耳の良さの種類
おはようございます。MORNING NOTEにようこそ。平瀬楽器の平瀬智樹です。
今日は、良い耳って実は一種類じゃないというタイトルでお話をさせていただきます。
僕らこんな仕事をしているとですね、あの人耳いいよねみたいな、そういう話をちょこちょこしたりするんですよね。
でもね、その良い耳っていうのは、実はいろんな種類があるっていうことと、あとさらに好みっていうのも結構混ざってるよっていうお話をしたいなというふうに思います。
はい、この番組は兵庫県三田市にあります平瀬楽器がお届けする毎朝10分くらいの音楽トーク番組です。
ピアノのこと、教室のこと、イベント作りや動画制作の裏話まで、音楽と街のちょっといい話を毎朝少しずつお話ししています。
朝の支度とか通勤のお供に耳だけご参加ください。
はい、というわけで本日は12月24日水曜日クリスマスイブですね。メリークリスマスですね。
はい、改めましておはようございます。水曜日のモーニングノートは音楽ミニ豆知識ということで、音楽全般のお話をする豆知識の日なんですけれども、耳のお話をしたいなと思います。
僕ね、調理通信みたいな仕事をしてるじゃないですか、みたいな調理通信をしてるんですけれども、耳が良いとよく言われるんですよね。
なんかその世間的に皆さんが持っていらっしゃる調理通信のイメージって耳が良い人っていうイメージあると思うんです。
もちろんね、それは耳は多少良い設定になってるんでしょうけども、それはさておきですね。
耳が良い人ってどんな人なのっていうのを今日ちょっとお話ししたいんですけれども、
例えば、音の違いが分かる、超越指的に音の違いが分かる、音程の違いが分かる人は耳が良いっていう人もいますし、
あとリズム感、リズムをちゃんと取れる人も、リズムが耳が良いっていう人もいますよね。
あと音の明るさとか暗さとか、そういう違いがはっきり分かるとかね。
あとはもっと言うと音の良し悪しみたいな、これはちょっと好みの部分もあると思うんですけれども、
そういうのが結構混じってて、トータルして耳が良い人って言ったりするんですよ。
なので、今日はその耳の良さの種類っていうところに少し迫ってみたいなと思います。
まずは整理したいんですけれども、音程の耳がありますよね、超越指的耳の良さ、音の違い、音程の高さの低さ、音の高さ低さがよく分かる音程の耳、
あとリズム感の耳、あと音色の耳っていうのもあります。
先ほど言いました明るい、暗いっていう音色ももちろんあるんですけれども、例えばピアノで言うとこもった音とか、柔らかい音とか、硬い音とか、
他にも僕は音を出す音響の仕事もしますので、そういう時もやっぱりこの会場でどういう音を出したらいいのかなっていうのを考えて出すんですけども、
そういうのを聞き分けるのも音色の耳なのかもしれないですね。
あとはバランス、バランスの耳っていうのもあります。例えばオーケストラの指揮者の人であれば、指揮者の真ん中に立っていて、フルートやバイオリンの音がどういうふうに聞こえてきたら一番いいのかな、この音楽では例えばコントラバスの音がどれくらい聞こえてきたらいいのかな、
チェロの音をどんなに聞こえてきたらいいのかな、スイッチ音楽をやったらサックスの音、バスクアイヌートの音がどういうふうに聞こえてきたら一番バランスがいいんだろうか、
ここらへんのバランスをとる耳っていうのも存在します。なので今ちょっと4つ言いましたけれども、音程の耳、リズムの耳、音色の耳、バランスの耳、これこんだけでも4つあります。もっとこういった部分を細分化できると思うんですね。
これはね実際能力の話だと思います。まあ訓練ももちろんあるんですけどね。
音の好みの影響
そこからですね、プラス好みが入ってきます。明るい音が好きな人もいます。柔らかい音が好きな人もいます。はっきりした音が好きな人もいます。低音重視の人もいます。
あと余韻が長いのが好きな人もいます。逆に余韻が長いのあんま好きじゃないよとか言う人もいます。カラオケで言うとエコーいっぱいかかっている方が好きとかね、
いろいろあるじゃないですか。そういうのも好みとして入ってきます。なので先ほど言いました、例えば4つの耳があったとして、明るい音、柔らかい音、はっきりした音、
暗い音、リバーブがかかって、エコーがかかっている音が好き。今まで6個くらいありましたね。
4種類かける6種類だけでも24通りありますよね。これってね、正解不正解ではないんです。結局好み、ただの好みって言うとちょっと語弊がありますけど、
好みなんですよね。
で、いい音っていうものがですね、こういう音っていう定義が実際あるようなないようななんですよ。
で実際の話として皆さんの中で自分の好みの音がイコールいい音で自分が気持ちがいい音っていうのがやっぱりいい音になっちゃうんですよね。これはね全然悪いことではないんです。
で、好きっていうのとわかるっていうのは全然別物なんですよね。
例えばまああんまりいないと思うんですけれども音程が低い方が好きっていう人が例えばいたとします。
それはでも音程をしっかりわかる人からするとちょっとそれは気持ちが悪い音になっちゃうんですよね。
だから好きっていうのとわかるっていうのは全然別物なんですよ。
あえて高い方が好きって言わなかった理由は音程高い方が心地が良くて好きって人が多いんですよ。
