チューナーの役割と限界
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。今日は、チューナーがあっても音程は合わないという話、というタイトルでお話を届けたいなというふうに思います。
チューナーってね、ギターチューナーとかクロマチックチューナーとか色々あるんですけれども、あれね、今も当たり前のように使えますよね。
合ってるかどうか目で見てわかるって、すげー便利な機械なんですけれども。でもね、チューナー通りにはあっているけれども、あってて気持ちいいっていうのとちょっと違う場合があるんですよね。
なんでそんなことが起きるのか、今日はちょっとだけ丁寧にね、その辺を少しお話ししたいなというふうに思います。
はい、この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分ぐらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝少しずつお話ししています。朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。
はい、というわけで改めましておはようございます。今日は1月7日の水曜日ですね。水曜日は音楽ミニマメ知識ということで、音楽の雑学みたいなお話をする日なんですけれども、今日はチューナーのお話をしたいなというふうに思います。
チューナーってね、チューニングするときに使う機械。あれってね、正解を教えてくれる道具だと僕は思っています。この正しい音程を機械の中でピピピと示してくれる、すげー便利なもの。
特に初心者の方にはもうめちゃくちゃ大事なもので、やっぱその全然合ってない状態、めちゃめちゃピッチが低いとかね、そういうのからここが正しいんだよっていうのを合ってるっていうのを教えてくれるいい道具なんですよ。
昔はね、チューナーってすごい高くてなかなか買えなかったんですけれども、僕らが高校生ぐらいからかな、だんだんだんだん値段が安くなってきてね、今は本当に誰でも手に入るようになって、ああいう便利なものは使った方がいいなと思うんですけれども、そんなチューナー、めちゃめちゃいい道具なんですね。
でもね、実際やったのに、例えばチューナーで合わせているのに合わないとかね、あとはピアノの調節なんかでも普通にあるんですけれども、チューナーで1音ずつ見てたら別にokなんだけども、和音になるとなんかあれっていうのとか、なんかこう狂ってるってわけではないんだけれども、こう噛み合ってないなみたいな感じを受ける時ってあると思うんですよ。
これ今ピアノの話しましたけども、管楽器の場合でもそうです。例えば3人いててドミソって吹いた時に、ドもミもソもチューナーでやったらピッチラ合ってると、なのにも関わらず、せーのでドミソってやった時になんか合わへん、気持ち悪いなっていうのがあると思うんですよね。
音楽における響きの多様性
これって結構皆さん経験あるんじゃないかなと思います。これなんでなんでしょうかという話なんですよね。
これなんでズレて感じるのかっていうのがいろいろ理由はあるんですけれども、そのケースバイケースいろいろあります。例えばさっき言ったドとミとソ3人の場合はこれドミソってやっても、いろいろ実はルールがあって、ドとミとソの正しいピッチでドミソって吹くと唸るんですよね。
お互いがこう引っかかって、うまく共鳴しないんです。これは音楽のルールとしてあって、ミの音は386、14セント低くしないといけない。ソの音は702セントちょっとだけ2セント高くしないと合わないっていう、これはもう音楽のルールとしてあるんですよね。
なのでチューナーの場合はピッチリ386じゃなくて400、702じゃなくて700っていうところを教えてくれてるので、それは合わへんよねってなるんですよね。他にも倍音の話が出てきます。倍音っていうのは、例えばドっていう音が出てても、これドの音だけじゃないんですよ。
ドの音にもいろんな音が含まれてて、だいたい聞こえてくる音って、ド、ド、ソ、ド、ミ、ソ、シ、ドぐらいまで7倍音ぐらいまで人間の耳が聞こえるって言うんですけども、そこらへんの倍音が人によって違うんですよね。
例えば管楽器で言うと息がどんだけ入っているかとか楽器の状態とかそんなにもやっぱり響きが変わってくるんです。なのでこれ倍音に関しては何が正解はないんですけども、人それぞれ倍音が違いますので聞こえてくる音が違うし、
そうなるとチューナーで合ってるか合ってないかではなくて聞こえてくる音が違ってくるっていうのも当然あります。
なので例えば同じドとか同じミとかであってもやっぱり響き方がない方が違うんですよね。それプラス強く吹く、弱く吹く。ピアノの場合強く弾く、弱く弾く。
そんなのでもやっぱり印象が変わってきます。なのでチューナーで合ってる音っていうのはあくまでも自分とチューナーっていう関係なんですね。
周りにどんな音があるかによってやっぱり変わってくるわけなんですよ。だから実際の話音程っていうのは自分とチューナー1対1の関係であればこれが正しいって言えるんですけども、
