1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 860. H3ロケット打ち上げ中止..
2023-02-17 12:57

860. H3ロケット打ち上げ中止!?何があった?【速報】

打ち上げ中止!?H3ロケットに起きた不具合の場所などをサクッと話しました。


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1日10分宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙ばなし。
今回は打ち上げが中止になったH3ロケットに関するお話をしていきたいと思います。
実は先ほど打ち上げが予定されていたものを、その結果を踏まえて今どういう状況なのかっていうのを最速でまとめたという風な感じになっておりますので、ぜひこちら楽しみにしておいてください。
3・2・1
2023年2月17日始まりました、佐々木亮の宇宙ばなし。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
ということで、本日でエピソードが860を迎えますというところで、なんかこう霧の良い数字っていうのはちょっと安心感があるというか嬉しいものがありますね。
毎日1日10分更新しているところになってますので、好きなタイトル聞いていただけたらというところと、基本的には1話完結っていうところになっているので、皆さんね、好きなタイトル聞いてください。
ということで、じゃあ早速今日の本題に行きたいと思うんですが、今日はですね、実はいつも朝更新しているにも関わらず、今日は昼の収録ということになっているので、最新の超最新のニュースですね。
昨日話したH3ロケットの打ち上げが中止になったっていう話をね、させていただきたいと思います。
これもう2月17日の午前中に打ち上げが予定されていて、今ちょうど12時ぐらいに収録している状態なんですけど、この状態で今打ち上げが中止になったっていうニュースが入ってるんですね。
で、これ実際の原因とかまではまだ出ていない状況だけど、分かっている部分まででお話ししていこうというふうに思ってます。
なんかこう、希望的観測入れるとか、そういったところは一旦なしにして、何が起こったのかっていうところを紹介していくだけでとどめていきたいと思います。
で、今回はこれH3ロケット、みんな宇宙話でも聞いたことあるかなっていうところもあるし、そうじゃない場面でニュースだったり、Twitterとかにも結構宇宙関連の人多いから、そういったところで何か見かける人もいるんじゃないかなと思うんですね。
で、そんな中でH3ロケット、今回打ち上げを予定していましたと。で、これまでにH2ロケットとかっていうところからアップグレードしたものとして、日本の今後の宇宙開発を支えていくロケットの一つとして考えられていたのがこのH3ロケットですね。
昨年の10月に打ち上げようとして失敗をしてしまったイプシロンロケットとはサイズでの差別化っていうところもあり、サイズだけじゃなくて実はエンジンの機構っていうのも一部違うみたいなところがあったんですね。
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で、そんな中でH3ロケット、巨大な全長で言うと大体約60メートルぐらいっていうところになってます。で、打ち上げの能力で言うと4トン以上のものを持ち上げられたりするっていうところで、例えば巨大な人工衛星。
最近人工衛星の流行りのサイズって大体大きさで言うと10センチ×10センチ×30センチとか、あとは10センチ×20センチ×30センチとかっていうような、これ3Uの人工衛星とか6Uって言うんですけど、
このUっていうのがユニットっていう名前で、1ユニットが10×10×10の四角い箱みたいなやつを積み重ねていったサイズでサイズを規定してるみたいなところがあるんですよ。
そんな小型の人工衛星が主流になってるというか、安価に打ち上げられるし、目指したいちょっとしたミッション、単一のこれだけ明らかにしたいっていうミッションには結構適しているっていうところで、世界中で流行りになっていたりするんですよ。
そういったもの以外にやっぱり政府機関とかそういったところが打ち上げる超巨大な人工衛星、もう本当に何百キロとか数トンとかあるようなレベルの人工衛星、それこそみんなの印象に残ってるので言うと、やっぱジェームスウェップ宇宙望遠鏡とか、
あとは今回H3ロケットに搭載されていたのが、第1、3号っていう地球を宇宙から観測するための人工衛星だったんですね。
で、ここも結構これまでの第1に比べるとかなり性能が上がっていて、地上をすごい細かい精度で見れるみたいなところで、結構イノベーションが起こるんじゃないか、革新的な技術になるんじゃないかっていうところで注目されていたみたいな感じで、
世の中を大きく変革する、もちろんそれは私たちの生活もそうだし、天文学っていう面でもそうだし、宇宙探査っていう面でもそうだしっていうような、そういったのって比較的サイズが人工衛星大きくなってくるので、そういったのを打ち上げていかないといけないっていう意味で使われる予定だったのがH3ロケットって感じなんですね。
で、そんな感じで打ち上げを予定していたこのロケットなんですが、今回こう中止になってしまったと。これ決して失敗っていう表現ではなくていいと思っていて、失敗っていうのは10月にあったエプシロンロケットの話とか、そういったやつみたいにもう跡形もない状態とか、あとはもう物が壊れちゃったみたいなところが結構大きいと思うんですよね。
