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はい、始まりました。おはようございます。 こんにちは。こんばんは。
地球元気食堂の時間がやってまいりました。 僕の名前は、もおちゃりと申します。
薬膳師をしたり、森林活動ガイドをしております。 僕は薬膳師ですので、一人一人の体調や心の具合に合ったお料理を提案させていただいたり、
また森林活動ガイドとして森の案内をしたり、そして生態系のことについてお話をさせていただいております。
この番組は、チェアリングアース・イズ・チェアリングマイセルフ。 地球を元気にすることは、自分自身を元気づけることなんだ、ということをコンセプトにですね、
毎日発信をしております。 さあ、本日のテーマは、今日何食べた?
野菜たちの生活史を語る、そんなテーマでお話をさせていただきたいと思っております。 ぜひ、ゆるいと楽しんで聞いてください。
さあ、今日何を召し上がりましたか? 夜ご飯、もう召し上がりましたよね。
もしかしたら、お仕事が長引いて、今から食事なんだよね、なんていう方もいらっしゃるかもしれません。
僕は今日何をいただいたかと言いますと、まず今写真に写っているかぼちゃの煮物をいただきました。
このかぼちゃは、僕が住んでいる町で採れたもの。 地産地消ということでですね、その場で採れたものをいただいております。
それからですね、あと、しそのふりかけというものを作っていただきました。 このしそのふりかけ、どんなふうに作るか、
集落のおばあちさまからですね、教えていただいたんですよ。 このおばあさまがずっとずっと持っていたレシピなんですよね。
だから、こういったレシピってさ、ちゃんとこう、 僕たちが学んで、そして記録をして、そして後世に語り継いでいかなければ、
すぐになくなってしまいます。 僕たちが住んでいる、僕が住んでいる町は、本日速報で人口が4982人でした。
これは、どんどんどんどん人口が減っていて、 ついこの前まで5000人以上いたんですけれども、もうね、1年でね、かなりの数がいなくなられてですね、
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今4982人というところまで来たんですね。 こうやって70、80、90と、ご高齢の方々が住む町、
たくさんいらっしゃる町にですね、僕はいるわけでございます。 状況が変わればですね、本当にこう、
さよならを告げなくてはならない人たちがいる。 そんな人たちがですね、持っているレシピ、
持っていた知恵、知識、そういったものをですね、 僕たちはしっかりと引き継いで、また後世に語り継いでいきたいなと思う次第でございます。
さあ、今日はですね、そのシソの実のふりかけっていうものを作らせていただいたんです。 シソのふりかけって一体どういうものなのかというと、
シソって皆さんご存知でしょうか? どうですか?シソ、どんなものを思い浮かべていますか?
もしかしたら、赤じそというものを思い描いて、 シソジュースになったりするものね。
あとは、ゆかりご飯ってあるじゃないですか。 ゆかり、紫色のさ、なんかふりかけみたいなのあるじゃないですか。
あれって実はシソが使われていたりします。赤じそですね。 それから、大葉と言われているようなですね、
そうですね、お刺身とかにちょこんとつけるですね、緑色の葉っぱがあります。 あれも実は大葉っていうのもシソと同じものなんですよね。
さあ、そのシソっていうものは、僕たちは普段ね、普通なら
葉っぱを使うんですよ。 赤じそのジュースも、それからゆかりご飯のゆかりも、それから
お刺身に添える大葉も、全部葉っぱを使うんですよね。
葉っぱがやっぱりいい香りがするからね、それを使うわけです。 でも、
それって植物の人生、この植物の人生のことを植物の生活史、 生活の歴史と書いて生活史と言いますが、植物の生活史からしたらですね、
自分の仕事、植物も生き物でございまして、 その植物自身の人生をかけての仕事の道半ば、
そこで僕たち人間が、それを収穫させていただいて、 いただいてしまっているんですよ、っていうことをお伝えしたいんですね。
何を言っているのかと言いますと、例えばですね、
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リンゴなんていかがでしょうか。 リンゴっていうのは木になるんですよね。
その木になって、ぷくぷくぷくぷく大きくなって、 その真っ赤になったリンゴはどうなるかというと、
その実の中に種を実らせるんですね。 リンゴって切ったことがある方なら絶対に知っていると思うんですけども、
中に種が入っております。 リンゴはもう本当に果汁たっぷりで甘い甘いものになっています。
そのリンゴを動物とか、そういったものが取って食べるんですね。 巣に持ち帰ったりとかして。
で、食べている間に、 じゃりっと口の中にするものがあります。
これは何なのか。そうだ、これは種なんだ。 種はちょっと口の中に残るなーって言って、
食べ残されたりだとか、 それからもうペッて吐き出されたりするかもしれません。
