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2023-12-16 20:50

環境教育のその先に/自分の解放と自然との調和


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オスオス、おはようございます。こんにちは、こんばんは。地球元気食堂、開店でございます。
僕の名前は、もおちゃりと申します。 薬前師をしたり、森林インストラクターをしております。
よろしくお願いいたします。 今、僕は森林インストラクターと名乗りました。
いつもは、薬前師をしたり森林活動ガイドをしておりますと、お名乗り申すのですが、本日は森林インストラクターというふうに名乗らせていただきました。
この森林インストラクターという役割は、僕が
16年前に志した道だったんですね。 農林水産大臣の
認可を受けて、この日本の森のこと、生態系のこと、
自然のことを人にお伝えする、そんなガイドでございます。 16年前、僕はまだ大学生でした。
でも、その大学生の時、この道に出会い、
志したいと思ったんですね。 なぜそれを思ったんでしょうかね。
なんだかワクワクしたんです。 当時、
野外教育という言葉に非常に心揺さぶられた、そんな思い出がありました。
大学生時代、僕は教育学部に通っておりました。 学校の教員になりたかったんですね。
だけど、 学校の中、教室の中、そこで行われるのが、
学校教育のほとんど全てだったんです。 ですから、その教育学部で学ぶことも、教職家庭で学ぶことも、ほぼ全てが
教室の中で、いかに子どもたちと活動をしていくかという、 その一点に集中されていたように思います。
今はもう亡くなってしまったんですけれど、 僕には恩師がおりました。
女性の恩師です。 大学時代に水泳の授業を取った時のことでした。
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その先生は僕に、
え? 教員になりたいの?
だったら、 私がやっているキャンプに来なさい。
そのように誘ってくれたんですね。 僕は
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、 めんどくさいなっていう思いもありながら、
でも、 いい機会かもしれないと思って、
えいやと、 そのキャンプに行ってみました。
そのキャンプは、 海で子どもたちと遊ぶキャンプでした。
何か、 海の理論を伝えるとか、
理科的な活動をするだとか、 そういうことではなくて、
とにかく、 とにかく、
遊ぼうよ。 海と一緒に遊ぼうよと。
遊んでいたら何かに気づくよ。 そのうち子どもたちは一人一人さ。
今、 遊ぶ機会がないでしょ。
家の中でゲームをする。 一人で家にこもって、
遊ぶ。 そういったことで終わってしまってるから、
先生はでも、それすらも言ってなかったかな。 ただ、ただ、
海で遊びたいんだよって。 子どもたちと海に行きたいんだよって。
それを伝えてくれました。 僕も、その海に行ってみたんですね。
そしたらさ、 子どもたちがキラキラしてるんですよ。
はーって、自然の中で、
わーって、解放されて、 自分自身が、
もう、抑えられないんですよね。 1日目、
海に足をつけるのも怖がっていた子も、 4日目になると、
もう、 率先して、
海でバーン、バシャーンって、 潜って遊んで、
たくましくなって、 帰っていくんですよね。
そして、 お迎えに来てくれたお家の方に、
熱っぽく、 自分の、
体験談、露伝、思い出、 そんなのを話すんですよね。
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たった3泊4日で、 子どもたちが、
本来の姿に、 なんだか、戻ったような、
そんなようなことを、僕は感じました。 何かを身につけたとか、何かを得たとか、
そういうことではなくて、 増えたのは、思い出。
でも、その子自身の、本当の、 子どもらしさというか、
元気さというか、 家に秘めていたものが、
表に出てきたよねって、 そんな時間を過ごしたんです。
僕は、その時、
外で活動する、 野外活動って、
すっごく楽しんだなって、 思うことができました。
それから、僕は、 そんな大人に憧れた、
その先生の周りにも、 他にも、
野外教育、外でのフィールドを使った、 教育活動を、
志している先生たちが、 何人もいたんですね。