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再起不能ぐらいの感じ。一方で持ち上がってないので、打ち上げていないので、打ち上げ直前でやばいと思ってストップした。ないしは途中で命令が止まってしまった。だったりっていうところが今回の打ち上げでは起こっていたというふうなところですね。
実際にどこに問題が起こったのかっていうと、これいろんなエンジン乗ってるんですけど、個体の燃料を搭載しているSRB3と呼ばれるこちらモーターですね。これロケットブースターっていうふうな名前がついてるんですけど、一体どの部分なのか。ロケットって長い筒のイメージありますよね。
長い筒のイメージあって、ただみんなが例えばロケットの絵を描こうとしたら、そこに何を加えるかっていうところで言うと、足元にロケットランチャーじゃないけど、長い筒描いたら下のところにサブのロケットみたいなやつを2つとか3つとか描きません?あれですね。あれがSRB3ってやつ。
これぜひですね、ロケット調べてもらったらすぐに出るんで、黄色っぽいクリーム色っぽい本体があって、そこの下に付随してる白いちっちゃい小ばんざめみたいなやつですね。っていうのがあって、これがSRB3と呼ばれるものなんですよ。
で、このSRB3っていうところに今回添加しなかったと。ここが他のエンジンと連動して進んでるだろうから、メインエンジン着火した後に、ここのSRBのとこに着火しなかった。本当はするはずだったのにしなかったっていうはずなのか、はたまた何か問題があったからさせなかったのかっていうところに関してはまだ全然わかっていない部分なので、
何も言えないんですけど、そういったところのとにかくSRB3って呼ばれる足元についてるちっちゃいロケットみたいな形のやつが付かなかったっていうところみたいなんですね。
ここからどんどん原因究明していって、これ打ち上げてダメだったとかってなるよりは、やっぱり地上で付けようとしたときに、ダメダメダメってなったほうが全然いいと思うんですよね。なので、ここからだんだん打ち上げの精度みたいなのが上がっていって、ちゃんと日本からも世界に匹敵するような打ち上げ能力っていうところを披露できる。
というふうに思っております。
とにかくね、もしかしたら宇宙話聞いてる皆さんの中にも種菓子まで取材だったりとか、仕事の関連で行ってる方いるかと思うんですけど、この数日間本当にお疲れ様でした。
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あと処理いろいろかかるんだろうなと思うので、ぜひですね、お体には気をつけて頑張っていただけたらというふうに思っております。
はい、ということで、そんな感じで今回の本題は以上にしていこうと思っていて、緊急報告ですね、させていただこうと思うんですけど、ここ数週間はコラボエピソード上げてなかったと思うんですよ。
で、そんな中で先日ですね、一昨日かな、三日前かな、コラボエピソード収録してきました。
で、今回は火星の表面で走る車、火星ローバーを作るっていうところの世界大会があるらしいんですよ。学生世界大会みたいな。
こんなの多分、普通のエンジニアのレベルと匹敵するような人たちが集まってくるような大会で、そこに今審査ある程度まで通っていろいろ進んでいるチームがあって、そこのリーダーに来てもらったっていう感じですね。
で、これちょっと前にカルラプロジェクトっていうところのメディアのパートナーやらせてもらうことになりましたっていう話したと思うんですが、そこも火星ローバー目指していて、大会を。
で、今回出てもらったのはアレスプロジェクト、アレスって呼ばれる方で、これ両方とも日本の学生中心になって海外の学生も含めていてとかっていうような形になっていて、
そこから両方のメディアの支援というかゲストとかいろいろ出てもらっていろいろ話した上で、どうやって攻略していこうとしてるのかとか、結構相反する。相反するっていうのも変かな。
一種ライバル関係あるところ両方にちゃんと許可とって、これ両方ともうちで一緒に出ますみたいな感じで、それぞれのチームのリーダー的な立場の人に来てもらって、いろいろ喋ってもらって、
で、なんかチームの特色やっぱ全然違うなーみたいな感じとか、あとはその人たちがどう考えて学生たちの環境って目まぐるしく変わると思うので、そのあたりを頑張ってる学生2人っていうところをフィーチャーしていきながら、ライバルたちがどう切磋琢磨していくのか。
たまにちょっと一緒に出させてみたりして、やったら面白いのかなとちょっと思ってたりするんで、そのあたりは楽しみにしておいていただけたらというふうに思っております。
僕自身が宇宙話を成長させられた理由の一つっていうのが、実は僕が白紙論文を書いてるときの、いわゆる泥臭い時期というか、学生時代のガーッと頑張ってるときに応援してくれた人たちがたくさんいて、みたいな状況だったので、そこから考えると、やっぱりそういう学生にフィーチャーしていくことで、
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その人たちが頑張るきっかけにもなるし、その人たちの頑張りを知らせていけるっていう面も作れて面白いんじゃないかなと個人的には思っていたりするので、そのあたりで一緒に皆さんと作り上げていける何かストーリーがあったら面白いかなというふうに思っておりますので、ぜひ楽しみにしておいてください。結構長期的なプロジェクトになるかなと思っております。
そんな感じで、今回の本題というか、緊急報告も含め以上にしていきたいと思います。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にあるですね、星マークでレビューいただけたら嬉しいです。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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