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この時間はZoomUp、毎週木曜日は科学です。
毎日新聞論説委員の元村有希子さんです。
元村さん、おはようございます。 おはようございます。
おはようございます。
元村さんは、小倉高校時代に力を注いだことって何ですか?
何でしょうね、考えてたんですけど。
勉強、部活、学校行事、その他。
うーん。
生徒会とかやってたんですか?
やってましたよ。
やっぱりイメージ通り。
なんでですか?
会長?
副会長かな?
法委員長みたいなことやってましたね。
そうなんですね。
じゃあ結構、そこに力を注いでいらっしゃったんですかね。
勉強もやらされたけど、
でもやっぱり、お友達と遊ぶのが楽しかったですね。
なるほど、そうですよね。
その思い出しかないな。
そういう青春、いいですね。
ね。
魚町で遊んでたのかな?
行ったり来たりしてましたよ。
インペインだよ。
さて、今日はロケットの話なんですけども、
H3発射がこの間中止になりましたね。
あれ?飛ばないな。
あれ?という風に見てたかと思うかと思いますが。
午前10時37分。
この瞬間私、大学で集中講義をしてまして、
それをわざわざ中断し、
ネットに繋いで、学生たちと見守るっていう、
そういう仕掛けにしておりましたが、
あれ?みたいな。
白円は上がったけど。
上がったけど、あれ?っていうね。
でもそれはある種、記者の仕事をですね、
こういうトラブルの時どうするかという内容に切り替えて、
学生たちに話をできてですね。
さすが。
それはそれで面白いイベントでした。
記者会見ね、ジャックさん、岡田さんというプロジェクトマネジャーが、
記者会見で涙ぐんでましたね。
男泣き。
あれは失敗ですかって聞かれて、
そのやりとりでもあったんですけど、
たくさんの人がやっぱり種ヶ島に駆けつけて、
見守るっていう、その中でのやっぱりトラブル中止っていうのは
悔しかったんでしょうね。
で、原因は何かということが今作業が進んでおりまして、
昨日ジャックさんが報告した最新状況によりますと、
打ち上げの6.3秒前にちゃんとメインエンジンには点火した。
その後トラブルが起きてますね。
機体の中でバッテリーからそのエンジンの制御装置に
供給されるべき電気が数秒間途絶えた。
ですので、次の段階に進めなかったようだというんですね。
この次の段階というのは、メインエンジンの横にあるんですけど、
補助ロケット、固体燃料がある補助ロケットに点火しなかったので、
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打ち上げが中止されたということで、
半導体スイッチがその時は効かなかった。
つまり、オンにならなかった。電力がないですからね。
そういうことで、そこに原因があるんじゃないかということが、
今、最新情報では言われています。
つまり、エンジンとかそういうものは正常だと、健全だということだそうなので、
JAXAは3月10日までに再挑戦するという方針を変えずに模索中ということのようです。
H3って久しぶりに開発された主力ロケットですよね。
そうですね。ずっとH2Aが続いていましたもんね。
そう。H2Aは2001年にデビューしているんですけども、
50号機で終わると決めていて、今46号機まで打ち上げているので、
もう終わりが見えていますよね。
その後を継ぐのがこのH3、H3ロケットでありまして、
H2Aの成功率がすごく高いんですよね。
そうですね。
1回失敗しただけ。98%。
すごい良いですね、成功率。
これは世界的に見ても素晴らしいと言っていいと思います。
ただ、本当に丁寧に作られた精密機械なので、打ち上げ費用が高いのが難点でした。
1回打ち上げると100億円かかる。
つまりロケットって積み荷を宇宙に運ぶものなので、
荷主さん、つまり積み荷を作るお客さんには受けが悪いわけですよね。
高いから。
ということで、H3はコストダウンが徹底的に目指されました。
例えばですね、メインエンジン、すっごいたくさん部品を使うんですけども、
この部品の数を2割減らす。
それから、部品も昔はネジ1個からオーダーメイドっていう感じのものだったんですけど、
ここに自動車用の部品を大幅に取り入れる。
自動車用。
日本が誇る自動車産業。値段も安いし信頼性も高いということで。
これ発想の転換ですよね。
それでまたコストダウンができる。
もう一つは打ち上げ前の点検を自動化することで人件費を4分の1に減らせる。
それまた大きいですね。
やっぱり何十回も打ち上げていく中で、こういうできることからコストダウンをするということで、
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発車費用、打ち上げの費用はH2Aの半額。
ということは50億円ぐらい。
そう、ぐらいに落とせる。
これも結構環境としては世界の打ち上げビジネスでも戦えるというレベルまで下がっています。
これが成功すると海外からまたさらなる発注ビジネスを展開できるということにつながるわけですね。
その意味ではですね、やっぱり一発目が失敗だとやっぱりちょっと演技悪いですね。
印象はね。
そうですよね。
なので本当にこれまで以上に慎重に慎重を重ねて、岡田さんプロジェクトを進めてきて、
今回もこの失敗ですかというふうに聞かれたときに、いや失敗ではないんですとおっしゃってましたよね。
失敗なんですかと聞かなくてもいいのにね。
記者としては見出しどころなので、見出しどころだからやっぱりここをきちんと抑えておきたい。
ヒール役を勝手でもシーンを聞きたかったですね。
でもそれによってやっぱり失敗とは何かということが浮き彫りになったと見えるわけですね。
いざとなれば安全な状態で停止できた。これは正常にシステムが働いたので失敗ではないと。
でも確かに私もそう思いますね。
だって今回も罪には第1、3号という高いお金をかけて作った人工衛星で、
これ変な不具合を持ったまま打ち上げて、飛ばない、爆発されるとかね、
軌道に投入できないとかっていうことになると、本当にダメージ大きいです。
そうですね。
その意味では良かったなと。デビューはやっぱり慎重に失敗をなるべく減らしながら、失敗の目を減らしながらやるべきだと思いますが、
ただちょっと心配というか、世界がどんどん進んでいるので、そこはちょっと懸念事項なんですよ。
日本はやっぱり遅れてるってことですか。
そうですね。去年で言うと、秋にひとまり小型のロケット、イプシロンロケット6号機というのを打ち上げたんですけど、
姿勢制御装置の異常が分かって、上空で爆破されてるんですね。
そういう失敗の影響もあって、去年は1回も打ち上げが成功しなかった。
これ18年ぶりの賃事でして、やっぱり人材育成とか、いろんなビジネスの面でもね、
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向上的に打ち上げるということが途絶えてしまった年でもありました。
ヨーロッパのアリアンスペースという会社は、今年中に新型ロケットを作ると言ってますし、
アメリカもスペースXというイーロン・マスクさんが創業した宇宙会社。
これまで200回打ち上げていて、安定性がかなり注目されているということなんですよね。
そういう意味では、日本はスタートは出遅れてます。
だからこれからどう巻き返せるかということですね。
それからH3は開発に2200億円ぐらいの税金も投入されていますし、
20年代は月探査計画、アメリカが主導する。
あれに貨物を運ぶ役割を担うことになっているんですね。
これはH3が成功しないことには引き受けられないということなので、
あんまりのんびりもしていられない。
そうですね。がぜんその再発車に注目が集まっていきますね。
次こそ成功しないか。
プレッシャー半端ないですよね。
技術の進歩というのは、こうやって確実に進んでいくものですから、
ここは大きな気持ちで、期待を切らさず見守りたいと思います。
ぜひ次は喜びの涙を岡田さんに流してほしいですね。
本当に応援しています。
期待しましょう。
本村さんどうもありがとうございました。
毎日新聞論説委員の本村幸子さんでした。
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