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2023-12-14 21:27

人はなぜ旅をするのか/花や木は何に興味をもって生きるのか


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00:07
おっすおっす おはようございます。こんにちは。こんばんは。
地球元気食堂 開店でございます。僕の名前はもおちゃりと申します。
薬膳師をしたり、森林活動ガイドをしたりしております。 本日もよろしくお願い致します。
ここではない、どこか別の世界を見たい、
そのように思ったことって 誰しもがあることですよね。
植物もまた ここではない
別の世界を見たいと思っていると 言っていました。
植物は 動くことができないんです。
ですから ある植物は
僕に こう語りかけました。
なぜあなたはそんなにもそんなにも 忙しくせわしなく動いているの?
動かなければ 生きることは
できないんですか? 今
動かないといけないんですか? 動かなくても
私のように 生きることは
できますよ。 そのように語りかけた
植物がおりました。 しかし
他の花や木は
僕にこう語りかけました。 いいねー
いろんな世界を見てきているんでしょう?
だったら 私に僕に話して聞かせてよ
あなたが見てきた世界を見せてよ そんなふうに僕に語りかけてきたんですね
そうだね じゃあ話すよ
言葉を交わして 気持ちを通わせて
僕が今見ている世界を 花や
草や木に伝える 反対に
僕にも伝えてくれることがあります その場所で
ずっとずっと 僕なんかよりも長い長い時代を生き抜いてきた
03:02
その街の移り変わり 人の移り変わり
世の移り変わり これを
木が花が僕に語りかけてくれるんですね 僕は
植物がすっごく長生きで そして
動かなくてもここで生きていける そんな植物の姿がすごいな
素敵だなって思うんです ただ一方で植物側はまた僕たちのことを動けて羨ましいねって言う子もいるということですね
もちろん 僕のことを揶揄してそんなに動かなきゃいけないの?みたいなことを教えてくれる人も教えてくれる子もおりますが
僕たちはやはり いろんな世界を感じ見つめていきたい
そんなふうに思っていますよね 川の魚がポチャンと跳ねるんです
魚が 水中から
飛び出て 空中に舞うことがあるんですね
彼らはなんでそんなことをするんでしょうか 僕には到底理解ができませんでした
なぜならば 魚は
天敵が鳥だからですね 地上に出てしまえば
水面から出てしまえば自分の体を鳥にさらすことになる 自ら危険を自分自身が
引き受けようとするんですね 魚が食べたい自分の食料となる虫が水面に飛んでいるならわかるんです
でも ことはそうではないようなのです
博物館の学芸員さんに 話を聞いてみたことがありました
魚はなぜ跳ねるのですか その学芸員さんは
首をかしげて
と頷いてこう言いました
飛びたいから 飛んでみているんじゃないの
06:02
この言葉が とっても
シンプルで 僕にはその時は
何を言っているのかがわかりませんでした でも今なら
魚と話ができるような気がするんです 魚もまた
広い世界を見てみたい 魚の世界は
水中です
そもそも僕たちの この生きる世界っていうのは
いくつもいくつもあるんですね それは
一人一人 自分の感じている世界が違うよ
というよくある最近のお話でもあるんですけど
もともと生物界 生物分類学という学問の中では
動物界 植物界
そんな風になんとか界と言って 世界が分けられているんです
そこから それぞれの植物が分類されたり
動物が分類されたりしていくわけですね
その世界によって見えるものが違うと言われています 例えば僕たちは赤色を赤だと認識ができるけれども
虫たちは全く 違う
色彩を感じている 鳥の中には紫外線がわかる鳥がいると聞いたことがあります
ツバメは 紫外線を見てとることができる
そのように聞いたことがあります 僕たちにはない感覚を持って
ツバメにはツバメの 植物には植物の
花には花の 世界を
繰り広げているんですね ですから
僕たちも この動物は何を考えているんだろう
植物は何を思って生きているんだろう そのように
疑問を感じ 探求するのと同じように
魚も それから動物も植物も
それから菌類微生物に至るまで みなみな
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お互いの世界 自分の世界を生きながらもお互いの世界がどうなっているのかっていうのに
好奇心を持っているんですね お互いがお互いの興味を持っている
だけど その世界に到達することは
到底できないんです どんなに自分がかわいがっている
ペットの犬の気持ちが分かりたいと思っても 犬の世界を分かることはできません
それは愚か 僕たちが
他の国で生まれた人の文化を 心から
お腹の底から理解することも とても難しい
それどころか 男性が女性を
女性が男性を 完璧に理解をすることも難しい
それどころか 隣にいる人のことでさえも
自分が には預かり知らぬ世界である
だけど僕たちは お互いのことを知りたいと思うんですね
自分のことを押しつけるのではなく 相手の世界をただただ知りたい
分かりたいと思うのです 頭で理解することが難しければ
とにかく 人の
相手の気持ちを 感じ取りたいと思うのです
被災者の 悲痛な思いを
