ピアノの置き場所の重要性
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。 今日は、ピアノの置き場所で音は変わるというタイトルでお話をさせていただきます。
ピアノを購入されて、じゃあどこに置こうかというのを事前に深く考えていた方って、実はそんなに多くないと思うんですよね。
でもね、実はこのピアノの置き場所によって音の響き方であったりとか、ピアノの調律の持ちっていうのも変わってくるんです。
今日はですね、この調律の現場でよくお話しします、ピアノの置き方のコツについてちょっとお話をしてみようかなと思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝少々お話ししています。
朝の支度とか通勤のともに耳だけご参加ください。 はい、というわけで改めましておはようございます。平瀬楽器の平瀬智樹です。
今日は月曜日ということで、ピアノの耳頼りというテーマでピアノのお話をする日なんですけども、テーマはピアノの置き場所です。
この置き場所っていうのはね、どこでもいいわけじゃなくて、結構影響してくるんですよ。
置き場所って言っても、床の補強とか言われる方が多いんです。ピアノって重量物なのでって言われる方が多いんですけども、
されてもいいと思うんですけど、我々からするとピアノって別にその補強とかは必要ないと思ってるんですね。
なんでかって言うと、アップラッドピアノで220キロとか250キロ、ずっとかかるっていう意味では補強しておいてもいいかもしれないんですけども、
普通に考えて大人が一人60キロやとしたら、大人が4人分ぐらいですよね。大人4人乗ったら抜ける床ってやばくないですか。そういう家ってやばいんですよね。
家として成り立たないので。だからピアノのために補強するっていうのは、あんまりしなくてもいいんじゃないかなというふうに我々は思っています。
家建てられる方はね、しておいたほうがいいですよって言われるんですけども、僕たちはそこまで言わないんですね。
今日のお話はそういうお話ではなくて、家の中で一体どこに置けばいいのかっていうお話をしたいなと思います。
壁と床の関係
ちょっとした工夫で音の響き方とか楽器の用いっていうのも変わってくるんですよね。
まずですね、壁との距離、壁の位置の話です。 アップライトピアノ、今日のお話は生のピアノの話ですね。電子ピアノじゃなくて生のピアノなんですけども、
アップライトピアノっていうのは音は背中からから出てるんですね。 なのでこの背中側の
音が出る場所と壁との距離感、壁との位置関係っていうのは結構大きな問題になります。 壁とピアノをぴったりくっつけるとどうなるかと言いますと、これ分かる通り
音が出ているところを塞いじゃうんで音がこもっちゃうんですね。こもりやすくなるという感じになります。
なのでだいたい10センチから15センチ、拳一つ分ぐらいかな話しておくのが一般的です。
何も言わずに運送屋さんにここら辺に置いてくださいって言っていただくと、 だいたい10センチから15センチぐらい話しておかれます。
ちょうど物が落ちやすい距離なんですね。10センチ、15センチ。 落ちても拾えにくいんですけども、それぐらい開けとかないと音がちゃんと響かないんです。
これぐらいちゃんと話すと音がちゃんと壁に当たって前に響いて聞きやすくなります。 ベチャって付けた方がもちろん見た目は収まるかもしれないんですけども、
音の通り道っていうのを確保するってすごい大事なことになってきます。 それに加えてですね、そこの場所ピアノがずっと置かれるので空気の通り道が少なくなるんですね。
だからカビとかに置きやすくなります。 すごい気にされている方には、その壁とピアノの隙間にたまにレインで扇風機で風を送ってくださいというふうなお話をするんですけども、
そうすることでやっぱ空気の通りを良くするんです。 壁のカビとかの発生をちょっと防ぐことができるかなというふうに思います。
あともう一つ大事なのがですね、どの壁に向かって置くかっていうことなんですね。 だいたいが外の壁、家の外壁に向かって置かれることが多いと思います。
だいたいもう何も考えずにそこに置くんですけども、外壁っていうのは実は冬はやっぱり冷えやすいんですよね。 外の壁が冷えているので当然その外の壁に面している内側の壁だとしてもやっぱり冷えやすいんです。
夏はやっぱり熱を持ちやすいんですね。 だから内壁に比べると外壁っていうのは温度差が激しくなります。
ピアノという楽器は木と金属鉄との組み合わせでできている楽器なので、こういった温度とかあと湿度の影響ですごく浮きやすくなって、
浮けるとですね調節が狂いやすくなったりするんですね。もちろん他の影響、例えば鍵盤が動きにくくなってとか、そんなことももちろん起こることもあります。
その点ですね、外壁じゃなくて内壁ですね。 家の内側に向いている壁っていうのは比較的そこに関しては安定してるんですよね。
当然なんですけど家の中にありますから、極端にそこの壁だけ寒いとかそんなことはないわけなんです。 それに加えてですねやっぱり外の壁っていうのは音がやっぱりそっちに抜けやすくなるので、
