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おすおす、おはようございます。こんにちは、こんばんは。
今日もブリコラのサラダ仕立ての時間がやってまいりました。
僕の名前は森林ストラクターのもおちゃんと申します。
今日も、すぐには役に立たなそうだけど、
無駄ではなさそうだから、時間が空いた時に聞き流してみる自然派エッセイ
やっていきたいと思っております。
今日は、僕が学校を辞めた本当の理由というテーマでお話をしていきたいと思っております。
よろしければ最後までお付き合いください。
僕は小学校教員を11年間勤めてきました。
非常に楽しい仕事だったのですが、
いくつかの理由があって仕事を離れることを決意しました。
物事を決断する時には決定的なある一つの理由があると思うのですが、
同時にいくつもの理由が複数背後には潜んでいるものであるとも思うのです。
今日はこれまであまり語ることがなかった理由をさらに語っていきたいと思います。
結論から言うと、指導する自信がなくなったのです。
国語を教えるとか算数を教えるとか、そういう指導ではないんです。
僕が指導する自信がなくなったのは給食でした。
給食は子どもたちにとってはもちろん、僕にとってもとても楽しみな時間でした。
自分自身が小学生だった時から考えても、給食を残したことはほとんどありません。
小学生の頃、僕は天金属の一家だったので、小学校を3つ通いました。
どの学校の給食も大変おいしくいただきました。
給食センターで作ってきたものがトラックに乗せられて運ばれてくる形式も経験したし、
時効式といって、学校ごとに校舎の中の給食室で調理をするのも経験しました。
給食は僕の楽しみを作ってくれた大切な時間で、今でも感謝をしています。
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ある時、朝目覚めると、体がとてもとても痛いことがありました。
立ち上がることも大変で、座るのも大変で、どうしてこんなにも体が痛いのか。
筋肉痛かなぁ。 ちょっと働きすぎたかなぁ。
そんなふうに思っていました。 直に痛みもひくかと思っていたのですが、
なかなか治りません。 毎朝痛い。
あらゆることを試しました。 お風呂に浸かる。
軽くほぐす運動をする。 ストレッチをする。
とにかく休む。 眠る。
でも、全然良くならないのです。 さあ、どうしたものか。
文献なども読み漁っていると、一つの仮説にぶち当たりました。
食事の偏りで筋肉痛のような反応が出る。 まさか、食べすぎてお腹が痛くなるならわかりますよ。
食事の偏りで筋肉が痛むなんてあるわけがないじゃないか。 ただ、もう打つ手はありません。
わらにもすがる思いで食事改善に取り組みました。 当時僕は体をバチバチに鍛えていたので、食事も
タンパク質ということで、お肉を中心の食事をいただいていました。 そして、
揚げ物もかなり多かった。 きっとかなり栄養が偏っていたんでしょう。
食生活を改善したら、みるみるうちに体から痛みが離れていきました。 信じがたいけど、原因はどうやら食事にあったらしい。
ちょうどその頃、僕は新宿の映画館で一つの作品と出会うことになります。 世界で一番幸せな食堂。
この映画には薬膳というお料理が出てきます。 薬膳というのは、一人一人の心と体の具合に合わせたお料理を
言います。 料理には効能がある。
なんと、食材一つ一つに体を元気にする効果があったり、 反対に体をだるくする効果があるというのです。
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例えば、この映画には生理中の女性が出てきます。 とても辛そうで、彼女が冷たいジュースを飲もうとすると、
主人公はそれを取り上げ、温かいスープを作って出すんです。 後で勉強してわかったことですが、
生理中の痛みの多くは血液によるもの。 冷たいものを飲むと血流が悪くなり、
かえって痛みが増します。 なので、温かいもので血行を良くしようということだったようです。
これは個人の体質と症状によりますので、 もし実践される際はご相談いただけたらと思います。
他にも主人公の薬膳を食べることで元気になる人がわんさか出てきます。
あ、これだ! なんだか運命的なものを感じ、
以来僕は薬膳を学ぶことになります。 学べば学ぶほどわかってくるのは、
食事は一人一人に合ったものを出す必要があるということでした。 例えば、疲れがマックスでヘトヘトになっている人には体力をつけたくて、
お肉料理をガツガツ召し上がることがあるけど本当にいいのでしょうか。 学校では牛乳がよく出ます。
実は効果的な食事はその日の天候にも関係しています。 どんな天気でも牛乳を飲むっていうのは健康的にはちょっと無理があったりします。
人は自然の中の一部であって自然とつながっています。 雨の日には気分がドヨンとしたり、
