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2022-06-01 20:44

#月次レポート研究所 のポッドキャスト 2022年6月 第1回

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月次レポート研究所・吉田さん(まろさん)の投資のこれまでをお聞きするインタビュー 4回目です。

吉田さんのブログ記事(こちら)をなぞりながらのインタビューです。

今回は羽生さんの「決断力」について、もう一度。

CSR(企業の社会的責任)のお話をしてみました。

吉田さんへのインタビュー、5回目は来週の配信予定です。

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はいじゃあ今回もですね前回までに引き続きブログ投資を楽しむとですね鉄字レポート研究所でご一緒していただいている
マロさん吉田さんにお話をお聞きしていきたいと思います マロさんよろしくお願いします
前回の配信でですねHABさんの決断力という本の話が出まして
僕もやっと本を手に取って読んでみたんですけれども
最近僕自身感じていることに近いことが書いてあっても当然そのHABさんのレベルとは全然違うわけですけれども
やっぱりその情報がやたら増えるというかそれこそパソコンというかネットの普及で
ありとあらゆるおびただしい量の情報というのが手に入るようになったけれども
逆にそれだけあってもですね自分の手を動かして調べたり考えたりすることが大事だというようなことを
HABさんの本からそういうのが決断力というか
実際にHABさんの言葉だと直感みたいなものだったと思うんですけれども
そういうのが養われるみたいなところを感じたんですけれども
この話をきっかけに吉田さんの方はHABさんの過去の本を読み直すというようなことを
その日をつけちゃったみたいなんですけれども改めてそのHABさんの本を読み返されてですね
どんなことを再認識というか再発見されたでしょうか
そうですね多分何かを考えるということのその当時の時代の最先端を行ってたんだなというのが分かったというのがあって
インターネットで情報が増えてきた当初ってこれでなんか
知識とかが一部の人のものじゃなくて誰でも手に取れるものに開放されたという風にすごい歓迎されてたんですけど
その頃すでにHABさんは情報が増えすぎちゃったものをどうするかっていうのを考えていたっていうのがあったりして
なるほど今だと当時も当然そのいわゆるフェイクみたいな情報も当然混ざってたと思うんですけれども
ただ今に比べるとそういうノイズというかノイズはいいんですけれども嘘間違いのようなものも
当時から含まれてたと思いますけど今やなんかそれが占める割合っていうのがもうその当時に比べたらはるかに増えて
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そういう意味でその心眼を見極めるというかそういうようなスキルというかそういうのまで今求められているのかなっていうのは
ここ最近特にそのコロナとかなんかのそのね向き合い方というか対処の仕方なんかからもそういうことを感じましたよね
だからそういう意味でその当時とかでも同じようなことがある
そうですよね当時も一緒ですよねなんか変な情報はいっぱいあるけどまともな情報は結局少ないので
企業のホームページに行くしかないようなところもあったりするし
そうですよねそういう意味でその何て言うんでしょう企業もその実際の業績とか決算とかっていうのがいろんな形で発信というか
それは当然その絶対に開示しないといけない資料だけじゃなくてそれ以外のものっていうのがいろんなその
IR のその媒体とかっていうのが増えてきていると思うんですけれども
逆にただなんかそういうのはもちろんそのプロの機関投資家の方とかあと一部の個人投資家の方はご来園になっていると思うんですけれども
すごくこう中身の声が発信されていてもそれがなんかリーチできる範囲とかっていうのがごくごく一部に限られているのかなっていうようなのがあって
そういうのがあるのにその誰かがまとめたあのそういう一時情報に当たらずに二次情報三次情報とかっていうのに
行っちゃいがちなのかなっていうのは最近その特にその情報がいろんな形でその出てくるっていうのを見ていると感じますよね
そうですね新聞とかでもそうだったりしますからね
そうですよね
なんか新聞とかでもだいたいグラフが出てきたらその引用元まで見に行かないと実際はよくわからないっていうところがあったりして
そうですねだから何のデータでそれを確保しているのかというか元のデータが何なのかっていうのを見ないと
なんかその結論を作るためにちょっとそのいいとこを取ってるんじゃないかとかっていうようなことも考えられますもんね
それがありがちなパターンですよね
それに必要な情報をくっつけているっていうのが多いように思うので
ちょっと吉田さんのプロフィールの方にこれまでのその投資の履歴に戻りたいと思うんですけれども
