00:00
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の中野です。
おはようございます。インターン生の塚田です。
塚田さん、突然なんですけど、宇宙に興味はありますか?
結構僕イーロンマスク好きなんで、スペースXとか通じて見たりしますね。
でもそういえば日本とかでもロケットの打ち上げについてのニュース、この間見た気がしますね。
さすがですね。実は今年2026年2月以降に、中国度の高いロケット打ち上げが立て続けに予定されているんです。
日本のH3ロケットに民間ロケットのカイロス、さらにはアメリカのアルテミス計画による半世紀ぶりの友人付飛行があります。
そんなに2月以降で重なっているんですね。
はい。成功すれば宇宙への関心が一気に高まるビッグイベントばかりです。
そこで今日はこの宇宙の話題をまとめつつ、日本で上場している宇宙関連企業もご紹介していきたいと思います。
かなり面白そうですね。ぜひ詳しく聞かせてください。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。今日の用語は何でしょうか?
今日の用語は国策銘柄です。
国策銘柄とは国の政策や予算によって追い風を受ける企業の株のことを指します。
投資家の間では注目されやすいジャンルですね。
確かに政府が力を入れている分野というのは予算もつきやすいですし、関連する企業にとっては安定した需要が見込めるということなんですね。
その通りです。例えば防衛時の増額で防衛管理株が注目されたり、半導体の国内生産の強化によって半導体管理株が買われたりするのがその典型例です。
そして今日のテーマである宇宙もまさに国策分野なんです。
日本政府は宇宙産業の市場規模を2030年代早期に倍増させる目標を掲げています。
宇宙って国策だったんですね。それなら今日紹介する宇宙関連銘柄もまさに国策銘柄として注目できるかもしれませんね。
ただしも国策だからといって必ず株価が上がるわけではないので、企業の業績や成長性もしっかり見ることが大切です。
その点も踏まえて今日は宇宙関連企業を見ていきましょう。
ぜひ詳しく解説してください。
それでは本編に入っていきましょう。
今日のテーマは2026年は宇宙ブームが最年。注目ロケット打ち上げと宇宙関連銘柄です。
まずは注目のロケット打ち上げについて教えてください。
大きく3つあります。
まず1つ目がJAXAと三菱中航が手掛ける日本の大型機関ロケットH3の9号機です。
もともと2026年2月1日に打ち上げ予定だったんですが、
2025年12月のH3ロケット8号機の打ち上げが失敗してしまって、現在は原因究明のため延期になっています。
03:03
8号機が失敗してしまったんですね。一体何が起きたんでしょうか。
8号機は種ヶ島宇宙センターから打ち上げられたんですが、
第2エンジンの燃焼が正常に立ち上がらず早期に停止してしまい、
搭載していた衛星導5号機を予定の軌道に投入できなかったんです。
それはかなり手痛いですよね。導5から7号機の3機で開発費約1000億円がかかってますしね。
H3ロケットは2023年の初号機失敗から立ち直り、
2号機から5機連続で成功を重ねていただき、今回の8号機の失敗は大きな痛みでした。
2025年2月3日にはJAXAが9号機の2025年度中の打ち上げを断念すると発表しています。
ただ原因がきちんと究明されれば、その後の打ち上げ大会が期待されるところです。
早く原因が分かって復活してほしいところですよね。2つ目の打ち上げは何でしょうか。
2つ目がスペース1の民間ロケットカイロス3号機です。
これは和歌山県串本町にある発射所スペースポートキーから2026年2月25日の11時頃に打ち上げ予定です。
和歌山からロケットが飛ぶってすごいですよね。やっぱり日本だと種ヶ島のイメージしかまだないんで。
ただカイロスってこれまではうまくは行ってないんですよね。
そうなんです。2024年3月に初号機が打ち上げられましたが爆発。
同年12月の2号機も発射約3分後に中断となり、いずれも衛星の軌道投入にはいたりませんでした。