自分ごとのように 引き受けていきたいと
感じていきたいと 共有していきたいと思う人がいるように
僕たちはまた 当事者にはなれないけれど
自分ごととして 他の世界を
見たい知りたい聞きたい感じたいと
そう 願う生き物なんですね
僕は その世界を知りたくて
木や花や 草と話をすることがとっても多いんですけれど
そういった植物たちが 僕に語りかけることがあるんです
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それは 自分たちは動くことができないけれども
それでも 動いていくんだよって
そう僕に教えてくれた時がありました
花は
自分では動くことができないんだけれども
自分が作った種や 花粉を
他の虫や また風などに乗せて
運んでいく そして
その場所で芽吹いていく
するとその時 自分の分身とも言える遺伝子が
別の場所に移動をしていくんですね
また
竹とか 一部のハーフは
根っこで増える 根っこで増える植物があります
これは 本当に自分の分身を
別の場所に 咲かせることができる
漫画ワンピースで花々の実という能力がありました
自分の体の一部を別の場所に咲かせることによって
そこで攻撃をしたり
そこで偵察をしたりすることができると
そんないうまか不思議な能力でした
それを 実は
花たちは植物たちの中には普通にやってのけるものたちがいるのです
僕たち人間は有生生殖という動物です
それは 別々の遺伝子の2つの遺伝子が組み合わさって
そして一つの命が生まれる
そういう方式によって僕たちは増えています
しかし 自分とまったく同じ
そんな遺伝子でもって増えていく いわばクローンのような増え方をする
そんな植物がいるのです
それは根っこで増えるもの 無生生殖植物というふうに呼びますが
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それらは 自分の分身を至るところに増やし
そこからの景色を眺めることができるんですね
人からすれば それは微々たる距離の移動かもしれませんが
それでも植物にとってはこれは大きな大きなことなんですね
例えば 全く日が当たらない
ずっと1日中日陰にいる
そんな植物がわずか10センチ移動をできただけで
日の光を浴びることができるかもしれません
太陽の光を一度も感じることがない そんな人生と
太陽の光を知っている人生とでは
まったくと言っていいほど 感じる世界がその後変わってきますよね
そうして植物はどうすれば太陽の光を浴びることができるのか
そのように考え 上の方に伸びようか
それとも横に広がろうか それとも風で別の場所に移動しようか
自分の生き方が変わって進化を遂げていくんですね
これこそがまさに植物が
動けないなりに動いていって そしてここではない別の世界を感じに行く
そういった仕組みになっていると僕に教えてくれました
僕たちはそうやってお互いのことは完璧にはわからないまでも
隣にいる人のことを本当に分かりたいと思うから だからこそ旅に出たり
いろんな経験を積んだり
そして 何かに取り組んだり
感情のアップダウンがあったり 経験がある
そういうことなんですね さまざまなキャリアを積んでいくのです
ただただ隣にいる人に思いを馳せる 感じたいそんな思いが
自分たちの経験や人生という幹を太く太くしていくんですね
僕はそのように感じています 今僕たちは
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なぜキャリアを積みたいと思っているのか
有名になりたい お金持ちになりたい
自分がやりたいことがある 大いに結構なことだと思います
ただ よく生きる
ただよく生きたいとそう願った時には
僕たちは ただ
相手のことを分かりたい
そう思う それがもしかしたら
大きな大きな人生の目的になり得るのではないかと思うのです
相手のことが分かれば 相手の
力になることができるやもしれません 相手の力になれた時
相手も 感謝の言葉を
くださるでしょう その感謝の言葉にまた自分は元気づけられ
そしてまた 相手のために誰かのために
その力を使っていくむしろ自分が存在するっていうことの意味
それを感じることができるのは 相手がいるから
だから自分の方こそ ありがとうと
そのように伝えることができるのではないかと僕は感じるのです
いかがだったでしょうか 最後まで聞いてくださったあなた
ぜひいいねやフォローで足跡を残していってくださいね
人はなぜ旅をするのか
その答えは植物が知っていました お互いにお互いの世界のことに興味を持つ
好奇心を持つ思いを馳せたいと思うということは
非常に非常に
思いに溢れた 世界だと思います
けれど僕たちは 相手にそっくりそのままなり変わることはできません
だからこそ 自分たちは
あらゆる手を使って 足を使って
旅をして 自分の目で耳で見て聞いて
肌で感じる そんな経験を積んでいくのかもしれませんね
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お時間が来てしまいましてので今日はこの辺でお相手は
薬膳師であり森林活動ガイドであるモーチャリがお送りいたしました
またお会いできることを楽しみにしております
今日も素敵な1日をお過ごしくださいませ
21:27

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