音色の仕組み
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。
今日は音色のヒミツといい音の作り方というタイトルでお話をさせていただきます。
楽器ってね、同じ音、例えばどうやったらどうの音でも全然違う音がしますよね。
あれってどういうことがポイントになっているかおわかりでしょうか。
音色のヒミツと、いい音に近づくまでのコツというのをお話したいと思います。
この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝少しずつお話しています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。
本日は12月3日水曜日、音楽ミニマメ知識です。
水曜日は音楽ミニマメ知識というテーマでお話をさせていただくんですが、
割と出てくる話題でですね、楽器の音色ってなんで違うのっていうお話、それともう一歩踏み込んでどうやったらいい音に近づくっていうこの2本立てで今日はお話をしたいなというふうに思います。
まずですね、こんな経験ないですかね、カラオケとか皆さん行かれると思うんですけども、カラオケ行った時にあの曲始まって歌い出しの一音だけで、この人うまいわってわかることないですか。
あれってね、その音程が合ってるかどうかとかリズムが合ってるかどうかっていうことももちろんあるんですけども、
音、声の声、声色ですね音色がちゃんと整ってるかどうかなんですよね。これが音色がちゃんと良い音が出てると、この人うまいわって感じるんです。
この音色っていう点で考えるとですね、楽器も全く同じ話になってくるんですね。
音ってね、例えばドーって鳴らすじゃないですか。この僕の声もそうなんですけども、このドーって言った時にドーの音だけが鳴ってるわけじゃないっていうことはご存知でしょうか。
実はこの音の中には倍音というものが含まれていまして、平分みたいなもんですね。
例えばドーの音の1オクターブ上のドーの音、その上のオクターブ上のドーの音とか、まぁだいたい8倍音ぐらいまでは人間の耳で聞き分けるっていうふうに言うんですけども、
ピアノとかの場合は8倍音ぐらいまでが含まれているというふうに言われます。これ楽器ごとによると違うんですよ。
倍音が多い楽器であったりとか、倍音が少ない楽器であったりとか、高い倍音、高次倍音というんですけども、そういうものが含まれてたり、
あんまり高い音は含まれてなくて低い倍音でまとまってたりとか、その楽器の特性によって全然違うんです。
これが全部まとまって音色というふうに言われます。 皆さんよくご存知の楽器であれば、例えばトライアングルっていう楽器あるじゃないですか。
楽器の特性と演奏法
チーンという楽器。あれは倍音が少ないからすごいシンプルな音なんですね。チーンという楽器が鳴りますよね。
あとはピッコロとかフルートとか、ああいう楽器も倍音が比較的少ない楽器というふうに言われています。
倍音が大きい多い楽器というのはピアノとか、チェロとか、倍音が大きい多い楽器というふうに言われています。
これなんで楽器によって倍音が違うんか、イコール音色が違うんかなんですけども、
これはざっくり理由は3つありまして、まず材質が違うんですよね。 木とか金属とか革とかフェルトとか、いろんな素材があるじゃないですか。
フェルトでできた楽器はないけども、ピアノとかフェルト使ってますよね。 なのでこれがそれぞれやっぱ振動の癖が違うので、音の出方が全然違うんです。
当然倍音の出方も変わってきます。 あと構造も違いますよね。管楽器であれば管の太さも違いますし、長さも違いますし、形状も違いますよね。
ソプラノサックスとクラリネットってなんとなく見た目は似てるけども、音が違うっていうのは、やっぱり管の太さ長さが全然違うからです。
まあ素材も違いますけどね。 あと鳴らし方。
鳴らし方も違いますよね。息で鳴らす楽器もありますし、バイオリンとかチェロみたいに弦を弾いたり弾いたりする楽器もありますし、
ピアノみたいに叩く楽器もありますよね。マリンバとかも叩く楽器ですよね。 ここのスタート時点の振動の質が違うんです。
これら全部が合わさって音色というものが生まれます。 面白いのは、ピアノという楽器で考えましょうか。
同じ楽器でもやっぱり人によって音色が変わるんです。 ピアノだと例えば鍵盤を弾くスピード、押すスピードとか違いますよね。
例えば、幼稚園のお子さんの手と外人さんのでっかいおっちゃんの腕の太さとか全然違うじゃないですか。
本当に丸端棒みたいな腕で弾く時と、すごい細い指で弾く時と、当然音が出方が違いますよね。
管楽器で言うと息のスピードも当然違いますし、楽器持っている姿勢も多分違います。 キーを押す力も全然違いますよね。