ですから今回の3号機はまさに3度目の正直なんです。
これ成功すれば日本の民間ロケットとして初めて衛星の軌道投入を達成することになるんですよね。
その通りです。今回は超小型衛星が5機搭載されている予定でクラウドファンディングも実施しています。
注目度は非常に高いと言っていいですね。
やっぱ民間からのファーストペンギンってことで楽しみですよね。
3つ目は何でしょうか。
3つ目がNASAのアルテミスⅡです。
これは1972年のアポロ17号以来、なんと約半世紀ぶりの友人付き周回飛行ミッションなんです。
半世紀ぶりですか。改めて聞くとすごい良いですよね。
はい。今回は4名の宇宙飛行士がオリオン宇宙船に搭乗して地球から約10日間に渡って月を周回し帰還する計画となっています。
当初は2026年2月に打ち上げが予定されていたんですけども、打ち上げ前のリハーサルで液体水素の漏れが見つかり現在は3月以降に延期されています。
液体水素って扱いが難しいですもんね。
ただ、もしこのミッションが成功したら、その先には月面着陸のアルテミスⅢも控えているんですよね。
はい、その通りです。アルテミスⅢでは2027年以降に友人月面着陸を目指していて、さらに将来的には日本人宇宙飛行士2名が月面に降り立つ計画もあります。
06:06
日本人が月に降り立つ日が来るかもしれない。すごい宇宙兄弟みたいで夢が膨らみますよね。
そうですね。こういったロケット打ち上げが注目を集めることで、宇宙産業全体への関心が一気に加熱するんじゃないかと個人的には思っています。
ということで、ここからは投資の視点で日本の上場している宇宙関連企業3社をご紹介していきます。
はい、楽しみです。よろしくお願いします。
まず1社目はIHI、証券コード7013です。
IHIといえば防衛銘柄としても知られていますし、日本を代表する企業の一つですよね。
はい、特にIHIの子会社であるIHIエアロスペースは日本の固体燃料ロケット技術のパイオニアなんです。
JAXAの小型ロケットイプシロンの開発にも携わっています。
イプシロンロケットはニュースで見たことがあります。
そして今回のカイロスロケットにも深く関わっています。
カイロスを開発するスペースワンという企業はキャノン電子、IHIエアロスペース、清水建設、日本製作投資銀行の4社が設立に参画した企業なんです。
IHIエアロスペースの固体燃料ロケット技術がカイロスに向かわされているわけなんですね。
じゃあカイロス3号機の打ち上げが成功すればIHIグループにとっても大きなニュースになるんですね。
まさにそうです。日本の宇宙ロケット事業の幅広い分野に関わっている企業グループなんです。
これ宇宙以外を含めた業績だとどうなんでしょうか。
今回のIHIの2026年第3四半期累計の連結決算では売上収益は前年同期比で減少した一方で、
親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比10.7%増の約50億円となりました。
貿易関連の受注も伸びていて通期では増収同益の予想となっています。
利益もしっかり伸びているんですね。防衛費の増額というところも大きな追い風になりそうですよね。
おっしゃるとおりです。日本政府は防衛費の大幅増額を進めていますし、
宇宙領域の活用は重要視されていますので、ロケット技術を持つIHIの重要性はますます増していくと思います。
ぜひ注目していきたい銘柄ですね。続いては2社目の方も伺っていきましょう。
はい。2社目はスカパーJSATホールディングス。証券コード9412です。
スカパーって有料テレビ放送のイメージが強いですけど、宇宙と何か関係があるんですか?
驚かれる方が多いんですけど、スカパーJSATはアジア最大級の17キモの静止衛星を保有する、
日本で最も多くの商業用通信衛星を持つ企業なんです。
17キモ持ってアジア最大級って全然知らなかったですね。
宇宙事業では衛星通信回線の提供に加えて、地球観測画像の販売だったり、宇宙状況の把握といった新しいビジネスにも広がっています。
かなり宇宙での実務っていうのも担っている企業なんですね。業績の方はどうなんでしょうか?
