょっとマックフリークの方とか、アップルのもう本当に喫水なファンの方から、
にわかが何言うんじゃって感じになるかもしれないんですけれども、ちょっとここは2番手注目の2番系ということでご容赦いただいて、
逆にですね、私もずっとiPhone3GSからずっと今16まで使わせていただいている感じですし、
当然iPodももう何台持ってたかわからないですし、
プライベートのパソコンで小さいMacを持ってたりとかっていうのはあるんですが、やっぱりプロダクトとして使わせていただいているという感がやっぱり私も強かったので、
改めて時々伺い知るスティーブ・ジョブズさんのいろんな偽っていうのは聞くものも体系的に見せていただいて、
かつ2番手に着目っていう観点でもものすごく今回新鮮に調べることができましたので、
それをちょっと皆さんと共有できればなというふうに思っております。
スピーカー 2
2011年ですね、ジョブズさんが亡くなられてからずっと後を継がれています。
第7代なので、その前のスティーブ・ジョブズさんは第6代のCEOということになります。
スティーブ・ジョブズさんは1997年からCEOを務められていて、
スピーカー 1
いわゆるみんなが知っているiPhoneとかiPadとかの商品というのはその時代に生まれたものと思います。
スピーカー 2
このAppleの業績ですとか数字で見ていきますと、
2024年度で見ていきますとですね、売上高3910億3500万ドルという。
もう意味がわかんないので、ちょっとこっちもわかりにくいですけど、
日本円で換算すると約60兆円ですね。
すごいな。
59.7兆円という、もうほんとすごいなしか出てこないですけども、
本業で出した利益というのが日本円で言いますね、17.8兆円です。
もうこの数字でも、兆円って言われるとその瞬間に思考止まっちゃうんですけども。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
以前この2番系でも扱いました。
トヨタ自動車さんですね。
売上高は45.1兆円。
営業利益5兆3500億円ということで、
もう日本企業でダントツで2位かダブルスコアをつけてというところだったんですけども、
それよりもさらにさらに上にいってるのがこのAppleという会社ですね。
時価総額もですね、Apple社って非常に高くてですね、
今3.7兆ドルだそうです。500兆円。
スピーカー 1
500兆円。
スピーカー 2
500兆円です、時価総額。
日本のGDPがちょっと前まで500兆円で、
この間600兆円になったって言ってましたけども、
日本のGDPとほぼ同じ額というのがもう、
スピーカー 1
すごいなあ。
スピーカー 2
なんなんでしょうっていう。
スピーカー 1
16万人でそれ出してるってことですもんね。
スピーカー 2
そうですね。
そう考えるとすごいですよね。
すごいですよね。
当然このAppleという会社はずっと言われてるGaFaMですね、
マイクロソフト入れてGaFaMと言ったりしますし、
最近だとNVIDIAが急成長していますけども、
その中でも売上高だけで言うとAmazonが89.6兆円なんですけども、
小売りになりますのでAmazonの場合は利益率が6.4%低くて、
5.7兆円というのが営業利益なんですけども、
Appleはそこが17.8兆円で29.8%の営業利益率ということになっています。
なのでGaFaMの中でも営業利益の絶対金額で見てトップという感じですね。
時価総額でも基本的に世界一がAppleでもいいと思います。
ただその時々の状況によってマイクロソフトが一位になったり、
NVIDIAが一位になったりということは起きていますけれども、
もうずっと一位という感じですね。
もうなんでちょっとなんなんでしょうね。
もうあまりにも雲の上すぎるという感じではあるんですけれども、
ただこの業績がすごいということも去ることながらですね、
もう一個おそらくApple社としては名誉なランキングでずっとトップを取っているものがあってですね、
それが世界ブランドランキングというものがあります。
これはですね今11年連続一位ですね。
この連続の前もですねトップ取ったりとかっていうのが何度かあったと思いますので、
もうあのブランド力としてももう世界トップという感じです。
スピーカー 2
ちなみに2位はマイクロソフト、3位がAmazon、4位がGoogleとここもガハムが占めていて、
5位にお隣のサムソンが入ってますね。
6位に我らがトヨタ自動車という感じです。
7位メルセデス、8位コカ・コーラ、9位ナイキ、10位BMWという感じの皆さんご存知のブランドが並ぶんですけども、
その中でももうトップという感じでございます。
何兆円と言われてもちょっとねえという感じなので。
すごいですよね。
はいすごいですけども、
じゃあこの売り上げで言うと約60兆円というのは何で稼いでるのかっていうところをちょっと改めて見てみようと思うんですけれども、
もうあの我々も使っているiPhoneはめっちゃ売れてるなという感じと思うんですけども、
じゃあ実際にその60兆円の中のどれぐらいがiPhoneなのかと言いますと、
もう半分強ですね、51%の売り上げがiPhoneで占められるそうです。
その次なんですけども、
プロダクトで思い浮かぶものっていうのはそれぞれあると思うんですけども、
もうおそらく何か意外かもしれないんですけども、その次売上高の25%を占めるのがサービスと言われるところです。
アップストアとかApple MusicとかiCloudとかApple Careもありますね。
あとApple Payなんかも決済サービスとしてあると思います。
