1. もおちゃんの「なぜなに?」樹木図鑑📗
  2. 【質問】こわい葉っぱがありま..
2025-12-23 44:22

【質問】こわい葉っぱがありました、こわいんでしょうか?


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サマリー

今回のエピソードでは、そらにゃんから寄せられた「怖い葉っぱ」についての質問に対する回答があり、その正体が明らかにされます。その葉っぱは「のきしのぶ」と呼ばれ、シダ植物の一種であり、胞子で増えることが説明され、リスナーはこの不思議な植物に対する理解を深めます。ポッドキャストではノキシノブの生態や特徴が詳しく説明され、特に光合成や水分管理に関する興味深い情報が紹介されています。また、ノキシノブが木に与える影響についても触れられ、その存在が木の健康や空気の清浄に寄与することが語られています。このエピソードでは、ノキシノブが木に与える影響やその効果について詳しく語られ、木の保湿や土の生成、さらには害虫からの防御機能など、ノキシノブの生態的役割について解説されています。怖い葉っぱの正体と着生植物についても話が進められ、リスナーたちの感想や意見が交えられています。

そらにゃんからの質問
おすおす、おはようございます。
こんにちは、こんばんは、里山暮らしの案内人のもおちゃんでございます。
いかがお過ごしでしょうか。
今日は23日になりましたね。
もうすぐクリスマスということで、町はうかれ気分なのでしょうか。
しかしもおちゃんは山の中で生活をしておりますので、
全然町が華やいでいるという雰囲気がよくわからないです。
それは東京にいた時には盛り上がりを感じてはいたんですけどね。
今まさに全然季節感というか風物詩みたいなものがよくわからない状態になります。
ということでですね、この番組は皆様からいただきました
木に関するさまざまな不思議とか、疑問とか、そういったものをお寄せいただいて
質問に答えていくという番組でございます。
そらにゃん、猫と葉っぱを愛する絵描きさん、ありがとうございます。
こんにちは、ゆっくりしていってくださいね。
今日そらにゃんからいただいた写真、ストーリーズから使わせていただいております。
ご了承ください。
はくちゃん、こんにちは、ありがとうございます。
26日金曜日21時、えりかちゃんとザコーミュージックアワードのイベントがあるんですね。
お楽しみです。
まつさんもこんにちは、ありがとうございます。
お互いにご挨拶していただいて本当に本当にありがとうございます。
そらにゃんすごい気になったので、ありがたいですということで
こちらこそお寄せいただいてありがとうございます。
ということでですね、今日はおーとたかにゃんや
お願いします、お願いしますって言っちゃった。
急にたくさんの人の名前呼ぶじゃないか。
もーちゃん先生、そらちゃん隊長、はくちゃん、まつわんちゃんということでありがとうございます。
皆さんもお互いにご挨拶いただいてありがとうございます。
続々と学ぶメンバーが集まってきて嬉しい限りです。
ありがとうございます。
昨日まではですね、たかにゃんからいただいたご質問で
男の子と女の子を植物にあるのかというところの話からですね
どんどんどんどん深まっていって、全3回にわたって行わせていただきました。
今日から新しいシリーズということでね、こんな質問から始めていきたいと思うんですね。
これはそらにゃんからいただいたご質問だったんですけど
ちょうど今皆様がですね、画面に映っている背景ですね。
ここに、なんかこれ木の表面なんですよ。
木の川、樹皮と言うんですけど、ここにですね
怖い、怖い葉っぱがあるということでね、ご報告をいただいたんですね。
確かに画面中央より少し上あたりに
緑色のなんだかこう幽霊がね、たらーんと前に手を伸ばしているような
なんかそんなおどろおどろしい葉っぱがあると。
で、これがですね、怖いよーって、なんか怖い気持ちがあるんだけどーって
そらにゃんが質問をくださったので、今日はね、これを答えていきたいと思います。
そしておそらくね、こういった葉っぱっていうのは
皆様の街角にある木たちもですね、こうやって身につけているものだと思うんですね。
たぶんこの正体を知っていただけると、またお散歩が楽しくなったり
一歩深まったり興味深くなったりしていただけるんじゃないかなと思って
今回はこのテーマを取り上げさせていただきたいと思います。
怖い葉っぱの正体
そうだね、そらちゃん隊長呼びに来てくれてありがとう。
ありがとー、そらにゃん、ナイス。
なんか弱っている木の肌でよく見かけるんです。
たかにゃんカサブタなのーって。
そうですね、このですね、正体についてお話をね、していきたいと思います。
たぶんね、今日で終わらないんですよ。
何回かに分かれていくと思うんですけども、またこんなシリーズをしていきたいと思いますね。
はい、ということで今日もやっていきましょう。
もーちゃんのなぜなに注目図鑑大人のための里山寺小屋
はい、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
