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高い開放性と勤勉性は高齢者の要介護リスクの低下と関連
2026-04-16 14:00

高い開放性と勤勉性は高齢者の要介護リスクの低下と関連

科学環境分野を中心に、テレビ番組のコメンテーターとしてもおなじみの毎日新聞客員論説委員・元村有希子が毎週気になるニュースを分かりやすく解説します。

田畑竜介
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サマリー

国立長寿医療研究センターの研究によると、高齢者の要介護リスクは、性格特性と関連があることが明らかになりました。特に、好奇心旺盛で新しい経験を好む「開放性」と、真面目で計画的な「勤勉性」が高い人は、要介護状態になるリスクが低い傾向にあるとのことです。社交性や思いやりも大切ですが、それだけではリスク低下に繋がらない場合もあるようです。この研究は、自身の性格特性を理解し、バランスを取りながら、好奇心を持って人生を豊かに生きるための指針となることを提言しています。

研究の概要と性格特性の分類
この時間はZoom Up、毎週木曜日は科学です。
高い開放性・勤勉性は高齢者の要介護発生リスクの低下と関連する、という国立研究開発法人国立長寿医療研究センター老化疫学研究部は、
地域在住の高齢者を最長およそ22年間追跡した調査データに基づいて、パーソナリティ、性格が将来の要介護発生リスクに与える影響を明らかにしたということです。
これどういうことなんでしょうか。Zoom Upしていきます。
毎日新聞客員編集委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
おはようございます。
元気になられましたかね。
おかげさまで戻ってまいりました。
皆さんも心配されていましたよ。
ありがとうございます。
元気に戻ってきてくれて嬉しいです。
もう健康長寿はね、ほんとこの年になるとね、切実な問題なので。
実感されますよね。
これから年を重ねるとね、やっぱりできれば元気で、人のお世話にあまり過度にならないように置いていきたいなってみんな思ってると思うんですよね。
その時にどういう性格の人が元気で健やかで老後を迎えられるかっていうのは皆さん興味があるところだと思うんです。
その中で一つ今日の紹介したい論文があったので、ちょっと詳しく説明したいなと思いました。
田畑さん、結構ね、読んでくださったの難しいよね。
難しいです。ちょっと私には。
パーソナリティとそれから要介護に至るリスクとの関連というのは、なんとなく想像はするけど、統計的に裏付けられていなかったんです。
それをこの長寿医療研究センターのチームが、豊富なデータベースをもとにですね、初めて統計的に裏付けたというのが今回のあらすじでありました。
パーソナリティを5つに分けてるんですよ。
これは私たちがよく、例えば健康診断とかそれからいろいろストレステストとかで受ける心理テストで世界的に使われているものなんですけれども、
それで人をですね、だいたいこの方はこういう傾向があるっていうのを5つに、5類型に分類するんですね。
5つを説明しますね。
その1、神経症傾向。神経症って言うとちょっとドキッとしますが、心配症ってことですね。傷つきやすさ。
その2、外交性。これ外交的だという外交。社交性とか、活発だとか、積極的だとかっていう、そういう傾向ね。
その3、開放性。開放っていうのは開け放つっていう字の開放ですね。
つまり好奇心が強いとか、外の世界の新しい経験を好む傾向。
その4、調和性。ハーモニーの調和ですね。
例えば思いやりがあるとか、困った人に対して親切にするとか、協力するみたいなそういう傾向。
その5、勤勉性。勤勉性は真面目で計画的であるということですね。
この5つの傾向のうち、どの傾向が要するに妖怪語に陥らないのに効くかっていうことなんですよ。
性格特性と要介護リスクの関連性
どうですかお2人は。どれだと思います。
神経症、外交性、開放性、調和性、勤勉性。
外交性。社交的、活動的。
社交的、活動的は効くんじゃないかな。老化にしにくいんじゃないかな。
やっぱり好奇心って旺盛な方が良さそうなので、その開放性って言ってるやつですね。
結果はね、水木さんが今予想した開放性、これかなり効いてました。
効いてますか。
外交性に関しては、外交性があるねっていう人と、この人が20年間のうちに妖怪語状態に陥ったということとの関連性は、統計的にはあまりなかったです。
私も第一印象では、社交的な人の方がボケにくいみたいなイメージありますよね。
ただね、このチームの分析を読みますと、この開放性、つまり好奇心がある人。
これはやっぱり外の世界に好奇心をいつも持って、新しいことをすることにためらいがないという意味で、結構認知機能を保てるのではないか。
同様に、健康、例えばこうしたら長生きするとか、こうしたら健康になれるみたいな知識にも意欲的に取りに行く。
