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人類が月に住む時代は来る?
2026-04-09 14:15

人類が月に住む時代は来る?

宇宙ライター 林公子さん

科学環境分野を中心に、テレビ番組のコメンテーターとしてもおなじみの毎日新聞客員論説委員・元村有希子が毎週気になるニュースを分かりやすく解説します。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

宇宙ライターの林公子さんが、アルテミス計画の最新情報と、将来的に人類が月で暮らすための食料問題や栽培技術について解説。千葉大学では月面模擬農場でイチゴやトマトなどが栽培されており、将来的には月での食料自給を目指す。また、若狭高校生が開発した宇宙食サバ缶がドラマ化されることも紹介された。

アルテミス2の成功と月への期待
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この時間はZoom Up。毎週木曜日は科学です。 本日このZoom Up、木曜日レギュラーで出演されております元村有希子さん、
体調不良のため今日はお休みということなんですね。 今日のテーマなんですけども、先週元村さんにもお話いただきました
アルテミス2の打ち上げが、Zoom Upはその打ち上げ直前に送りして、その後に見事成功して、地球から最も遠い距離に到達したという話題は、
昨日日本のメディアでも報じられております、アポロ13号の記録を56年ぶりに更新したということになりました。 今日はこの宇宙にZoom Upしてこの方にお話を伺います。
宇宙ライターの林清夫さんです。 林さんおはようございます。おはようございます。よろしくお願いします。
今リモートで林さんとお話しさせていただいていますが、背景がまさにアルテミスが撮影した写真ですよね。撮影した三日月型の地球です。
うわーすごい。綺麗でしたよね。地球にいると太陽の日の出、日の入りとかは言いますけど、この月側から見た地球の入り、地球の出っていうのが見えてますね。
そうなんです。しかも地球が満ち欠けするので、今回見えたのは三日月型だったんですよね。 三日地球って感じで。
宇宙ライターということですけど、今回のアルテミス2の計画でオリオンから配信されたこの写真画像っていうのはドキドキワクワクしました。
そうですね。やっぱりアポロ時代と違うのは、ずっとリアルタイムで中継してるんですよね。それがものすごく高精細っていうんですかね。美しい画像で、仕事が手につかないというか、日本時間の夜中なんでずっと見ていたりして。
私すごい感動したのは、月って地球から見るといつも同じ面、表側って言ってるんですけどしか見えないんですよね。それがオリオン銃線が裏側を回ることで、地球から私たち見ることができない面を見ることができたんですね。
しかもその中で、裏側でまだ名前がついていないクレーターがあったんですけれども、そのクレーターの一つに今回4人宇宙飛行士が乗ってるんですけれども、船長のリード・ワイズマンの船長の数年前に亡くなった奥さん、キャロルさんの名前をつけたんですよ。
それを船長が読んでいるキャロルってスペルを読み上げている時に涙ぐんでいて、その時みんなクルーが抱き合って、みんな無重力で流れない涙を目指して。
浮いているシーンがもう胸圧でグッと来てしまったんですね。でもこれからアルテミスって私最大のハイライトがやってくると思って。
これからですか?
これがミッションなので、そこはぜひ注目していただきたいなと思います。
そうですね。そして、これはまだ序章ですから今回のね。今後月に降り立つっていうのが壮大な計画なんで。
月で暮らすための食料問題と日本の研究
ちょうど林さんは新しい本で、宇宙に人は住めるのかっていうのを出したばっかりなんですよね。
ありがとうございます。今年の1月に出版したんですけれども、このアルテミス2がうまくいけば次はいよいよ月着陸に向かうわけですよね。
アポロ計画と違うのは、今回アルテミス計画は民間企業もたくさん参加していて、月に住むと。さらに月に社会を築こうとしているんですね。
ですからその場合には月に住むという技術が必要になってきます。
例えば月に住むとなれば食料問題。食料どうするんだとか。じゃあ家はどうするんだろうとか。健康に過ごすにはどうしたらいいんだろうとか。
その最前線が取材してみると、思った以上に日本で各地で各企業で研究機関で進んでいることがわかったんですよね。
例えばやっぱり一番大事なのって食料だと思うんですけれども、好きで食べ物を食べるときにすごく大きな課題があるんですね。
それは輸送費なんですけれども、例えば月に1キロ物を送るとしたらどのくらい輸送費がかかると思いますか。
重さ1キロ?
重さ1キロ、はい。
どうなんだろう。開目検討もつかないんですけど。
全く想像できません。
これね1キロ、1億から2億って言われていて。
そんなに?