さあやっていきましょう。
まずこのそらにゃんからいただいたこの葉っぱ
怖いものなのかどうなのかっていうことをね、すごい聞いてくるんですよ。
本当にそらにゃんからすごい勢いで聞かれるんですよ。
いやーこれね、心配になっちゃうんだろうね。
だってそらにゃんにとって木は友達。
その木がなんだか弱っていそうなところ。
そしてそこにですね、この葉っぱが見える。
なんか怖いよっていう思う気持ちはね、すごくわかります。
何のトラウマだろうね、そらにゃんね。
いやーこれはですね、何なんでしょうか。
皆さんヒューヒューとか盛り上げていただいてありがとうございます。
拍手、クラッカーマークありがとうございます。
なんでしょうね。
これはですね、まず結論から言うと、怖い葉っぱなのかどうか。
この答えは、ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ、
この葉っぱは怖くはありません。
はい。
ということでね、やっていきたいと思うんですね。
まずね、この結論から話をさせていただきたいと思いましたのでお伝えしました。
たかにゃんありがとう。こういうの食べないように怖く感じるようにできているんだよって。
もうみんな本当にここにいる人たち何でも口に入れようとするから。
でも確かにね、こういうマガマガしいもの、モノモノしいものってなんか危険な感じがするよね。
たかにゃんほっとしましたか?そらにゃんそうなんです。
あとそうですね、怖い。何でも口に入れるってのはバレてますね、そらにゃんね。
この葉っぱはですね、名前があります。
まず名前を知ると、皆さん、ねっきの名前を知ると仲良くなれるように、
この葉っぱさんの名前も知っていただけると仲良くなれるのではないかなと思って話させていただきますね。
このですね、たらーんと垂れ下がっている葉っぱの名前は、
のきしのぶと言います。のきしのぶさんです。
のきしのぶってもちろん皆さんはもう学んだので、カタカナで書いていただくんですけど、
これ意味にすると、のきさき、そうたかにゃんのきしのぶカタカナで書いていただいてありがとうございます。
あののきさきにしのぶ、忍者の忍ですね。たえしのぶと書いてのきしのぶと書きます。
はい、呼ばれます。ここからこの名前がついたんですね。のきしのぶさんです。
よくですね、この葉っぱは木だけではなく岩とか、あとですね、家ののき下とか屋根のところとか、
そんなところにもね、このね、葉っぱはね、出てきますよく。はい。
いろんなところに出てくるんですよ。で、そういう場所っていうのは地面じゃないんですよ。
葉っぱの胞子とその特性
僕たちのよく知っている植物たちっていうのは、地面から生えるでしょ。
っていうのは、地面には土の中にですね、水分がぎゅっと吸収されてるからなんですよね。
でも木の表面だったり、それから石、岩だったり、のきさきだったり、屋根の上だったり、
あんなところっていうのはなかなか水っていうものがたまってないですよね。
そりゃね、そうなんですよ。じめじめ感、これはですね、そのように感じますよね。
確かにちょっとうっすらしっとり湿ってるっていう感じ。もうこれくらいあれば、これくらいあればですね、
もう十分ですっていうくらいのものなんです。で、いつかまた雨がザーッと降ってくれて、
自分のところにですね、いっぱいのその水分が来てくれるっていうのを、じっと絶えしのんで待っています。
の木のように、屋根のように、のきさきのように水がないところでも、じっとしてしのんで絶えしのんで待っているその時よっていうのを、
こののきしのぶというそういう名前なんですよね。
たかにゃん、白カビ。白カビのようにも見えますかね。
この木の表面についたちょっと白っぽくなっているものっていうことかな。
これもね、ちょっと白カビに似てますよね。もしかしたらちょっと仲間かもしれないんですけど、
砂糖かかったクッキーにも見えなくもない。本当だね。
この砂糖かかったクッキーのように見える、白カビにも見えるこの木の表面についた、
このゴワゴワしたものと、こののきしのぶさんは別々のものです。別々のものです。
でも彼らは順番に出てくるというかですね、助け合っているというか、
そんなところもあるので、順にこれからですね、何回かにわたって解説をしていきたいと思います。
まず今日はこののきしのぶさんなんですよ。のきしのぶさんね。
ちょっとだけかじりたいね。まずはおいしそうとか言って。
そらにゃんはこののきしのぶの髪の毛みたいでっていうね、ここをまた話をしてくれてますよね。
このですね、のきしのぶさんは植物の中で分類をあえてするならばですね、
これはシダ植物なんです。シダ植物なんです。
シダ植物というのは種子、種で増えるのではなく、胞子で増えます。そうです。
このシダ植物っていうのは、今よく僕たちが見る種子植物たちのご先祖様ですね。
種で増えていく植物たちのご先祖様で、恐竜の時代からこのシダ植物はいるということなんですね。
これは胞子で増えていきます。
そっか、そらにゃんね。道理で苦手なんだ。シダ植物は苦手ですか?