その辺のサービスの部分はですね、最近の成長株で第二の柱として育ってきているということだそうです。
スピーカー 1
やっぱりApple Storeがね、やっぱりその収益が入りますからね。
みんなが作ったアプリの課金に、Apple税なんて揶揄されたりもしますけれども、
やっぱり売上げの30%が入るわけですからね。
スピーカー 2
でかいですよね。
30%を譲らない姿勢というか、もうなんかすごいですよね。
なのでそのサービスが4分の1なんですけども、それ以外はですね、あとは7%とか9%とか続くんですけども、
iPad、あとはウェアブルですね、Apple Watchとか。
あとはApple Watchと同じカテゴリーにはAirPods Proとか、そういうものも含まれるそうですね。
それでMacですね、マッキントッシュ、パソコンも全体の8%。
スピーカー 1
意外と少ないんですね。
スピーカー 2
そうですね、これ比率では少ないって見えるんですけど、確かAppleはパソコンの領域でも世界で3位か。
4位か。すみません、ちょっと正しい数字が出てこないですけども、1位はですね、確かレノボだった数ですね。
なのでパソコンもそんなにバリエーションってAppleとしては他の会社に比べて少ないかもしれないですけども、それでもこのクラスになってるという感じですね。
ただそれに比べてもiPhoneがでかいってことですよね、要は比率が。
スピーカー 2
iPhoneはもう本当に電話を売ってる会社っていう強さですよね。
今のオートフォリオが先ほど申し上げたような感じなんですけども、実はiPhoneの販売っていうのはちょっとずつ比率としては下がってきて、
サービスが上がっていったりですとか、iPadとかウェアブルが上がってきてるという状況のようです。
もうちょっと以前はiPhoneの比率が高かったそうですね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
これが今の60兆円をどう占めているのかという話だったんですけれども、この売上全体60兆円ってもうとにかくすごいという感じ。
スピーカー 1
60兆円は約3,900億ドルということなんですけども、これ2024年度の数字になるわけですね。
スピーカー 2
いつからそれぐらいすごくなったかというところなんですけども、
スティーブ・ジョブスさんが亡くなったのが2011年ですので、それの直前どうだったかっていうと、2010年は652億ドルだったそうです。
652億ドルっていうのはもう大概の規模ではあるんですけれども、今の6分の1なんですね。
なのでむしろジョブスさん亡くなってからの伸びがもうダントツに大きい状況になっていると。
あくまでも売上規模だけのものですし、そこでできたプロダクト、ブランドイメージっていうのはスティーブ・ジョブスさんがいるときに作られたものだと思うんですけども、そういう展開をしています。
これはもう売上高と同様にですね、企業の時価総額というのも同様なんですけれども、今も本当に高いわけですけれども、
ジョブスさんが亡くなる数週間前にアップル社が時価総額で世界ナンバーワンになったはずですね。
それから亡くなって7年後に初めて時価総額が1兆ドルを突破した企業になった。
世界で初めて突破したというところですね。
それがもう今や3.7兆ドルですので、どこを取っても桁違いという感じでございました。
スピーカー 1
アイマックじゃなくてアップル株を買うべきでしたね、学生の頃。
当時。夢がある。
スピーカー 2
本当に何か思いますよね。
今日ちょっとこの後をやるんですけども、今どっからどう見たってもうナンバーワンというか、もう手が届かない頃なんですけど、経営破綻で潰れかけたこともあったわけですよ。
スピーカー 1
本当にそうじゃないですか。
僕もそれこそさっき言った18歳ぐらい、だから今から20何年前にパソコンとしてMacを使ってた頃はマイノリティもマイノリティでしたよ。
ソフトウェアも出ない新しいものが。Windowsから先出てMacから出るみたいな。
そういう状況だったのが今やもうみんなパソコン見るとMac多いなみたいになってる状況。
今に始まったことじゃないですよね。
やっぱり20年ぐらいの成長がものすごいですね。
スピーカー 2
そうですよね。
昔のAppleのパソコンを使う人っていうのはちょっとこだわりが強いとか、アート系の。
スピーカー 1
デザイナーさんとか。
そうですよね。
僕は偶然出版社とかでバイトしてたからMacがあったみたいな。
でも大学は全部Windowsだしみたいな。
当時そんな時代ですよ。今は違うのかもしれない。
スピーカー 2
だからそこから考えるとこんなに、この規模になるってことは誰もが使うものになってるっていうことですしね。
そこは考え深いという感じでございます。
スピーカー 1
考え深い。
スピーカー 2
Toyotaもそうだったんですけども、すごく巨大企業になるとすごいすごいばっかりになってしまうんですけども。
今話し合ったようにその経営破綻を仕掛けた時もありましたし、当然生まれたばかりの時もあったということで、
ここからですね、その企業の遠隔の話をさらっと入っていきたいと思うんですが、
今回は一旦ここまでということで、遠隔は次回に譲りたいと思います。
スピーカー 1
楽しみです。
それでは2番K、組織を支えるNo.2の引きこもごも、ここまでお聞きいただきましてありがとうございました。
気に入っていただけましたら番組のフォロー、5つ星評価をお願いします。
Xやお便りサイトでの感想もお待ちしております。
ここまでのお相手は、しだれゆうすけと
スピーカー 2
かつみやすいででした。
ありがとうございました。