防音という観点からでも外壁につけているとどうしても外の方に音が抜けるんですけども、 内壁だと家の中に入っちゃいますから、防音という意味でも音が漏れにくくなるんですね。
内壁っていうのもいいかなというふうに思います。家の中は当然うるさくなりますけども、この防音という観点からも内側に置かれるっていうのがいいんじゃないかなというふうに思います。
防音室の必要性
あと床とか家具の影響ですけども、
床がねフローリングの場合のお部屋だと音がピャーンと反射するんですよね。 だから音が本来のピアノの音以上に響くことになります。
そこにカーペットが敷いてあると音はそこに吸われて、ちょっと落ち着いた印象になりますよね。 当然ですけど壁にカーテンとか多分かかっていると思うんですけども、カーテンがかかっているとそこにも吸収されます。
本棚なんかあったりしても、本棚に置いている本とかにも吸収されますし、カーテンの材質ですね。
防音の材質みたいなもの、ちょっと分厚いものとかを使っているともっともっと吸収されます。 部屋の形とか素材とかそういったカーテンとか置かれているものによっても音の印象って全然変わってくるんですよね。
だからあんまりされたことないと思うんですけども、同じピアノでも部屋移動するとあれあっちの音と違うなっていうのが当然ありえるんですよね。
だからお家の中でどこに置くかっていうのはこういった部屋の素材、床材だったりとか、まあ天井もそうですよね。
あと壁の壁紙、カーテン、どんなものを使っているかによっても全然変わってくるっていうのを頭に入れていただければいいかなと思います。
特にですけども、防音の相談っていうのがちょこちょこあったりするんですね。ご近所へのご配慮っていう意味でね。
すごい大事なことだと思うんですけども、そういうの一番いいのは防音室作ることなんですよ。
当然の話なんですけども、お家の中に防音室を作ってしまう一つね。それが一番いいと思うんですが、まあちゃんとしたものを作ろうと思うとピアノ1台分ぐらいかかっちゃいます。
もっとかかるかな。アップライトを減らした2台分ぐらいかかっちゃいます。お金がね。家の中も当然ごちゃごちゃしますし。
防音室で壁をもう一個作るわけなんで、思っているよりも狭い部屋になっちゃうんですよね。
ピアノの音への影響
だからそういった防音室を作るのが一番いいんですけれども、音の配慮という意味では音を完全に止めてしまうことよりも、音を和らげるような工夫でまず十分な場合があります。
先ほど言いましたちょっと厚手のカーテンであったりとか、あと他にもやるのであれば、例えば防音の急音のパネルですね。
そういうものを使っていただくとか、床の引かれるカーペットの上にちょっとラグみたいな防音のパネルみたいなもありますので、そういうものをするだけでも全然違います。
こういった手軽な対策でもね、ご近所さんへのご配慮っていうのは全然実施できたりするんですよね。
なのでピアノっていうのは結構音が鳴る楽器なので、どうしても音の問題、ご近所へのご配慮であったりとか、お家の中での響きの問題っていうのはずっとあります。
なのでここらへんをよく考えてピアノの設置場所っていうのを決めていただくと全然変わってきます。
逆にここらへんがちょうどピアノにいいわ、150センチぐらい空いてるからここでいいわってやっちゃうと、せっかく鳴るピアノやったのに全然鳴らへんわっていうのがある場合があります。
特にあるのが和室とかなんですけどね、和室あんま使ってないからここでええわってやっちゃうと畳って結構音するんですよ。
だからあれ思ってたりも全然このピアノ鳴らへんなーってピアノのせいにされちゃったりするんですけども、
そこらへんをちゃんと考えてちょうど防音にもなるから和室に置こうかっていうのであれば全く問題ないんですけども、
ここがちょうど空いてるからええわでやっちゃうとあれ?全然鳴らへんなーみたいになっちゃうんですよね。
なのでまずは壁との距離を少しとる。
あと外側の壁を避けるとか、床材を考えていただいたり、カーテンの材料を考えていただいたり、
そういうふうなことをするだけでも全然ピアノの響きって変わってきますし、ピアノ自体の調律の持ちも変わってきます。
言ったらピアノの置き場所によってピアノが本当に気持ちよくなってくれるかどうかって変わってくるので、
ピアノこれから置こうかなって考えていらっしゃる方は、もしも今置いている方であっても、
ここのピアノをこっちに変えたらどうかなーみたいなちょっと考えていただくだけでも全然変わるかもしれません。
今日はそんなピアノの置き場所のお話でした。参考にしていただければ幸いでございます。
特別キャンペーンの告知
はい、というわけで今日も最後まで聴いていただきましてありがとうございました。
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ぜひこの初めの1ヶ月月謝無料キャンペーンご利用いただければと思います。
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それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。