周りに何かしらの音があって単独じゃない場合っていうのはこれね変わってくるわけなんです。
でね、例えばもうちょっとマニアックな話をしますとね、ピアノの場合で言うとですね、ピアノの場合はですね平均率というものがあります。
大体還元楽、オーケストラとか吹奏楽とかの場合は純正調というものがあります。ここら辺はね話したとすげー長い。2時間でも3時間でもしゃべれるんですけれども、ピアノの場合は88鍵しか鍵盤がないので一番気持ちのいいところで合わすとどっかがおかしくなるわけなんですよね。
簡単に話します。例えばドミソって弾いたときに、さっき言いましたね、ミ音は14セント低くしますっていうのが言いましたよね。こうしてやると気持ち悪いんですよ。400セントやったらちょっと気持ちがワンワンワンワンって言って気持ちが悪いわけなんですね。うなるわけです。
じゃあドミソのミの音を低くすればいいやんって思うんですけども、じゃあ低くして調律したとしましょう。今度ミから始まるドミソミソシとかの和音の場合、今度ソの音が低くしないといけないんですよ。でもミの音はもう低いんですよね。ドミソで合わせてるからみたいな感じでピアノの場合はこの気持ちがいい音程と必ずしも合わないんですよね。
誰でも弾けるようにやってるのが平均率という音程なんで、そこがずれてきます。どうしてもずれてきます。管楽器の場合は自分でピッチ変えれますので、そこはやっぱりご自身で変えれるんですけども、息とか温度とか姿勢とかそんなによっても変わってきます。
弦楽器、ヴァイオリンとかヴィオラとかチェロとか、ああいう楽器ってそもそも指を押さえるところにフレットがないじゃないですか。ギターはフレットがあるんですよね。線が弾いてあってこの辺がだいたいドですよレですよっていうのはあるんですけども、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロとかああいう楽器はないんです。そもそも固定されてないんですよ。
音程とチューナーの関係
歌、皆さん多分一番身近なのは歌だと思うんですけど、歌の場合はねやっぱり一番チューナー通りにはいかない楽器なんですよね。体っていうのはどこで鳴ってるかわかんないっていうのもありますし、なのでやっぱりこの楽器ごとによって全然その音程の取り方っていうのが変わってくるわけなんですよね。
チューナーという一見正しいものはあるんですけれども、じゃあそのチューナーとその楽器との関係性でそれを合ってるのかって言われたらその瞬間は合ってるかもしれないんですけれども、
他に楽器がいる場合とか、あとまあその様々な環境の影響によって変わってくることが結構あります。なのでチューナーっていうのはね全然使っていただいていいと思うんですよ。
あのめちゃめちゃ便利な機械ですし、チューナーは本当に出発点としてぜひ使っていただけたら嬉しいです。練習の最初にぜひ使ってほしいんですね。
でもチューナーが絶対正しいと思うのはちょっと間違いで、ちゃんとチューナーで合わせた後に耳で確認するっていうのをしていただきたいなと思います。
チューナー自体はねあの使ったら全然いいと思う。ズルでも何でもない使ったらいいんですけども、やっぱりあの耳の方が細かい音程聞けますし、周りの音も聞けるんですよね。
感覚論で話しているわけではないですし、チューナーで見る数字だけでもないんですよ。だからどっちかではなくてどっちもが必要なんですよね。
チューナーを使うのは悪だみたいな、機械は悪だみたいな話をしているわけでもなく、人の方が優れてるぞっていうわけでもなく、どっちも役割分担で使っていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
実際僕らピアノの調律師ってチューナー使わないんですよね。でも最初の基準のラーノート、真ん中のラーノートはチューナーで録るんですよ。だって正しいから。そこらへんはうまく使い分けしているかなという感じですよね。
というわけでざっくりまとめると、音程が合っているかどうかということと気持ちよく聞こえるかっていうのは違う話だということなんです。音程が合っているかどうかっていうのはチューナーでちゃんと測れます。
すごい便利な機械があるのでチューナーで見ていただいたらいいと思います。でもそれが気持ちよく響くかどうかっていうのは全然また別の話で、音楽って大半は気持ちよく響くかどうかが大事になる場面が多いんですよね。
なので音楽って面白いんですけれども、だからといってチューナーがあかんのかって言ってチューナーはそんなことないと。便利に使っていただいた上に気持ちよく響くっていうのがあると。そういう二段構えだっていうのをちょっと理解していただいた上でぜひ便利にチューナー使っていただけたらなというふうに思います。
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音楽でこの街の笑顔を増やします平瀬楽器の平瀬智樹でした。