なるほど。
ということがひょっとしたら効いているのではないかと。
一方で田畑さんがおっしゃった外交性。
この思考的で活動的で積極的という傾向はもちろんいいんですけれど、あまりにもそれをやりすぎて疲れる。
なるほどね。
自分の身を削っているところもありますかね。
知らず知らずのうちに。
社交的な人はとてもいいんですけれど、人に振り回されがちっていうのもありますね。
スケジュールいっぱいになっちゃうとか。
そういうとこありますね。
飲み会入れすぎて。
すいません。
思い当たるしが。
落ち着きがないっていう。
すいません。
少し休んだら。
なんか途中から批判みたいになってますね、本村さん。
違います?
特定の人を批判してる。
僕を批判してるわけじゃないですよね。
すいません。
同じような、それで言えるのは、解放性っていうさっきの好奇心に基づく解放性とともに、
要介護リスクを下げると言われたのが勤勉性でした。
勤勉性はちょっと意外な気がしますね。
なんでつながっていくんですかね。
真面目で計画的っていうやつですね。
性格特性のバランスと今後の生き方
一見、ちょっと解放性と真逆の感じがしますけど。
チームによれば、例えば健康に良いとか、こうやると認知機能は下がらないというような知識を好奇心で持って取りに行ったものを真面目に続けるんですよ。
薬飲み忘れちゃった、ないかとかないんですよね。
そういうことがないんですよ、勤勉性の方はね。
あとはね、1日何分間運動した方がいいみたいなことを分かっちゃいるけど普通やらないって多いでしょ。
多い。耳が痛い。
もう欠けてるなーって実感してます。
ないかも。
話聞いてて。
なのでこの解放性と勤勉性を持ち合わせている人は、統計学的に介護に陥るということから少し遠ざかることがあります。
なるほど。
さっきのね、解放性は落ち着きがないと言いましたが、それとか、あと調和性、人への思いやりにとても富んでいる。
こういった方もやはり人に影響されやすいという意味では、リスクを明らかに下げるという方向との関連は見られませんでした。
ただね、これからは解放性と勤勉性でいこうという話でもなくて、持って生まれた性格、パーソナリティというのがあるので、
それを踏まえて、例えば周りの家族とか友人たちとの関係を自分なりに上手にコントロールしていこうというような、
これからの暮らし方の指針にするというのは、とても有益だと思うんですよね。
なるほど。
真面目すぎるのもちょっとあれだから、少しここに社交性を入れていこうとかですね。
あとは心配症で傷つきやすいのは、悪いことばかりではなくて、それは健康に配慮をするっていう、心配症なくらい健康に気を使うということなので、
これにちょっと好奇心を足していけばとか。
そうですね。
自分なりのアプローチで妖怪語をなるべく至らないようにしていくっていうようなことを考えたらいいっていうのが、この研究チームの提言なんですね。
ちょっとずつ足りないところを補ってバランスよく穏やかに楽しく生きていける性格だったらいいんでしょうね。
好奇心っていうのは若い人の特権のように思うかもしれませんけど、若い人の特権はむしろチャレンジ精神みたいなところで、
お年を重ねてもですね、やっぱり好奇心というのは、これは尽きるものではありません。
例えば昔読んだ本をもう一回手に取って読むと、なんか新しい発見があったり、時間があるからこの作者のちょっと横展開、他の作品読んでみようかなとか。
それからこの舞台になった小説の舞台になったとこ行ってみようかなとか。
時間と、時間がある分、いろんな好奇心を若い人とは違う方向に発展させることもできますよね。
しかもその好奇心を新たな知的能力につなげることもできるという提言もこのチームはやってるんですよ。
新たな知的能力。
好奇心を持って、若い時にはやらなかったアプローチでいろんなことを調べたり体験することによって、
今まで積み重ねた経験とか、それから判断力なんかによって、知識の量じゃなくて知識の深さみたいなところにつなげていけるだそうです。
これを結晶性知識、結晶性知能と呼ぶらしいですよ。
地下深くでダイヤモンドができていくような。
体内にね、心の中にね、作っていきたいですね。
綺麗な宝石を作りませんかということも、この天皇長寿医療センターは提言しておりますので、
ぜひ。
寂させることなく、好奇心を持って、老後を迎えたいと。
プラチナライフにしていきたいですね。これからの人生をね。
いいですね。
これからですよ。もうひと肌。
咲かせましょうよ、まだまだ。桜だって1年に1回、定期的に咲かせるわけですから。
変なところで落ち着いてしまいましたけど、小野さんありがとうございました。
ありがとうございました。
面白いお話でした。この時間、毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんでした。
14:00

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