こんなんが変わってくることで倍音の出方イコール音色が全部変わってくるんです。 歌で考えたらわかりやすいんですけど、歌だと姿勢が悪いと息吸えないじゃないですか。
息が吸えないということは声がはっきり出ないじゃないですか。 声だけでさっきのカラオケの1音目の音ってやっぱり印象全然変わってくると思うんですよね。
全然息吸えてなかったらあれってなるわけなんですよ。これなんでかって倍音が乗らなくなるからなんです。
じゃあもう一個の話題、本題ですね。じゃあ良い音を出すためにはどうするのって話なんですけども。
良い音というのは結局倍音がしっかり乗った音がイコール良い音というふうに言われることが多いんですよね。
じゃあそれどうやって作るのという話なんですが、まず管楽器の場合、やっぱりこれは息のスピードを安定させる、たっぷり送ることも大事なんですけど安定させることが大事です。
息が入れると倍音も当然揺れますし潰れちゃうので。 強い弱いももちろん大事なんですけども、やっぱりスピードが一定であるってことが
すごく大事です。 あとは各楽器によって違うと思うんですけども、加える楽器。クラリネットとかサックスとか。
あとトランペットとかもそうですよね。口をあんまり締めすぎると振動が止まっちゃうので倍音が出ないということに繋がります。
要は楽器がちゃんと振動できるような体勢を整えてあげることが大事になります。 3つ目、姿勢ですね。
クラリネットとか真っ直ぐの楽器ありますよね。真っ直ぐの楽器を吹くときはちゃんと息が送れるように、ちゃんとこっちの姿勢もちゃんとしておかなきゃいけないです。
トランペットもそうですよね。お客さんの方にラッパーが向くっていうのももちろん大事なんですけども、こっちが背中丸めてやっぱり息も吸えないですし、
やっぱりちゃんと胸を開いて声を出す時と一緒ですね。ちゃんと息がガーって出るようにしてあげるってことがやっぱり何よりも大事になります。
良い音を作るためのコツ
ピアノの場合、これはあくまでも一般論なんですけども、鍵盤を押し込まないというふうに言われます。押し込むと、ギューッと押し込むと当然響きを抑制させることになります。
あと同じ理由で力みですね。肩にめっちゃ力が入っているとかするとやっぱ倍音が消えやすいとかいうふうに言いますよね。
あと当然楽器の状態っていうのもあります。ピアノの場合は調律だけじゃなくて成長という作業がありまして、この成長がね意外と倍音の通りに影響するというふうに言われています。
だから成長をちゃんとしていただきたいなというふうに思うんですよね。 楽器いろいろありますけども基本的にやっぱり共通する良い音の条件っていうのはまずやっぱり楽器がちゃんと
響く場所をちゃんと鳴らすということなんですよ。 管楽器で言うとちゃんと本体がちゃんと鳴る、ちゃんと響くっていうことが絶対大事です。
そのためには何が大事かというと姿勢ですね。 こっちの楽器演奏する側の姿勢とか楽器を持つフォームが整っていること。
あと体が力まないこと。あと安定した呼吸とか安定した動きとか。 あとまあ当然ですけど楽器のメンテをちゃんとしていることなんですよね。
歌で言うと全く同じで体がちゃんと響くような状態になっているかどうか姿勢ですね。 まさに姿勢なんですけどもちゃんと息を吸えているかどうか。
安定してちゃんと息が出ているかどうか。 あと体のメンテナンスですね。肩こりがないかとか姿勢がちゃんと歪んでないかとか。
やっぱ骨盤が歪んでる人とか。 あとよく言うんですけども頭蓋骨がやっぱちゃんと動いていない人は言葉悪いですけど文字っていうふうに言われます。
ちゃんと顎がちゃんと開くとかね。そういうのすごい大事なのでスレッチちゃんとしているとかめちゃめちゃ大事っていうふうに言われます。
要はその楽器、歌の場合は体ですけどもが響きやすい状態を作ると倍音は勝手に出てくるので良い音に聞こえるとそういうふうになっています。
カラオケの準備
というわけで今日はですね音色イコール倍音という話と良い音の作り方っていうのをお届けさせていただきました。
これから忘年会とかでカラオケに行かれる方も多いと思うんですけどもカラオケの1音目で上手いってなるためにはどういうことをしたらいいかという話でしたね今日はね。
聞いてる方は繰り返し聞いていただいて自分に足りひんところちょっとチェックしていただければというふうに思います。
まぁ要はちょっと姿勢を意識したいね。息をちょっと意識するだけで全然変わってくるよという話なんでぜひ今日からの練習でぜひ試していっていただけたらと思います。
はいというわけで今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。
