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この時間はZoom Up。毎週木曜日は科学です。
毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。
元村さん、ついにH3ロケット打ち上げ成功しましたね。
よかったね。
本当によかったですね。
開発責任者の方も、岡田さんという方も、ものすごく重い肩の荷が下りたって言ってましたね。
前回がね、本当に悔しかったから。
去年ちょうど3月でしたかね、初号機第1号が打ち上げられたんですけれども、
トラブルで上空で破壊せざるを得なくなったんですよね。
その時は地球観測衛星を積んでいたんですけれども、
その衛星も無駄になったということで、ダメージは測り知れなかったわけですけれども、
この1年間、いろいろと改良を重ねというか、念には念を入れて、ようやく打ち上げに成功ということになりました。
このH3って言うけど、Hって何か分かります?
H2aとかH3、H…何ですか?
考えてなかったな、H。もうダメですね。
元素記号です。
え?水素?
水素のHがそうですよ。
あの燃料は液体水素と液体酸素なんですよね。
そういうことですか。
それを反応させて推進力を生み出すので、割と単純なんですけども、
Hシリーズというのが日本の国産主力ロケットの頭文字ということになります。
H2aっていう現役のロケットは、年内、今年中に引退が決まっているんですよ。
高い信頼性があって98%の成功率を誇るということで、
H3というのは、今年中に先輩が引退するので、それを引き継がなければいけないというプレッシャーと、
もう一つは、98%の成功率を下げてはいけないという任務を負っているわけですね。
もう一つの任務は、海外から衛星を乗せてもらえるようなロケットになるというところなんです。
ビジネスにつなげるってことですよね。
そういうことです。
今、H2aの先輩格は、これは1回の打ち上げで100億円かかるんですよ。
そうすると、高いタクシーに私たちが乗らないのと同じで、ちょっと高いよね、やめとこうってなるじゃないですか。
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これを半額の50億円に下げようというのがH3の狙いの一つなんですね。
そのためには、まず部品の数を減らす。
これは国産ロケットなので、部品もほぼ特注品というか、一品一品の生産でめちゃめちゃ高いんですね。
だから部品の数を減らす。
それから部品で代替できるものは、自動車の民生部品。
自動車とかにすでに使われているものを、それを量産品を使うとかね。
なるほど。
それから打ち上げの日、打ち上げに伴っていろんな現場で人が働きますけれども、
その打ち上げ要因というのを3分の1から4分の1に減らす。人件費削減ってことですね。
いろんなコストダウンの工夫を重ねたわけですね。
そうなんです。
こういうことをすると海外からお客さんが来てくれるんじゃないかというふうに今考えています。
というのもですね、やっぱり世界の宇宙産業ってすごい拡大傾向にあるんですよ。
実績だとイーロン・マスクさんが経営しているスペースX。
ここの独壇場でありまして。
そうですね。
例えば去年1年間に世界のあちこちで合計200機のロケットが打ち上げられているんですね。
200機というとだいたい2日に1遍は以上か。
そうですね。それ以上のペースですよね。
その200機のうちのおよそ半分はスペースXが受け負っているんです。
そんなシェアを占めているんですか。
そう。96回打ち上げたそうで、もう1週間に4日に1遍ぐらい打ち上げているんですよね。
すごいですね。
そうなると、皆さんこういうのは安いところ、それからたくさん打ち上げている実績のあるところに預けようかという気になりますよね。
ただ、今のスペースXの商業ロケット、ファルコン9というんですけど、これは1回90億円いただいているんですね。
そうなると50億円に下げられれば、一番にはなれなくてもスペースXさんの次ぐらいにちょっと考えようかなという気になってもらえるのではないかと。
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需要は見込めそうですよね。
そうですよね。
もう1つの追い風というか、アメリカのスペースXと、あとロシアが結構宇宙ビジネス盛んだったんですけれど、ソユーズロケットというのが、
今、ウクライナ侵攻の影響で国際市場からちょっと弾かれているというか、退いているので、そこのロシアの穴を埋めるということでもチャンスではあります。
なるほど。
確かに。
なので、ここで着実にその成功を積み重ねるということが一番大事ですし、
それから、やっぱり国産のロケット技術をちゃんと持っておくというのは、ある意味経済安全保障とか、いろんな意味で大切なことなので、
これはぜひきちんとキープしていただきたいなと思います。
これは国が主導するロケットなんですけれども、同じように民間の動きもだんだん盛んになっておりまして、
民間の宇宙ベンチャーが、小さいロケットを作って、そのロケットに小型衛星とかを乗せますよ、なんていうことを目指しているんですね。
あとは宇宙旅行をやりましょう、みたいな宇宙ベンチャーも日本で出てきています。
そうなると必要になってくるものがあるんですけど、
何ですか?
打ち上げ場所ですよね。
ああ、そういうことですね。
今は種ヶ島と鹿児島ですね。
これはJAXAの持ち物で、種ヶ島宇宙センター、それから鹿児島県にも内野浦っていう、これはでも国の持ち物ってか、国が主導なので、民間はなかなか打ち上げられないので、
今度はですね、まず打ち上げるロケットを開発する、衛星を開発する、それから打ち上げ場を確保しようということで、スペースポート、空港ならぬ宇宙港、宇宙の港って書くんですけどね、これに手を挙げる自治体も増えたりしています。
近くでは大分、大分空港行ったら宇宙港めちゃめちゃ押してますよ、今。
そうですよね、確か大分力入れてますよね。
そうなんです。
あと沖縄県もそうですね、だから空港に併設する形でここからロケット打ち上げてくださいみたいな。
なるほど。
そうやって手を挙げることで宇宙ベンチャーがまた企業融資につながったりもするので、そんな宇宙ビジネスどんどん盛り上がっているということは言えるんですけれども、価格記者としてはそれを喜ぶ反面ですね、やっぱり打ち上げれば打ち上げただけ宇宙ゴミ増えますから。
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そこですよね。
そうですね、それをどの改修も技術としては作ってもらいたいなと思うところです。
そうですね。
確かに。
打ち上げっぱなしじゃダメだっていうことですよね。
はい。
両面ゴミしっかり見なきゃいけませんね。
本村さんありがとうございました。
ありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
ガールズパンチ!バッテン少女隊のバッテンラジオ隊!
バッテン少女隊の春巻稲と青井梨奈です。
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