その先生たちは、 みんな、みんなですよ。
アウトドアスキルって言うんでしょうかね。 かっこいいんですよ。
見せてくれるんですよ。 僕たちが、あっと驚くようなこと、
大変だなって思うことをね、 どんどんやってのけて、
そして、僕たちに、 その体験の機会をくれるんですよね。
一度やったのは、 雪山のキャンプでした。
二度かな、やったの。 雪の中で寝るっていうことをね、
どうすればできるのか。 もうめちゃくちゃ、これサバイバルスキルじゃないですか。
でね、まず雪を踏み固めるんですよ。 雪をとにかく踏み固めるんです。
踏むんです。 とにかく踏むので、みんなでダンスしながら踏むんですね。
もうね、曲かけてさ、 リンダリンダー、リンダリンダリンダー、とか言ってさ、
ブルーハーツをかけてさ、雪を踏み固めるんですよ。 そして、
スノーソーっていう、雪を切る、雪を切る、 ノコギリを持ってきてですね、
その踏み固めた雪をですね、 ブロック状に切り出すんですよね。
そしたら、もうそこからはそのブロックを運び出してですね、
積み上げていくんですよね。壁を作ったりしていくんですよね。 そんなことをしているとですね、半日ぐらいで家が完成するんですよ。
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そしたら今度、家の中の内装、 これイグルーという家なんですけれども、
雪でできた家のね、中の内装を整えるとかって言ってですね、 寝やすいように中を平らにしたりとかしてね。
そうしているうちに気がついたのは、 僕自身が
解放されているっていう感じでした。 僕は大学に入る前に浪人をしました。
浪人時代は 一人でとにかく勉強をする。
予備校には通わせていただいていたんですが、 誰かと話をするっていう機会がとにかくなかった。
ただただ毎日一人で勉強をする。 一日を通して誰かと話をする機会なんていうのは、
自分の親くらいなもんでした。 朝から晩までとにかく参考書に向かい続けて、そして
自分が一点でも多く取れるように、 偏差値が1でも上がるように、上を目指すっていうことをとにかくやり続けてきたんですね。
そんなことをしていたら、自分自身が
そうですね。 あまり
今と今を思い返すのですよ。 人と話すことが苦手になっていったんですね。
そして、上だとか下だとか、
そういう上下関係で 人間関係を見るようになっていたのだと思います。
この人は自分よりも詳しい人なのかなとか、 自分よりも経験がある人なんだなとか、
そういうふうに思った瞬間に、自分自身の
自分のことがなんだか自分自身を比喩しているような、 そんなような感じになるじゃないですか。
この人よりは自分はできているんだなって、 僭越ながら今思い返すと思っていたこともあると思います。
それによって得ていたのは、ただの安心感でしたね。 そんなこともあった。それを経て
今があるわけですけど、 自然の中で
遊ぶっていうことが
無心になって 自分が体を動かしている
そして自然とずっと触れ合い続けている、 そんな自分自身に気がつくことができたんですね。
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人と話すのがちょっと苦手になっていた時期だったんですが、 その
雪山のキャンプは 3泊4日、4泊5日くらいあったかな。
最後の日にはもうなんか離れるのが、仲間と離れるのがちょっと寂しい。 それくらいになっていました。
ついこの前も、もう20年前にキャンプしたよねみたいなね。 15年か15年ぐらい前にキャンプしたよねとか言って、みんなでね
会ったりとかして、そういう仲間に巡り合うことができたんですね。
さあ、今
僕がお話をしたことを一言でまとめるならば、 自然と関わることって
何なのかなっていう意味です。 自然と関わることで何が得られるのかなっていうことです。
僕もなりわいの一つとして環境教育っていうのをやらせていただいています。 環境教育でCO2を削減しようだとかSDGsだとか
いろんな話があるわけなんですけれども、 その環境教育っていうものを
学んでいく、 活動をやっていく、その先に何があるのか。
僕は今回森林インストラクターという 資格試験にようやく16年越しのチャレンジとして通ることができたんですね。
昨日森林インストラクターになることができました。 これは本当に
自分の力ではなくて、 たくさんの人たちのご協力あっての結果です。