だからそこはあえて言えないんですけれども音程が低い方が好きっていう人はあんまりいらっしゃらないと思うんです。でもいたとしてもそれは別に間違いではないんです。
ただ一般的に音程が低いと認識される音っていうのがたまたまその人が好きだったっていうだけの話ですよね。
例えば子供さんなんかの場合は音色の好みっていうのがはっきりしてます。
小学校の低学年ぐらいの女子なんかはやっぱりマイナーな音楽が好きだったりします。今はちょっと違うんかもしれないんですけども。
昔から基本的にやっぱり女の子の幼い子っていうのはマイナーな音楽がすごい好きなんですよね。
男の子はやっぱりメジャーな音がすごい好きですし明るい音が好きです。
スーパー戦隊の曲とかね。スーパー戦隊の曲とかはやっぱり明るい音色の曲とかが多いじゃないですか。
あれやっぱり男の子が好きな音を多分使ってるんだと思うんですよね。 一方で女の子はそういうマイナー調の曲がやっぱり好きだったりします。
大人の場合はどうかというとやっぱり自分が聞いてきた音とか自分が聞いてきた音楽にどうしても引っ張られる傾向があります。
クラシック育ちなのか、ポップス育ちなのか、変わる曲ずっと聴いて育ったのかによって全然違うんですよね。
やっぱりそれが自分が一番好みの音楽が好き、自分が一番好みの音が好きっていう風になります。
それは全然良いことなんですよね。僕ら調律師はどうかと言いますと、調律師も実際好みがあるんです。
調律とか声音を整える仕事の時でもやっぱり絶対的に好みはあります。
なのでまず絶対的に整えるのは土台の部分は絶対に整えます。なるべくフラットな耳で整えるんですけども、もちろん好みは出ますよ。
その上で自分の好みで良い音にしていったり、あとはお客さんがもうちょっと柔らかい方がいいよねと言われたら、じゃあ柔らかくしましょうかっていう風にしていきます。
調律と音響の仕事
でもやっぱりまずベースはですね、フラットにしつつも自分の好みの音でやっぱりどうしても寄せていくことになります。
そこがゼロ地点ですよね。そこからどうしていくかっていうのをお客さんに聞いたりとかするわけです。
音響を出す仕事の場合もそうですね、フラットで聞くんですけれども、やっぱ最終的には自分の耳で聞くので自分の好みの音になってきます。
そこで作った上で、あとはそのアーティストさんがどんな音を好むのかとか、あと小屋の箱の大きさとかね、
やっぱりこの辺の音がちょっとハウリングしそうやなとか、ちょっとあのなんかヒンヒン言ってるなぁみたいなやつはちょっとカットしたりとか、そこは自分の好みから若干離れることもあるんですけども、
その場所にあった音っていうのを作っていく、そういう風になっていきます。 なのでね、ちょっと今日はあのフワッとした話になっちゃいましたけども、耳の良さ、
良い耳っていうのは何だろうかというと、これはですね、耳の良さはもうイコール能力です。
持って生まれたものもありますし、訓練で作れるものもあります。 でもね、好みっていうのは経験とあと感覚なんですよ。
これはどっちが良いかとかどっちが大事かという話じゃなくて、どっちも大事なんです。 これが混ざってるから音楽って面白くて、いろんな音があって、いろんな音楽があって、いろんな好みがあるわけなんですよね。
なので、まあ今日は良い音って何でしょうかと。 良い耳っていうのは何でしょうかというお話をさせていただきましたけども、良い耳っていうのは
まあ一つじゃないですし、これって定義ができないわけなんですよね。 だからこそ面白いっていうのがまあ今日の結論なのかなというふうに思います。
まあ締めで言うと、今日は耳と好みの話ですよね。 あの皆さん自身の、もしやるであればご自身の好きな音っていうのを一遍言語化してみてもいいかもしれないですね。
それは多分ご自身が今まで聞いてきた音楽とか音にだいぶ作用されていると思うんです。 そこから全然違う音が好きっていうのは多分少ないかなぁと思うんですけれども、
まあご自身の好きな音、あともしよかったら周りの人の好きな音っていうのを聞いてみて、それってどういうルーツがあるのかなっていうのを考えてみるのも面白いかもしれないですね。
ちなみに僕はですね、どんな音が好きっていうのは、そうですね、僕の場合、音響のバランス音の時なんかはこういう音が好きっていうのは結構明確にあって、
メロディーがもちろんちゃんと出てくるのもいいんですけれども、それと同じぐらい中音の音がちゃんと出てくる方が僕は好みなんですよね。
メロディーと伴奏ではないんですけれども、第二メロディーみたいなのがしっかり出てくるのが好きです。そういうふうなバランスでどうしても作ってしまいがちです。
同じように、BA音響をしている弟なんかは演歌育ちなので、やっぱりこうメロディー、歌がガーンと出てくる方がすごい好きなんですよね。
だから僕ら兄弟で音出しするんですけども、出てくる音は全然違うんです。別にどっちが正解とか不正解でもないんですね。こういうのが面白いからやっぱり音楽って面白いなと思います。
またこういうちょっとだけ専門的な話もね、どっかでできればなというふうに思っております。今日はまあ水曜日、豆知識なんで、ふわっと終わらせていただきたいと思います。
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それではまた明日の朝もモーニングノートでお待ちしております。
音楽でこの街の笑顔を増やします。平瀬楽器の平瀬智樹でした。