前回そのリーマンショックのところあたりまでお話をお聞きしたんですが
このプロフィールのリーマンショックの後に大学院の方で勉強されようということをお考えになって
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実際そちらに進まれたということなんですけれども
今のお話でいくとそのプロフィールを拝見していくと
会計とかの数字だけじゃなくてもう少し他のようなものを
他の要素っていうのを見なきゃいけないんじゃないかということを意識されていたように書かれていたんですけど
もう一回大学院に進もうと思われたところへのお話をお聞きできますでしょうか
進もうと思ったのはリーマンショックの次の日ぐらいかな
すごいことが起きたんで
これはなんか同士の分野とかで研究とかしたらノーベル賞取れるんじゃないかなと実は思ったんですよね
なるほどね
あとは当時結構将来どうしようって迷ってた時期で
前回の話で株の裁判をしたという話があったじゃないですか
あれは本当は裁判になって株を手放すんじゃなくて
その会社が欲しかったんですよ
その会社をバフェットさんでいうところのバークシャーハサウェイみたいな感じで見てたところがあって
その会社を自分のものにして投資会社にしてバフェットさんを目指そうと20代の頃思ってたんですよ
なるほど
でも結局裁判でその株を手放すことになっちゃったので
その会社にたぶん40,50代までずっと関わっていくんだろうなって思ってやってたのがなくなっちゃったので
将来どうしようかなと思ってた時にビーマンショックがあってまた面白そうなネタを見つけたという感じですかね
大学院というかそちらに進まれて
プロフィールによると川口さんとお知り合いになるきっかけになったということなんですけれども
川口さんとお知り合いになられてその出会いでどういう変化があったのか何か新しい気づきがあったんですか
前回の話で坂本教授の日本で一番大切にしたい会社を読んだけれども
それを具体的に自分の投資につなげるにはどうしたらいいかっていうのはまだあんまりはっきりわかってなかった時に
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川口さんってCSRの分野で大化と呼ばれる人で
まだその当時私もCSRレポートとかって読んだりしたことなかったんですよね
当時はまだCSRレポートっていう呼び方をしてた時代ってことですね
今だと
そういうのがあった時代ですね環境報告書とかCSRレポートとか
企業の社会的責任みたいなことが言われ始めてというか
そういうのを企業自体が発信するように
期限ってそういうのっていつぐらいになるんですかね
リマーショックの時点ではもうすでにそういう動きっていうものは
一部の今の時に言うと意識の高い会社なんかを発信してたってことなんですかね
それ以前からあったんじゃないかな結構前から
ただそれが投資家が判断の材料に使うとかっていうような
時代ではちょっとなかったみたいなところはあったんですかね
そうですね
確か日本だと
2010年にブルームバーグが金融情報の中にそういうのを入れて
発信し始めたような時期なんで
リマーショックの頃はあまり投資家が見たりはしなかった頃ですね
それが株式の市場の評価とは
ある種独立とまでは言わないですけど
そこまで関係性を持っているというふうには
投資家の人たちも見てなかったということなんですかね
そうですね
実際に企業の側も経営にもつびつけて考えてなかったんだろうなっていうのは感じて
川口さんの事業の期末レポートが確かCSRレポートを10社読んで
自分なりに評価をつけなさいみたいな話だったんですよ
それを読んで
私はだから投資したい企業を探すという観点でレポートを書いたりしたんですけど
それがきっかけで興味を持ったというのがありますね
当時ご覧になったCSRレポートで
その当時から投資家として魅力を感じるような
発信をしていた会社ってどこかありますか
当時CSRレポートの頃って全然事業と関係ないのが結構多かったですね
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なるほど
それはどちらかというと一応本業じゃなくて
一応社会の一員としてこういうことを社会に対して還元してますみたいな
事業にはやや直接は関係していないようなことの活動を訴えていたという感じなんですか
そうですね
どこに寄付しましたとか木を植えましたとか
そういう系統で
当時から良かったのは味の素が
その当時でもレポートとしてはしっかりしてた印象がありますね
かつおからアミノ酸を作ってるんですけど
活動がいなくなっちゃったら困るからっていう観点で
その辺りの活動の話とかを載っていて
本業と結びつくところで社会活動して報告しているのっていうのは
味の素が目立った印象ですね
なるほど
それは誰ですよね
地球環境とか生物資源とかそういうような目線で
当時からもろに本業に関わっていると思うんですけれども
そういうようなことに対しての問題意識であるとか