このシダ植物は胞子、このですね、種子がありまして、この葉っぱ、見ていただくとですね、
いや、ちょっとわかんないかな。これをですね、ペランって裏返しにしてみてください。
そうするとですね、この葉っぱのこの薄長いところにですね、2列になって、丸い玉がテンテンテンテンテンテンとしてあります。
これがですね、胞子です。胞子が入っているところなんですよね。
この葉っぱのこの胞子のところから、胞子が、胞子のから、胞子が出て、そして風に乗っかって、どこかにふっと着陸をして、そしてまた新しい命を芽吹いていくということなんです。
なので、胞子で増えます。もしよかったらこの葉っぱ触ってみて、裏をペロンとめくってみてください。
ノキシノブ、もしよかったらですね、今ググって見ていただいても構いません。
後ろを見てみると、本当にね、よく整列されたような感じですね。茶色いテンテンテンテンっていうのがですね、見えます。
これがですね、胞子なんですよね。
このですね、ノキシノブさんっていうのは、
そうですが、すいません。これ以上やったらハラスメントになっちゃいますね。
ノキシノブハラスメントになっちゃいますね、タカニャン。
もーちゃん先生、ソラちゃんが触るのを嫌がってます。
そう言っている割にはですね、びっくりマークがハートマークになっちゃってるということでね。
ちょっとソラニャンもいじってるという。
松原泣き笑い。
ソラニャン大丈夫ですって泣き顔ついてますけどね。
もしよかったら触ってみてくださいよ。
それでですね、ソラニャンのね、これ写真を撮った時って、もしかしたらなんですけど、ひょっとしたらなんですけど、あんまり雨が降ってなかった季節なんじゃないでしょうか。
それからだんだんこう冬にかけていって乾燥している季節だったんじゃないでしょうか。
っていうのをちょっと予想を立てております。
ノキシノブの生態
このですね、ノキシノブさんは雨とか水が豊富にある時にですね、出会うともうね、ピーンと美しい緑色をですね、発するんですね。
でも水がない時っていうのはこうやって葉っぱをですね、しおれさせて、あえてしおれさせてくるんとしたような感じにして、
それでですね、体からのですね、水分の蒸発っていうのをできる限り防ぐんです。防ぐんです。
このですね、ノキシノブさんっていうのはすごく興味深い生態系をしてます。
緑色の持っている植物たちっていうのは光合成をしています。
太陽が出ている時に二酸化炭素をいっぱい吸って、そしてそれを光合成させて、またね、外に出していくっていうことじゃないですか。
だけどこのノキシノブさんはですね、できる限り、できる限りですよ。
例外はありますけど、できる限り自分の体を乾燥させたくない。
だっていつまた水分もらえるかわかんないんだもんっていう、そういうことなので。
昼間はですね、できる限り気候を閉じて、光合成をしないでじっと耐えているっていうことを言ってます。
できる限り太陽エネルギーとかを蓄えた上で、夜になってみんなが寝静まった頃にですね、
二酸化炭素を摂って、そして光合成というか、栄養分を作っているという、こういうですね、生態も持っているんですね。
だからね、これはね、ノキシノブを一つ二つ置いておくだけではまあまあ余りなんですけれども、
家に置いておくとですよ、もしこのノキシノブを家で飼っていたとかね、家で育てていたとしたら、
僕たちが家に帰って寝ている時にですね、二酸化炭素を摂って、酸素を出してくれるっていうことをするので、
インテリアとか、これを育てている人がもしいたとしたならば、なかなかですね、いい空気が家の中で巡っているんじゃないだろうかと、
ノキシノブさんの肩を持つようですけれども、こんなことをですね、僕は思うんですよね。
あとは、このノキシノブさんっていうのはですね、そういうことなので、日中の家とかはですね、
人が排出している化学的なちょっと嫌なガスとかさ、そういうものをしっかりと吸着をしてくれるなんていう効果もあって、
この空気清浄をしてくれるっていう効果もあるんだそうです。
ノキシノブの好む環境
さあ、そんな子たちがこの木にくっつくわけですね。
なんでこの木にくっつくのか。
ソラニャンがおっしゃってくださったように、なんだかちょっと不気味な感じがするっていうことですよね。
元気がない木についている気がするっていうことで、
次は後半戦はそこについて答えていきたいと思います。
あ、タカニありがとうございます。
放置で壁や畳から生えてきたりしないの?