09:00
はい。2026年3月期の第3四半期類型で連結準利益は176億円と前年同期22%の増益でした。
さらに直近では数期の業績予想も情報修正していて、過去最高域の達成を見込んでいます。
すごい。着実に利益を出しているんですね。
はい。さらにユニークなのが、社内発のスタートアップ、オービタルレーザーズを通じてレーザーを使ったスペースデブリ除去事業にも乗り出していることです。
2029年度には自ら衛星を打ち上げ、デブリ除去サービスの開始を目指しています。
デブリ除去までですか。衛星通信から宇宙ゴミの掃除まで、宇宙ビジネスのど真ん中にいる企業なんですね。
はい。面白い企業ですよね。
続いて3社目に移ります。
3社目はアストロスケールホールディングス、証券コード186Aです。
はい。アストロスケールホールディングスって聞いたことあります。ちょっと前に上場した企業ですよね。
はい。アストロスケールはスペースデブリの除去や運用が終わった人工衛星の回収などの軌道上サービスを世界に先駆けて実業化している企業なんです。
2024年に当初グロース仕様に上場しました。
スペースデブリってここ最近で危機を担いましたけど、そんな問題になってるんですか。
はい。これが非常に深刻な問題なんです。
地球の軌道上には薬目を得た衛星だったり、ロケットの残骸など大量の宇宙ゴミが漂っていて、稼働中の衛星や宇宙停車にぶつかるリフクもあるんです。
スペースXのフタリンクをはじめ衛星の打ち上げ数は急増しているので、デブリ問題はこれからますます大きくなっていくと考えられます。
まさに宇宙のゴミ問題ですね。
はい。アストロスケールはJAXAの大型デブリ除去の実証プロジェクトにも参画しています。
直近の業績を見ると、2026年の4月期、中間期で売上収益は約26億円と、前年同期期で約260%の大幅な増収を達成しました。
もう3倍以上ってことですよね。すごいな。
ただし、現時点での研究開発投資が先行していて赤字の段階です。
宇宙ベンチャーらしく先行投資の時期ということですね。
とはいえ、受注も積み上がっていますし、防衛省の実証衛星打ち上げ関連でも今後の需要が見込まれています。
宇宙の環境問題を解決するビジネスって考えると将来の成長率っていうのはかなり大きそうですね。
おっしゃる通りです。デブリ除去は国際的なルール作りが進めば義務化される可能性もあります。
その分野で世界にかきかけて技術と実績を積んでいるアストロスケールのポジションには非常に注目ですね。
はい。ところで宇宙といえばなんですけど、冒頭に僕も話したアメリカのスペースX、これも気になりますよね。
そうですね。実はスペースXが2026年中にIPOを計画していると報じられています。
12:01
時価総額は約1.5兆ドル。日本円にして200兆円を超える規模になるとも言われていて、実現すれば史上最大級のIPOになる可能性もあります。
1.5兆ドルって考えると日本円で200兆円超えですし、トヨタ自動車の時価総額が60兆円弱って考えると想像絶するスケールですね。
そうですよね。スペースXが上場性は宇宙産業より投資家の注目が一気に高まると思われます。
日本の宇宙関連銘柄にも波及効果があるかもしれませんので、今のうちから注目していくのが良いのではないでしょうか。
今日はロケットの打ち上げから宇宙関連銘柄まで盛りだくさんでしたね。
改めてまとめると、2026年は日本のHBロケット9号機の打ち上げ再開、カイロス3号機の民間初衛星機動投入への挑戦、そしてアルテミス2の半世紀ぶりの友人付き飛行と宇宙関連のビッグイベントが目白押しです。
そしてそれに関連する日本の上場企業として、カイロスにも深く関わるIHI証券コード7013、日本最大の衛星保有企業であるスカパーJSAT証券コード9412、宇宙デブリ除去のパイオニアでもあるアストロスケール証券コード186Aの3社を紹介しました。
どの企業もそれぞれ違った角度から宇宙産業に携わっていて非常に面白い存在です。
ロケットの打ち上げニュースをきっかけに宇宙関連メーカーに注目してみるのも面白いかもしれませんね。
そうですね。ただし宇宙産業はまだ発展途上の分野で、打ち上げの結果などで株価が大きく動くこともあります。
本日ご紹介した内容は主観による情報提供であり、投資を推奨するものではありません。投資判断はあくまでご自身の責任でお願いします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにてぜひ番組への感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めていきます。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。