晴れた日にはエネルギッシュになったりすることを考えればこれは当然のことなのです。 給食後に眠くなってしまうあの現象は食べすぎだけから来るものでもありません。
料理によって眠気に襲われてしまうものもあって、午後の授業に差し支えるものもあります。
給食はその昔貴重な食事だったし栄養源でした。 その名残からか給食は残してはならない。
どんなメニューも完食させることが食育だと思われています。 しかし明らかに
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君、これは今食べない方がいいよね。 というものも出ます。
薬膳を作る人は食胃。 食べるにお医者さんで食胃と言われ、
その昔中国の王朝ではかなり高い薬食でした。 皇帝の体調管理の鍵を握る人だったからです。
それだけ重要なものだったのです。 確かに給食は栄養バランスは考えられています。
でも一人一人の体調は決して見ていません。 昨今はアレルギー対応もできるようにはなっていますが、
アレルギー持ちでない子もまた何でも ok というわけではないのです。
アトピーの子の症状が和らぐ食事があります。 寒借持ちの子が落ち着く食事があります。
寒がりの子が冬でもポカポカする食事があります。 自分自身が食事から来る体調不良を経験し、
薬膳の考え方を学んでいくと、どうしても給食において従来の一律に完食させるべしという指導を行う自信がなくなったのでした。
でももちろんそんな指導は認められるわけがないのです。 一人一人食べる量も違うし、食べるといい食材も違う。
それを言ったところで、残飯が増えてしまっては、学校としてはそちらの方が大問題とされました。
カロリーが計算されているんだから、クラスに割り当てられた量はクラスで全てを完食させるようにとお達しがあるのです。
もう食べられないと言っているこのお皿に、皿に盛り付けたこともありました。 いつも葛藤をしながらです。
次第に食事に対する考えが僕の中でアップデートされ、 学校教育の中で従来型の給食指導をする自信がなくなってしまったのです。
これはもしかしたら僕のエゴなのかもしれません。 でもそれでも人間も自然の一部であると考えると、どうもみんなが同じタイミングで同じものを同じ量食べきることは不自然ではないかと思い始めたのです。
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車のガソリンならば同じものを同じ量入れて燃料にするのでしょうが、人ではそうはいかないよねと。 給食が理由で教食を離れるだなんて、そんな人は珍しいと思います。
でも食事は毎日のことです。 食べたもので人は作られる。 僕はそれを決して軽んじたくはなかったのです。
いかがだったでしょうか? 最後まで聞いてくださったあなた、ぜひいいねやフォローで足跡を残していってくださいね。
今日は僕が学校を辞めた本当の理由、給食にあったという話をさせていただきました。
給食を作っている人たちが悪いとか、給食に携わっている方々が本当にそういうことを言っているわけではないので、もし気分を害されてしまったら深くお詫びを申し上げます。
ただ、この学校のシステムというものがどんどんどんどん移り変わりアップデートをしようとしている今、給食という文化は今もなお昔からずっと変わらずにあり続けているんですよね。
そしてそこに出されるメニューも非常に考えられたものです。その日1日で完全な栄養が取ることができなかったとしたら、次の日またその次の日1週間を通して栄養がしっかりと取れるように設計されていると栄養士さんから聞いたこともありました。
ただ、一人一人のオーダーに応えていく、テーラーメイドしていくということはなかなか難しいのがこの学校給食です。
学校で勤める限りは、また担任としてそこにいる限りは、この給食というものから逃れることができないんですね。
やはり給食指導という時間があって、給食を子どもたちにいかにマナーよく、そしてすべてのものをまんべんなく食べさせることができるかということが求められ、学校に勤めている教員たちは給食指導手当というものもいただいております。
これは本当にその学校現場の方針にもよるとは思うんですけれども、多くの学校が職域という観点から考えるとこのようにですね、なっているということですね。
この方針からそれるということは、学校の方針からそれるということでもあって、
なかなかそのアップデート、給食のアップデートということは、僕一人の力では難しかったということもありました。
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はい、ということで今日はお時間が来てしまいましたので、今日はこの辺でお会いでは心理インストラクターのモーちゃんがお送りいたしました。
またお会いできることを楽しみにしております。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。