そんなふうにしてですね、もともとあったその親の木、 親のリンゴの木から離れた場所に種がまかれるっていうことを成功させることができるんですよね。
かぼちゃというものもそうですね。 かぼちゃも粒がですね、伸びていって、そこで実がなるんです。
実の中にはですね、かぼちゃには種がいっぱい入っているんですよね。 さあ、ここでなんです。ここでです。
僕たちって、この野菜に入っている種のことって、 あんまり意識をしてないんじゃないかなと思うんです。
やっぱり植物たちもですね、子孫を残すために 種というものが大事にはなっていると思うんですよ。
でも畑で育てているナスやピーマンとか、そういったものはですね、 一番若々しい時に、フレッシュな時にもう取ってしまって、
あんまり中にまだ種が入ってない状態だったりするんですよね。 そしてそれを、まあ種も入ってない、しかもシャキシャキしててとか、
歯触りが良くて、舌触りが良くて、 そしてそれをいただくっていうようなことになっています。
そう考えるとですね、植物の生活史っていうのは、 本当はもっと長いんですよ。
長いんです。 僕たちは途中で葉っぱをちぎって食べたりとかしてますよね。
シソナンっていうのは、葉っぱをちぎって食べるんですけど、 葉っぱこそね、自分自身でエネルギーを作るための工場なんですよ。
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葉っぱがあると緑色でしょ? そこの緑色のところに光が当たることで、光合成という働きをして、
そこで植物は自分の体の中で使えるような、 そんな養分、糖分、ブドウ等、それを製造して、 体の全身にですね、送っていくっていうことなんですよね。
はい。 ですから、そんなですね、植物をですね、最後まで生かすことなく、 それを食べてしまっているんですよっていうことをですね、今日は伝えたかったんです。
かぼちゃの種って、じゃあこうやってスプーンですくって、 それを捨ててしまっていますけども、実はかぼちゃの種って食べられるんですよ。 きっとご存じな方はいらっしゃると思うんですけども、
例えば、おやつとかにはパンプキンシード、 シードっていうのは種って意味です。パンプキンはかぼちゃです。 パンプキンシードなんていうふうに言われている材料がお菓子売り場のところにあったりします。
これはですね、かぼちゃの種をですね、よく乾かして食べられるような状態、 保存できるような状態にしている。
そのパンプキンシードは、例えばクッキーの上にですね、 ちょっと乗せてみたりとかですね。
それから、毎日食べるようなグラノーラみたいなのの中に入っていたりとかですね。
結構ね、歯ごたえもあって、いわゆるナッツですよね。 こういったものも栄養があるんです。
なんで栄養があると言い切れるかというと、 種ってね、そこから芽が出るじゃないですか。
芽を出す、そしてそこから芽を出して双葉を開く。 双葉を開くその時まではですね、その植物、野菜というのは活動ができないんですよ。
活動ができないというのはちょっと語弊があるかもしれませんが、 自分でエネルギーを作り出すことができないんです。
ですから、もともと持っていた、種の中に含まれていた栄養分、 これを使ってヨキヨキヨキっと土の上にですね、
芽を出して、そして双葉をひゅわっと広げる。 ここまでなんですよね。
双葉を広げたところからは太陽エネルギーによって、 また循環が生まれてすくすく育つわけなんですけれども、
そういうことがあるということなんですよね。
だから、種ってすごく栄養があって、 種もね、ちょっと口の中に残るような感じはするんですけれども、
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最後までお召し上がりいただくことでですね、 生命エネルギーがうーんっと詰まった種というところまで召し上がっていただけますよということでございます。
さあ、いかがだったでしょうか。 最後まで聞いてくださったあなた、ぜひいいねやフォローで足跡を残して応援していってくださいね。
ということでですね、今日のテーマはですね、 今日何食べた野菜たちの生活史を語るっていう、そんなテーマでお話をさせていただきました。
一つ一つの植物、野菜、そういったものって、 スーパーに並んでいるのは、まあほんのもう若者の世代でございます。
だけど、それぞれの野菜とか作物っていうのは、 本当はその先にも植物の生活史、つまり人生というものがあるっていうことなんですね。
でもそれをなかなかね、表出させることは難しいということでございました。
さあ、なのでお召し上がりいただくときにはですね、 ぜひその食材の未来の姿なんていうものもですね、見ていただいて、
もし種があったらですね、食べても差し支えないものでありましたら、 ぜひ挑戦もしてみていただけたらと思います。
ということで、今日はこの辺でお相手は、 もうチャリでございました、薬膳師森林活動ガイドをしております。
またですね、お会いできることを楽しみにしております。
See you!