するかもしれません。
するかもしれませんが、
がですね、畳だとちょっと微妙ですよね。生えてきそうですよね。
今からお話をさせていただくことが、もしかしたらヒントになるかもしれないのでお話しますね。
まずですね、なんでこういった木の樹皮っていうところに生えてきたいのかというと、
まずここがガサガサしていて、放置がくっつきやすいからなんです。
もしこれツルツルした表面であると、それはちょっとノーセンキューですよね。
そこにはちょっとくっつくことが難しいということになっていくので、
あえてこういったボコボコした木を選んできているということなんです。
あとはですね、のき先なんかもそうだし、岩とかもそうだけど、
ツルッとした岩には生えません。ボコボコした岩とかにそういうのが生えてくるんですよね。
なので、ツルッとした壁にはこのね、のきしのぶが生えてくることはまずないかなと思います。
けど畳とかちょっとザラッとしたね、そんな表面だと微妙かもしれませんので。
ノキシノブの影響
しっかりとね、清潔にしておかないといけないかもしれません。
ただ、これは明日以降になるかもしれませんが、
こののきしのぶさんが生えてくるためにもですね、たくさんの段階があるんですね。
その鍵を握っているのがこのですね、ホワイト、ちょっとチョコクッキーみたいに見えるゴワッとしたような部分だったりもするんですよね。
まあちょっと進めていきましょうね。
このですね、のきしのぶが生えているところがなんか弱っているような気がするっていう、
そらにゃんのその感覚っていうのはですね、非常に鋭いと思いますね。
っていうのはですね、木に苔が生えていたり、あとこういったのきしのぶが生えていたりとかする、
そういうのってなんか木が元気なさそうなんだよなーって思うじゃないですか。
これって僕たちはここまで学びを積み上げてきたのでようやくわかることなんですよ。
木は成長をすると木の皮を剥がしていきますね。脱皮していきますね。
そうですよね。その木のさ、網木が外側の方がちょっと大きくなっていくと、
そのたんびに木の皮、樹皮が剥がれていく、剥がれ落ちていくんだよ。
これは自然に落ちていくんだよっていう話をしてきたじゃないですか。
これが剥がれ落ちていければいくほど、苔とかこういったのきしのぶさんたちが着性と言います。
着性して生えてくることはないです。
着性というのはそこに付着して生えると書いて着性です。
この着性することはないじゃないですか。
つまり新陳代謝のいい木たちっていうのはそういったことがないということです。
しかし新陳代謝が落ちたりとか、
どんどん成長がゆっくりになっているそんな木たちっていうのに、
こうした苔だとか、あとこのシダ植物であるのきしのぶというのが生えてくるんですよ。
どうでしょうかここまで。
木はやっぱりちっちゃい時っていうのはぐんぐん成長をしたいものですよね。
そして大きくなれば大きくなるほど、この辺でいいかなっていういい塩梅の大きさを見つけていって、
成長を止めるわけじゃないけど、成長がゆっくりになっていったりします。
そうするとですね、この木の新陳代謝、樹皮が新しいのができて落ちていくなんていう、
そんな感じの時には大丈夫なわけですよね。
次なんですけど、こののきしのぶが木にとって悪さを知っているのかどうかっていう話ですね。
今日はですね、ソラニャンのこの怖い葉っぱっていうね、この怖さっていうものの正体をね、
ぜひ知っていただけたらと思うので、もうここにフォーカスして話をしていきますね。
あ、なるほどね、ソラニャン。うまく脱皮できてなさそうな木。そんな感じします。
ソラニャン、木の表面の特徴が見分けにくい感じのご老木さんとか、そうですそうです。
もうこのね、老木、古木、こういったものにね、生えてくることが多いんです。
で、僕たちはですね、こののきしのぶを見つけた時によく思ってしまいがちなのが、
この子たちって自分で栄養もそんなに作らずに、この木から栄養を吸い上げているんじゃないの?っていうふうに考えます。
そうですよね。寄生植物みたいなふうに考えるんですよね。
本当にね、パラサイトシングルみたいな話もありますよね。
もうずっとそのね、家にいて、ずっとね、家にいて働きもしないで、みたいな感じで寄生をしているみたいなことがあってさ。
そういった頭があるからなんでしょうかね。なんだかこの木にくっついたりとかしていると、なんかこのどっしりと構えていた木から栄養分を吸い上げて、