それに対する対応策というか何をやっているかというのを発信されていたということですね
そうですね
当たり前っちゃ当たり前なんですけど
でも当時はそういうのがその都市間にとって何の意味があるんだっていうような
もちろんそういうことに意味を見出していた都市間もいるんでしょうけれども
そういう人たちは当時少数派だったということなんですかね
そうですね
大学院に在籍されている時にアメリカ返上の計画に疑問を持ちになって
日本にはアメリカ建国以前よりずっと営業している老舗というのがあって
それをお調べになったということなんですけれども
どんな会社をお調べになったんですか
実際に調べたっていう
でもそうかあの当時って日経新聞でも連載してたんですよね
そうなんですか
200年企業とかっていう連載があって
創業から200年続く企業を週1回とかずっと2009年とかその頃やってたんじゃないかな
僕も最近ちょっとあるファンドのレポートできっかけで
住友金属鉱山って会社を
今結構あちこちのファンドが都市大賞にして組み入れてるみたいな印象を受けていて
ちょっと気になってみて
ちょっとその遠隔をひもといてみたら創業というか
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始まったのは天章何年
西暦でいうと1590年とかっていう
安土桃山時代にそんな会社があるんだっていうようなことで
そんな会社自体は名前聞いたことあったんですけど
そんなに古い会社だったんだとかっていうのは驚いたんですよね
確かにそれこそ奈良時代に創業したとかっていう
建築家とか何かの会社があったように聞いたことありますし
やっぱりそういうすごい歴史が長い会社っていうのがあるのは
日本の一つの特徴っていうのは特徴でしょうね
すごく気にするね
これがきっかけで日本の歴史文化の研究がライフワークとなりとか
っていうようなことなんですけれども
先日も前回前々回ぐらいでしたっけ
つれずれ草のお話とか出てきましたけど
その話もこの辺がきっかけだったんですかね
そうですねその辺からもさらに加速して
なぜか和歌とかの国語の話とか
そうですねブログで書かれてましたね
和歌の話とかも全部揃えてしまったりして
でもそういうようなことって
すいませんちょっとこういう聞き方したらすごくあれなんですけれども
必ずしも直接何かプラスというか
例えば投資に関してプラスになりましたかなんていうのは
ふと思ったりするんですけれども
なんかそういうことを研究というか
そういうことに好奇心を持って調べられたことによって
例えばそのまあ投資限らずどういう生活含めてですね
変化みたいなの出ましたでしょうか
投資についてはその日本企業を投資する際は
日本の伝統とか文化とか
そういうものの流れにちょっと近いような会社が
世界で勝てるんじゃないかなっていう
日本らしさを感じるような会社ってことですか
そうですね
一つ日本の歴史からこれはっていうのは何て言うんですかね
いろんなものを小さくしていくっていうところがあって
一番最初は中国から伝わった内輪をセンスにして
折りたたんで持ち運べるようにしたりとか
あとはもともとは仏教って
辞印が大事なんですけど
日本は最終的に仏壇にして持ち運べるぐらいの才能をしちゃうっていう
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そういうのって結局
ちょっと昔で言えばソニーのウォークマンとかとも関係あるし
小さいものを作るっていう観点で言うと
やっぱ精密機器とかは日本の企業が強いんじゃないかなとか
そういう考え方に結びついてますね
日本文化とか歴史を見直したところから投資っていうのは
確かにそういうところに歴史を通じて強みというか
特徴を出せるっていうようなのはそういうところに
現れてるというかそういうのがあるからこそ
そういう会社が今でもグローバルで活躍してるような会社が
そういう分野に多いのかなっていうことなんですかね
そうですねもしかしたらそういう伝統があって
日本の強みみたいのがあるのかもしれないな
確かにそういう発想自体がさっきの人位を仏壇にっていうようなのは
形というか物理的なものだけじゃなくて
それ以外のものを含めて
でもそうすることってなるほどって思わせるような
アイデアみたいなのは確かにありますよね
そうですね
そういうことを考えると今よく言われるのは
どうして日本からメガベンチャーみたいな
いわゆるガーファーみたいなのが出ないのかとか
っていうようなこと言われますけど
でもそういうところの発想があれば
そういう世界を驚かせるようなベンチャーというのは
もしかしたらまだまだ出てくる可能性あるっていうことかもしれないですよね
そうですね
だからまだまだ捨てたもんじゃないのかなと思ったりします
あっという間に20分経っちゃいますね
これでもまだ2010年秋頃のところで止まっちゃって
だから進めなかったですね
じゃあちょっと一旦ここで消休しさせていただきます
20:44

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