そして、ようやくスタート地点に立ってたなと。
人生いつでもスタート地点なんだろうなって思うんです。 役割が今ある、その役割をやっていく。
そして、またここからやろう、またここからやろう、 そう思えている間は
僕たちの命はずっとずっと続いていくものなんじゃないかなって思います。
今度僕に授かった役割っていうのは、
この森のガイドです。
森林のガイドです。 森とか山とか川とかそういうところから通して、
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僕は自然に関わる、自然と人をつなぐ、 そんな役割を僕は担うことになりました。
だから自然遊びの場だとか、子どもたちに木のことを伝える場とか、 そのようなことをたくさんたくさんやっていきたいと思っています。
難しいことはなくて、知識を伝えるとか、そういったこともしますけど、
森林インストラクターはとにかく科学的な話をたくさん学ばせていただいたので、
そういった専門的な知識もお伝えしますが、
そのいった知識の先にあるもの、
環境教育の先にあるもの、 自然体験活動の先にあるものって何なのかなって。
それって僕たちが
自分の中にあった本当の自分というものが 解放されることであったり、
そうすると、 自然と
この環境だとか、 自然とともに生きていくっていう、
そんな生き方にもなっていくんじゃないかなって思うんです。
今、現代の人たちの生き方の中で自然と関わる、
それを強く感じることができるタイミングっていうのは、
食事なんですよね。 食事をする時に、
自分の体の中に自然の恵みやエネルギーっていうものを
取り入れる。 その時だけは、
自然と人が確実につながる時です。
その時すらも、 スマホを見たり、
テレビを見たり、 会議をしながら食事をとっていたとするならば、
自然と関わってなくなっているのかもしれません。 関わることがなくなっているのかもしれませんね。
僕は、1日の中に
薬膳師として食事、
そこから少しずつ広げていって、 そして子どもたち、
そして子どもがいるご家庭、 そして子どもが好きな人とは、
一緒に遊ぶことを通じて、1日の中に自然と触れ合う、 そんな時間というものが増えていく
ということが、とてもいいなって、
楽しいなって思います。 その先にあるのは、
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自然を大切にした生き方です。
今、僕が思うのは、
どこか無理をして生きてはいませんか? ということです。
無理をするっていうのは、自分の力で何とかしようとするということです。
自然のことを学んでいくと、
自分の力ではどうすることもできない、
そういった領域があるんだ、ということがわかってきます。
そのどうすることもできないものは、どうも動かすことができなくて、
そこは人が手を出すべきところではない。
むしろ、それを自分たちが
うまく恩恵として授かったり、
プラスに考えて、
あ、夜が来たね、じゃあ仕事やめようか、みたいに。
夜に無理に働くとかではなく、夜が来たね、
じゃあもうここで仕事をやめよう、っていうふうに、
諦めるところは諦めて、でもそれって、
マイナスなことではなく、ネガティブなことではなく、
よく休もうよ、とか、そういった別のことに当てていく、
そんな考え方が柔軟にできるようになっていくんじゃないかなって、
そういう大人でありたいなと、僕は思います。
いかがだったでしょうか?
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今日は環境教育や自然体験活動のその先にあるもの、
ということをお話しさせていただきました。
この度、僕は森林活動ガイドから森林インストラクター、
というふうに名乗らせていただけることになりました。
その森林インストラクターとしてでもですね、
それから僕は一人の人として、
とにかく自分の自然との関わりっていうのを、
さらに深めて磨いていきたいなと思う次第でございます。
お時間が来てしまいましたので、今日はこの辺で、
お相手は役前師であり、森林インストラクターであるモーチャリがお送りいたしました。
またお会いできることを楽しみにしております。
今日も素敵な一日をお過ごしくださいませ。
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