これ人たちはぬくぬくと悠々と暮らしているんじゃないだろうが、なんていうことを思ってしまいます。
だからね、剥がしたくなりますよね。
そうです、そうです。私かって。いやいやいや、そんなこと言ってないですよ。
はくちゃんね、泣き笑っちゃってますけど、まつわんもね。
それを言うなら僕もそうですけど。
とか言って。そうなんですよ。
でね、この木は、この葉っぱは、のきしのぶは、木からの栄養はもらってないっていうのが正解なんですよね。もらってないんです。
寄生する植物とかっていうのは、根っこを木の中にまで伸ばしていって、そこから栄養を取っているというイメージですよね。
だけど、このですね、のきしのぶをよく、よかったらもう剥がしちゃってください。
剥がして観察してみてください。
そしたら、そののきしのぶの根っこですね。根っこではないんですよね。
茎なんですけれども、下植物っていうのは地下系っていうのを学んだことがあると思います。
地面の中にも茎があるっていうふうに習ったと思います。
こののきしのぶに関しては、木にピタッとくっついているので、地下ではないので、
これは根っこの役割をする茎ということで、根茎という言葉があります。
根茎をどういうふうに伸ばしているかというと、木の表面を這わせるように伸ばしているんですね。
そしてこの木の表面を這わせるように伸ばしたこの根茎から、
少しずつこの辺からというところでにょきっと生えて、また葉っぱを直接出していくんですね。
なので根茎というのが木の、かなり長いんですけど、周りをぐるぐる回っているような感じです。
そこから葉っぱが直接出ているっていうふうに僕たちは見えるということなんですね。
だからこの根茎は木の中には入っておらず、木の表面をくるくる回っているんだよっていうことなんです。
だからまず木には害は特にはないよっていうことをお伝えしておきます。
ただこの野木忍さんを見たときに、ちょっとこの木は最近お疲れ気味なのかなとか、長生きさんなのかなとか、
そんなことを思うようなことができるかなと思いますね。
そう、表面をくるくるくるくるワイヤーみたいに細いのを伸ばしているんですね。
葉っぱとか植物っていうのは移動ができないって僕たちは思いますけれど、
でもこの根っこを横に横にくるくるくるくる這わせることによって、ちょっとずつその野木忍は移動をすることができると。
この辺だったら水分ちゃんともらえそうかなっていうところに、ちゃんと根を張っとくという、網を張っとく、山を張る、そんな感じですけどね。
この辺かなっていうところに次の葉っぱを出すっていうことをしているんですよ。
どうですか?まだ怖いですか?どうでしょうかね。
この後ですね、僕が話すことは、
このね、博ちゃんが前もおっしゃってくださったように、木同士が何か地下のネットワークとかでつながっているように見えますっていうような話をしてくれたじゃないですか。
この今回の野木忍もこうやって木にくっついているからには何か木のことを助けてくれているのかなどうなのかなっていうところをですね、ちょっと思いを馳せていきたいと思うんですね。
これは一概には言えません。本当にもう事実しかないので、事実ベースでしかないので、何とも言えないところなんですけれども、ちょっと話をさせていただきたいと思いますね。
高谷、早々してちょっと痒くなってます。
痒くなっちゃってる。
自分の体をこうね、野木忍がくるくるくるくる這わせて。
それはそれは、いやいやいや。
まずですね、この野木忍がいてくれることで、いいことがですね、いくつかあるんじゃないだろうかと思うんですね。
ノキシノブの保湿効果
これは全部事実ベースであるので、絶対にこうやってお互いに助け合って生きているわけですよっていうことは言い切れないんですけどね。
でもそういうことを僕は思っております。
一つはですね、何かっていうと、乾燥を防いでくれるということですね。乾燥を防いでくれます。
この葉っぱがあることによって、その木の部分がですね、実は乾燥を防いでくれるんですね。
これ本当によく言われることで、苔なんかもそういうふうに言われたりしてます。
このまんまだと新陳代謝落ちちゃって、なかなかしっとりとした組織を作ることができませんよっていう、そういう木たちは苔をですね、まとわりつけてですね、自分で身につけることによって、乾燥を防いでくれているということを言っています。