つまり米5キロ送ろうと思うと10億円かかっちゃうわけですよ。
日本でもようやく3000円台になったなとか言ってるのに。
10億。
難しいかも。
となると月に食べ物を送るっていうのは非現実的なわけですよね。
でも月じゃ栽培もできないでしょうし。
それができる。
今日本の政府予算がついて進められているんですけれども、目標は月産月消。
地産地消じゃなくて。
地産地消ならぬ月産月消。つまり月で育てて月で食べる。
できるんですか。
できます。
私それを目標に育てられている作物、月面模擬農場が千葉大学の中に実際にあって、
そこで育っているイチゴとトマトを見てきたんです。
それは千葉大学の研究施設の中に月と同じ環境が。
もちろん重力はできませんけれども、月面模擬した光の当て方、LED光とか、
あと気温とか湿度とか、あと日光の日照時間ですよね。
何時間どのくらいの強さで光を当てて、どのくらいの温度にして、どのくらいの湿度にしてっていうのを、
今どの状態が最適なのかっていうのを実験しているんです。
今イチゴとトマト言っちゃいましたけれども、8種類の作物を想定して、
それらがどんなふうに早い効率よく早く収穫できて、しかも小さいスペースで、
しかもほとんど人手をかけずに無人で、種まきから収穫までできるようにっていうことを想定して育てられているんですね。
ちなみに8種類っていうのはイチゴとトマトが今ありましたけど、
宇宙に行っても必要な栄養素とかそういう基準ですか?
はい、すごくいいポイントです。
JAXAなどの研究者がどういう作物を育てればいいかっていう8種類を考えてまして、
それはトマト、イチゴの他にレタス、キュウリ、稲、大豆、じゃがいも、さつまいも、この8種類。
それだけでは足りない栄養素もあるので、
それは初期の段階では宇宙食みたいな軽い形にしてちょっと運んで、
それと組み合わせてメニューを作るということで研究開発が進んでいるんですけれども、
イチゴとか本当に真っ赤でロッカーみたいなドアがあるんですけど、
それを開けると甘い香りがふわーっと漂ってきて、本当にたくさんのトマトが、真っ赤のトマトが熟していたり、
あ、イチゴですね。
あとトマトも、もとは5メートル以上ある温室用のトマトが50センチくらいにギュッと品種改良して、
小さく温めにブロッコリーみたいに茎がものすごい太いんですけれども、
そのままにギューッと密集した栄養価の高いギャバとかリコピンが数倍あるような、
真っ赤なツヤツヤした直径が3センチよりちょっと大きいぐらいのミニトマトのちょっと大きいみたいなトマトがたくさん実っていて、
ツヤツヤして本当に美味しそうだったんです。
食べてはないんですか?
食べてはないんですけれども。
味はちなみに変化するんですか?月面の環境だと。
はい、味は変化しないんですけどすごくいいポイントで、
ここで育てている8種類の作物っていうのはやっぱり美味しいっていうのがすごく大事な要素になっているので、
普通小さくすると美味しくなくなるんですけれども、それが美味しさを保つようにっていうのも大事な研究課題になっています。
宇宙食サバ缶と今後の展望
それでもう一つちょっと食ということに関連して一つだけ紹介したいんですけど、これ月面じゃないんですけれども、
実は宇宙食のサバ缶っていうのを福井県の若狭高校の生徒たちが実際に開発して、
今国際宇宙ステーションにいる宇宙飛行士たちが食べてるんですね。
それを私数年前にサバの缶詰宇宙へ行くっていう本にまとめて出版したんですけれども、それが今度ドラマになってですね、
来週の月曜日からちょっと卓力なんですけれども、毎週月曜の夜に放映されることになりました。
サバ缶宇宙へ行くっていうタイトルですので、ぜひこちらもご覧いただければと思います。
宇宙が身近に感じられますね。
日本でもそういういろいろ宇宙と関わりのある研究がいろんなところで行われてるんですよね。
そうですね。今日はちょっと食しか紹介できなかったんですけれども、住まいは竹中公務店とか、あと健康に過ごすための医療なんかもものすごく進んでいますし、
それは宇宙だけでなくて地上の高齢医療ですね。そういった医療などにも還元されるっていうところが、
食も住まいも、例えば植物工場の技術は日本で人手がないところの農業とか、なかなか作物が育たない厳しい環境でも還元できる、そういうところが大事かなと思っています。
はい、またぜひちょっと話聞かせてください。
こちらこそ。
もっと聞きたいです。
いろいろとすごくワクワクするお話をたくさん聞かせていただきまして、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ぜひ、林さんが書いたという本もまだ出たばかりでございますので、「宇宙に人は住めるのか?」こちらの本もぜひ読んでいただければと思います。
ということで、この時間は宇宙ライターの林清夫さんにお話を伺いました。改めて林さんありがとうございました。
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