なので、あんまりですね、それを身につけすぎちゃうと群れちゃって、群れちゃって仕方がないんだけど、ちょうどいい塩梅の湿度っていうのを保ってくれるんじゃないだろうかということでね、保湿パックの効果もしてくれています。
もちろんあまりに増えすぎると重くなっちゃって樹皮がベリっと剥がれてしまったり、梅雨の時なんかはね、ジメジメしすぎちゃって、群れすぎちゃって木に腐朽菌という腐る菌が入ってしまうっていうこともですね、そういうこともないではないですよね。
はい、そしてですね、そうそうそうそう、保湿効果があるんですよ、タカニャ。自分でつけてるのかっていうふうに考えると、まあいいですけどね、お互いにお互いは別々の生物です。植物です。苔とは全然違うし、シダとも違うので何とも言えないんですけど、事実ベースで考えたときに、木を助けてくれているっていうこともあるんだということですね。
あ、そうそうそう、タカニャはパッチみたいなことかなって、パッチ、パッチ、そうですね、パッチって言うんですかね。痒いところに貼ったりするんですかね。
はい、そんなような効果がまず一つあるということです。そして、あとですね、おじいちゃんが着る肌着、そういうのがあるんですね。ちょっと乾燥肌に優しいみたいな。そういうのがあるんだ。
ハクちゃんには通じてるね。泣き笑ってくれてるから。そうかそうか。
あと2つぐらい効果があるとしたらならばですね、このノキシノブが生えているところっていうのは、ここにですね、土が溜まってくるんですよね。どこからかふわっと漂ってきた埃とか土とか、そういうものがちょっとずつちょっとずつ積もっていったりします。
この土っていうのはですね、結構いい土なんですよね。なんかこう誰にも踏み固められているわけでもなくて、なんとなくこの空気をいっぱいいっぱい含んでいる栄養がある土だったりします。
その溜まった土がですね、雨が降ったときにその雨がですね、土を流していったりとか、あとはそのですね、土を通り抜けた雨っていうのは栄養を含んでいますので、それが木の根っこにですね、入っていったときに栄養になるというようなことがありますかね。
そうそう、なんかね、天然の栄養ドリンクを作ってくれるかもしれないという、そんなビビタルものかもしれないけど、そういう効果もなきにしもあらずです。
害虫とノキシノブ
そしてですね、3つ目は、うわぁそれは怖いよっていうかもしれないけれど、でも木にとっては大切なことなんですね。
木にはですね、天敵っていうのがいて、自分の葉っぱとか幹とかね、木の葉っぱ、皮とかね、樹皮とかをどんどんかじっていってしまう、そういう虫たちがいます。
こういった虫たちを退治したいという思いはやっぱりあるんですよね。
で、こういったノキシノブがあると隠れ家を作るような感じになって、そこにですね、クモが住んでくれたりとか、あとはそういうですね、悪さをする虫たちを食べてくれる他のですね、虫が住んでくれたりするということで、
自分の体のところの中になんかこう部屋を作ってですね、自分がマンションの人になるみたいな感じでしょうかね。
そしてその住民たちを飼っておいて、そしていざという時にですね、その住民たちに助けてもらうなんていう、そういう効果もあります。
だから虫を飼うっていうこともあるかもしれません。
捕食性のダニっていうのもいたりとかして、すごく小さな小さな目には見えないようなダニさんたちも、そのですね、大きなですね、虫たちを食べに行くっていうようなこともあるのでね、こうやっていろんなものにですね、助けてもらいながら、ヒキっていうのは生きているのかもしれないよね。
ダニ、触るのはやめときます。猫さんたちに映ったら嫌だもんね。
そう、わからないですけどね、わからないですけども、でもそういうものも飼っているというか、いることもあります。
はい、だから長く長くそこにある、そういったね、ノキシノブたちはそうやってあるんですよ。
他にもですね、このノキシノブ以外にもこういう木についたりとか、あと岩についたりとかするきれいな植物もあるんですよ。
あのね、ランって聞いたことあります?ランってありますよね。
よくお祝いごととかさ、どっかがオープンしたりさ、お店がオープンしたりとかしたときにさ、そうそう、たかにゃん、そのランです。
そのランは、ランがあったときに、ランってさ、きれいじゃないですか。
あのランの中に石穀というですね、そう言われていくような種類のものがいるんですね。
石穀っていうのは、石、石、穀ってすごく難しい字なのでここでは言いませんが、石っていう字を書くんですよね。
このですね、ランの中の石穀っていうものは、石にもついていくような感じです。
きれいな花を咲かせたりとかするんですよね。
これらは木とかにもついたりもします。
なので、このですね、のきしのぶは今回テーマにはなりましたけども、他にも植物として木になったりとかする、木にくっつく植物っていうのはいるんです。
そしてその植物たちは決して木をいじめたりしているわけではなくて、同じようにきれいな花を咲かせたりもしますが、そこで木の湿度を保ってくれているっていうこともあるし、
虫たちを飼って木を守ってくれるっていうこともあるし、そんなことは考えていないかもしれませんけども、結果的にそんなことになっております。
この石穀とかランっていう植物って、こういう岩とか木とかになったりするんですよ。
あとは人が踏み入れないような崖っぷちとかになってたりするんですよね。
こういうものはすごく値段が高いんですよ。
すごく珍しくて、人が踏み入れないようなところだったり、それから岩とかそういうところにくっついたり崖にくっついたりするので、それを見に行くのも命がけだし、採集するのも取るのも命がけなんですよね。
昔、ランってすごく値段が高かった時代があったって聞きます。
今でもやっぱり高価な花だから開店祝いとかに送ると思うんですけど、やっぱり一株が数十万とか、すごい時には数百万とかすると。
ランさえ取れれば子どもを大学まで行かせることができるみたいなね、それぐらいのことがあったそうです。
僕が住んでいる町でも昔、ランを採掘するというか、こうやって取っていくっていうことがいっぱいあって、それでうちの子を大学まで行かせたよとか、家を建てたよなんていう言い伝えが結構残ったりもしているくらいなんですよ。
事故もいっぱいあったそうですけどね。
そんな感じですね。
ソラニャン、雲は1ミリメートルでもレベルでも1ミリレベルでも叫びます。
そうかそうか。
ソラニャン、木から出ているキノコもそういうこと?
そうです。
木から出ているキノコに関して言うと、木はキノコなんですが、キノコは木から栄養をもらっているものがほとんどです。
キノコたちは光合成をしないですよね。
だから、木から栄養をもらっています。
だけど、この前もお話ができたように、菌と木っていうのは共生の関係にあるということなので、キノコはキノコで、外からもらった栄養とかそういうのを木にも分け与えているっていうことは言われています。
そっか、前に勉強したんだったら全然大丈夫ですよ。
ただです。
キノコっていうのは、やっぱりどうしても木から栄養を取っていってしまうので、このキノコが出たら、もうこの木は命は長くないなっていうこともあるんですよ。
中まで腐朽すると言うんですけど、腐朽というのは腐る、朽ちると書きます。
腐朽していって、中までやられているねっていうのが外にキノコとして現れているっていうのもあったりするので、キノコが全てOKっていうわけでは決してないですね。
なので、木の命を考えた時に、やっぱりキノコが出てきた時にはちょっと苦しそうかなっていうことも思っていただけたらと思うし、
やっぱりキノコが出てくるっていうことは樹皮が長年剥がれてないんだなっていうことにもなると思いますので、
そんなように木の新陳代謝も落ちているのかなって思っていただけたらと思います。
苔とかそういうものは剥がすには及ばないかなって思ったりもします。
剥がす人もいますけどね。庭師さん、植木屋さんとかによっては剥がす人もいるんですけど、
剥がさないという方法も樹木医のね、世界とか木の健康を考えた時には取る処置ではありますね。
はい、いかがだったでしょうか。
タカニャン、原木椎茸の原木はしんどい状態なの?っていういいですね。
質問をいただきました。ありがとうございます。
原木椎茸、いまモーちゃんも家の裏で育てております。
椎茸というものはそもそもどのようにして育てるのかっていうと、2種類の方法が大きく分けてあります。
一つはタカニャンが言ってくれた原木椎茸、原木栽培ですね。
もう一つは菌称栽培と言われているものです。菌称は菌の床と書いて菌称です。
これはですね、全然育て方が違って、原木というのは木をですね、切って、それを穂だぎと言うんですけど、この穂だぎに菌を打ち込むんですね。
そして適度な水分をずっと湿らせておいて、そして椎茸をそこからボコボコ出していくというものです。
菌称栽培は、おがくずとかですね、そういった木のチップみたいなものをもうそのところにですね、用意をしておいて、そこにですね、菌をいっぱい流し込むことによって、そこから椎茸をですね、作っていくっていう方法ですかね。
あ、電気当てるとよく育つって聞く。そうなんだ。そうなんだ。知らなかったです。そうなんですね。電気って光を当てるってことかな。
原木、椎茸の原木はですね、しめじは菌称なのかな。
しめじ、菌称のものが市販では多いと思いますが、しめじが出てるっていうのは森を歩いてたりとか、あとしめじを原木で育てている人もいなくはないですね。そんな感じですかね。
原木、椎茸の原木はしんどい状態なのかというと、これね、結構しんどい状態です。
あえて菌をそこに打ち込むんです。コマって言って、一つ一つのですね、お祭りの射的で使うようなコルクのですね、玉あるじゃないですか。
あれに菌をいっぱい入れたものを、カンカンカンと、確かハンマーかなんかで入れていったと思うんですけど、ドリルで穴を開けて、その穴のところにカンカンカンってはめていくんですよ。
木と菌の関係
そうするとですね、その木はですね、菌に侵されていくんですね。そして1年半ぐらい経つとですね、そこから椎茸がどんどん出てくるようになります。
そして出てき終わったらですね、この木はボロボロに朽ち果てます。もう跡形もないぐらいボロボロになります。原型を留めません。
土に帰っていくっていう感じなんですけれども、なので椎茸とかやっぱりキノコが出すぎちゃうっていうのは、ちょっと苦しい状態ではあるんだろうなということを思いますね。
根っこのあたりとかだったらまだいいかもしれませんけどね、この幹とかになると結構苦しさを感じますよね、どうもね。
はい、答えになりましたでしょうか。原木さん、おいしい椎茸はありがとうってね。本当だよね。
このね、原木さんたちも間伐をしてですね、森の中でもうこの木はちょっとここにあると他の植物たちに光が当たらないからって言って切ってね、取り出したものとかそういうものを原木にしていったりもするのでね。
僕たちの、僕は今家の庭で栗の木を原木にして椎茸を今作っているところですね。
そうなんですよ。原木椎茸っていうのはそんなに大変な思いを大木さんたちがしてくれて、自分の体を菌たちのベッドに住処にさせてくれてるんですよね。
そうやって一つ一つができていますので、すごくありがたいことですよね。原木になってくれた木たちにとってはね。
それでまた土に帰っていくので、そんな感じでございます。
さあ、いかがだったでしょうか。
今日は質問、そらにゃんからいただきました。怖い葉っぱがありますけど怖いんでしょうかっていうことからお話をいただきました。
結論は怖くないではあるんですけれども、今日の話を聞いてさらにおぞましさが出てしまったっていう人もいるかもしれないし、
正体がわかったらさほどそうでもないじゃないかっていうことも思った人もいるかもしれません。
人それぞれで良いと思います。良いお付き合いをしてあげてくださいね。怖いけどありがとうも思うってそらにゃんが言ってくれてます。良かったです。
今日こうやってそらにゃんが来てくれた話で、着性する植物です。
木にこうやって張り付いて育っていくっていう植物がいるということを今日は抑えました。
他にもですね、着性していくっていうことのメカニズムっていうのがあるんですよ。
それがですね、この写真にも写っているちょっと白いホワイトチョコクッキーみたいな、こういう奴らですよ。
ちょっとかじりたくなっちゃうって、マツマンちゃんも言ってたこれですよ。
そう、たかにゃん着性する植物です。
こういうのをですね、何者なのかっていうことをまた話をしていきたいと思いますので、
木の表面を見ていくのがすごく楽しくなる、そんな1週間というか今週になればいいなと思っております。
はい、ということで今日はこの辺にしたいと思います。
今日コメントをくださったのは、マツマン、たかにゃん、はくちゃん、そしてそらにゃんでございました。
呼び残しはないですね、いつもここドキドキしちゃう。
ありがとうございました。
それでは、あなたとあなたの大切な人に森のセレンのご家族が訪れますように、
今日も本当にありがとうございました。
また明日お会いいたしましょう。
またねー。
44:22

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